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白夜行
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白夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全711件 421~440 22/36ページ
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東野圭吾氏の作品の中でも、個人的に最も印象に残る作品です。 これだけのボリュームにも関わらず、作品全体に張り巡らされた伏線によって、物語の緊張感は維持され一気に読まされてしまいます。 作者自身がインタビュー等で語っているとおり、物語は読者以外には真相が解らないような形で進んでいきます。さらに主人公である亮司と雪穂が直接接触する場面もないため、犯行の動機などは読者の推測に委ねられてしまいます。 読後感は“爽快”といったものには程遠いのですが、かといって二度と読みたくなくなる類のものでもありません(実際に「幻夜」を読む前に再読してしまいました)。それは、亮司と雪穂が少年少女時代に身勝手な大人達から受けた「心の傷」ともいうような経験や、お互いへの思いやりに対する同情からかもしれません(陳腐な言い方ですが)。 ただ、数々の犯罪を重ねていく先にあったであろう、二人が目指したものは結局解らずじまいでした。このことは、続編的な作品で描かれていくのでしょうか・・・ | ||||
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私はTVドラマの方を先に観てしまったので、犯人も、犯人達がどういう流れや心境で犯罪を行ったのか、知っていたわけなので・・・・・、プラス私がこの本をわざわざ買った目的は、この2人の心境をもっとリアルに細かく知りたかったからなので・・・・、お読みになった方は分かるとおり、その目的は果たされませんでした。 ただ、先に原作を読んでいたら、もしかしたら面白かったのかもしれないな〜と思いました。私はこういう主人公達の心情に一切タッチしない手法の小説は、初めてだったので、楽しめたかどうかは分かりませんが・・・。なんだか、とても悔しいので、続編?にあたる「幻夜」を読もうと思いまっす! | ||||
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容疑者xが面白かったので読んだが大ハズレ。無駄に長い。「最後にアッと驚くようなどんでん返しがあるのでは・・・」と多少の期待を持って、延々と続く面白みのないストーリーを我慢しつつ読み進めたものの、正直時間の無駄だった。最後もひどい終わり方。読む価値なし。 | ||||
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「幻夜」を先に読んだ後、こちらを読みました。私の中では、雪穂=美冬としています。 雪穂が中学生の時の贈り物や、店の名前に亮司のイニシャルを使うなど、雪穂の亮司に対する気持ちに特別なものを感じさせられます。が、どうしても、彼女が亮司を愛していたと思えないのです。彼女は小学生の時の環境と衝撃的な体験を経て、心は閉ざされ人を信じることもできなくなったのではないでしょうか。犯罪に直接手を下しているのはいつも亮司でしょう。もちろん私の想像ですが、彼は利用されているのを完全に分かっていて(どの時点で分かっていたのかは?)、彼女の思うままに行動し、彼女を守っていたと思う。雪穂=美冬は男から愛されるが、自分が男を本気で愛することはできない悲しくも美しい女です。亮司は彼女の心を知っている点で、「幻夜」のパートナー雅也より救われていると思います。 第二の続編がありそうなので、そこでは是非彼女の心理を明かして欲しい。作者が表現する男と女の心理模様はとても共感します。私は、トリックもさることながら、東野さんの描く男女の物語を期待しています。 | ||||
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全部読んだ後に、自分も雪穂の立場だったら、と考えてしまった。 育つ環境によって人間は変わる事を痛感して生きてるから、分かる気がする。原因は最後にならないと分からなかったが、犯人、共犯者が誰なのか等は雪穂が制服を見つけた辺りですぐ分かった。それでも、「今後は?」と思いながら読んだ。不快に思う人も居る小説だけど私は好きです。根本から来る人間の悪を描いてると思う。 | ||||
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一気に読めるといえば読めるのですが、とにかく長い! 途中間延びしてしまうところもあり、もっと簡潔にできるところもあったのでは? と思いました。 ラストまで徹底して主人公二人の内面が書かれない。 二人の接点、一緒にいるシーンもまったく描かれない。 そのためさまざまな解釈を読者に預けてしまっています。 このあたりはかなり好き嫌いが分かれるところでしょう。 私は、この作品にはこれでよかった気もしますが。 ただ、二人の感情が書かれないので余計にか、 短絡的な犯罪の数々に引っかかるといえば引っかかりました。 もう少し事件を繊細に取り扱ってほしかったです。 雪穂の「魔性」といえる一面に一番取り付かれてしまったのが亮司なんでしょうか? 雪穂は亮司をどこまで愛していたのでしょうか…? | ||||
