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白夜行
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白夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全711件 661~680 34/36ページ
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読み始めると、最後まで読み終わるまで止まらない。こんなに分厚いのに、止まらない。それほど引き込んで放されない魅力がこの物語、そして登場人物にあります。読み終わった時は、ひたすら切なさに胸が締め付けられ、余韻がかなり続きます。そう、この本のためだけに休日または週末を費やしてみてください。私は後悔していません。 | ||||
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長い小説のわりには、飽きずに一気に読めたが、それもラストを期待してのこと。正直いって消化不良の読後感でした。読者が一番興味があるであろう、雪穂と桐原の関係がなんとなく不明瞭のままで、そのためタイトルの白夜行という意味もぼやけてしまっている。同じ思いをしたくないので、幻夜を読もうか悩むとこです。 | ||||
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近くの書店で、単行本の取り寄せをお願いしたところ、現在は文庫しか扱っていないとの事で、あきらめかけていましたが、新書を販売しているのを見つけ、購入する事ができました。注文してから発送されるまで一ヶ月程かかりましたが、届いた時は、それはもう嬉しくて、嬉しくて!!そういった経緯と内容も含め、「白夜行」は私の宝物です。この小説は読み終えてからが、とても味わい深い作品であると思います。とにかく、魂をギュッとつかまれたかのように、強い引力で物語に引き込まれます。小説の中に、一切記述のない二人の密談が、どこでどうなされていたのか、覗き見したい気持ちになります。二人の間に愛情はあったのでしょうか?SEXの関係はあったのでしょうか?大好きな人に触れたい、触れられたいという素直な思いは・・・?周囲の大人の歪んだ性によって、二人は多くの人の人生を狂わせ、自身をも傷ついていきます。それはもう、恐ろしいほどに。未読の方は、どうぞ小説を手にとり、引力に身をまかせてみてはいかがですか?自分の集中力にも驚かされるもしれませんよ! | ||||
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最高峰のモノだと思います。特に余韻の残るラストが良いです。一見、単純な描写なのに・・・ちなみに「幻夜」はイマイチだと思います・・・ | ||||
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邪魔者を押さえるワンパターンなやり方騙された女に対して自己嫌悪の男などから「幻夜」とセットですが、私は「幻夜」派(?)です彼女に翻弄される男の凶気や、執着が「幻夜」が勝っているからかも構成が巧妙だが、構成の罠に東野圭吾が嵌った感あり | ||||
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序盤は次々と人物があらわれ、徐々に反復して出てくる名前が現れ核心に迫っていく。三人称の客観的な語りで、オムニバス映画のようにそれぞれの視点から一つのストーリーが構成される。ラストで最初の語り部である刑事の視点にもどることで、読者としては何十年も事件をひたすら追い謎解きをする刑事の気持ちが味わえる。この構成の旨さや、手がかりを少しずつ与えられる快感に、ラストまで一気に読まされてしまう。何よりこの作品の秀逸さは、登場人物の描写であり、その孤独で静謐な姿に圧倒される。何十年も昔の過去から逃れることができない人間たちを描く。冷徹で非情だが、日常のふとした間や会話や背中から、運命に翻弄され続けた人間の悲哀がところどころで感じられる。それがこの作品の魅力であるように思う。真実が解明されても誰も救われない。人間の決して明るくないすさんだ一面をあますところなくつきつけてくる。健康的な日向の人生を送ってきた人間には拒否反応があるかもしれないが、慇懃とした部分に人間の生を感じたことのある人間であればぜひこの孤独な人生の道程をともに体感してもらいたい。 | ||||
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東野圭吾さんの傑作、「白夜行」つかず離れずの二人を中心にストーリーが展開していきます。詳しい内容については触れません。特筆すべきは登場人物の多さです。二人の人間性を浮き彫りにするような個性的な人物が数多く登場します。それぞれの人物が魅力を持っており、サイドストーリーも面白いのです。また、不幸な人物の多いこと・・ページ数は多いですが、一気に読めてしまいます。何か、胸にしこりの残る読後感は形容できません。ぜひ読んでみてください。 | ||||
