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白夜行
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白夜行の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全718件 561~580 29/36ページ
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| 最初に断っておきたいのですが、 私自身はこの作品に強くひかれたと言うわけではありません。 ただドラマだけを見てこの作品を「内面が描かれていない」等、 批判するのは止めてほしいと思うのです。 (これはこの作品に限ったことではないとは思うが) この作品の眼目は、雪穂と亮司の二人の内面を直接描くのではなく、 周囲の人々の目を通して、二人の姿を浮き上がらせていく構造にあると思う。 (確か、作者もそのような発言をしていたように思いますが…。 周りの大人たち、あるいは男たちは気づかないけれど、 私たち読者にだけこっそり提示される彼らが犯罪に関与したことを 暗示する些細な、しかしさまざまな状況証拠。 気をつけて見てさえいれば、発覚したであろう、いくつもの犯罪。 そうしたものを積み重ねていく中で、 あぶり出されていく彼ら二人の関係。 なぜ、彼らがこんな犯罪に走ったのか。 作者はそれらをはっきりと私たちに提示せずに、 すべて読者に委ねているように思うのだ。 そして、笹垣の述懐にもあるように、 これらの犯罪にしても、 雪穂に対する大人たちの醜い欲望に誰かが気づいてさえいれば、 そしてその欲望を抱いて彼女を見つめている男の一人が自分の父親であることを 自分の目で確認せずともすんだとしたら、起こらなかったではないか。 誰も気づいてくれず、 気づいても誰も助けてくれないことを知った彼らは 自分達だけの世界に、 永遠に陽が射すこともなく、 しかし彼らを休ませてくれるはずの闇も永遠に訪れることのない 白夜の世界に向かっていくしかなかったのではないか。 『最後の最後まで「救い」も「償い」もない』というレビューもあったが、 作者は救いも償いも描こうとしていない。 ただ『白夜』に向かって走り続ける二人の姿を描いただけである。 | ||||
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| 東野圭吾の代表作と聞いて読みましたが、私には合いませんでした。 たしかに先を読みたくなる書き方で、長編にもかかわらず飽きることなく最後まで一気に読むことはできました。 章ごとに新たな時代そして登場人物が出てくる。最初は「また知らない名前だ」と戸惑いましたが、慣れると「今度はどんな物語だ」と楽しみになってくる。そしてその物語に中心となる人物が絡み合っていく。 しかし、ほとんどすべての登場人物に不幸をもたらすその内容と、最後の幕切れに、「読んでよかった」と素直には感じられません。 中心人物の心の描写はなく、その行動と、時折見せる本音らしき台詞でその心を垣間見るというのは面白いとは思いますが、すっきりしない読後感がただよったままに終わりました。 物語のあら探しをするつもりはありませんが、子供時代から20年という長い歳月を二人を結び付けてきた強い絆が何だったのか結局分かりませんでした。 もちろん話の流れから想像することはできるし、実際に登場人物が謎解きもしています。それでも何かが腑に落ちないまま結末を迎えてしまいました。 子供時代のあやまち、あるいは不幸な過去を抹消するために二人が共謀することはあるでしょう。忘れるために、周囲の人物に忘れさせるために更なる犯罪を犯すこともあるかもしれません。 しかし、ここでは犯罪は現在も進行中なのです。二人は20年という長い時間を共謀して生きているのです。しかも、いくつもの新たな犯罪に関わっているようなのです。 子供時代の共通の事件(犯罪)を契機としても、そんなに長いあいだ変わらぬ絆というのはあるだろうか、とどうも納得できませんでした・・・。 これらの意味で、まさに白夜の中にいる感覚を味わえます。これが作者の意図したことなら大成功でしょう。 | ||||
