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白夜行
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白夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全711件 541~560 28/36ページ
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今度ドラマが始まる、とのことだったので、 まず原作を読み、それで面白かったら ドラマを見ようと思ったのですが・・・。 最初、こんなに厚い本なのかと思ってたけど ほんと一気に読んでしまいました。 そして、あまりにもの原作のクオリティの高さに驚くとともに、 後から見たドラマのダメさにビックリしました。 この作品は、是非原作を読んでもらいたい。 そして、作者のすごさ・文才に感動してもらいたい。 出来れば、ドラマを制作してる人にも 原作を読んで欲しかったなぁ。 ドラマ制作者は本当に この本を読んだか? 読んだのなら何を考えてこの本を読んだのか? と思えてくるくらい ドラマは質が低いです。 | ||||
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TVの方は見ていませんが、こんなにドキドキして読んだ本は初めてです。 分厚いですが、先を知りたくて、朝まで読んでしまいました。 あまりの衝撃にびっくりしてしまいました。 最高です。 | ||||
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ドラマでやってたんで、読んでみようと思い後追いで読んでました。が、ドラマでは省略されてる部分とかかなり深く書いてあって、どんどんひきこまれてしまって、ドラマを追い抜き、最後の笹ガキ刑事の謎解きの所とかは時間わすれて一気に読んでしまいました。 | ||||
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私自身東野圭吾の作品は好きでした。しかし白夜行は読んだことがな く、ドラマを見てから読みはじめたことに非常に後悔しています。 原作では雪穂と亮司側の感情が一切かかれていないということで、 この物語の恐ろしさというか壮大さがひしひしと感じられます。 思わず徹夜して一気に読み上げてしまいました。でもどうしてもドラマの印象が私としては強かったせいか、 登場人物の顔が役者さんの顔を思い浮かべてしまうところが残念です。。。 きっとドラマの前に出会っていたら全然感想も違ったのだろうなぁ。 もしドラマを一度も見たことがないという人はこのままみずにまずこの原作を読むことを強くおすすめします。 それと、私としては東野さん自身の雪穂と亮司の感情だけを書いた特別編がよんでみたいです。。。 | ||||
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ドラマを見て、面白いと思い原作に手をつけてみましたが・・・・・・。 原作から出会っていればよかった、と正直思った作品。 なぜなら、ドラマでは一番初めに原作のクライマックスシーンをもってきているので、本のほうでは先が読めている状態で、最後までに至る描写をダラダラと読み進めなければならなくなるからです。 原作の手法は嫌いではないのですが、亮司と雪穂の接点を押し出したドラマのほうがより二人に感情移入が出来ると思います。 これから作品に関わろうと思う方は原作読んでドラマの再放送を見る順番をおススメします。 | ||||
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原作とは全く違うとは聞いていたものの、 まだドラマの放送中なので、そのイメージが消えなくて困っています(笑) ドラマ放送後に改めて読むと色々な見方ができるかな。 私の場合、文章より映像からの衝撃のほうが大きかったようです。 | ||||
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この作品は読者に想像させることに本質があると思う。質屋殺しの事件の真相は?二人は何故お互いに助け合うような関係になったのか?そして二人は何を思って生きるのか?心理描写を一切書かず、二人の行動と二人に関わった人たちを通してしか知れない内面を、読者が想像することでこの物語の悲しさが引き立つのだと私は思う。正直言ってそれを全てさらけ出してしまっているドラマ版は想像する余地をなくしているのでお話にならない。映画化なら良かったのに…。東野圭吾監修でやってくれないかなぁ…。 | ||||
