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白夜行



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【この小説が収録されている参考書籍】
白夜行
白夜行 (集英社文庫)

白夜行の評価: 4.18/5点 レビュー 711件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全711件 621~640 32/36ページ
No.91:
(4pt)

切ない気も・・・

雪穂のしたたかな生き方。だが彼女が何を考えていたのかは、この作品の中ではいっさい語られていない。それは亮司にしても同じだ。すべては読者にゆだねられている。私たちは真実を知るために、作品の中に散らばる一つ一つの出来事を自らの手で組み合わせていかなければならない。亮司と雪穂、彼らの心の奥底に揺らめいていたものは一体何だったのだろう。二人が、夜と昼の狭間の中でしか生きられなかったのだとしたら、あまりにも哀れすぎる気がした。
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4087474399
No.90:
(5pt)

すぐ読み直したくなる本。

まずはっきりいって凄いボリュームです。気合入れて読まないと本に失礼ですからね。覚悟決めて読み始めましょう。しかし、読み終わったと同時にもう一度最初から読み始めるはずです。そして唸ります。ほんとまいった。些細な描写の一つ一つ全てが意味を持って最後につながっていく、ミステリファンにとっての最高の展開。買って損なしの一冊でしたよ。
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No.89:
(4pt)

緻密で曖昧

主人公であろう二人の本当の心情は決して分からない。動機も、真実といえることは、書かれているようで分からない。何もかもが曖昧で、だけれども周りから見た二人の物語が緻密に積み重なり、謎が浮かび上がってくる。わりと厚い物語だが、最後まで飽きずに、緊張感を持ちながら読めた。
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4087474399
No.88:
(5pt)

すごいったらない

後に余韻の残る作品。話の区切り区切りで、ああ、そこはそうだったんだ、と真相は書いていないけど読み手に伝わるというこの『チラ見せ』具合。絶妙です。そして切なさもまた絶妙。
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No.87:
(1pt)

わからない

評価が高かったので、読んでみましたが、個人的には面白かったとは思えません。中途半端で終わってしまっている出来事が多いように思いました。篠塚美佳はレイプされる必要があったのか。川島えりこも最初かなり出てきた割には、後半は登場しない。彼女の雪穂に対する疑惑がもっと形になって欲しかった。笹垣は調べないし。2人を追ってるならもっと色んなこと調べればいいのに。そうすればもっと雪穂の恐い一面がはっきりしたように思う。東野さんの作品は本当にあたりはずれがあるなあと実感しました。好き嫌いといった方がいいかな。この作品は好きではありません。
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4087474399
No.86:
(5pt)

何度読んでも・・。

大阪の建設途中で放置された廃ビルで、一人の質屋の死体が見つかった。容疑者が次々と変わるが、被害者と最後に会っていた容疑者の女はガス中毒死を遂げ、事件は迷宮入りに・・・。冷たく暗い目をした質屋の息子、亮司と、完璧な容姿をした容疑者の娘、雪穂。昭和の時代を背景に、20年という年月の男女の軌跡。二人は決して同じ場面に描かれることはないが、恐ろしい犯罪の背景で繋がっている・・。ミステリというジャンルでくくってしまうには、勿体無い、壮大なスケールの物語だと思います。亮司の献身的な愛、を感じてしまうのは私だけでしょうか。東野圭吾、文句ナシの代表作だと思います。切ないし、やりきれない・・。
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No.85:
(4pt)

著者の代表作のひとつと言える

私が最初に読んだ東野作品。これを読んで、ムダのない乾いた文章が好きになり、2冊目、3冊目と読み始め、読破に至った。かなりの長編だが、一気に読める。展開が短絡的で、ちょっと無茶に思える部分もあるが、それを差し引きしても十分合格点の代表作の一つ。
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No.84:
(5pt)

さすが!!

