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白夜行



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【この小説が収録されている参考書籍】
白夜行
白夜行 (集英社文庫)

白夜行の評価: 4.19/5点 レビュー 718件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全718件 421~440 22/36ページ
No.298:
(5pt)

東野作品の最高峰ではないでしょうか?

『幻夜』と並んでやはり最高ではないでしょうか?男のひたむきさが悲しく悲しく書かれています。自分だけが知ってる女の痛み、そのときの傷みから女を守るため、女を美しくはばたかせるためならなんでもやる男。ふたりの、お互いの感情表現も心理表現も一箇所もなく、周りの人間に起こる状況描写から浮かび上がらせます。それがやるせないくらいはっきりとあぶりだされます。全然別の方向をみて生きてるような男女が、水面下奥深くでしっかりと手を握っていて、誰にも邪魔されない、みたいな感じ、ですか?これは純愛というのとは全然違いますよね?あくまで女は自分のためだし・・・お互い同じくらい弱いところさらけだして、じゃないもんね、男は悲しいね。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.297:
(3pt)

探究心の満たされぬ作品。読み手がそれをどう判断するか

読書を習慣付けることも必要だと思いつつ、
あまり本を読まないわたしがある時近しい人間から
「東野圭吾作品がおもしろいよ」と聞き、
なんとはなしに書店に向かった時、気まぐれで購入したのがこれだった。
紹介者からお勧めのタイトルも聞いていたのだが、
それらは裏表紙の粗筋を見て好みでないものや、
続き物の一冊だったりしたので手を出しづらく
他に何かないかと見た時、どうやらこの白夜行が
氏の代表作とも言えるような著書だったようなので意思を固めた。
発端はある殺人事件。
その事件を調査する刑事の視点から物語は幕を開けた。
読者はその事件の真相を知り得るため、文章に目を走らせる。
ところが、その真相はわからぬまま次々と新たな風呂敷が広げられては
謎が深まり、謎が解けてゆく。まさにミステリの醍醐味。
なるほどページをめくる手が止まらないという謳い文句も頷けた。
しかし読み進むにつれ、散りばめられたヒントから
事件の真相が読めてくるようになる。
それでもなおページをめくりたいのは、真相の根拠つまり事件の裏、
ひいてはこの850ページに及ぶストーリーの大元を知りたいがためなのに、
ついにその欲求は解消されぬまま物語は終了する。
このエンディングで良いのか悪いのか、
そこがこの作品を語る上で最も重要なことなのだろうと思う。
確かに、数多くの物語を読んでいる人間にはこういうエンディングもアリだろう。
物語とは結果より過程を楽しむものだと言うのは大いに賛同できる。
しかし、これを機に読書の習慣をつけようかと思っているような人間には
ヘビーなエンディングだったと言わざるを得ない。
このもやもやを自己完結できるほど、小説を読むことに慣れていないのだ。
終わりよければすべてよし、そういう小説の方がわかりやすくて良い。
そういう意味で、この厚さも相まってあまり本を読まない人には
オススメできない作品である気がする。
紹介者が白夜行を挙げなかったのはそのせいなのかもしれない。
余談。
低評価をつけているレビュアーの意見の支持率は低いようだが、
あんまりにも極端な物言いはともかくとして、
わたしの主観としてはやはりそれはそれで的を射ているように思える。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.296:
(3pt)

消化不良が残る作品

周りの視点で主人公二人を語らせるという手法は今までもあったが、ストーリーに綺麗に合致して、視点が変わっても読みやすいものであった。構成もまたよく練られていたかと思う。だがどこまで行っても消化不良が残った。
言ってしまえば丁寧さが欠けているのだ。小説というのは本筋から少し離れたところをおざなりにしないことで、深みをつけているのだと思う。その点で白夜行は細部が少々適当に感じられた。ほんの僅かに気になる点がちょこちょこあるもののそれは最後まで解消されることはないということも多い。伏線が消化されるカタルシスを期待していただけに最後を読んだときの肩透かしは大きかった。
作者が見せたい部分だけはきちんと描かれているとは思うが、それ以外がおざなりになっているのだ。そしてその本筋を大事にするために多少強引とも思える部分が少々あったと感じた。作者と同じ感性と価値観を持つ人ならば、全く気にならないのだろうと思う。しかし私は細部の取りこぼしが気になって本筋に感情移入できなかった。そこさえきちんとしてくれれば★4つというところだったので残念であった。
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No.295:
(5pt)

