■スポンサードリンク
手紙
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全538件 301~320 16/27ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺人を犯した人間をもつ家族の心境とは・・・ 加害者、被害者、それを遠くから見ている無関係の人間のそれぞれの考え方の描写は、 しっかりしていたが、どこか味気無いような気もした。 個人的には面白いと思えなかった。 東野作品でこのように思うのはこれが初めて。まだ読んでない作品もあるのですが、これ以降無い事を願いたい・・・。 感動作だと言われていますが、どうしても感情移入が出来ずに涙が出る事はなかった。 何度も何度も繰り返される幸せな日々に対する裏切り、 それは反面、幸運が何度も訪れている事を意味していて その点がどこか現実味が無く、違和感を感じる。 収穫があるとすれば、色んな視点があることを改めて思い出せた事くらいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾は初めて読みました。あっという間に読み、最後の方では涙があふれそうになったから、とてもよくできた作品だと思います。 しかし読んでる間に何度も疑問符が浮かび、読み終わった後にはどんどんネガティブな感想の方が強くなりました。 寓話としてなら全然いいんだけど、現実の社会を反映させた小説としては、兄弟の境遇をはじめ登場人物の設定があまりにもベタすぎて。。この弟がキモメンだったら話が成り立たないあたりが特に。社長の言葉も、、どうなのかなー。これで日本社会はオッケーなの?別に「法律は法律、家族は家族」とドライに考えても社会は破綻しないのでは。 そんなことを考えていたら、犯罪加害者の差別について、他国での状況を知りたくなりました。もしこんな差別が日本独特のことなら、「差別は必要」なんかじゃないはず。 いくら作品として質が高くても最初の設定とか方向に疑問を持つと評価できないので、星一つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これ以上に泣いてしまった本はない程、私にとっては深くて濃い衝撃的な作品でした。 読んだ後にいつまでも深く余韻に浸ってしまい考えさせられた。 東野圭吾にハマるきっかけになった作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の帯には「160万人が泣いた感動作」とあったけれど、私は・・・全然泣けなかった。 最近涙腺の感覚が麻痺したのかもしれない。 たしかに、犯罪者になってしまった剛志も、犯罪者の家族になってしまった直貴も、 大変だと思う。でも、直貴の会社の社長がいうように、差別なんてなくならないし、 犯した罪は、償わなくてはいけない。被害者意識ばかり持っている直貴も、 結局自己本位な考え方だから、卑屈な人間になってしまったのだ。 最初は直貴に同情していたけれど、読み進むうちに、社長さんに開眼させられました。 この本で学んだこと 「ものごとは、いろいろな視点で考えなくてはいけない」 自分がものごとの当事者であればあるほど、 客観的で多角的な視点でものを見なくてはいけないと思いました。 主人公の直貴も、その兄で犯罪者の剛志も、考え方が自己中心的すぎる。 それは誰かに気づかされるまでなかなか気づけないことなのかもしれないけれど、 他の人の意見を聞き入れる努力はいつもしなくてはいけないと思う。 時には、そんなバカなと思う意見も素直に聞き入れる必要があると思う。 そんなこといいつつ、私も頑固でジコチューだから、直貴のことバカにできないけど。 というか、こんなまじめなことばかり思うようでは、小説に感動なんてできないな〜。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公は自分の置かれている立場、まわりの目線を敏感にいつもキャッチしているが、社長が登場し生きるヒントを出す場面では加害者家族が、どう生きていけばよいのか読者と一緒に考えていく場面に思う。「正々堂々」という言葉が印象的であるが、「万事の物事に白黒はっきり出来る答えがあるわけではない」と言われているようだ。答えの出ないこのストーリーにすっきりなさも残るが、人間は常に「正々堂々」である必要はないのではないか。「正々堂々」そうありたい・・・でもどんな人間も罪を背負って生きている。今日食べた野菜もそう・・・何かしらの犠牲の元・・・・人間は皆罪を背負って生きていることをわすれちゃけないのではないかと考えさせられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もし自分が加害者の家族になったら 被害者になったら また加害者になってしまったら こんな大きな話でなくとも 車をポンとぶつけてしまっても このような胸中になるのでは・・ その人は悪い人でなくても許すことはできない そうなったときにどうすればいいのか いろんな立場で改めて考えてみるきっかけになりました。 