いろんな話のどこがいったいどこでつながるの?なんて思ってたら最後はきっちりと収まる。すごいです。途中からは、なんとなく結末がわかったような気がしましたが、それでも 「あれ?」 「あれ?」と裏切られるような気がして気づいたらどんどん読み進めてしまいました。少々厚めの本で読み応え有りでしたが、あっという間に読んでしまいました。気になって、途中でやめられなかった!
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No.83:
(5pt)

すごい・・・の一言

もう、すごい、の一言です。だってこれ、ただの長篇じゃない。中編小説の2~3冊分はあります。これだけの厚さで、次々と読み進んでしまう。時間にしたら、19年分の小説なんです。それだけ登場人物は多いのですが、これが見事に主人公の二人とつながっていくんです。それにしても、なんて悲しい話。ミステリーなのに「人生の意味」とか「今自分が生きている意味」「何のために生きているのか」なんてことを考えてしまう。それだけ奥の深いミステリー。読んだあとに、タイトルの意味の深さがよく分かります。19年前に起こった殺人事件について、時効が過ぎているのにも関わらず納得ができずに捜査を続ける元刑事。やがて事件の真相らしきものがつかめてきますが、証拠はない。あくまでも推測でしかない。でも、その真相に気付いたとき、元刑事のこころは晴れなかったろうなあと思います。なにが起きたか、ということはもちろん知りたかったのでしょうが、どうしてそんなことが起きたのか、なにが彼らを駆り立てたのかということが知りたかったんでしょう。おそらく、読者もそんな気持ちになるのでは。そして、今後の雪穂はどういう人生を歩んでいくんだろうと、それが心配になりました。亮司も雪穂もこころの平安なんて大人になってからは感じたことがなかったでしょう。彼らのしたことが犯罪でも、なぜか同情してしまうのでした。
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No.82:
(4pt)

ひきこまれた

読み始めてすぐこの世界にぐいぐい引き込まれていきました。続きがどうなるのか気になって、途中でやめれない。こんなに引き込まれる本は久々だった。途中、小説の中の人々はまだわかってないことが、読者にだけわかるようになっていたりするところでは思わず興奮してしまった。やっぱりあれは他殺だったんだ!あの時不動産屋が聞いた音は雪穂のもつ鍵のスズの音だった。てことは雪穂は鍵をもっていたんだ~!とか。かなりたくさんの登場人物が出てきて、一瞬、あれ、これ誰だっけとか思うこともあったけど、(読み進めればすぐに解決するんだけど、一瞬わからなくなるのよね)見事に全てが絡めあっていて、感嘆した。最後はかなりあっさりしていて、ちょっと拍子抜けという感じはあったけど、読み終わってまたもう一度最初から読み直したくなるような魅力がこの本にはありました。
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No.81:
(5pt)

余韻の残る作品

「秘密」はいま一つの私にとってあまり期待せずに読んだ東野作品。今回は見事にハマリました(笑)読み終えた後、「白夜行」の事が頭から離れませんでした。私が一番、考えた事は昔起こったあの事件の発端。最初から計画的だったのかそれともとっさ的だったのか...。それによって雪穂と亮司の二人の関係が変わってくると思うから。純愛だとすればとても切ない。同士だとすればやり切れない。読む人の心に入り込むとても深い作品に仕上がっています。
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No.80:
(4pt)

ひたすら淡々と続く”幻夜”への”白夜行”

まず文庫本でこの厚さに圧倒されそうになるが、まったく読んでいて気にならない。これほど事実しかない小説は私は初めてだ。二人の男女の物語を外から外から描き、決して内面に踏み込まない。もし最後になって主人公がこの物語の回顧をしていたら、この小説はこれだけの評価にはならなかったと思う。最後の1頁までこの筆致は続く。ラストをもの足りないという意見もあるが、淡々としたこの終わり方こそふさわしいと思う。昨年発刊の「幻夜」を読もうとしたら、先に「白夜行」を読まないと分からないとのレビューを見て手にっとたが、まさにご指摘の通り、「幻夜」が楽しみになってきた。
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4087474399
No.79:
(4pt)

読んでいる間は自分も白夜を歩いているようだった

妹から薦められてこの本に出会った。始まりの事件から何か嫌な予感はしていた。これはそこらのミステリー小説とは違うぞ・・・と。様々な事件が起こるがそれを追う登場人物の視点からは何も証拠がない。しかし、読者にはそれらの事件は桐原と雪穂のつながりを連想させる。犯人は堂々としかも巧みに犯罪を犯しているにもかかわらず誰も気づかない、というか気づけない。私は次第にこの二人の行く末が気になり始める。犯した罪の重さ、犯人に対する憎しみはいつのまにか和らいでいく。とにかく最後にこの二人はどうなってしまうのか・・・。それだけを追い読みふけった。終わりは私には劇的だった。そして白夜行も終わることはなかった。最高に夢中になれた本だった。
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No.78:
(5pt)