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| 最初に読んだ時には、この物語の味わいが良く分からなかったのですが、もう一度読み返してみようと思い、読みました。 小学生だった雪穂と亮司が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描かれています。人生は順風満帆ではなく、次々、忌まわしい事件が降りかかり、とっても、胸が苦しくなってきます……。 この本を手にすると「こんなに、読めるかな?」と、思いましたがやはり、読み出すと止まりません。 読み終わっても、また読み返したくなるような作品です | ||||
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| 今クールでドラマ化されている東野圭吾の著作である。スタンダードなミステリー小説のように警察側の解決方法に焦点を当てているのではなく、犯人側の鮮やかな犯行の手口と犯人側に起こる不思議な事象に焦点を当てて描写しているところが斬新である。犯人は最初から分かっており、ところが誰もそのしっぽをつかむことができないところが痛快である。しかも、犯罪の手口に囚われすぎることなく、犯人の過去の不幸な体験に端を発している心理描写もバランスよく盛り込まれている。文庫本で800ページ強にわたる大作なのだが、犯人の幼年時代からの成長に合わせてそれぞれのステージにおける犯罪に関するエピソードがテンポよく描写されているため、飽きることなく最後まで一気に読み進めることができる秀作である。ドラマ自体は観ていないが、ドラマ化するのは難しそうな作品ではある。 | ||||
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| 主人公2人の感情描写がないことには、あとがき(文庫版)を読んで、気が付きました。 私としては、東野圭吾さんに一本あり! 後で思えば、その手法が、この小説の静かで深くて心の底にずーんとくることの、理由の一つになっていると思います。 感情描写がなくても、二人の叫びは十分効果的に伝わってきました。 この本の分厚さにビビっている方は、ご安心下さい。 もう、目がはなせないストーリー展開で、私は2日間でいっきに読んでしまいました。 読んだ後も、いろいろ余韻を残してくれました、、。 現在テレビドラマが進行中ですが、なんだか見るのが怖いです。 せっかくの、この世界観がこわされてしまいそうで。 ちらっと見た予告では、二人とも叫んでいましたし、、。 アナザーワールド、という事で見るのが正解でしょうか。 傑作です。 | ||||
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| 白夜行はドラマの第一話を見て、原作ではどのようにこの過酷な運命を描いているのか読んでみたくなり、購入しました。 文庫版は厚すぎて持ちづらかったです・・・。 ドラマでは常に主人公2人の心の動きが描かれます。 しかし、小説ではそんなものは一つも描かれていません。 常に「俯瞰」している印象を受けました。 二人がそれぞれ犯罪に手を染めていくその様を、誰かが遠くで見ている・・・そんな印象です。 はっきりと何をやったかは書かれていません。 でも、これってもしかして・・・・と想像することが出来ます。 この辺の持って行き方が巧みですね、東野さんの文章は。 各章毎に登場人物が変わり、時系列も変わります。 淡々と、その人物がしたことを語っていきます。 亮司は、とても狡猾な男でした。 しかし、仲間から慕われそうな雰囲気をどこか持っていました。 雪穂は・・・・何がしたかったのでしょう。 上り詰めたかったのか?それとも、亮司の分まで生きたかったのか。 彼女は常に幸せでは無かったのだと思います。 最後の謎解きの部分は、端折っている印象を受けました。 いつの間に時効になっていたのか・・・そこまで分かっていてなぜ何も出来なかったのか・・・。 あっさりと明かしすぎです。 亮司と雪穂のつながりは伏線をいくつも張ってあるのですが、最後のからくりには気づきませんでした。 ページ数は多いですが、さくっと読むことが出来ました | ||||