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確かに面白いです。 買った当初は本の厚さに圧倒されましたが、時間を忘れて読みふけってしまいました。 文章の作りもとても斬新で、主人公である雪穂と亮司が接触する場面が無いに等しいにも関わらず、周囲で起こる事件がこのふたりによって引き起こされているであろうことを読者に想像させるように書かれていたり、雪穂と亮司の内面を全く描写していないのに、ふたりの(特に雪穂の)残忍さが手にとるようにわかります。 このあたりは読んでいて本当に「うまい」と感じました。 ただし、このふたりが事件を次々と引き起こす要因となったはずの質屋殺しの真相がドラマでは最初に暴かれているのに、小説では最後の数ページでわかるようになっていて、終わりかたも許されたページ内でかけこみのように話をまとめあげ「あっけない」と感じました。(でもそのあっけなさが雪穂の残忍さをより一層引き立てているようにも思えますが・・・) ドラマと並行して読まれる方は、構成がかなり違うので注意が必要です。 むしろドラマとは、別物と考えて読まれたほうが良いと思います。 | ||||
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原作とドラマは裏と表の関係にあります。はっきり言って、原作より凄いドラマを始めてみました。ドラマの側から描いたほうが正解だと思います。しかし、辛すぎますね、東野さんには、ドラマの角度から描く勇気がなかったのでしょうか・・・。やさしいのは良いことだと思うし、無理するのは良くないし。ドラマの脚本は女性によるものですが、女性の精神的強さの現われでしょうか、女は強いな・・・。あるいはドラマ製作が集団によるものであるからなのか。いずれにせよ、東野さんにその勇気があれば、何年も前に直木賞をとっていたはず・・・。賞なんてどうでもいいと思うんだけどね。 | ||||
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この本は、質屋殺しの事件で容疑者の娘、雪穂と被害者の息子、亮二を 軸に二人の成長過程で、その周囲の人達が主となり、事件に巻き込まれていく様が描かれている。 二人の心理描写は一切、描かれていないので、一見すると雪穂などは、目だったところはなく、二人の接点も何もみつからない。 ただ、後半になってくると、犯罪の手口なども同じで何となくわかってくるものがある。 面白みといえば、刑事や被害者、探偵などが段々と二人の接点や犯行を解明していくところだろう。 結末は、結構、あっさりと終わってしまったので、賛否両論があると思う。 二人の心理描写がはっきりしていないので、そこに物足りなさを感じるならドラマを見ることをオススメします。 ただ、ドラマもアレンジはしてあると思う。 | ||||
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長い、長い物語。 19年間に及ぶ物語。それをキチットつなげるのがいいね。 いや、つながって無いと言うべきか…。 それは自分で読んだことのある人は分かってくれるでしょう。 主役と言うべき二人の心情が周りの状況でしか描かれていない。解説記事で馳星周さんがそう書かれていて初めて気付いたが、そこがまた雪穂の魅力を想像させてくれる。悶々とせずにいられい。 いやらしい。非常にいやらしい。 交わっているはずなのに、決してその部分を描かない。 何処だ、何処まで行けばそこにたどり着く。 必死になって読むよね。長いからさ。 んで、衝撃ではないけど、ラスト。 個人的にはドラマを見ずに、まずは原作からが良いでしょう。 | ||||
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傑作です。 テレビドラマ化のお蔭で、書店の平台にドンと並んでいるのを見ると、一瞬その厚さにたじろぐだろう。だが、いったん読み始めたら最後だ。 この厚さも、「巻を措く能はざる」という、古典的な賞賛の修辞を捧げるための資格の一つだとさえ思えてくる。 評価している皆さんが既に指摘しているように、本編の成功と魅力は、 1)主人公の雪穂と亮司、彼らの独白ないし心理描写の徹底排除。 2)最初の出会いはもちろん、その後の両者の交際・交流・交歓の描写の、一切の排除。 …に尽きるだろう。 1)かつ2)であるにもかかわらず、少なからぬ登場人物の行動と心理、そして過不足ない大小の事件の提示によって両者の関係を描き抜き、1)かつ2)であるゆえに結果として主人公たちが相互に不可欠な存在であることを、「文章」として読者に深く知らしめる。構想力の見事さに加え、それを作品化しきった表現力には畏敬するほかない。 本書に「なぜ」「どうして」を求めるのは、構造自体が優れた効果を放つ文藝作品だけがもっている一編の「完結性」を問題視するようなもので、野暮の極み。 加えて、主人公(もしくは著者)とほぼ同世代の自分なんかには、物語の展開に必然的で、かつ印象的に描かれる(美しい三丁目の夕日なんかとは全然縁の無い)、少年時代のそのやりきれない家庭環境や、日本の成長経済とその後の転変を象徴する様々な挿話が、身に染みる。 こんな濃密で隙のない構成をもった壮大なミステリーを、忠実にテレビドラマ化するほうが土台無理で、ドラマを見て、その筋立を知るためのサブテキストのような動機で本書を手に取った方は、そもそもドラマは、「著作権者の許可を得て翻案した同名の別作品」くらいの覚悟をもって、読んで欲しい。 その覚悟は、読み切ったときに間違いなく報われます。 | ||||