面白い

悲惨なストーリー、主人公の心情描写のなさ、登場人物の多さ、最悪のラスト、などかなり読みずらいはずの小説。けどちゃんと面白かったってことがこの小説の凄さだと思います。なかでも主人公雪穂と亮司が絡んでる場面がなく、心情描写もない、やはりこれがこの小説の面白ろさです。小説ならではじゃないですか。自分で想像するから、出来るから面白いのです。めちゃめちゃ想像しやすく書いてくれてます。僕はラストを読み終えて解釈したことは、雪穂は亮司でさえもただ利用してただけやったんか、でした。そう解釈したらゾクゾクしてきて寒気がして、怖くて布団から出れなくなりました。やばいこの女ほんまに怖すぎる…って。
僕はこの東野圭吾って人を物を作る人として大好きになりました。 雪穂はどこまでもとんでもない女であって欲しい。 だって作り話やねんから。そっちの方が絶対面白いでしょ。
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4087474399
No.294:
(5pt)

悲しい純愛

一人の愛する人を守るため、幸せにするために
自分の人生をささげた男の子と、その愛に精一杯応えて
昇りつめていく女の子の物語。残酷で、悲しくてやりきれないけど
読み終えた後は、何かが心に残りました。
この二人がこんなに悲しい人生を送るはめになってしまったのは
一言で言えば、子供の純粋な魂を汚してしまった
自分勝手な大人たちのせいです。
東野さんの作品の中で、一番好きな作品。
続編の幻夜も、読むことをお勧めします。
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No.293:
(5pt)

裏の世界を生きる男女の物語

犯人は最初から読み手にわかるような手法ですが、伏線がたくさん張られているので
気が抜けず、展開に目が離せなくなりました。
東野氏は後のエッセイで、ある受賞作品の選考員にトラウマの一言
で片づけられたことを残念がっています。この犯罪の根底はトラウマと言ってしまえるほど
単純なものではない気がします。
雪穂と亮司の心理状況は書かれていませんが、あらゆる箇所で2人の密な関係を示すものがあります。
例えば小学生の雪穂が作った小物入れにR.Kと刺繍していることや、彼女が大阪にオープンさせた
心斎橋店のR&Yという店名など...
冒頭から出てくるササガキという刑事がいい味だしてます.
後半はどういう終わり方をするのかハラハラしましたが、最後もこの
おやっさんが結末を見届けてくれてほっとしました.
男たちの下劣な欲望で傷つけられた雪穂を亮司が身を粉にして支え続ける。
読み手の想像力や恋愛経験によっても感じ方がさまざまな作品だと思います.
白夜行
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4087474399
No.292:
(5pt)

面白かった!!!

今頃になって読みました。
もう、すっごく面白かったです!!
長い作品ですが、読み終わってしまうのが残念でした。
もっと知りたいことがあるのに〜!という感じで。
続編であるという「幻夜」も読んでみようと思います。
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No.291:
(5pt)

彼らは何を目指したのか?そして彼女はどこへ行くのか?

 東野圭吾氏の作品の中でも、個人的に最も印象に残る作品です。
 これだけのボリュームにも関わらず、作品全体に張り巡らされた伏線によって、物語の緊張感は維持され一気に読まされてしまいます。
 作者自身がインタビュー等で語っているとおり、物語は読者以外には真相が解らないような形で進んでいきます。さらに主人公である亮司と雪穂が直接接触する場面もないため、犯行の動機などは読者の推測に委ねられてしまいます。
 読後感は“爽快”といったものには程遠いのですが、かといって二度と読みたくなくなる類のものでもありません(実際に「幻夜」を読む前に再読してしまいました)。それは、亮司と雪穂が少年少女時代に身勝手な大人達から受けた「心の傷」ともいうような経験や、お互いへの思いやりに対する同情からかもしれません(陳腐な言い方ですが)。
 ただ、数々の犯罪を重ねていく先にあったであろう、二人が目指したものは結局解らずじまいでした。このことは、続編的な作品で描かれていくのでしょうか・・・
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No.290:
(4pt)

う〜ん・・・・・・

 私はTVドラマの方を先に観てしまったので、犯人も、犯人達がどういう流れや心境で犯罪を行ったのか、知っていたわけなので・・・・・、プラス私がこの本をわざわざ買った目的は、この2人の心境をもっとリアルに細かく知りたかったからなので・・・・、お読みになった方は分かるとおり、その目的は果たされませんでした。
 ただ、先に原作を読んでいたら、もしかしたら面白かったのかもしれないな〜と思いました。私はこういう主人公達の心情に一切タッチしない手法の小説は、初めてだったので、楽しめたかどうかは分かりませんが・・・。なんだか、とても悔しいので、続編?にあたる「幻夜」を読もうと思いまっす!
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No.289:
(2pt)

つまらん。無駄に長い。

容疑者xが面白かったので読んだが大ハズレ。無駄に長い。「最後にアッと驚くようなどんでん返しがあるのでは・・・」と多少の期待を持って、延々と続く面白みのないストーリーを我慢しつつ読み進めたものの、正直時間の無駄だった。最後もひどい終わり方。読む価値なし。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.288:
(5pt)

彼も利用さた?

