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白夜行
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白夜行の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全718件 321~340 17/36ページ
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| 東野圭吾作品の取説 1『ミステリー作品として読まない事』 トリックや犯人当てはあくまでもオマケ。 2『行間を読むべし。』 東野圭吾作品の特徴である。特に白夜行はそれが顕著です。文章になっていない部分を想像する事で物語に2倍、3倍の奥行きが出ます。 3『読後たくさんの人と語り合って下さい』 人それぞれに感じ方が違って新しい発見があるでしょう。 以上の3点を守って頂ければ楽しく読書できると思います。 | ||||
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| テーマが重いので、読後感も重いですが、ノワールというジャンルで画期的な作品ではないでしょうか。これの映像化は未見ですが、かなりの俳優陣からはかなりの演技力、製作陣からはかなりの時代背景への考証を強いるのではないでしょうか。 また、レビューアーの一人の方のおっしゃる、「東野圭吾の『火車』』という見解にも同感です。両方とも、男性だけでなく、自分と同じ弱者の立場の女性にも牙をむく女性の姿が描かれています。「火車」が広域の社会批判というスタンスがあったのに対し、これはもっと小さな(しかし、実際は残念ながら想像より頻繁に起こっているであろう)犯罪と、それに対する被害者の反応(というにはあまりあるもの)を扱っています。 東野氏の作品群は加賀恭一郎ものなどに代表される、トリックが上手なミステリーが多いですが、こちらは「手紙」と並ぶ、文学的価値のある大作です。おすすめいたします。 | ||||
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| 主人公らの感情描写がないことから様々な解釈が出来る作品です。 小説版に対する批評として、主人公らの人物描写が浅く、深みが無いという意見があります。 一方で(私は見ていませんが)ドラマや映画版ではどちらかと言うと主人公らを悲劇の二人と捉え 悲しい過去が二人の心を凍てつかせ、二人を分かちがたく結びつけた、愛の物語的なアプローチをしているようです。 どれが正解というものではないのでしょうが、私はこれは二人のサイコパスの物語だと思います。 人物描写が浅いのではなく、彼らは生まれながらにそういう存在なのです。 過去の心的外傷から心を凍てつかせたのではなく、おそらく自分の利益以外の事には関心がない二人のモンスターの物語なのです。 愛の物語ではなく、そういうモンスター二人が共生関係を築いているだけなのです。 エビとハゼの例えはそれを暗示しているものではないでしょうか? 小説で二人が薄っぺらく感じられるのは当たり前です。彼らに語るべき内面や葛藤など無いのですから。 ・・・というのが私の好きな解釈です。 そういう見方をした方がずっとクリアに読めます。 ストーリーテリングの巧みさ、この文量を一気に読ませる筆力はこの作者ならでは。文句なしです。 ただ、最後に悪の片割れに対する天誅が下らなかった事だけがカタルシスを欠いていますので、星一つマイナス。 これも解釈次第で、あの結末で彼女は己の半身を奪われた報いを受けたと捉えることも、利用価値の無くなった片割れには一切心を動かさなかったと捉えることもできます。 私は後者と考えたいですね。その方が魅力的です。 | ||||
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| 宮部みゆきの名作に「火車」というサスペンスがある。 これは、東野版”火車”というべきか。。。 火車は、真の主人公=犯罪者の犯した所業が元刑事によって暴き出されるが、白夜行は、さまざまな事件が、主人公が成長するなかで起こっていくことを読者は目撃する形で物語が進んでいく。そして、その裏に主人公が糸を引いていることを読者は暗示されるだけである。それが全体の6割くらいまで続く。最後にやっと犯人を追及するという展開になる。なにしろ文庫本で854ページの大著である。この小説が”冗長”と批判される所以はここにあると思う。