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白夜行
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白夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全711件 401~420 21/36ページ
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まだ150ページぐらいしか読んでないので、感想を書くべきじゃないのかもしれませんが、最後まで読みたくなくなってきたので書いてます。 ドラマも見てなかったのですが、山田くんと綾瀬さん主演の話題作だったし、原作も面白いのかなと思って読み始めました。 それとは別に最近、思考は実現化するだの、自分の気分を良くしているだけでも明るい未来につながるなんて話を良く聞くので、この本は自分にとってマイナスかも。 もう、読んだところまでかなり気分悪くなってるんですが、他の方の感想を読んでみても、最後まで読んでも気分が良くなることはなさそうだと判断しました。 人の悪意や社会の裏側をわざわざ知る必要もないですし…。なんだか得るものがなさそうです。 | ||||
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読んだ後に何が残るか、その後どう読み手に影響を与えるか ということが、その本の価値となる。 とらえ方はそれぞれであるが、この作品はひとの心を 揺らすということは間違いない。 ひとの本質は一色では表現できない。善悪という観念があり、 そのどちらもを内含する。純粋であり、脆くも強くもある。 さわやかな読後感のみを求めるのであれば、 ディズニーのアニメでも観てれば良い。 現実の世界では、さらに卑劣で凶悪な出来事が常に起きている。 ただ、一時的に楽しむ作品は「娯楽」であるが、 人間の本質を描くものは「芸術」である。 トリックの天才がトリッキーな手法を生かしつつ、 人間の本質をテーマにした大作への挑戦は評価されるべきだ。 時代を代表する名作のひとつとして挙げられるに足る 一冊だと思う。 | ||||
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ラスト近くまでは、深まる事件の内容と、その事件の真相が徐々に解き明かされていく展開に非常に魅かれるように読んでいました東野圭吾さんのデビュー作『放課後』は事件の内容、犯人の動機などがよく書かれていて満足だったので、これほどの長編がどのように終わるのか色々と推理しながら読んでいました。しかし、ラストは突然打ち切りが決まった少年マンガのような終わり方に、非常に残念でしたですが、ラストまでの非常に良く組まれたストーリー、複雑な人間関係、推理の鍵となる伏線が絶妙に絡み合い個人的には良かったと思いますなので、個人的には4つ星です | ||||
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すべての本において言える事ですが、読む人にとって物語の捕らえ方は分かれると思います。 特に『白夜行』では賛否が分かれるようです、この本を私は2回読みました、張り巡らされた伏線と点と線で結ばれていく真実、醜い犯罪、二人の過酷過ぎる過去、男は『昼を歩きたい』と語り、女は『太陽などなかったとただ太陽に代わるものがあった、それで十分だったと』語る、確かに二人の愛は歪んでいたかもしてないが純愛である事には変わりはない、本当に愛し合っていたからこそのラストだったと僕は思う。とても読みやすいが、伏線を見落とさないように集中して読む必要がある、3度目を読むときはまた新しい発見があるかも。 | ||||
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氏の作品は全作品読んでいるが、ほとんどの作品で、日常では忘れている(または感じる機会が少ないのだが)感情を思い起こさせてくれる。あくまでも私にとってはだが、至る所で哲学・道徳・倫理・本当の正義とは?など、素人の私には表すことのできない気持ちを見事に言葉にして表してくれる。スパイス的な軽いものでは無く、重いものが多い。そこが、言葉は悪いが他の薄っぺらい作家達とは違うのだと思う。以前読んだインタビューで東野氏は『作品は世に出した後は自分のものではなく読者のもの。』と話していて、だからこそ読者がどう感じようと、それぞれ自由でいいのだと言っていた。うまく表現できないが、逆説的にそれこそまさに東野氏が狙っているところであると思う。何が逆説的かというと、レビューのようにこの作品を読んで、単に不快だとか気持ち悪くなったとか、読後感が悪いとかいう気持ちになった人。ただ読んだだけではそれだけの感想なのかもしれないが、そこから先が作者の狙うところなのではないか。読者をそういう感情にさせるのは当然作者の狙うところであって、そこから心ではなく頭で深く感じてほしいのだと思う。素人の私には全くうまく伝えられないが、とにかくただ感情だけで読むものではないのだと思う。愛のない夫婦や、愛のない少年、愛のないそんな人間を多く描く作者自身はめちゃくちゃ愛に溢れていると思うのだ。だから私は東野作品が好きなのだ。 | ||||
