■スポンサードリンク
透明カメレオン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
透明カメレオンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語は、容姿はイマイチだが素敵な声を持つラジオパーソナリティの恭太郎が、行きつけのバー「if」で巻き起こる事件に巻き込まれていく様子を描いている。 序盤から個性的な面々によるドタバタ劇や、ラジオ番組の様子に笑いがあり、期待が高まる。 後半に向かうにつれて物語は深みを増し、主人公と仲間たちの過去や闇が明らかになる。 最後の展開は驚きと感動を呼び起こすもの。 本書は人々の優しさや絆、嘘と真実について考えさせられる作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
道を秀介、3冊目だが、これは、コメデータッチの、軽めの作品、この作家の作品に期待して読むのは、もっと重厚な、サスペンス作品、他の作品に面白そうなのが、何作もあるのでそちらに、変更して読み始める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感動も感心もできませんでした。 自分の心が、すれすぎなのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初にこのタイトル見たときワクワクさせられたんだよね。 ご都合主義というか、バタバタとした喜劇的で、いまいち現実味を感じなかった。 ネタバレになるから書かないですけど、最初のフリも良かったけど、 結局生かしきれなかった気もする、 (新聞だかの連載と知って、風呂敷を広げてみたものの、回収できなかった感が強い) つまんなくもない。 でもタイトル凄すぎ。このタイトル見ただけで、ゾクゾクする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体構成が破綻してしまった残念な凡作だと思う。全体は5章から成り、全てラジオ番組のパーソナリティを務める主人公の一人称の視点で描かれる。私は、「『物語』が真実(人)を救う事がある」という小説作法を、ティム・オブライエン「本当の戦争の話をしよう」から学んだが、本作もその系列の作品だという事は直ぐに分かった。作者の意図としては、第1章~第4章を緩~いユーモラスな話として、ラストの第5章で読者の心胆を寒からしめる重い真実を突き付ける事による対比によってテーマの効果を増そうとしたのだと思うが、その試みは失敗していると思う。 個人的には、軽快なタッチで描かれる第1章~第4章で既に「『物語』が真実(人)を救う事がある」というテーマを満喫していた(主人公がパーソナリティという設定が活きている)ので、後は、本作の"お騒がせや"三梶恵の物語を如何に軽快に処理するかが見所だった。ところが、肝心の第5章で台無し。バーのママさん、その常連客の主人公、百子ちゃん、レイカちゃん、石やん、重松さん(いずれも巧みな造形)の素性が明かされる第5章を読むと、この5人の業の深さに比べると三梶恵の物語などは"安っぽ"過ぎて、何故この5人が三梶恵の"安っぽい"計画に協力したのか、また、何故、三梶恵がこの5人が自身の"安っぽい"計画に協力してくれると確信していたのかサッパリ不明だった。この第5章は矛盾と暗さに満ち溢れ過ぎていて、折角の作者の意匠が埋没してしまった感がある。 「カラスの親指」(傑作)の様に、軽快なタッチと鮮やかな"騙し"とが混淆した作品を期待したのだが、本作は混淆の度合いがミスマッチだったと思う。三梶恵の物語や計画について、もっと練ってから作品として仕上げて欲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この手であれば、途中で小出しにして貰った方が好きだな。 終盤近くなってから「能天気に見えるけど、実はみんな大変な思いをしているんだよ」を一気に出されるのは好きじゃない。「実は」を後出しされると、こっちは黙るしかないやん、みたいな?色々言いたい事あるのに、黙る事を「良識」により強制される感じが好きじゃない。 が、本気で「透明カメレオン」を飼えたら楽しいかも。と、その部分はピンポイントで楽しんだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作家生活10周年記念、2015年最強のエンタテイメントということで、大好きな道尾さんの『透明カメレオン』を読み終えました。 率直な感想としては、普通かなと思いました。本の帯に「ミステリx家族x恋愛x策略」とあるように、すべてを盛り込もうとして、すべてがどこか足りない感じです。そうなると、道尾さんお得意の軽いギャグも、どこか、寒々しい読者への過剰サービスに思えてきます。本当は、もっと、深みのある人間描写がほしかったです。 とはいえ、軽快に読み進むうちに、どんどん引き込まれていくストーリ-展開は、さすがです。 もうちょっと、もうちょとと、と期待してしまう自分がよくばりなんでしょうかね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
道尾さんの作品はいつも文庫が出てから読んでいますが、 評判が良いので初めて単行本を買いました。 声は素敵だが見た目がイマイチであるラジオパーソナリティの主人公とその仲間達の物語です。 ミステリー、恋愛、家族愛といろいろ詰め込んでいますが、 無理な感じはせずうまくまとまっていると思います。 書き下ろし作品ではなく、新聞で連載されていたものに加筆、修正を加えたものです。 決して悪くはないのですが、単行本で買う程ではなかったかなと言う印象です。 文庫版が出るまで待てば良かったです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!