ただ、確かに延々と新たな事件が続いていくだけなので、時にはページを飛ばしたくなる時もあるが、緊張感があるので、次が気になって本を置くのがもどかしくなるような展開が続く。 果たして犯人は捕まるのか。 それを言うと興ざめになるので差し控えるが、「容疑者Xの献身」のような虚無的な結末とだけ言っておく。 タイトルの白夜行は、桐原亮司が自分の人生を白夜の中を歩くような人生といったことによる。 事件はそのような形で展開するが、キーキャラクターである彼の口からそれを吐露する言葉、感情といったものは結局、それ以上聞くことはできなかった。 そこがこの小説の評価が分かれるところではないだろうか。 タイトルをなぜ、白夜行とわざわざしたのか。それ以外にないという必然性が弱い。 そこが、宮部みゆきの「火車」と大きく違うところである。 | ||||
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魂が震えました。 かなり長い小説ですが、途中でトイレに行くのもご飯を食べるのも 時間がもったいないぐらい、素晴らしい小説でした。 読み終ったあとの重さが凄いです。 2〜3時間ボ〜〜〜っとしてしまう作品ですね。 雪穂と桐原の二人の壮絶な人生に、考えさせられてしまうものがあります。 | ||||
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| 幻夜を読んでから読みました。 恐い話だと嫌なので、解説をまず読みました。 次に13章だけ読みました。 13章だけでも,1つの小説になるくらい量がありました。 結末だけ知って,読むかどうかを決めようと思う人に, 話の魅力を伝えるのに十分な量でした。 通して読んでみると、深みのある小説だと分かりました。 最大の不満は,解説です。「ノワール」であることの価値を解説していません。解説者の独りよがりだと思いました。解説者は選んだ方がよいと感じました。俳優、愛好者の解説は面白いものが多く、作家でも友達でない人の解説は,作品として読めるものが多いように感じています。 | ||||
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| 本作はユキホとリョウジという二人を軸に様々なエピソードが交錯しながら進んでいくのだが、あまりに完璧すぎて寒気がするような展開は浦沢直樹の「MONSTER」のそれに近いものを感じる。またこの二人の視点を一切排し、第三者の視点から二人の人物像を描き出すという作風は、有吉佐和子の「悪女について」をモチーフにしているのだろう。 読者はどんなに怖いMONSTERのような登場人物に対してもその弱さが垣間見られると感情移入できるものである。浦沢直樹のMONSTERしかり、有吉佐和子の悪女についてしかり、山崎豊子の白い巨塔しかりだ。然しこの作品はそのようなエピソードが殆ど登場しない。従って読者はユキホとリョウジに対して空恐ろしさを覚えるのみで「かわいそう」とか「彼らも苦しんでいるんだな」とかそういう共感のようなものをほとんど覚えることはない。最後の幕切れも含め空恐ろしいのだが、そこに切なさのようなものが欠落しているのは、作者の実力不足なのか、それとも狙いなのか。恐らく後者なのだろう。 いずれにしてもこの決定的な欠落が、これほどの練り上げられた大作が直木賞を逃した理由なのではないかと思う。★が一つ欠けているのもこの欠落による減点。 | ||||
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| 東野サンの小説は初めて読みました。ドラマは見ていますが。白夜行も先にドラマで見て何度も涙を流しました。ドラマは宗教学科を卒業した女性の脚本によるだけあってかなり感傷的に心に訴える,情緒的作品となっていました。私にはいつも太陽がいましたからとか 亮君がいなかったら私はひとりぼっちだよとか、私だって温かい家庭で育っていたら何でも思ったことをいえたんだとか、昼間の世界を歩けない切なさ、純愛の美しさをを 雪穂の台詞から何度もきくことができました。 その点小説は完璧に帰納法的,客観的にに書かれてあり、心理描写はなく、トリックに焦点があたっており、二人の心の関係、なぜ亮司がここまで雪穂のために陰となって行動するかという根本的な心的動機が読み取れず,正直作者の意図がよくわかりませんでした。その点がはっきりしていないと亮司の犯した犯罪はあまりに残虐で,雪穂はタダの冷血漢にしか思えないからです。犯人捜しのスリラー作品としてとして読み切ってしまえば良いかもしれないけれど、その割には動機となった状況は深刻で、落としどころがぬけている感じがしました。売れっ子の作家にこんなこというのはなんですが。 | ||||