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オイラは、こんな文庫本なんて自分が読み終えられると思っていなかったけど、なぜか買ってしまい そして、2日で読み終えました。 何かに取り憑かれる様に読んでしまったのです。 傑作と言わずして、なんと呼べばいいのでしょうか? 物語のドコドコがこう面白かった、とかそんな小難しい事は言えないけど、とにかく面白かった。 問答無用に★五個です。 | ||||
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ドラマの再放送を見て、 あらためて原作を読んでみたいと思い、早速読みました。850ページ以上あって分厚すぎて読んでる最中も手が痛くて大変でしたが、皆さんがおっしゃるようにかなり読みやすくてスイスイ読めました。雪穂と亮司の心理描写が全くない、というところがドラマとは違って良かったです。けどドラマを知る前に読んでいたかった…。 | ||||
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東野さんの作品のほとんどですが、登場人物の外観に関する描写が少ないです。特に男性の。 この作品も、女性主人公、その友人、男性主人公の母や恋人、御曹司の恋人など、女性の外観描写は細かく、脳内での再生が容易なのですが、男性の描写がなくあいまいとした感じでした。 作品としては、すべての謎は解決されていません。2回読み直しましたが、複線は完全に回収されていません(例:男性主人公の偽名の由来、遅漏の原因、女性主人公の生き様の理由、何人途中で登場しなくなった中学時代の友人など)。ここらが消化不良。想像にお任せしますって感じかな? また多数の方が指摘しているように、男女の主人公の心理描写が皆無で、結局だれになりきって読めばよいのか分かりませんでした。この二人視点でのストーリーをいつか読みたいものです。 | ||||
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3年ぐらい前に私は初めてこの小説を読みました。 レイプや性交、殺人の描写、救いの無い結末に「こんな小説もあるんだ」と衝撃を受けたのを覚えています。 (ちなみに、この作品が私の東野圭吾デビュー作品だったので、この人はなんて暗い話を書く人なんだと思いました)高2になった今改めて読み返すと、東野さんはこの話には救いも共感する要素も用意していないのではないかと思いました。 ある出来事によって心のどこかが結果的に損なわれた男女を、第三者というフィルターを通したカメラで追っているだけなのでは? そして、何を感じるかは読者次第という事にしたかったのではないかと思います。個人的な意見ですが。 そんな感じで、堕ちる所まで堕ちたように見える雪穂がこの先どう生きるのか考えるとかなり怖いです。 | ||||
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最初から最後まで途切れることのない緊張感に引っ張られまくって、一気に読みました。亮司と雪穂の関係がうっすらと見えてくるのも快感で、ラストのほうではそういうことかと鳥肌が立ちました。雪穂は悲しい過去がありながらも凛として、悪い女だと思いながらも惹かれました。亮司の側のストーリーの家庭用コンピュータの変遷のわかる物語もまた楽しかったです。途中でちょっと同じようなエピソードの繰り返しだなと思ったりもしたのですが、そのあとで追う刑事が現れてまた面白くなりました。ラストシーンは映像が目の前に広がって、雪穂という女性の存在が限界までこちらに迫ってくるようでした。 | ||||