「幻夜」を先に読んだ後、こちらを読みました。私の中では、雪穂=美冬としています。
雪穂が中学生の時の贈り物や、店の名前に亮司のイニシャルを使うなど、雪穂の亮司に対する気持ちに特別なものを感じさせられます。が、どうしても、彼女が亮司を愛していたと思えないのです。彼女は小学生の時の環境と衝撃的な体験を経て、心は閉ざされ人を信じることもできなくなったのではないでしょうか。犯罪に直接手を下しているのはいつも亮司でしょう。もちろん私の想像ですが、彼は利用されているのを完全に分かっていて(どの時点で分かっていたのかは?)、彼女の思うままに行動し、彼女を守っていたと思う。雪穂=美冬は男から愛されるが、自分が男を本気で愛することはできない悲しくも美しい女です。亮司は彼女の心を知っている点で、「幻夜」のパートナー雅也より救われていると思います。
第二の続編がありそうなので、そこでは是非彼女の心理を明かして欲しい。作者が表現する男と女の心理模様はとても共感します。私は、トリックもさることながら、東野さんの描く男女の物語を期待しています。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
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No.287:
(5pt)

分かる気がする

全部読んだ後に、自分も雪穂の立場だったら、と考えてしまった。 育つ環境によって人間は変わる事を痛感して生きてるから、分かる気がする。原因は最後にならないと分からなかったが、犯人、共犯者が誰なのか等は雪穂が制服を見つけた辺りですぐ分かった。それでも、「今後は?」と思いながら読んだ。不快に思う人も居る小説だけど私は好きです。根本から来る人間の悪を描いてると思う。
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4087474399
No.286:
(4pt)

長いだけの…

一気に読めるといえば読めるのですが、とにかく長い!
途中間延びしてしまうところもあり、もっと簡潔にできるところもあったのでは?
と思いました。
ラストまで徹底して主人公二人の内面が書かれない。
二人の接点、一緒にいるシーンもまったく描かれない。
そのためさまざまな解釈を読者に預けてしまっています。
このあたりはかなり好き嫌いが分かれるところでしょう。
私は、この作品にはこれでよかった気もしますが。
ただ、二人の感情が書かれないので余計にか、
短絡的な犯罪の数々に引っかかるといえば引っかかりました。
もう少し事件を繊細に取り扱ってほしかったです。
雪穂の「魔性」といえる一面に一番取り付かれてしまったのが亮司なんでしょうか?
雪穂は亮司をどこまで愛していたのでしょうか…?
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.285:
(5pt)

大阪を象徴する一冊

「このミス」歴代ランキングされている作品として、以前から気になっていましたが、通勤時間を使って、一週間で読みきりました。
冒頭、「近鉄布施席を出て〜」の出だしから、以前勤務経験のある東大阪市を想像しながら、感情移入できました。
主人公の内面描写を終始排することで、読者にそれぞれの「亮司」「雪穂」像を考えさせる、押し付けがましさが無いところが、私には良かったと思います。
大阪は怖いところだと改めて思わせる一冊でした。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
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No.284:
(5pt)

面白かった

今、読み終わりました。面白い。ラスト云々、意見は分かれるようですが、図書館の光景なんて切なくなります。840ページを一気に読ませる面白さ、それで充分。1050円の価値ありです。馳星周さんが嫉妬するのが解る気がします。物語の登場人物同様、雪穂にヤラレっ放しの数日間でした。これ程、謎めいた魅力的な女性に出会ったのはメーテル以来!!そのぐらいの衝撃でした。女性の読者の方は亮司にそれだけの魅力を感じたでしょうか?そういった意味では、男性読者の方が支持が高そうな気が・・・。でも、まだ雪穂の人生の半分を知ったに過ぎません。是非、今から、続編と呼ばれる続きを読んでみたいと思います。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.283:
(4pt)

