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白夜行
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白夜行の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全718件 601~620 31/36ページ
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| 桐原亮司と西本雪穂。二人が小学生から大人になる十九年間の物語。高度成長末期からバブル経済の時代まで。彼らが歩む人生の周囲では、次々に不幸になる人々がいる。人々を絶望の泥沼に蹴落としながら、雪穂は睡蓮のように美しく咲き誇っていくのだ。 二人の主人公と読者の間には、レースのカーテンのような物が揺らめいていて、その姿ははっきり見えない。 特異な小説である。主人公二人の心だけが、一切描写されていないのだ。その周辺でもがく人々の主観を介してしか、亮司と雪穂に辿りつけない。 テレビドラマに引き込まれて、一気に読破した。過去にドラマ化不可能などという形容の小説は幾多もあった。しかし、本当に不可能な小説に出会ったのは初めてであった。 亮司と雪穂という主人公の人生には、殺人事件、レイプ、失踪、ハッカー犯罪などの事件が溢れている。最後のピースがはまった時、それらが純粋な魂から溢れ出た「果てしない悪意」だと読者は知る。 この小説と、放送が開始されたTVドラマとは、全てが違う作品になっていくだろう。小説だけの読者は、雪穂たちから、究極の悪意の快感を覚える。TVドラマだけの視聴者は、絶対的な純愛に感動するだろうからだ。そして両方を知った者は、鏡のように全てが正反対の、原作とTVドラマの特異なコントラストにくらくらと酔う。 小説とTVドラマが意図的に乖離せざるおえない作品。 昔、映画の「風と共に去りぬ」観た。その後に原作を読み、映画版のできの悪い模造品に感じた。これとは対照的に、百夜行は原作と映像作品が別個に独立した作品となっていた。両方とも鑑賞される事を強くお勧めします。 | ||||
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| 文庫版を解説している馳星周氏は本書をこう評している。 「人間の暗い側面、邪な断面、人間のそうした性質を助長する矛盾した世界。それを描くのがノワールだと定義したならば、『白夜行』はもはや、ノワール以外の何ものでもない」 そう、「白夜行」は紛れもなく上質のノワールなのである。 暗黒街やマフィアが登場する作品ばかりがノワールではないのだ。 20年にもおよぶ亮司と雪穂のダークで沈鬱な物語。 2人の人生には常に不気味な犯罪が見え隠れする。 しかし、読者は2人の心の闇、心の傷をうかがい知る事はできない。 小説には2人の内面はいっさい描かれていないのだ。 冷たく、重い物語だ。 出口がなく、救いのない物語だ。 読後の爽快感はない。 だが間違いなく後をひく傑作だ。 この名作がドラマ化されるという。 小説では2人の内面描写がなく、余計な説明もないからこそ、深い読後感を味わえる構造になっているのだ。 陳腐な純愛ドラマに貶められないか、非常に心配である。 この重い世界観は活字だからこそ味わえるものではないだろうか? 表現手段が違うのだから、ベストセラー小説を何でも映像化するのは反対だ。 活字だからこそ表現できるものもあれば、映像にしか表現できないものもある。 「白夜行」は活字でこそ生きる物語だと思う。 | ||||
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| テレビドラマ化するとゆうことで、久々に読んでみました。 事件の真相に辿り着けそうで、辿り着けない。 目の前の霧が晴れそうで、晴れない。 まさに「白夜を行く」とゆう感じです。 | ||||
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| 東野作品ファンサイトの人気投票で1位になっているのを見て本書の購入に至りました。 この本で東野氏が利用した手法が主人公2人の心理描写を用いず、全て彼らを取り巻く人物による描写にとどめたこと。 謎めいた話を更に謎めかせるのに成功しています。 次から次に起こる怪事件、見つからない決定的な証拠、先が読めない展開の連続…読み出したら止まりません。 ただ話の内容はかなりダークなので好き嫌いは分かれそうです。 | ||||
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| 東野作品で、ここまでディープな内容の作品はなかったとおもいます。 例えば、「秘密」なんかもテーマとしては重いのですが、これは、その何倍も重いです。 この作品は、日本の、昭和という時代の闇の部分をえぐりだし、そして、「ここまでやるか・・・」というくらいの人間の悪意が描かれています。たしかに、これはフィクションなのですが、これは事実を濃縮した小説だと思います。事実よりも事実を描いている、そんな感じをすごく受けました。 だから、読んでいて、拒否反応がでてくる人もけっこういるとおもいます。人間の汚いところなどみたくはない、という心理は当然でしょう。 それでも、ぜひ読んでみてほしい作品です。 わたしの中では、「容疑者Xの献身」読んだ今でも、この作品が、東野作品の最高傑作だとおもっています。 | ||||