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東野圭吾を代表する作品で、たしかにとても面白い小説です。 読んでみる価値は十分にあると思います。 ただし、一点受け入れられないところがあります。 それは人間の「気持ち」に関する部分です。 あまりにも非現実的すぎます。 この作品は、二人の少年少女が大人になる過程を描くものです。 しかし、人生においては様々な環境の変化や人間関係の変化が、 起こるのに、幼馴染の二人が、大人になるまでずっと密かに 関係を続けるというのがどうもしっくりきません。 多感な時期まで乗り越えてきているのであろうに、気持ちの 移り変わりがないなんて・・・。 まして、お互いに複雑な環境で育ってきて、ずっと裏で関係を 継続する・・・。 人間の気持ちなんて移り変わるというのは、皆さん自分自身が 一番良く分かっていると思います。 個人的な意見ですが、面白かったのはあくまで「物語として」です。 | ||||
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東野ファンの友人から借りて読んだが、正直どこがいいのかわからない。 これだけの長さの小説を読んで疲れだけが残った。 東野作品を読むのはこれで三作目だが、前二作(秘密、容疑者X)は最後に落ちのようなものがあってそれなりに楽しめたが、この作品にはそれすらない。主人公の二人を取り巻くいろんな登場人物があらわれいろいろな出来事が起き、最後にはそれらがきっとあっと驚く結びつきを見せるのだろうと期待して読んでいただけについにそれらが何も語られずに終わったのには驚いた。 最後まで読んでつい私の口から洩れた言葉は「で?」だった。 消化不良の残る作品である。 | ||||
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長編ですが、最後まで一気に読めます。なんとも言えない哀しい話です。長編ですが、小難しい書き方がしてなく、さっと読めるので、機会があればいろんな人に読んで欲しい本です。 お薦めです。 白夜行 (集英社文庫)白夜行ドラマ「白夜行」オリジナル・サウンドトラック写真集 白夜行 | ||||
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『幻夜』と並んでやはり最高ではないでしょうか?男のひたむきさが悲しく悲しく書かれています。自分だけが知ってる女の痛み、そのときの傷みから女を守るため、女を美しくはばたかせるためならなんでもやる男。ふたりの、お互いの感情表現も心理表現も一箇所もなく、周りの人間に起こる状況描写から浮かび上がらせます。それがやるせないくらいはっきりとあぶりだされます。全然別の方向をみて生きてるような男女が、水面下奥深くでしっかりと手を握っていて、誰にも邪魔されない、みたいな感じ、ですか?これは純愛というのとは全然違いますよね?あくまで女は自分のためだし・・・お互い同じくらい弱いところさらけだして、じゃないもんね、男は悲しいね。 | ||||
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読書を習慣付けることも必要だと思いつつ、 あまり本を読まないわたしがある時近しい人間から 「東野圭吾作品がおもしろいよ」と聞き、 なんとはなしに書店に向かった時、気まぐれで購入したのがこれだった。 紹介者からお勧めのタイトルも聞いていたのだが、 それらは裏表紙の粗筋を見て好みでないものや、 続き物の一冊だったりしたので手を出しづらく 他に何かないかと見た時、どうやらこの白夜行が 氏の代表作とも言えるような著書だったようなので意思を固めた。 発端はある殺人事件。 その事件を調査する刑事の視点から物語は幕を開けた。 読者はその事件の真相を知り得るため、文章に目を走らせる。 ところが、その真相はわからぬまま次々と新たな風呂敷が広げられては 謎が深まり、謎が解けてゆく。まさにミステリの醍醐味。 なるほどページをめくる手が止まらないという謳い文句も頷けた。 しかし読み進むにつれ、散りばめられたヒントから 事件の真相が読めてくるようになる。 それでもなおページをめくりたいのは、真相の根拠つまり事件の裏、 ひいてはこの850ページに及ぶストーリーの大元を知りたいがためなのに、 ついにその欲求は解消されぬまま物語は終了する。 このエンディングで良いのか悪いのか、 そこがこの作品を語る上で最も重要なことなのだろうと思う。 確かに、数多くの物語を読んでいる人間にはこういうエンディングもアリだろう。 物語とは結果より過程を楽しむものだと言うのは大いに賛同できる。 しかし、これを機に読書の習慣をつけようかと思っているような人間には ヘビーなエンディングだったと言わざるを得ない。 このもやもやを自己完結できるほど、小説を読むことに慣れていないのだ。 終わりよければすべてよし、そういう小説の方がわかりやすくて良い。 そういう意味で、この厚さも相まってあまり本を読まない人には オススメできない作品である気がする。 紹介者が白夜行を挙げなかったのはそのせいなのかもしれない。 余談。 低評価をつけているレビュアーの意見の支持率は低いようだが、 あんまりにも極端な物言いはともかくとして、 わたしの主観としてはやはりそれはそれで的を射ているように思える。 | ||||