不快感

まさにこの言葉が当てはまるといいますか。
何人かの方も書いてあるように、読んだ後に何とも言えない、奥歯に物が挟まってる気持ちになる作品です。
どなたかも書いていたように、宮部みゆきさんの『火車』の手法に似た話の展開です。
最後まで犯罪動機がはっきりせず、当事者の心理描写がまったくない。
ラストで読み手が求めていたものは雪穂と亮司の真実の人間像であったはず。
筆者は狡猾で、他の作品においても最後の最後までその後の成り行きを描かないことが多く、結論は読者の想像に委ねるといった感じです。
ここに一番読み手としての物足りなさがあるように思えます。
東野氏にとって、いったいどうすることが正しいのか間違っているのかはっきりせず物語を終わってしまうことが多々あります。
そういった観点からいくと、読み手によっては良書であったり悪書にも成りうる一冊だと思います。
しかしながら内容的にはかなり読み応えがあります。
読むに価値ある一冊であることは間違いありません。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.282:
(5pt)

先を読まずにはいられない展開

物語全体を通して疾走感を失うことのない作品。
常に先の展開が気になり、超大作にもかかわらず一日で読みきってしまった。
廃墟ビルで殺された男。
容疑者として取り調べられた女。
この二人の子供が成長していく19年を退屈させることなく描ききっている。
二人の子供は決して出会わない。
それぞれ、別々の人生を歩んでいるように見える。
まさに亮司は雪穂を照らす光だった。見事に影に徹し、雪穂の頭上を照らし続けた。
さじ加減が絶妙で、ラストもこの二人ならでは、の終わり方と納得する。
余韻が残りすぎて、しばらくこの世界から抜け出せなかったほどに。
テレビドラマでは二人が主役だったため二人の感情や接点も見えていたが、小説では最後の最後まで隠され続けている。
「どちらが秀でてる」というのではなく、ドラマと小説、両方揃って楽しめる作品だと思う。
できれば小説の方を先に読むことをお勧めする。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.281:
(2pt)

はっきり言って面白くない

旦那・母に薦められて読んだけど面白くなかった
何故か考えてみると以前に読んだ火車が原因みたい
主人公の女性に共通する部分があるから、つい比べてしまう
無意味に長い〜そしてエロシーンがやたら多い。
もうちょい短くまとめたら良作になったかも?目的も復讐にしぼるとかして。
そして主人公の少年・少女の最終目的がそれなの?あんなに犯罪犯して??
あまり感情移入出来ない作品でした。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.280:
(5pt)

近いうちに再読しよう

『白夜行』は犯罪を犯す二人のあとを追い続ける形で進んでいくのに、さほど暗いとか重いとかいう気がしませんでした。あの量なのに、一気に読まされてしまった感じです。参りました、東野さん。
多くの方が書かれているように、雪穂や亮司の視点から語られる章が一つもないからなのでしょうか、そんな手法だからか、読者は読み進むにつれて本人達の心を推し量りながら、いつのまにか感情移入にはまっていく…。私の場合はまんまとその術中にはまってしまいました。
読み終えたとき、切なさやいとしさで胸苦しくさえ感じました。表舞台に出てくる雪穂に対してもですが、とくに終始影のように生きた亮司には。むしろ悲しい思いで本を閉じたのですが、読後感は爽やか…? しばらくしーんと二人に思いをはせていたような、それまで感じたことのない不思議な読後感でした。もちろんとても良い感じで。
読み終えて程なくTV放映がありました。あの長く深いストーリーをどんなふうにアレンジするのかも楽しみのひとつとして見せていただきました。(普段連続ドラマはほとんど見ないのですが、この時ばかりは頑張りました) この本良かったよと薦めて読んでいた友人と毎週、「あそこをこんな風に変えたんだねえ」などと分析しながら。
この本は人気があり、友人達の手から手へと渡って未だに私の手元には戻ってきていませんが、皆さんのレビューを読んでいたら、また再読したくなりました。
まずは、今誰の手元にあるのか、さっそく捜索開始です。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399
No.279:
(4pt)

再読

『流星の絆』にちょっとがっかりさせられたので、個人的に著者の作品の中では傑出していると思っている『白夜行』を再読してみた。過去の自分の評価に対する自信が揺らいだのが再読の理由なのだが、今回もこの作品に対する好印象は変わらなかったのでホッとした。
以前は雪穂にとって亮司は唯一「本当の自分」を知っている人物であるがゆえに特別な存在であり、亮司にとってはある種の贖罪ゆえに雪穂が特別な存在である、というのが根本的な二人の行動動機であると読んだ(異論もあると思うが)が、改めてじっくり読んでみると全く別の複数の読みが浮かび上がってきた。
幾通りもの読み方ができるところがこの小説の醍醐味だとすれば、ドラマ化は本当によかったのかどうか…考えすぎかもしれないがドラマの内容は「白夜」(太陽が実際は昇っていない(見えない)のに仄明るい)というタイトルに矛盾するような気もする。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399

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