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| 面白くて、寝る間も惜しんで一気に読んでしまいました。読ませる本ではあります。とはいえ、ミステリーのひとつの形として、またある種の純愛ものとしては成功しているかもしれませんが、奥深さには欠ける気がします。人間のある一面だけが強調されて描かれているようで、テーマそのものに、若干「いびつな」感じがすることは否めません。 | ||||
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| 東野氏の小説は10作品くらいは読んだと思う。「天空の蜂」や「変身」は大好きだ。しかしこの作品は好きになれない。なぜならば後味が悪すぎるからだ。 私が憎んでいる犯罪の中でもとくに許せないのが殺人とレイプである。この作品の主人公は、いくら過去に辛い事があったとしても、他人を巻き込み最後に非道な行為をする。そのために感情移入ができなかった。 乱歩賞受賞作も後味は良くはなかったが、この作品は氏の中で一番好きになれない。作者に怒りを覚えたほどで、氏の作品で今後「白夜行」より私が下の評価をする物はおそらく無いのではないかと感じている。 | ||||
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| 実に面白い! 最初はバラバラに見えた一つ一つの事件が、エピソードが、 少しずつつながっていく。 「もしかして、もしかして…」と思いながらページをめくっていくと、 最後にはアッと驚く結末が……。 ハラハラドキドキの一冊。 確かに重たい話なので、嫌いな人はいるかもしれない。 (特に、同じ作者の『秘密』とかが好きな人から見ると、 一言言いたくなる本だろう。) でも、内容の重たさにもかからわず、読後感は意外とすっきりしていた。 ただ、ただ見事な話の運びに魅了されて一気に読了してしまった。 読者を引き込み、掴んで離さない語り口。 (「圧倒的なリーダビリティ!」とでもいうのか?) 話の結論とは別に、そういった意味で爽快感のある本。 超力作です。 もうすぐドラマ化するそうですが、 さて、この本、読んでから観るべきか?観てから読むべきか? 私は「読んでから観る」ことをお薦めします。 | ||||
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| 有吉佐和子の悪女については今なお多くのファンを獲得しているのでよみがえったというのは語弊があるかもしれないが, 多くの人の視点からあらわした悪女一代記です。 主人公は被害者の息子と容疑者の娘ですが本人たちの視点は排除し,起きたことが周囲の人間たちの目からつづられます。 切ない物語なのですが,個人的には有吉佐和子に軍配が上がります。 悪女は本人の動機付けでなってほしいなぁと,幼児期の****では悲しすぎます。 | ||||
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| 最初は本の分厚さと、ミステリーが苦手ということもあって、手に取るのをためらっていたのですが…「絶対に面白いから!!」という友人の強力なプッシュで読む決心をしました。 最初は事件の全容が全然分からないし、登場人物も多いしで混乱していたんですが…読み進んでいくうち「点と点が線になり始めた瞬間」は鳥肌がたちました!! 殺人犯(誰かは言えない!)の心理が全く描かれないことも逆に読者の想像力を掻き立てるのに成功していると思います。 内容的には5つ星でしたが、かなり忍耐が必要…ということで☆マイナス1としました。 | ||||
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| この本を読むきっかけとなったのは 恥かしながら某TV局でドラマ化が決まったからだった。 東野圭吾さんの本は白夜行が初めてで あまり小説を読まない私でも非常に読みやすく 読者に分かりやすい描写をしており 読んで行くうちに引き込まれていく展開に胸を躍らせて最後まで読みきってしまった。 正直言って主人公の気持ちを一切描かないというのは 読み手の想像力に任してもでも色々捉え方が変わっていくので納得ができない。 (注)ここからは自分の想像であるが、 桐原の犯罪の心情は雪穂を助ける為の犯罪であってまだ分かるのだが 雪穂の心情は理解に苦しむ。 幼い頃の虐待のトラウマの為であっても 自分中心のイカれた性犯罪を次々とおこしていくものだろうか? 考えられるのは雪穂は完璧な人間をふるまった 残酷で自己中心的な精神異常者であるとしか思えない。 もう少し雪穂の心の闇や内面を描いてくれていたら私はこんなにも悩む事はないだろう。 そしてあまりにも雪穂中心で桐原の一方的な愛の献身的な犯罪の数々・・・ もしかして雪穂は桐原さえもを利用していたのか?と思ってしまうと ラストの展開からしてもあまりにも残酷な話だ。 美くしくともなんともない。 私はこの作品を好きにはなれないと思う。 しかしドラマでは2人の愛が少しでも平等になれるように 捉えられると願いたいものだ。 | ||||
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| 2006年1月からTBS系でドラマ化されますね。原作を読んでいるので楽しみも倍増です。父殺し、母殺し・・・重いテーマですが、見事なミステリー作品として完成されています。 | ||||