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周りの視点で主人公二人を語らせるという手法は今までもあったが、ストーリーに綺麗に合致して、視点が変わっても読みやすいものであった。構成もまたよく練られていたかと思う。だがどこまで行っても消化不良が残った。 言ってしまえば丁寧さが欠けているのだ。小説というのは本筋から少し離れたところをおざなりにしないことで、深みをつけているのだと思う。その点で白夜行は細部が少々適当に感じられた。ほんの僅かに気になる点がちょこちょこあるもののそれは最後まで解消されることはないということも多い。伏線が消化されるカタルシスを期待していただけに最後を読んだときの肩透かしは大きかった。 作者が見せたい部分だけはきちんと描かれているとは思うが、それ以外がおざなりになっているのだ。そしてその本筋を大事にするために多少強引とも思える部分が少々あったと感じた。作者と同じ感性と価値観を持つ人ならば、全く気にならないのだろうと思う。しかし私は細部の取りこぼしが気になって本筋に感情移入できなかった。そこさえきちんとしてくれれば★4つというところだったので残念であった。 | ||||
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悲惨なストーリー、主人公の心情描写のなさ、登場人物の多さ、最悪のラスト、などかなり読みずらいはずの小説。けどちゃんと面白かったってことがこの小説の凄さだと思います。なかでも主人公雪穂と亮司が絡んでる場面がなく、心情描写もない、やはりこれがこの小説の面白ろさです。小説ならではじゃないですか。自分で想像するから、出来るから面白いのです。めちゃめちゃ想像しやすく書いてくれてます。僕はラストを読み終えて解釈したことは、雪穂は亮司でさえもただ利用してただけやったんか、でした。そう解釈したらゾクゾクしてきて寒気がして、怖くて布団から出れなくなりました。やばいこの女ほんまに怖すぎる…って。 僕はこの東野圭吾って人を物を作る人として大好きになりました。 雪穂はどこまでもとんでもない女であって欲しい。 だって作り話やねんから。そっちの方が絶対面白いでしょ。 | ||||
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一人の愛する人を守るため、幸せにするために 自分の人生をささげた男の子と、その愛に精一杯応えて 昇りつめていく女の子の物語。残酷で、悲しくてやりきれないけど 読み終えた後は、何かが心に残りました。 この二人がこんなに悲しい人生を送るはめになってしまったのは 一言で言えば、子供の純粋な魂を汚してしまった 自分勝手な大人たちのせいです。 東野さんの作品の中で、一番好きな作品。 続編の幻夜も、読むことをお勧めします。 | ||||
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犯人は最初から読み手にわかるような手法ですが、伏線がたくさん張られているので 気が抜けず、展開に目が離せなくなりました。 東野氏は後のエッセイで、ある受賞作品の選考員にトラウマの一言 で片づけられたことを残念がっています。この犯罪の根底はトラウマと言ってしまえるほど 単純なものではない気がします。 雪穂と亮司の心理状況は書かれていませんが、あらゆる箇所で2人の密な関係を示すものがあります。 例えば小学生の雪穂が作った小物入れにR.Kと刺繍していることや、彼女が大阪にオープンさせた 心斎橋店のR&Yという店名など... 冒頭から出てくるササガキという刑事がいい味だしてます. 後半はどういう終わり方をするのかハラハラしましたが、最後もこの おやっさんが結末を見届けてくれてほっとしました. 男たちの下劣な欲望で傷つけられた雪穂を亮司が身を粉にして支え続ける。 読み手の想像力や恋愛経験によっても感じ方がさまざまな作品だと思います. 白夜行 | ||||
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今頃になって読みました。 もう、すっごく面白かったです!! 長い作品ですが、読み終わってしまうのが残念でした。 もっと知りたいことがあるのに〜!という感じで。 続編であるという「幻夜」も読んでみようと思います。 | ||||
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