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| ドラマを見損ねたので原作を読んでみました。 結果、ドラマの粗筋紹介で主人公二人の最初の犯罪が明かされているのは 原作を楽しむ上では大きな損失だったような気がしてなりません。 登場する周囲の人間と共に二人に対する疑惑を深めていけたなら この小説に対する感想はもう少し異なっていたでしょう。 主人公の心理描写が一切ないので、途中から雪穂の底知れぬ悪女ぶりに 酔いそうになりました。 書かれていないことを自分好みに想像して膨らませて読む作品だとは思いますが、後味はかなり悪いです。 時代ごとの犯罪描写も楽しめますが、少しとってつけたような印象もあり、この二人の描写にそれらが必要だったかは疑問です。 それでも作品そのものは面白いと思います。 なるべく、ドラマの筋を知らずに読んでみた方が良いと思います。 | ||||
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| 冒頭の質屋殺人事件に始まり、19年にも及ぶスケールで被害者の息子亮司と被疑者の娘雪穂2人の白夜行が描かれます。事件後、雪穂は表向き華やかな道を進み、亮司は文字通り社会の裏街道を進みます。彼らの周りで起こる様々な怪事件を、老練な刑事が追っていきます。 特筆すべきは、主人公2人が直接会話することは一度もなく、彼らの内面も最後まで描かれず、周辺人物達の視点でのみ描かれていることです。しかし、一見赤の他人である2人の接点は様々な場面で暗示され、2人の心理も少しずつ明らかになっていきます。特に印象深かったのが、雪穂の台詞で、自分の人生には太陽がなかった、だけどそれに変わるものはあって、その薄明かりの下、白夜を生きてきた、というものです。痛ましい事件で人の心を失ってしまったかのような亮司と雪穂は、それでもお互いに暗い夜を照らす存在だったようです。 | ||||
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| 仕事の合間を縫って、2日間ほどで読み終えました。 最近この本を手にした多くの方と同様、私もドラマを見て、関心を持った一人です。 (売り切れの書店ばかりで大変でした) 読み終えて、真っ先に思ったのは、「ドラマを見る前に読めばよかった」という後悔でした。 ドラマの最初のシーンが本のラストにあたり、更に徐々に浮かび上がってくる二人の関係が、ドラマの初回で既に描かれてしまい、 読みながら考えていく楽しみが減ってしまいました。 また、読みながら俳優さんたちの顔が浮かんできて…(苦笑) 雪穂と亮司のふたりを決して同じ場面に出さず、出来事と周囲の人間の発言だけでつながりを浮かび出させていく… 笹垣の口を通して描かれる解釈すら真実なのか? あくまで最後は読者それぞれで彼らの人生を考えろ、というのが作者の狙いなのでしょうか。 確かに雪穂には人間の「情」というものが微塵も感じられません。 心を失った彼女が、分身である亮司まで失ってしまった。 美しいただの抜け殻であり、これから先の彼女の人生は、延々と続く悲劇でしかないでしょう。 全く救いがない物語ではありますが、救いのない悲劇をここまで描ききったことは見事としか言いようがないと思います。 最後に、この本とドラマは、全く別物として、それぞれ楽しんだほうがいいと思います。 | ||||
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| 読み応えのあるすばらしい小説です。大変多くの章にそれぞれ犯罪がちりばめられているわけですが、執行の現場がうまくブラインドされており想像力を掻き立てられます。すべての犯罪は雪穂の金銭的援助と進む道の露払いにつながる訳ですが、難をいえばその中に陳腐な動機とみられるものが多すぎる事です。特に最後のミカに対するものは雪穂本人の心理が解せず、ただ雪穂の冷徹さや残虐さをアピールする作者の演出にすぎないともとれました。個人的には、雪穂がビジネスマンとして飛躍する過程で障壁を排除していくところにもっと犯罪を絡ませたほうが共感が持てたと思います。 | ||||