私であってもなおきに対しては同様な差別心を持つだろう 果たしてそれは悪いことなのか・・ もしなおきの立場になったらどうあらなければならないか どうすることが正しいか? きっと誰も答えの出せない問題提起をしてくれた この小説に☆4つです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひとつの犯罪によって人生が狂う人間はどれほどいるか。 犯罪を犯した人間とその家族、被害者の家族、 塀の中と外で、どれほど苦しみが違うか、 考えさせられる一冊。 最初に兄が犯罪を犯し、 最後に弟が、兄が収容される刑務所に行くまでの過程は 非常に読ませるので、そこにそれほどの不満はない。 エンディングが好きではないので★3つ。 こういう宙ぶらりんな終わりを良しとする人もいるだろうが 私は消化不良になるのでイヤである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょこちょこしか読めなくてずいぶん時間をかけてしまった。 登場人物の、この人であったらわたしはどうするだろうか? この人であったら・・・ と、たびたび立ち止まって考える本でした。 人は傷つけようとは思っていなくても、他の人を傷つけて しまうことがある。 傷ついたほうは、相手が傷つけようとしていたとか、 いなかったとかは関係なく傷つき痛む。 肉体的なことだけでなく、精神的にも人は傷つく。 ムムム・・・考えちゃいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾は著名な作家なので、何冊か読んでみた。 手紙はそのうちの1つ。 ストーリー自体は面白いのだが、読んでいるときにあまり登場人物の「体温」が感じられなかった。 ステレオタイプな登場人物が掘下げられることはなく、小説も後半に差し掛かった所でも 「あれ?こんなキャラだったんだ?」と感じるくらい、人物設定が弱い。 だが最後まで引きつけるストーリー展開は見事であり、さすがと言うしかない。 重いテーマを分かり易く扱っており、社会のありかた、人の関わりかた、色々なことを考えさせられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品の注目すべきところは「加害者」の視点で描かれているところだ。 「愛」を誰にでも与えられるのか 誰でもどんなときにでも「許す」ことができるのか 誰にでもどんなときにでも「許される」ことができるのか 起こしてしまった事件を発端に「加害者とその家族」を通して問うているテーマは人間の深い部分を描いている。 「被害者」や「ヒーロー」が主役となり、その目線で描かれる物語が多い中、僕は逆に 「加害者」が何故そのような事件を起こしてしまったか、 その家族はどうその事実を受けているのか、 というようなことが気になるし、知りたいと思う。 そこに何か「真実」が隠れているように思うからだ。 この映画・原作となる小説には、そんな「真実」が描かれ、メッセージを訴えている。 切なくもあり、最後には暖かさも感じ、涙してしまいました。 名作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。自分が罪を犯せば、家族をも苦しめる事になる-すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね」でも、同時に私たちは犯罪者の家族に罪は無いのは分かっているから同情する、、でも距離はおいて。私たちの住む社会には昔からこのような”常識”がある。”160万人が涙した、、”とあったけど私は泣けなかった。それよりも、このような”常識”、罪もない主人公の苦難に満ちた人生、また彼自身の葛藤を美化するより、罪も無い家族を責める私たち自身の行動を反省すべきではないのかと考えさせられた。だから実際に私たちは皆同情するわけなのだから、、。昔からずっとそうだから、と理由でこのまま惰性で同じ事と繰り返していくのか?今の常識を未来に向かって変えないといけない時なのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公である、強盗殺人の罪を犯した兄を持つ弟は、ある意味恵まれていた。 歌が上手くて、ルックスがよくて、異性にモテル。 しかも努力家で、勤勉で、それ相応に成功し、報われる。 兄の犯罪が暴露され挫折となるが、それは高みに登ったからこそ落ちただけのこと。 他の方はどう感じるか分からないが、私はこれだけでずいぶん恵まれた人間だと思った。 小説だから、と言ってしまえばそれだけだが、多くの犯罪者を身内に持つ者の生活は、 それほど波乱ではないと思う。 犯罪者が身内にいることで、卑屈になり、人目を避け、社会の片隅で生きる。 身内を調べられるような大企業で働くこともなく、 献身的に支えてくれる女性にめぐり合うことも無い。 感動した、感動した、という絶賛の嵐の中、私は少し冷めた気分で読んだ。 あっという間に読み終えたのは、 主人公が次はどんな不幸に遭わされるのかという 暗い欲望のせいだったとも思う。 心が動いた場面もあったが、良くも悪くも小説だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
