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(短編集)
あぶない叔父さん
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あぶない叔父さんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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アクロバットな「密室もの」で、謎解きまではワクワクしながら読めるのですが、主要な人物の「嘘」が前提になっているものが多くて、真相を聞いてもあまり納得ができませんでした。しかもその真相が闇に葬られてしまうので、なんだか後味の悪さだけが積み重なっていきます。その反面、基本的には同じパターンの作品が続くので、1作目の衝撃は2作目、3作目になっていくにつれて薄れていきます。うーん。 連作を貫くテーマとして、高校生の男女の三角関係、卒業、進路、といった青春小説ならではの要素を扱っているようにも見えます。この作者さんにそれを求めてはいけないと思いつつも、ミステリー部分があまり納得できなかったので、もしかするとミステリーを題材にした青春小説を書きたかったのかな?、と思って読み進めましたが、最終話まで読んでもやっぱり何も解決しませんでした…。どうせ解決しないなら、もっと短く話をまとめてほしいな、と思いましたが、「何も解決しないミステリー」という新しいジャンルへのチャレンジだったのかな?、と思ったりしています。 | ||||
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麻耶さんの作品を色々読んで来ましたが。 確かに此方は小品かもしれません。 さほど大きなトリックも無いですし。 舞台設定もなんだかなあですし。 …なんですが、この叔父さん探偵(というか事件創出者というか)のキャラクター、やはり嫌いじゃないです。 貴族探偵も隻眼探偵も良かったですが、そもそもおっとり系天然キャラの破壊力って、最高級と思うんですよ。 おっとり天然女子とシッカリ者突っ込み男子、という関係性に安易に逃げ込まず、叔父と甥という関係性で天然キャラの不条理さを本格推理小説の中で成立させてるから麻耶さん凄いな、と。 なもんで、コレは数ある麻耶作品の中でも、割りとファン必読の書なのではないかと思った次第です。 | ||||
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あまりにも好きすぎる作家さんなので、当初の期待が大きすぎました。某有名探偵を彷彿とさせる容姿のおじさんが、その純粋な優しさ故(?)いろいろな事件を起こしている(回もあればそうでもない回もあったり)作品。短篇なので、一つひとつが独立したお話しだけれど、これはおじさんの仕業なのか、はたまた違うのか、というただそれだけのこと。最後に大きな仕掛けでもあるのか、と期待はしてみたものの…。次回への布石なのか?せめてそうであって欲しいというただそれだけです。 | ||||
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