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| 書評を読んでから小説を購入し、読みました。 主人公の二人からの細かな視点は、この小説に必要では無い、 と私は感じました。 なぜなら、たくさんの登場人物たちの複雑に絡み合った関係。 過去の事件の真相を探る上で知りえる情報。 二人の台詞。 事細かに描かれており、たくさんの章があって大変だとは思いますが それらをしっかり読み取ることで、二人の関係や想いを感じることは、できるからです。 この小説に、「雪穂はこう思った」「亮司は雪穂に対してこうこうこういう気持ちだった。」なんて視点があったら、 野暮だしおもしろくはありません。 それから、ネタバレになるので詳しくは書けないけれど、 二人がそれぞれ違うシチュエーションで、違う相手に向かって言う、 同じ意味の言葉があります。 それが唯一、二人の関係を示すものとなるのではないでしょうか。 この小説を読み終わったとき、私は村上龍氏の「コインロッカー・ベイビーズ」を読んだときと同じような気持ちになりました。 生きるため、自分を守るため、誰かを守るためのエネルギー。 様々な策略が感じさせるダークな部分。 そういう点が共通してるのではないでしょうか。 素晴らしい小説だと思います。 小説の内容とは無関係だけど、文庫本は上下に分けて欲しかった。。。 あのページ数の文庫本は手に持って読むのに向いてません。 | ||||
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| 独特な世界観があり一気に読み終えてしまいました。残りページ数が少なくなるのが切なかった、というか終わらない物語としてずっと読んでいたい、と思うほど引き込まれてしまいました。 | ||||
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| 今ドラマでやっていることから読んでみたのですが、登場人物の数が多すぎること、雪穂と桐原二人の視点から全く描かれていない事にちょっと不満を感じました。 これでは二人の関係が全くと言って良いほど分かりません。一章進むだけで時が何年も進んでいるというのもちょっと・・・。 最後もちょっと急ぎすぎてかなり淡白になっていますし。無理矢理終結させた感じがします。 せめて、なんらかの描写があれば良かったと思います。これは登場人物を多く出しすぎたツケではないでしょうか? | ||||
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| ようやく読み終わりました。長かったです。 すごく重い内容の物語でした。 展開は長い月日のいろいろな話から少しずつ 主人公の雪穂、亮司の子供時代の事件の 謎が解けていくというような感じになって います。 読み終えて、亮司の方はなんとなく人間 らしさ感情というものが残っていたような 気もしましたが、雪穂は最後まで何を 考えているのかわかりませんでした。 残った雪穂はこの先も生きている限り 人を欺き続けるのでしょうね。人生に 意味は無くただ世間に対する復讐のために。 | ||||
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| 共感できませんでした。主人公2人が、影の世界を生きていかなければならなかった背景が納得できませんでした。能力がないわけでも、向上心がないわけでもないわけでもなく、正当に競争しても十分表の世界を勝ち抜いていけそうなのに、姑息な手段で周囲の人間を陥れているように感じました。強烈な幼児体験がそうさせているのなら、その辺の記述がもっとあってもよかったかな。また女性を黙らせるのに、ことごとくレイプが用いられるというのも嫌悪感を感じました。全般的に、現代犯罪史というようにここ20年ぐらいの犯罪のオンパレードです。最後の最後まで「救い」も「償い」もなかったです。 | ||||
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| 雪穂が何を望んでいるのかよく分からなかった。 生き延びるためっていうのよりはるかに贅沢な野心を持った彼女という人は、あんなことがなくても、そんな人なのかも。 過去にキズを負ったからといって、あんな分かりやすい成功をリスクを犯してまで求める理由が分からないし、 亮司がなぜそんな彼女を支えようと思ったのか・・・・・・負い目? 愛? 自分も野心家だから? 幼いころの聖域を侵した社会への復讐? なんかそれじゃ説明つかない。 強い意思によって理想の人間(生い立ちから)になりたかったのかもしれないが、 その理想というのが本当にバブル的で底が浅いものを感じる。幼いころに形成されるべき「人間の核」というものが、 大人から教えてもらえなかったからかもしれないけれど・・・・・・。 他人からみた自分を一番に考えるって、幸せかな? 政治家でもめざしそう。たんなる目立ちたがり屋で自分一番じゃなきゃ嫌とか・・・・・・。 過去の傷を隠すというのよりはるかに目立つ行動はなぜ? それに雪穂みたいな人がいたら、意外に内面ってバレてると思う。 女子って偽善者とかってかぎ分けられるから。 男子はわかんないかも。 お話自体はリアリティがなくて白ける部分もあったけど、 本当に面白くて一気に読めた。 | ||||