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| 東野氏は関西出身だ。 そしてイヤな匂いがするほどにドロリとした作風はそういう灰色の土地を舞台に繰り上げられたものが多い。 『幻夜』もそうだ。 そこがまた暗い陰気な事件の舞台を見事の描ききれる根拠ですらある。 人間の他人には知れない部分は誰にでもある。 そこを読者にジンワリと伝える作品だ。 ミステリーと一言では語れない部分がちゃんと含まれている。 そこがまた無気味なのだ。 | ||||
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| 本のタイトル通り、内容は最初から最後まで真っ暗です。 東野先生の本なのでものすごく期待して読みました。 読み始めてすぐに白夜行の世界に引き込まれ、4日で読み終えました。 読み終えた直後、衝撃と不快感が残ります。 そして、何よりも悲しい男女の愛にただ胸が痛くなり、憤りすら感じさせる本です。 | ||||
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| メディアをにぎわす幼女を対象にした痛ましい事件を 思い起こすまでもなく、法月倫太郎の作品、貫井徳朗の作品など 凶悪な事件を描いたものを、奇妙にも続けて読む機会があったため余計感じるのだが、 事件そのもの、および事件の背景となる「暗さ」を この作品ほど後ろめたい出来事に感じさせるものはない。 舞台となっている時代が、昭和だとういのも、ひとつの理由であろうか。 忌まわしい出来事が、ある男の子と女の子の周りで発生した。 その事件のきっかけは、ほぼ世間の目から隠匿されながらも 風聞にのり、人びとの過去のシミのような存在のまま生き続けていく。 その二人が、少年と少女になり、そして大人になっても、 その出来事は深くそれぞれの人物の心に棲みつき、 許しがたい「縁」となって存在しつづける。 隠そうとしてもかくしきれないシミのように。 さいごにこれを断ち切ったのは刑事・笹垣、と思わせながらも 実はそうではない終わり方に、 いけないものをを見てしまった後の罪悪感に似た読後感を覚えてしまった。 | ||||
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| 物語には引き込まれて後半は一気に読みました。 ですが2人、特に雪穂の目的のため、周囲の人間を汚い手口で操作していくやり方に途中で非常な不快感を覚えました。 非常に消化不良の後味の悪い読後感でした。 物語中で解明された幼い2人に起きた事実は確かに胸の痛むものですが、最初の事件以降はあきらかにやり過ぎで、同情の余地なく不快なだけです。 私は東野さんの本はこれで4冊目ですが、いつも引き込まれはするのですが、内容になんともいえない不快感を感じます。 私には合わないようです。 | ||||
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| 最初は殺人事件から起こって、ある2人の男女が別々の舞台で成長してゆく物語。というのは紹介文にあるので割愛して感想だけを述べますと、『白夜行』は衝撃でした。主役2人の心理描写が全くなくて、いまいち何を考えているのか良くわからなかったのが本当のところ。しかしそれによって読者に「こいつはこんな性格なんだよ」と最初から決まった人格を思わせることなく1人1人の読者に自由な印象を持たせられるのは東野さんの才能だと思った。驚きなのは、亮司と雪穂は文中で一言も交わすこともなく、また2人が会う様子も全く描写されていない事。それなのに読者に淡い期待を抱かせるような2人のちょっとした共通点などをふんだんに盛り込んでいる。私は小説を読み進めながら、果たして2人のあれやこれやの謎は解けるのかな?などとワクワクしていましたが甘かったです。本当に読んだあとは切なくてどうしようもなかったです。来年早々にもドラマ化するそうなので今から期待しています。 | ||||
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| 東野圭吾さんは大好き。これも初めは非常に引き込まれ寝食も忘れて読んだほどでした。が・・・・なぜでしょう、読んでいる最中から、とてもきつかった・・・・重たいものがのしかかり、いやな気分にさえさせられることもありました。特に後半からラストは、気分が悪くなるほどでした。面白いか面白くないかと問われれば、確かに面白い(世界に引き込まれます)ですが、読後感は最悪でした。 | ||||
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| 東野作品には珍しくハズレ。無駄に長い。途中で投げ出しそうになるが、それでも「最後にアッと驚くようなどんでん返しがあるのでは・・・」と多少の期待を持って、延々と続く面白みのないストーリーを我慢しつつ読み進めたものの、正直時間の無駄だった。期待が大きかっただけに余計に残念。 | ||||
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| 白夜行を読んだのは3年前の夏。ここまで長編推理小説を読むのはこの本が始めてだったにも関わらず,夜から読み始めて気付いたら夜が明けていた,という日が数日続いた。手と足に汗を書き,硬直しながら読んだ。様々な出来事や人間関係が点から線へ,網目状に繋がる瞬間は鳥肌が立った。主人公二人を取り巻く描写から,彼らの気持ちを想像すると胸が痛くなる…。私にとって,東野圭吾と推理小説の面白さを知った大事な一冊。 | ||||
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