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次がどうなるか気になって「一気に読み終える」本ではあります。 ある意味火サス的に魅せる小説ですね。最後の15分あたりにわらわらと関係者からのヒント(関係者の主観による憶測、ついては理由付け)がでてくるあたり。 ただ、(ネタバレになるので詳しく書きませんが)主人公二人、それも雪穂の行動の礎になる大元の「理由」が「あれ」だけで(勿論「あれ」を大したことない経験だというつもりは無いのですが)、なぜに彼女が成人後あのような生活に甘んじるのがゴールのような描かれ方をされるのか、ちょっと理解できませんでした。彼女は結局何がしたかったんだろう、ていう。 物語の中に必然性のある行動と大してそうでないものが入り混じっているような気が。そして著者が「そうでないもの」を混ぜることで最終的な謎解きの「(ある意味余計な)足がかり」を苦し紛れに作っている感が否めないような印象を受けました。途中まで良く出てくる登場人物が用済みになったかのようにぱったりと消えたり、ちょっと不自然じゃないかなあと思ったわけです。 ある程度主人公の都合のよいようにストーリーが転がっていくのは小説だから大目にみるとしても、最終的に「じゃあキミらて何が狙いだったの?」て思ってしまう自分は読解力がものすごーく不足してるのかもしれません。 各所各所のトリックや時代を反映したなネタフリは面白かったですけど。 | ||||
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最初に断っておきたいのですが、 私自身はこの作品に強くひかれたと言うわけではありません。 ただドラマだけを見てこの作品を「内面が描かれていない」等、 批判するのは止めてほしいと思うのです。 (これはこの作品に限ったことではないとは思うが) この作品の眼目は、雪穂と亮司の二人の内面を直接描くのではなく、 周囲の人々の目を通して、二人の姿を浮き上がらせていく構造にあると思う。 (確か、作者もそのような発言をしていたように思いますが…。 周りの大人たち、あるいは男たちは気づかないけれど、 私たち読者にだけこっそり提示される彼らが犯罪に関与したことを 暗示する些細な、しかしさまざまな状況証拠。 気をつけて見てさえいれば、発覚したであろう、いくつもの犯罪。 そうしたものを積み重ねていく中で、 あぶり出されていく彼ら二人の関係。 なぜ、彼らがこんな犯罪に走ったのか。 作者はそれらをはっきりと私たちに提示せずに、 すべて読者に委ねているように思うのだ。 そして、笹垣の述懐にもあるように、 これらの犯罪にしても、 雪穂に対する大人たちの醜い欲望に誰かが気づいてさえいれば、 そしてその欲望を抱いて彼女を見つめている男の一人が自分の父親であることを 自分の目で確認せずともすんだとしたら、起こらなかったではないか。 誰も気づいてくれず、 気づいても誰も助けてくれないことを知った彼らは 自分達だけの世界に、 永遠に陽が射すこともなく、 しかし彼らを休ませてくれるはずの闇も永遠に訪れることのない 白夜の世界に向かっていくしかなかったのではないか。 『最後の最後まで「救い」も「償い」もない』というレビューもあったが、 作者は救いも償いも描こうとしていない。 ただ『白夜』に向かって走り続ける二人の姿を描いただけである。 | ||||
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東野圭吾の代表作と聞いて読みましたが、私には合いませんでした。 たしかに先を読みたくなる書き方で、長編にもかかわらず飽きることなく最後まで一気に読むことはできました。 章ごとに新たな時代そして登場人物が出てくる。最初は「また知らない名前だ」と戸惑いましたが、慣れると「今度はどんな物語だ」と楽しみになってくる。そしてその物語に中心となる人物が絡み合っていく。 しかし、ほとんどすべての登場人物に不幸をもたらすその内容と、最後の幕切れに、「読んでよかった」と素直には感じられません。 中心人物の心の描写はなく、その行動と、時折見せる本音らしき台詞でその心を垣間見るというのは面白いとは思いますが、すっきりしない読後感がただよったままに終わりました。 物語のあら探しをするつもりはありませんが、子供時代から20年という長い歳月を二人を結び付けてきた強い絆が何だったのか結局分かりませんでした。 もちろん話の流れから想像することはできるし、実際に登場人物が謎解きもしています。それでも何かが腑に落ちないまま結末を迎えてしまいました。 子供時代のあやまち、あるいは不幸な過去を抹消するために二人が共謀することはあるでしょう。忘れるために、周囲の人物に忘れさせるために更なる犯罪を犯すこともあるかもしれません。 しかし、ここでは犯罪は現在も進行中なのです。二人は20年という長い時間を共謀して生きているのです。しかも、いくつもの新たな犯罪に関わっているようなのです。 子供時代の共通の事件(犯罪)を契機としても、そんなに長いあいだ変わらぬ絆というのはあるだろうか、とどうも納得できませんでした・・・。 これらの意味で、まさに白夜の中にいる感覚を味わえます。これが作者の意図したことなら大成功でしょう。 | ||||