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| 結局,主人公である雪穂や亮司の視点からは物語は最後まで描かれず,周囲の人々の視点から読み解くことしか出来ない.論理的な証拠は何も提示されること無く,戦慄のラストシーンを迎える.老刑事笹垣が状況証拠から推理し,辿り着いた結論は,所詮推論に過ぎない.物語の解釈は読者に委ねられる.真実は一体何処にあるのだろう.果たして雪穂は計算高い冷徹な悪女だったのか?亮司は利用されただけなのだろうか? 互いを偽りの太陽に見立て,白夜の中を生きた二人.相手を利用する,相手に利用されるといった損得勘定で計ることの出来る単純な関係ではない.二人とも互いを補完しあう存在を必要としたのだろう.切実に・・・ | ||||
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| 東野圭吾の作品をはじめて手に取りました。きっかけはTVドラマの結末が知りたかっただけと安易な発想でしたが、文庫本の2倍以上の厚さの本を「あっ!」ですわ・・・映像に近い感覚で伝わってきました。ヒロイン雪穂。彼女をあれほど強い人間にさせたものが想像では解りませんが、ヒロインに引かれて殺人などの罪を犯すたぐいの軽い話では片付けられない・・・・真意が知りたい雪穂と亮司のと思いましたが、雪穂本人にもわからないのかなぁ・・・・ | ||||
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| テンポのよさについ気になって先をいそぐのだが、ほっと気が抜けたりする部分や爽快感といったものが、ひとつもでてこない話。 ドラマのキャストを聞いたせいもあって、登場人物のほとんどだれにも感情移入しきることができないまま進んでしまったせいもあるかも? ――ま・それこそが東野さんの作風だといわれたら、まだ全然読破していないのでなんとも反論しようがないけど。 でも終わった後の、このどうしようもない空虚感。 事柄の裏面を知れる立場にいるせいもあるけれど、そこまでして得たいものがすごく痛々しいというか。 二人に共感できるところがなく、言いようのない不快感というか居心地の悪さを覚えてしまって。 自分が能天気なせいかもしれないけれど、あまりに不幸な、忘れたいような物語だったなぁ………。 なぜこれがドラマ化されたのか。 その意図をはかりかね、なんとなく物悲しく終わってしまった。。。。 | ||||
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| 私は読み終えた瞬間、嗚咽をもらした。 私は基本的に殺人などが含まれている小説は苦手な方で避けてきたが、父親に勧められて土曜の昼間に読み始めた。 すると、ハマった。 読み終えたのは夜中の3時を回っていた。私は1日足らずで読破してしまった。 最初は次々に登場してくる人物に多少悩まされたが、全てはひとつに繋がるものだった。 雪穂と亮司、二人のあまりに悲しすぎる過去。 生きる希望を与えてくれた亮司は最後の最後まで雪穂を守った。 雪穂は亮司の僅かな光を頼りに懸命に落とし穴から這い上がろうとした。 そこには心を失った彼らの決して結ばれてはいけない愛があった。 純愛とは言いきれない、冷血で残酷な運命。 それなのに、これは真実の愛の形だとしか言いようがなかった。 女の目線から見て確かに吐き気がする場面が多々ある。可哀想・ひどすぎるなどの感情を通り越して寒気さえした。 それにも関わらずページをめくるのをやめられなかったのは19年と言う月日に隠されていた。 二人は犯罪者だ。でも私は本を閉じた時、不覚にも「犯罪なんかじゃなかった」とむしろ魂を奪う行為を肯定してしまうほどだった。 その理由を知るには、もう一度1ページ目から開く必要がある。 そして私は、再び生きる空しさと生きていく強さを二人から学ぶのである。 | ||||
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