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美人な女の人とそれに従う影のような男・・・すごくせつない話だな、と思いました。このようなことが自分の知らないところで本当にあるかもしれないと思うと鳥肌がたちます。。東野圭吾さんの作品の中で、一番好きな作品です。 | ||||
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私にとって始めての東野圭吾作品。この話、「先がどうなるんだろう」っていうところで、いきなり場面変更するので、先が気になり「30分だけ」と読み始めると、気がつくと朝になっていたというほど引き込まれましたね。基本的には、身勝手な大人によって精神が曲げられ、大人以上に冷めた心や残虐性も持った子供の成長をつづった作品だと私は感じました、まあ人によって感じ方は違うと思いますが。そういう部分も、興味深かったのですが、工学系の私には、オイルショックの時代からコンピュータの変遷、クレジットカードの仕組み、オンラインシステムの成長というか、そういう話が時代背景として差し込まれているんですけれど、それがなんだか凄く面白かったです。それと、さらに個人的な趣味の話になりますけれど、私はミステリ作品に謎の解明に繋がらない不要な文学的記述(登場人物の趣向や生活のこまごましたこと)がうだうだ書かれているのは嫌いなので、この作品のように必要なことが無機質に書いてあり、さらに事件に関わる人間を第三者的に捉えて記述されている作品はとっても分かりやすくて良かったです。 | ||||
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傑作の一言に尽きます。構造的には宮部みゆきの傑作「火車」に似ている点があるので決まった時間に黄門様が出てきて悪人お縄ちょうだい、、が好きな人にはちょっとものたりないかもしれませんが、しかし実際には某ウイスキーではありませんが「何も引かない、何も足さない」の傑作です。血が飛び散るわけでもなく、なんでもわかるコンピューターが活躍するわけでもなく、しかし、読んでいくうちに、誰か他に人がいる部屋で読もうかな、、、というような静かな恐怖感が背中から立ち上ってくるようです。 | ||||
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Keigo has accomplished what I wanted. The story is being silence gradualy, but it is consited of darkness. Unfortunately, last scene was little bit mysterious for me.I would have known about characters in the future.If you are Keigo fan, go ahead reading. The book is about humanishm.That's all there is to it. | ||||
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東東野さんらしい毒(悪意)のある小説です。子供の頃大人から受けた傷が、癒えないまま大人になってしまった。平和な家庭に育ちお金や生活に困らなかった人のお人よしさや善意を不幸へと変える。悪いことをした人間の方が幸せになっていく。しかし、悪事の代償から勝ち得た幸せでは満足できない彼らがあまりにも切ない。どうしようもない切ない思いが心に残る。東野さんらしい名作です。 | ||||
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私はノワールというジャンルの小説はこれが初めてだったのだが、たぶんもう読まないだろうなと思う。これを読んだ後心の中になにかもやもやしたものが残り、非常に気分が悪くなってしまったためだ。中心人物二人には謎が多く(というより名前以外ほとんどが謎)、その謎の答えの片鱗を覗かせるようなエピソードをいくつもつなげてこの話は構成されている。つまり謎の中心が見えないまま、「ちょっとだけよ」と言わんばかりにほんの少しの餌につられ、読み終わるまで延々焦らされ続ける構造だ。いわばチラリズム小説である。しかし、その焦らしに見事にはまった私は答えを求めて読み進めていくしかなかった。気になる心にぐいぐい引っ張られるため、読んでいる最中は非常に愉しかったと言える。そこを評価して星三つにした。内容としては非常にテンションが低く、それでいて重い。話は非常によくできているといえる。しかし、後味は最低に悪い。未読の方にそれだけは言っておきたい。 | ||||