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| 中心人物は2人。 子供だった2人が少しずつ大人になっていく過程が、 その時代時代をバックに描かれていきます。 2人の短い断片がいくつも積み重なることにより、 壮大な小説を構築しています。 ストーリーはかなり重いです。 軽く読書というのには適さない作品です。 ミステリーという分野を超えた作品です。 完成度は間違いなく高いですが、一方で読み手を選ぶと思います。 骨のある小説を読みたいという方にはお勧めの一冊です。 | ||||
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| ミステリーというよりは、犯罪小説でしょうか? 東野圭吾氏の作品は「容疑者Xの献身」から読み始めましたが、本書は趣が全く異なっており、正直、戸惑いました。 読後感は良くありませんでした。不快感というか、私は男性ですが、特に女性で辛く感じられる方もいらっしゃるのではないかと思います。 物理的にも(装丁の)見た目以上にボリュームがある感じで、読了まで時間がかかり、精神的にきつかった。 主人公(と目される人物)の視点ではなく、その周りの人物から描き込んでいくという手法が珍しく、目新しさは感じました。 ただ、最後に「大」どんでん返しがある訳でもなく、登場人物が使い捨てになってしまった感があり、個人的には馴染めませんでした。 月刊誌に連載された小説なので、そうした、章と章との間に時間的な隔たりがある場合には、効果的だったのかも知れません。 個人的な好みの問題で★3つとさせていただきましたが、小説としての完成度は高いと思います。 | ||||
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| ページ数が多いのでずっと敬遠してましたが、 暇ができたので一気に読みました。 とりあえず、幻夜読まないといかんだろうなぁ。 長いわりに読後感はすっきりしない。 中途半端に終わった感じがします。 | ||||
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| 2人の主人公を軸に物語が進んでいく。 多数の人物が登場するにも関わらず 混乱せずに読み進めていける。 ただ、ほとんどの伏線を読者は回収できるのだが 登場人物で全ての事件について把握できている人はいないため すっきりしない感じも残った。 複雑な人間関係を整理しながら 何回か読んで楽しめる作品だと思う。 | ||||
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| その女性と関わった人間は必ず不幸になる―。 叙述的に物語は展開し、事件の主役であろう二人の心理描写は極力書かれていない。それが不気味であり、異様な世界観を作り上げている。作品の内容と、実際に世の中であった出来事とがコミットメントしており、それが興味深く、話に惹きつけられ、グイグイ読んでしまう。 大本の設定は「幻夜」と酷似しているが、「幻夜」は結局最後まで謎のままだったが「白夜行」は違う。 ラストでトリックと動機が明かされており、すっきりした。また、「幻夜」でモヤモヤだった部分も解消された。発売順は「白夜行」→「幻夜」だが、個人的には、読むのは「幻夜」→「白夜行」の方が良いと思う。 | ||||
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| 男は美貌で騙し、女性は暴行脅迫。 このワンパターン手口を繰り返すので、中盤あたりから幼い頃の事件の真相は予想できますが…にしてもやり方が汚すぎます。 幼い頃の事件を理由にして、周りにそれ以上のダメージを与える格の低い美女と、従う男… そんな2人の自己チューなワンパターン犯罪を長々と読んじゃったよ!って感じです。。 | ||||
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| 長編ですね・・ 悲しい人生を何とか生き抜いて欲しいですね、 でも才能には、恵まれています。 現実の生き様でも、人は夫々に「とらうま」を抱え 自分の才能を 生かして何とか生き抜いているのですね、 生きてだけで「すばらしい」ことですね。 ** 文庫にしては、分厚過ぎますよね・・ 3分割でも、絶対買います・・ | ||||