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「このミス」歴代ランキングされている作品として、以前から気になっていましたが、通勤時間を使って、一週間で読みきりました。 冒頭、「近鉄布施席を出て〜」の出だしから、以前勤務経験のある東大阪市を想像しながら、感情移入できました。 主人公の内面描写を終始排することで、読者にそれぞれの「亮司」「雪穂」像を考えさせる、押し付けがましさが無いところが、私には良かったと思います。 大阪は怖いところだと改めて思わせる一冊でした。 | ||||
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今、読み終わりました。面白い。ラスト云々、意見は分かれるようですが、図書館の光景なんて切なくなります。840ページを一気に読ませる面白さ、それで充分。1050円の価値ありです。馳星周さんが嫉妬するのが解る気がします。物語の登場人物同様、雪穂にヤラレっ放しの数日間でした。これ程、謎めいた魅力的な女性に出会ったのはメーテル以来!!そのぐらいの衝撃でした。女性の読者の方は亮司にそれだけの魅力を感じたでしょうか?そういった意味では、男性読者の方が支持が高そうな気が・・・。でも、まだ雪穂の人生の半分を知ったに過ぎません。是非、今から、続編と呼ばれる続きを読んでみたいと思います。 | ||||
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まさにこの言葉が当てはまるといいますか。 何人かの方も書いてあるように、読んだ後に何とも言えない、奥歯に物が挟まってる気持ちになる作品です。 どなたかも書いていたように、宮部みゆきさんの『火車』の手法に似た話の展開です。 最後まで犯罪動機がはっきりせず、当事者の心理描写がまったくない。 ラストで読み手が求めていたものは雪穂と亮司の真実の人間像であったはず。 筆者は狡猾で、他の作品においても最後の最後までその後の成り行きを描かないことが多く、結論は読者の想像に委ねるといった感じです。 ここに一番読み手としての物足りなさがあるように思えます。 東野氏にとって、いったいどうすることが正しいのか間違っているのかはっきりせず物語を終わってしまうことが多々あります。 そういった観点からいくと、読み手によっては良書であったり悪書にも成りうる一冊だと思います。 しかしながら内容的にはかなり読み応えがあります。 読むに価値ある一冊であることは間違いありません。 | ||||
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物語全体を通して疾走感を失うことのない作品。 常に先の展開が気になり、超大作にもかかわらず一日で読みきってしまった。 廃墟ビルで殺された男。 容疑者として取り調べられた女。 この二人の子供が成長していく19年を退屈させることなく描ききっている。 二人の子供は決して出会わない。 それぞれ、別々の人生を歩んでいるように見える。 まさに亮司は雪穂を照らす光だった。見事に影に徹し、雪穂の頭上を照らし続けた。 さじ加減が絶妙で、ラストもこの二人ならでは、の終わり方と納得する。 余韻が残りすぎて、しばらくこの世界から抜け出せなかったほどに。 テレビドラマでは二人が主役だったため二人の感情や接点も見えていたが、小説では最後の最後まで隠され続けている。 「どちらが秀でてる」というのではなく、ドラマと小説、両方揃って楽しめる作品だと思う。 できれば小説の方を先に読むことをお勧めする。 | ||||
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旦那・母に薦められて読んだけど面白くなかった 何故か考えてみると以前に読んだ火車が原因みたい 主人公の女性に共通する部分があるから、つい比べてしまう 無意味に長い〜そしてエロシーンがやたら多い。 もうちょい短くまとめたら良作になったかも?目的も復讐にしぼるとかして。 そして主人公の少年・少女の最終目的がそれなの?あんなに犯罪犯して?? あまり感情移入出来ない作品でした。 | ||||
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『白夜行』は犯罪を犯す二人のあとを追い続ける形で進んでいくのに、さほど暗いとか重いとかいう気がしませんでした。あの量なのに、一気に読まされてしまった感じです。参りました、東野さん。 多くの方が書かれているように、雪穂や亮司の視点から語られる章が一つもないからなのでしょうか、そんな手法だからか、読者は読み進むにつれて本人達の心を推し量りながら、いつのまにか感情移入にはまっていく…。私の場合はまんまとその術中にはまってしまいました。 読み終えたとき、切なさやいとしさで胸苦しくさえ感じました。表舞台に出てくる雪穂に対してもですが、とくに終始影のように生きた亮司には。むしろ悲しい思いで本を閉じたのですが、読後感は爽やか…? しばらくしーんと二人に思いをはせていたような、それまで感じたことのない不思議な読後感でした。もちろんとても良い感じで。 読み終えて程なくTV放映がありました。あの長く深いストーリーをどんなふうにアレンジするのかも楽しみのひとつとして見せていただきました。(普段連続ドラマはほとんど見ないのですが、この時ばかりは頑張りました) この本良かったよと薦めて読んでいた友人と毎週、「あそこをこんな風に変えたんだねえ」などと分析しながら。 この本は人気があり、友人達の手から手へと渡って未だに私の手元には戻ってきていませんが、皆さんのレビューを読んでいたら、また再読したくなりました。 まずは、今誰の手元にあるのか、さっそく捜索開始です。 | ||||