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途中からなんとなく分かってたはずなのに先がどうなるか怖くて楽しみでした。一生癒えることない傷を背負った人、それによって不幸をもらう人、事件を追い続ける人、それぞれの人たちが複雑に、しかし一本の糸で絡まり合ってるんだなぁと感じました。感動というか「そうだったんだ…」と思わせるような作品だと思います! | ||||
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ある事件からその後数十年と続く一つの『物語』を、様々な事件・出来事を通して見つめていく作品です。作品を通しての中心人物はいるものの、あくまで第三者的な目から見たような書き方がなされています。そのため読み手が話の裏側を考えながら読み進めることになるのですが、あーこうだったのかと理解できた時の面白さは格別!!直接的な表現が少ないので、読み手の想像力で怖さの度合いが変わってくるのではないでしょうか。長編ですが、続きが気になってどんどん読み進めてしまう作品でした。 | ||||
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重い小説。読み進むうちに、どんどん重くなっていく。人間の暗部をまざまざと見せつけられる。小説全体を流れる、暗い、どろどろとした情念。主人公の二人は、子供のころに社会の裏の顔を見てしまう。そこで一生かけてもいやされないような傷を負い、人間そのものが信じられなくなってしまう。そこから、二人の「白夜行」が始まる・・・白夜であるから、行く先が見えないことはない。しかし、なんとなくぼんやりとした風景の中を歩き続けていくとき、人はいらだち、やりきれない思いを抱くのではないだろうか。いつ夜が明け、晴れた空の下を歩けるのか。先の見えない閉塞感が、この題には込められている。主人公の二人は、子供のころの事件によって形成されたゆがんだ価値観を持ち続け、それにしたがって行動してゆく。彼らからは、いくら求めても決して満足することのない精神的な飢餓感のようなものが感じられる。そのため、彼らを絶対的な悪としてとらえることはできず、人間という存在の複雑さを感じさせられる。「人間は灰色の存在」、これがこの本から感じる一番のメッセージといえる。 | ||||
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『白夜行』という題名に惹かれて読み始めました。執念とか嫉妬とか、人間の深いところに潜む黒い部分が緻密な計算のもとで描かれています。バラバラになっていたピースが一つになったときの衝撃は他の小説では味わえない、何ともいえないものがありました。暗闇を彷徨う人間の足掻きともいえる犯罪の数々。確かに犯罪は悪いことなのですが、犯罪を犯すに至った彼らの心情を考えると居たたまれない気持ちになります。『白夜行』という題名の理由のくだりを読んだとき、切ない気持ちになりました。ぜひ一読を! | ||||
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幼いころに深い傷をもった二人が大人になり、深く傷ついた心を癒す場所を見つけられることなく二人が二人だけをしんじ、周囲の人を傷つけていく。悲しすぎる二人の行く末を最後まで追ってしまう。悲しすぎる! | ||||
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友達に薦められたこの本を見つけた時は、本当に最後まで読めるか心配な程の厚さでビックリしました。けど、読んでみると読むペースの遅い私が、徹夜もして3日で完読する位はまっちゃいました。読んだ事がない人、ページ数に気後れしないで、ぜひ読んで見て。絶対、読んで良かったと思うから。 | ||||
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かなり長い小説ですが、一気に読ませる力作です。主人公が二人出てきますが、主人公が語る一人称ではなく、第三者が状況とともに語っていく技法は、主人公のダークな部分を一層際立たせる効果となって読者を引き込みます。長い小説なので、ゆっくり読もうと思っていたのに、トイレに行くのもはばかられる程、夢中にさせてくれました。ただ、主人公の片方(女性の方ですが)には、好き嫌いが分かれるかもしれませんね。男性の僕から見て、途中、嫌悪感を覚えるほどでした。それだけ東野 圭吾さんの筆力が素晴らしいと言う事なのでしょう。完璧に登場人物に感情移入させてしまいます。僕の場合は、被害者に対してそうでした。とにかく、東野作品の中でも屈指の出来ばえだと思います。読後のなんともいえない虚無感は言葉では言い表せないですね。まだ読んでない方は、ぜひ読んでみてください。きっと損はしないす。 | ||||
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