とにかくスリルがあっておもしろい。

作者の作品は秘密あたりから読んでいますが、この作品が今のところ一番おもしろかったです。とくに登場人物の設定が主人公(美少女)?を含めて絶妙で感心しました。
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No.77:
(1pt)

過剰反応ではありません ***再掲***

秘密、手紙、そして白夜行。東野ファンから借りた大切な三部作目なのですが、またしても隠し球。しかも忌まわしい・・・。さらに秘密以上の後味の悪さ。
次々繰り出されるドギツイ刺激に辟易しながら、東野ミステリーの大作とはこういうものなのか、今枝探偵をキーパーソンとなり得る存在として登場させておきながら殺してしまった時点で興味の大半が削がれ、この手の本は目くじらを立てずに軽く受け流しながら読むものなのかなとも思いますが。
犯罪者とされる主人公男女は実は過去においては重大な被害者であったわけであるが、白夜と称する倒錯を妄想との批判を恐れず、ここまで書き綴れる構成力と描写力には感心するが、読後に与える後味の悪さは作者の趣味なのか、意図なのか別の意味でも寒心させられた。
幼くして心身に傷を負わされ、やむにやまれず行ったことが殺人やその幇助だったとしても、成長後は同種の犯罪を憎むことはあっても、その後ずっと健全な感情を持たない犯罪者として成育し、身近な罪のない人々を傷つけていくなどというあり得ないことを実際起こった事件を持ち出してまことしやかに設定すること自体、現実の性犯罪被害者やその家族にとってはとても受け入れられないし、何の罪もない被害者に対する冒涜とも受けとられかねない。
描写にリアリティがあるだけに、娯楽のための架空のミステリーものですよ、では済まされない重みが作者が素材として取り上げた対象にはあることを認識すべきだと思う。
ミステリーは虚構のうえに成り立っているとはいえ、児童期に心の傷を負わされた犯罪被害者の心情に配慮のないストーリプロットに送られる賛辞には到底、同意できない。
そもそも、「白夜」を照らすものは、やはり明るく暖かい太陽であり、作者が描きたかった太陽が昇らない暗黒の闇夜が続く状態は「極夜」という。こういう独善的でとんでもない誤用も隠し球と同様に不愉快であると私は感じます。
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No.76:
(5pt)

白夜行の世界に・・・

白夜行の世界にぐいぐい引き込まれていき、読み終わった後もなかなか抜け出せない、もの凄く吸引力の強い話でした。東野さんの本の中で1番面白かったと思う本です。
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No.75:
(5pt)

上手い!!

この分厚さを2日で読んでしまいました。伏線の張り方もさりげなく上手さを感じさせます。読んで損の無い傑作!
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No.74:
(5pt)

作品に引き込まれる

読み終えても永遠に作品の中の世界が現実に存在しているような気がして何日も頭の中から離れませんでした。作品の中に引き込むのが本当にうまいですね。なんともいえない心にしみる作品です。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
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No.73:
(4pt)

なかなか

飽きさせず最後まで読めると思います。
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4087474399
No.72:
(5pt)

終盤にわかるタイトルの意味にあなたの思うことはなに?

 個人的には東野圭吾氏の最高傑作と思っています。 とにかく文体の手法が面白く、かつ完成度が高いという事。この小説には本来、主人公と呼べるべき存在が居ません。しかし、中核を成す2人のキャラクターが居り、この2人の成長と、その近辺で起こる不可解な事件がストーリーとなって進んでいくのですが、メインであるはずの2人の心情描写がまったく無いのです。その時代都度、彼等を取り巻く誰かの視点で話は語られ、事件の真相の暗示こそあるものの、それは絶対ではなく、とてつもなく不透明なまま話が進んでいきます。この展開が非常にミステリアスで読むものを引き込むことは間違い有りません。 本書は2段詰500ページとかなりの長編ですが、読み始めたらやめられません。後もう一章と、どんどん読み進み、あっという間に読み上げることが出きると思います。私はそうでしたので。 活字というものの面白さを体験できる数少ない名作です。普段本は読まないという方に特にお勧めしたいです。 ややラストがあっさりしすぎて拍子抜けするのが唯一の難点ですが、間違い無く傑作です!!! 余談ですが、本書には姉妹編のような続編があります。「幻夜」という作品ですが、そちらも傑作ミステリーとしての評価は高いです。彼女らしき女性のその後が描かれています(同一人物かどうかは実際は不明)。
白夜行 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白夜行 (集英社文庫)より
4087474399

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