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最初に読んだ時には、この物語の味わいが良く分からなかったのですが、もう一度読み返してみようと思い、読みました。 小学生だった雪穂と亮司が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描かれています。人生は順風満帆ではなく、次々、忌まわしい事件が降りかかり、とっても、胸が苦しくなってきます……。 この本を手にすると「こんなに、読めるかな?」と、思いましたがやはり、読み出すと止まりません。 読み終わっても、また読み返したくなるような作品です | ||||
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今クールでドラマ化されている東野圭吾の著作である。スタンダードなミステリー小説のように警察側の解決方法に焦点を当てているのではなく、犯人側の鮮やかな犯行の手口と犯人側に起こる不思議な事象に焦点を当てて描写しているところが斬新である。犯人は最初から分かっており、ところが誰もそのしっぽをつかむことができないところが痛快である。しかも、犯罪の手口に囚われすぎることなく、犯人の過去の不幸な体験に端を発している心理描写もバランスよく盛り込まれている。文庫本で800ページ強にわたる大作なのだが、犯人の幼年時代からの成長に合わせてそれぞれのステージにおける犯罪に関するエピソードがテンポよく描写されているため、飽きることなく最後まで一気に読み進めることができる秀作である。ドラマ自体は観ていないが、ドラマ化するのは難しそうな作品ではある。 | ||||
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主人公2人の感情描写がないことには、あとがき(文庫版)を読んで、気が付きました。 私としては、東野圭吾さんに一本あり! 後で思えば、その手法が、この小説の静かで深くて心の底にずーんとくることの、理由の一つになっていると思います。 感情描写がなくても、二人の叫びは十分効果的に伝わってきました。 この本の分厚さにビビっている方は、ご安心下さい。 もう、目がはなせないストーリー展開で、私は2日間でいっきに読んでしまいました。 読んだ後も、いろいろ余韻を残してくれました、、。 現在テレビドラマが進行中ですが、なんだか見るのが怖いです。 せっかくの、この世界観がこわされてしまいそうで。 ちらっと見た予告では、二人とも叫んでいましたし、、。 アナザーワールド、という事で見るのが正解でしょうか。 傑作です。 | ||||
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白夜行はドラマの第一話を見て、原作ではどのようにこの過酷な運命を描いているのか読んでみたくなり、購入しました。 文庫版は厚すぎて持ちづらかったです・・・。 ドラマでは常に主人公2人の心の動きが描かれます。 しかし、小説ではそんなものは一つも描かれていません。 常に「俯瞰」している印象を受けました。 二人がそれぞれ犯罪に手を染めていくその様を、誰かが遠くで見ている・・・そんな印象です。 はっきりと何をやったかは書かれていません。 でも、これってもしかして・・・・と想像することが出来ます。 この辺の持って行き方が巧みですね、東野さんの文章は。 各章毎に登場人物が変わり、時系列も変わります。 淡々と、その人物がしたことを語っていきます。 亮司は、とても狡猾な男でした。 しかし、仲間から慕われそうな雰囲気をどこか持っていました。 雪穂は・・・・何がしたかったのでしょう。 上り詰めたかったのか?それとも、亮司の分まで生きたかったのか。 彼女は常に幸せでは無かったのだと思います。 最後の謎解きの部分は、端折っている印象を受けました。 いつの間に時効になっていたのか・・・そこまで分かっていてなぜ何も出来なかったのか・・・。 あっさりと明かしすぎです。 亮司と雪穂のつながりは伏線をいくつも張ってあるのですが、最後のからくりには気づきませんでした。 ページ数は多いですが、さくっと読むことが出来ました | ||||
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ドラマを見損ねたので原作を読んでみました。 結果、ドラマの粗筋紹介で主人公二人の最初の犯罪が明かされているのは 原作を楽しむ上では大きな損失だったような気がしてなりません。 登場する周囲の人間と共に二人に対する疑惑を深めていけたなら この小説に対する感想はもう少し異なっていたでしょう。 主人公の心理描写が一切ないので、途中から雪穂の底知れぬ悪女ぶりに 酔いそうになりました。 書かれていないことを自分好みに想像して膨らませて読む作品だとは思いますが、後味はかなり悪いです。 時代ごとの犯罪描写も楽しめますが、少しとってつけたような印象もあり、この二人の描写にそれらが必要だったかは疑問です。 それでも作品そのものは面白いと思います。 なるべく、ドラマの筋を知らずに読んでみた方が良いと思います。 | ||||
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