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おもいでエマノン
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おもいでエマノンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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名作と名高い本作をやっと読めました。さすらいエマノンから読んでいたので、そもそもどうしてシリーズがこんなに長く続いたのか、きっかけや制作秘話という「ボーナストラック」がついていたのがよかった。 少女の永遠性、神秘性を扱った作品は多々ありますが、ジャンルとしてはSFがいちばんしっくりくる。「時の娘」とか「時をかける少女」とか「ジェニーの肖像」とか、どれもこれも「少女」でなければ話は成り立たない。 時を越える少女の、日本における代表作はエマノンで間違いないでしょう。 | ||||
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SFアドベンチャー誌に掲載されたエマノンは印象深く記憶に残り、好きな日本SF作品ベスト10に入っている。が、90年代以降雑誌を読むことをしなくなったのと文庫本は書下ろし!のオビでも付いていない限り再録という先入観があって長いこと読み逃していたようだ。 | ||||
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生物誕生の歴史の記憶を運びつづける時間の旅人、エマノン。この膨大な情報をどのようなかたちで保存し、さらに受け渡してゆくのか。DNAでは無理ですね。塩基対は60億しかありませんし。女性にのみ、受け継がれてゆく能力といえば、母系遺伝ですから、ミトコンドリアがらみでしょうか?それなら、真核生物発生期からだし・・・。生命の伝承者、進化、人類、未来。ひさしぶりに楽しめるSF作品に出会えました。なのに、おもいでエマノン以外、手に入らない!徳間さん、ぜひエマノン文庫シリーズの再版をおねがいします。 | ||||
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リリカルなSF作家を3人挙げろ,と言われたら僕なら,ディプトリー・ジュニア(『たったひとつの冴えたやり方』),筒井康隆(『時をかける少女』)とこの梶尾真治でしょうか.彼の代表作といえば,映画化もされたからSFな人でなくとも知っているだろう『黄泉がえり』や『美亜へ贈る真珠』とか星雲賞も受賞した『地球はプレイン・ヨーグルト』なんだろうけれど,僕の一番は連作短編集である本書『おもいでエマノン』を挙げたい. 学生時代失恋してフェリーで旅に出た語り部は,船内で'エマノン'(No nameの逆さ綴り)と名乗る不思議な美少女に出会う.そしてその13年後… 「誰にとってもおもいでって必要なものでしょう?」 「数時間も13年も私にとっては同じなの」 切なくて素敵なエマノンに僕は惹きつけられたのでした.僕もかつて敦賀や舞鶴から北を目指しひとりフェリーに乗ったけれど,ついに彼女に出会うことはありませんでした.でも,僕もいつかどこかでエマノンに出会う気がしています. ところで,本書のイラストは同様に星雲賞受賞の鶴田謙二.この人のイラストもとっても好きですね.彼の描くエマノンにも'Spirit of Wonder'を感じます. | ||||
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日本SF界屈指のストーリーテラーにしてロマンチシスト梶尾真治の、純愛系の最高傑作。連作短篇集だが、最高作は表題作。最後の一行があまりにも決まっている。 中学、高校生頃に読むか、その頃に戻るつもりで読むべき本。 | ||||
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30億年の記憶を持つ女性エマノン。その設定だけでも読ませるのですが、当然沸いてくる疑問などを上手く使いながら、様々な角度でエマノンを見せていきます。それが面白くて面白くて。誰もが思いつきそうな発想なんだけど、そのカバーの仕方が一流です。 今までの読書経験が覆りました。 | ||||
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梶尾真治の根源とでも言うべきなのが、この作品。 全編に通底する叙情感はこのシリーズならでは。 今回の文庫化の際に、星雲賞受賞作「あしびきデイドリーム」 が同時収録されたのも嬉しい。 鶴田謙二のイラストも必見。 | ||||
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私は、数年前から作家を目指しています。 生まれつき神経の持病があって、一応の社会生活はできるのですが、 家族を含めた他人とのコミュニケーションが上手くとれません。 どこにいても居心地が悪くて、自分の居場所を見つけることができない、一種の放浪者です。 そんな私の唯一の友達は本だけでした。 そして、読んだ本の内容をできるだけ細かく記憶しておくのが得意でした。 エマノンは、地球に生命が誕生してから40億年の記憶を持ち、終わらない旅を続けています。 そして、古今東西の本の記憶を道連れに、さまよっている私はエマノンに深い共感を抱きました。 しかし、私とエマノンが決定的に違うのは、私の旅は死によって終わりがくることです。 でも、エマノンは全ての生命が滅びるまで、さすらい続けなくてはなりません。 それから、エマノンの名は、英語のNO NAMEのさかさ綴りで、本当の名前がないと言うことです。 実は、私は親からもらった本名が大嫌いで、心の中では、自分の名を受け入れていません。 そして、まだ正式な筆名も決まっていません。 私は孤独で辛い人生を送ってきました。 でも、エマノンは私以上に過酷な運命を背負っています。 この本は私に勇気と希望をくれました。 | ||||
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