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(短編集)
あぶない叔父さん
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あぶない叔父さんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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2015年に出た単行本の文庫化。 「失くした御守」「転校生と放火魔」「最後の海」「旧友」「あかずの扉」「藁をも掴む」の6話が収録されている。 なんとも大胆なミステリである。しかも、それを「ゆるさ」でするっと通してしまっているところがすごい。なんとなく、こちらも受け入れてしまいそうになる。 しかも、すべて同じパターンかと思いきや、ひねり技を入れている話があるところが、一筋縄ではいかないいところだ。 それにしても、身近にいると迷惑なおじさんだ。 | ||||
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好みによって評価がかなり分かれるのだろうけども。最終話のパワーが不足気味だったので、続編を読みたい! | ||||
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麻耶先生ならではの、麻耶先生にしか書けない傑作です。 メルカトルの頃は迷走していましたが、「隻眼の少女」以降、絶好調のようです。嬉しいです。 | ||||
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タイトルが『アブナー伯父の事件簿』のパロディであるとわかる人向け。 ミステリのパロディとして書かれており、読者の側から見れば結局のところ何も解決していないと思われる結末であっても、探偵役とワトソン役とが揃って「ま、いいか」と思って納得してしまったら、それで小説上は解決したことになってしまうのだ。 当然のことながら、何もかも宙ぶらりんのまま、読者をはぐらかすように終わってしまう。 これは、そういう作品なのである。 普通のミステリだと思ってはいけないし、真面目に読んではいけないのだ。 | ||||
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楽しいユーモアミステリに近い文章記述、地の文、心理描写が目立ちます。短編かつ連作のミステリ小説なのですが、かなりの破天荒な作品に分類されると思います。あり得ない解決編や、常識を覆す、ちょっぴりひねくれたような真相解明に、大爆笑してしまいました。(=^・・^=) タイトルの「あぶない叔父さん」だと、ロリコンのオヤジって感じですが、「優しくて頼りになる叔父さん」といったタイトルの方が、すごくふさわしいと思いました。 麻耶さんのファンに方は、必読の一冊だと思います!! | ||||
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麻耶氏の新たな探偵キャラによる連作短編集である。表紙のシルエットの伯父さんは又吉だ。 最近いまいち小粒な技巧だけの連作短編作品が続いている麻耶氏だが、本作もその路線の作品だが、かつての人気シリーズの鬼畜探偵のメルカトル鮎の短編集の延長線上にある作品と言える。 全ての事件で悪意のないまま、探偵役が事件の中の殺人に関わっているという麻耶氏らしい推理小説における探偵の意義をおちょくる人を食った作品だ。 これは別にネタばれではなく、最初の作品を読めばこれはこういう趣向に拘るんだなと分かる。 これだけ過失とはいえ、殺人をしておいて、最後は何かイイ話で終わるという一種のブラックコメディみたいな趣向。 最近の麻耶氏の出した作品としては、最もストレートに楽しめるテイストである。 | ||||
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推理の正しさを担保するのは、推理自体の綿密さではなく、探偵の信頼性かもしれない。「神様」が言えば、推理などなくても、それを納得せざるを得ないように。 その発展形…探偵が犯人なら、探偵が語る事実は全て真実に決まっている!というとんでもないミステリ。しかも叔父さんはいい人(?)なのが面白い。しかしそれは主人公が叔父さんを無条件に、信頼しきっているからであり、もし叔父さんが同じ推理を警察の前で語ったら、「ちょっと一緒に来ようか」で終わるだろう(笑)。 おそらく第1作を読んだ読者のほとんどが「ええ!それでいいの!?優斗、叔父さんを信じちゃダメだ!」ともやもやした思いを抱えたであろうが、叔父さんを信じてしまいさえすれば、何の疑問の余地もないミステリに思える…結局ミステリって、推理って何なんだろう?推理をする側だけでなく、推理を聴く側(優斗か、それ以外か)によっても、それが正しい推理か、間違っている推理なのか変わるんだなぁと。 妙に中毒性がある短編集で、叔父さんが好きになれれば楽しめると思うが、この作品まったく面白さがわからん!という人も、いつもの麻耶作品以上に多いと思われる。多くの人達が麻耶に期待しているのとは違う方向でディープな異色作だか、間違いなく麻耶ミステリを語る上で欠かせない一作だろう。 | ||||
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作者特有の毒が健在で、面白かった。 中でも1話のトリッキーすぎるデキはすばらしい。いきなりこれか、と。 この畜生ありきの、物凄いオチには、度胆を抜かれた。 まさかこれまで真面目に推理してきた叔父さんが犯人だとは。 アンソロに収録すれば、確実に人気1位を取る。 あの良作ミステリはすごかったよね~という語り草になれるレベル(だが知名度がない。残念) 惜しむらくは、どうやらこのシリーズはこの本だけでは完結していないこと。 露骨に話の続きで終わり、最終話も最終話っぽくはまったくない。 まあ人をかなり選ぶ作品でもある。 特に、やはり、主人公と叔父さん(といっても35歳と、まだ若い)のナチュラルボーン畜生ぶりが物凄い。 人を殺しても罪悪感をまるで感じず、ま、仕方ないね、くらいの気持ちで済ます物凄いメンタル。 2人も殺したら普通は死刑になるくらいなのに、まるで動じず、ムシでも殺したかのような反応。 だが決して悪人ではなく、むしろ善人っぽい書かれ方。それが怖い。 ちなみに、黄金の羊毛亭、ミステリ通信 創刊号というサイトがこの小説のレビューを書いているが、 これ私が書いたの?というほど概ね同意見だった。 なので、本作のレビューはかなり上下に偏るだろうなあ、と思われる。 | ||||
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作者特有のバカと毒が健在で面白かった。 中でも1話のトリッキーすぎるデキはすばらしい。 この畜生ありきの、物凄いオチで度胆を抜かれた。 あの名作ミステリはすごかったよね~という語り草になれるレベル(だが知名度がない。残念) 惜しむらくは、どうやらこのシリーズはこの本だけでは完結していないこと。 露骨に話の続きで終わり、最終話も最終話っぽくはまったくない。 まあ人をかなり選ぶ作品でもある。 | ||||
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