弟が社会で厳しい現実を受けながら、あらゆる道を模索していく姿が印象的な作品でした。もし自分の肉親が強盗殺人犯であれば、自分はどのような振る舞いをして生きていくのだろうか。こんなことを常に考えて読み進めていくと、まるで弟の気持ちを察して挙げられないかのような兄の手紙の内容は時として憎く見えてしまうものでした。しかし、そんな兄もただただ純粋に弟を思うからこそ毎回「手紙」を送り続けたのであり、それを思うと当初の強盗殺人も、この兄は他を見ずに犯罪を犯してしまったのだろうと思いました。ただ、犯罪は当の本人だけではなく、周りの人の人生も変えてしまうという事実は確実なのだと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近続いてる俗にいうところの「ミステリー」ではない東野作品。 建前では「差別はいけないこと」と思ってはいても「差別してしまう」事実。 犯罪を犯した場合は、被害者はもちろんのこと加害者だけでなくその家族までもが苦しむことになるやるせなさ。 犯罪を犯した兄が根っからの悪人でないだけに読んでいてなんとも言えない気分になってしまう。 弟の選択が正しかったのかどうかそれはきっと誰にもわからないんだと思う。 最後は確実に泣けます。 どんな理由があっても犯罪は絶対に犯してはならない。 ひしひしと感じる作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺人者で服役中の兄とことごとくその弟であるが故に、差別を受けつづけた弟の苦悩が切なかったです。 将来この兄弟が昔の話をしながら、酒を酌み交わす日が来ることを願ってやみません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
衝撃作だとは思いますが、感動作だとは思いません。 全体的に暗く重い内容なので、読み始めるのに少し構えてからでないと、読めなかった。 作中で、平野社長が 「差別は当然なんだよ」 「我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになる−すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね」 と言っていることには、なるほどねとは思いますが、違和感も覚えます。 ラストシーンはジョン・レノンのイマジンを歌うのですが、映画ではお笑いに変更されているらしい。 これってどうよ? 映画は観ていないので、ほんとはコメントしたくないが、本作でのカギはイマジンでしょう? この本を読み終わって、矢野真紀の「オアシス」と言う曲が頭に浮かびました。 ♪万が一、億が一、世界中があなたを傷つけたら 私はきっと死ぬ気でリベンジにかかるでしょう 振りかかる困難は一緒に無視しよう どの道 つまずいたとしても私は待っているから | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
強盗殺人犯の弟を静かに冷酷に追い詰めていく状況 周囲の人が壁を作ってしまうところも 弟との交際を親に反対されたお嬢さんがむきになるシーンも 家族が自分たちとは住む世界が違うんだよと言語、非言語両方で提示していくシーンも 弟が高い知能と精神力をもつがゆえに、なんとかバランスを保ちつつ時に心の均衡を崩してしまうシーンも モデルがいるのではないかと思ってしまうほど、すべてがとにかくリアルです。 東野圭吾の科学の知識を生かした小説もおもしろいですが、社会派小説においてもこれほどの繊細な筆力もあったとは。 人生の節目節目で、兄が殺人犯ということがばれていくシーンが、偶然が重なりすぎてできすぎとのような気もする箇所もありましたが、いろいろ考えさせるすばらしい作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾ファンではありますが、、、。 一番ひっかかるのが 由美子がどうして主人公を好きになるのかが 最後までわからないところです。 同じような境遇だからというだけでは 腑に落ちません。 それから、ラストシーンですね。 ちょっとできすぎたドラマのようで リアルさは、希薄でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺人者の兄を持つ直貴が様々な困難にぶち当たっていくが それでも立ち向かっていく姿に勇気付けられる。 許すか許さないか、そういう葛藤が生々しかった。 最後の終わり方に度肝を抜かれた。 しかしこれが現実なのであろうか。 考えさせられる一冊には違いない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場するアイテムに目新しいものはない。 意外性もなかったし、なんだかなぁって感じです。 ただ、大多数の読者、心の温かい読者は熱い涙を流しただろうとも思います。 私はひねくれてるだけでしょう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!