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『流星の絆』にちょっとがっかりさせられたので、個人的に著者の作品の中では傑出していると思っている『白夜行』を再読してみた。過去の自分の評価に対する自信が揺らいだのが再読の理由なのだが、今回もこの作品に対する好印象は変わらなかったのでホッとした。 以前は雪穂にとって亮司は唯一「本当の自分」を知っている人物であるがゆえに特別な存在であり、亮司にとってはある種の贖罪ゆえに雪穂が特別な存在である、というのが根本的な二人の行動動機であると読んだ(異論もあると思うが)が、改めてじっくり読んでみると全く別の複数の読みが浮かび上がってきた。 幾通りもの読み方ができるところがこの小説の醍醐味だとすれば、ドラマ化は本当によかったのかどうか…考えすぎかもしれないがドラマの内容は「白夜」(太陽が実際は昇っていない(見えない)のに仄明るい)というタイトルに矛盾するような気もする。 | ||||
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最近(ここ1年ほど)小説から遠ざかっていて、満を持してこの本を読んだのですが。 結果的には、うーん、こんなもの?って感じでした。 絶賛レビューが多いので、自分の感性が変わってしまったのか、期待しすぎたのか... (しばらくビジネス書ばかり読んでたからか?) 「秘密」はとても素晴らしいと思えたのですが、これはふーん、で終わってしまった。 | ||||
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いや、長かった。 正直どうだろう・・・上下巻に分けて欲しい。 中身に関してだが う〜ん、なんというか、好きな人は好きなんだろうが 個人的には「?」。スッキリしない。 ラストが完璧に完結しない物語、想像にお任せ的な物語が嫌いなわけではない 作者は別だが「青の炎」や「火車」、「クラインの壺」は大好きだ。 同作者の「手紙」だって楽しめた。 主要人物の考えが不透明であったり、ラストが曖昧だったりするのは別にいい。 しかし、何かが引っかかる、何だろう。 はっきりしている事は一つ。名作と呼ばれる作品も 人によってはそうでないという事だろう。自分にとっては今回はそうであった。 だがしかし、もう一回読んでみれば変わるのかもしれない。 しかし、この厚さはちょっと間を空けないと読む気がしない・・・。 | ||||
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多くの方がレビューしているので、今さら内容については多くは語らないが、この作品のすごいところは頭の中にキャラクターが、風景が鮮明に浮かんでくる事だ。だからドラマ化されたのを見たら自分の頭の中の映像と違い過ぎて1話以降は見れなかった。 これだけ鮮明に映像が浮かぶ文章でありながらも、ラストの解釈は十人十色だろう。それが東野圭吾のすごい所だ。 | ||||
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読み終えるのにどのくらい日数がかかるのだろうかと思いましたが、どんどん読み進めることが出来ました。最初の事件から約20年間を追った小説で、主人公のほかにややたくさん登場人物が出てくるので、その都度名前とどういう人かを記憶しながら読みました。 主人公の女性の周りでは、やたら事件が多いなあと思っていたら・・・。 | ||||
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東野圭吾をよく読む人たちのなかで 「秘密」「白夜行」を最高傑作に挙げる人も多いのではないだろうか 主人公視点で描かれる章がない すべて友人又は関係者視点で描かれている そのため 彼ら(彼と彼女なのだが)の内面については触れていない事になる しかし レビューにもたくさんあるように「暗い」「重い」など 彼らの内面が分かってくる 分かってしまう・・・っよいうほうが的確なのかもしれないが。 全体を通して分かる 繋がりや行動の理由 それに続編と謳われている「幻夜」 この2作品を読むことで彼らの内面がさらに分かってくると思う これは個人的な願いですが 白夜行三部作 読みたいものですw | ||||
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ドラマ版が好きなので、今更ですが読んでみました。 まずはよくこの原作からあれだけの映像作品を作れたなと思いました。 余分な登場人物などを削ったり人物関係を変えて、いい感じにまとめたなと。 そのせいか、本を読んでいてなんか違和感を感じました。 二人の主人公の絆がさっぱり描かれておらず、ただの犯罪小説になっています。 そのあたりは読者が想像して補えということですかね。 | ||||
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ただ中盤がなかだるみで面白くなかった・・・これならドラマの方が面白かった。ドラマの方は鬱になるが、小説は鬱にならなかった。「手紙」、「秘密」の方が面白かった。私的には東野圭吾さんで一番面白いのが「手紙」でした。いや白夜を生きている二人、太陽に代わるものがある二人、じゃあ俺は闇の中で生きているよ・・・。今「分身」を読んでいるが、これじゃあ東野圭吾さんは「手紙」の一発屋になってしまうよ・・・。 | ||||
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