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| 過去の殺人を隠すために次々と犯行を繰り返す男と女。 本作品はそれを描いただけの作品でしかないと私は思う。 東野圭吾作品において最高傑作というよりは失敗作だと私は思う。 過去の殺人を隠すための犯行、真相を知ろうとする者への殺人は一つや二つで十分なのだ。 この約800ページに及ぶ本作はありとあらゆる事件が起こるが、いかにもご都合主義的で良くない。 そんなにうまいこといくかいな、と感じてしまう。 おまけに一つ一つの事件に深みがないため、何の人間ドラマも感じられない事件がただただ物語を長くするために羅列されているといった感じ。 さらに言えば、この事件の影には二人の人間の苦悩があるのだと「わざとらしく」感じられ、いかにも作られた話と感じてしまう。 東野圭吾の作品において私はこの「わざとらしさ」を一つの指標にしている。 何作品か読んだが、これはちょっとと思う作品の、いけない理由はこの「わざとらしさ」にある。 逆に今回はうまく話をまとめたなというときはこういった感想はもたない。 「白夜行」についてもっと厳しいことを言わせてもらえば、ストーリー的な魅力があったとしても、文学的に心魅かれる部分は皆無だった。 文章自体は読みやすく、伏線の張り方も巧い。 しかし、それだけ。 この文章が素敵とか素晴らしいとか、この文体が綺麗とかそういったものは全く感じられなかった。 同じようなストーリーで松本清張の「砂の器」があるが、あちらの方が文学的にも優れ、唸らせるものがある。 最後に余談だが、同名の映画を先日DVDで観た。 2時間という制約のためコンパクトに仕上がっていたが、内容的に語るべきことは全て語っていたと私は思う。 むしろ無駄に長い原作を、原作以上に面白くまとめていたとすら感じる。 | ||||
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| 854ページもありますが一気に読めます。 ストーリーも見事ですが、主人公が客観的に書かれており、周りの人物から主人公の心情を 想像しながら読むことになるので飽きないのだと思います。 ミステリー好きには是非読んで頂きたい作品です。 | ||||
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| 東野圭吾作品を5冊以上読んだことのある方。 恐らく読まなくても何となく分かるはずです。 ああ、たぶんこんな感じなんだろうなって。 大体合ってると思います。そんな感じです。 | ||||
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| 綿密な構成を感じさせます。 ぐいぐい引っ張っていく展開で惹きこまれました。 根気良く書き綴ったのだと思います。 最後まで破綻無くまとまっていてエンターテイメントとして良くできていると思います。 最近の作品と違って密度もあります。 しかし、どこか作品のテーマというか主人公の思考に底の浅さがあって 心底納得のいく読後感ではありませんでした。 東野氏の哲学(人間観とか世界観)にもうひとつ深いものが無いからだというのは 言い過ぎでしょうか。 いくつか残されたままの謎もあるように思います。 | ||||
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| 主人公2人の男女の心理描写が全くないというのが、 この物語の最大の特徴。 結局この2人の動機や心のつながりは想像する以外にない。 しかし、19年という長きにわたる物語のため、 時代が移るごとにオイルショックやスーパーマリオの大ヒットなど 時代に即した描写も、なんだか懐かしい感じがした。 多くの方がレビューに書いてあるように、筆者の筆力は 素晴らしく、非常に分厚い小説でありながら一気に読めるのは皆同じのよう。 ただし読後感がかなり好みによって別れる。 特に前述の心理描写のなさによる主人公2人の人間性が見えない部分、 悪人や正義といったハッキリとした結末がない点などが 読む人にとってはすっきりしないのだろう。 読後に爽快感を求める人、いわゆるミステリーのように全ての謎が解決して スッキリといったラストを求める人にはあまり向かないように思う。 個人的にはとても楽しく読めた。 ただ気になったのは探偵・今枝が推測した雪穂のある男性への想い。 これはどうだったのだろうか? ここは関連エピソードが多いだけにやや尻切れに感じた。 それとこの本に限ったことではないが、この分量なら上下刊にして欲しいところ。 | ||||
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