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幽霊刑事
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幽霊刑事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 1~20 1/3ページ
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2000年初出とだいぶ前の作品ですが、死んだ刑事が幽霊になって事件を解決する話ということでどうも食指が動かず、他の小説はほぼ全部読んでしまうほどの有栖川ファンですが、これだけが未読のまま残っていました。結論から言うとやはりいまひとつでした。すみません。 ここのレビューではかなり好評ですね。ひょっとしてタイトルに惹かれて読んだのは新本格派じゃない人たちだった?有栖川ファンからはブーイングだろうなと思っていたので意外でした。 私はといえば有栖川作品の抒情的でややセンチメンタルな面が好きでロジック重視じゃないのですが、この作品はなんていうか・・これだけ別筋からの要望があってそれにあわせて書いたもののように思えてしまい、作者名を明かされなかったらとても有栖川作品とは思えなかったでしょう。 こうして今書いているうちに浮かんできたのが”ベタな”という言葉で、どこか吉本新喜劇的な、ユーモア含みで最後はほろりと涙のこぼれる人情もの大衆演劇みたいなそんな感じがしてしまいました。決してそれが悪いわけではないのですが・・。実際、宝塚で上演したみたいですが、演劇に合っているかもしれないですね。 幽霊になった刑事に何ができるかという設定を最初に考えられたと思いますが、ホラーのように祟ったり超人的な力を発揮したりすることはできない、見ることはできても触ったりものを動かしたりはできないという前提になっています。 結婚するはずだった女性刑事への思慕や、個性的な同僚刑事たち、そして警察の隠蔽体質など盛りだくさんの内容です。が、犯罪と犯人についても後半になってからこの人にしようと決めたような行き当たりばったりな感じもしてしまい、とにかく全体的にいまいちで残念でした。 | ||||
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最後までとても面白かったです。 | ||||
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とても面白かったです。ストーリーに入り込んで、あっという間に読み終えてしまいました。ラストシーンも感動的です。 | ||||
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すごく面白い話で、1日で読めました。 | ||||
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視線が非常に男性的で、ある意味新鮮でした。やれやれ、という気持ちで見守っていたら、最後まで来ました、という感じ。 | ||||
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最初導入部分はちょっと間延びした感じでしたが、途中からはスッカリ引き込まれてしまいました(^ ^) 結構な分量の本ですが面白かったので長編とは感じませんでした。 | ||||
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有栖川有栖の作品は、ほぼ全部読んでますが、この幽霊刑事ほど 泣かされて、感動もさせてもらえたものは他にないです。 もっと本格推理物として素晴らしいと思う作品も、勿論たくさんあるんですが これはちゃんとした推理小説というかミステリーなのに、さらに恋愛小説的にも 楽しめて、泣けて感動できるって、ほんと凄いです。 母にも読んで欲しくて、これは母用に買って送りました。 | ||||
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Very nice | ||||
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奇抜な設定ではありますが、単なる恋愛ファンタジーではなくまぎれもない本格ミステリなところが、さすが有栖川有栖氏です。多少強引な展開ではあるけれども決してアンフェアはなく、巧みなミスリードや細かい伏線の張り方は相変わらずのうまさ。安定のおもしろさでした。 | ||||
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有栖川氏の著作の中では幽霊となった刑事が主役という異色作で、もともと懸賞付き犯人劇の脚本をこういう形で小説化したものということらしい。 幽霊が主役ということで、幽霊ならではの特殊な状況が密接にトリックと絡む特殊状況本格推理という趣はなく、幽霊とその相棒の刑事とのドタバタぶりで話を引っ張るいつもの有栖川ミステリーである。 事件の真相は地味だし、メインの取り調べ室の密室トリックも凝ったものではなく、有栖川本格としては突出したものではないが、それよりも今回はストーリー自体の面白さが際立っており、最後まで飽きさせない。ミステリー作家というよりストーリーテラーとしての氏の実力が発揮された作品である。最後の白紙ページの粋な演出も印象的である。 | ||||
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幽霊が探偵役というたまにある設定で犯人を追う作品 全編コメディタッチで気楽に読めるも、ミステリとしては会話中の犯人のミスを探るだけの 作品なのでそこまで魅力的ではない。 最後はややぶつ切り的なラストで不満も多いが、作品の雰囲気は良かったので、 ある程度シリーズにして主人公の末路や恋愛関係をそれなりにまとめればいいんではないだろうか その辺を期待したいところだ | ||||
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幽霊がこの世に残って、謎を解く話は、アリス・キンバリーの幽霊探偵はじめいくつか読んだことがあります。 けれど、この小説は、刑事自身が殺されて、みずからその謎を解いてゆくというもの。 主人公神崎のせつせつたる語りがなんとも胸にしみます。タフガイというほどではないのですが、まっすぐで正義感の強い性格で、署内の女性刑事と婚約も整ったところで、いきなり撃たれてしまい・・・ ミステリとしてのこの作品のくふうは、まず「犯人がわかっている」こと。わかっているのに、証拠調べや裏付けができないもどかしさ。 しかし、お祖母さんがイタコだったという霊媒体質の後輩刑事早川にだけは、意志が通じ、「幽霊刑事と霊媒刑事コンビ」で事件を探ってゆくことになります。この早川刑事のキャラクターが憎めない味で、ほろりとくるユーモアもあり、このふたりのコンビがシリーズになったら、と、ちょっと儚い期待もしてしまいました。 そしてもうひとつのくふうは「幽霊だから、どこへでも忍びこめ、盗聴もできる」ということ。一人称小説なので、主人公がいろいろな場面を目撃することも可能で、作者としてはこの語り手を得て、新しいミステリの叙法を立ち上げています。 謎解きのひとつであっと驚いたのは、神崎と早川のかけあいが盗聴テープに取られて(早川の声しか入っていませんが)、それが犯人を動かすきっかけに・・というトリックでした。これにもすこしせつなさの裏打ちがあります。 合理主義者の恋人にはなかなか信じてもらえなかった幽霊刑事ですが、最後は・・・ 2000年の作品です。どまんなかのストーリーです。もしもいまだったら、違うラストや大わざが来たかもしれません。 けれど、このラスト、みごとな余韻のつけかたで、残像がいつまでも目に残ります。 | ||||
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映画「ゴースト」の警察版。幽霊が探偵のファンタジー&ラブストーリー。「密室殺人」はオマケ程度だが、500頁を一気に読ませるpage turnerぶりは健在。ラストは、切なく、感動的。もう「本格推理」の縛りは、無しで良いかも。 | ||||
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経堂課長に釈迦ヶ浜に呼び出された神崎は、わけが分からないまま経堂に射殺された。 幽霊となった神崎の姿は誰にも見えない。だが、ひとりだけ幽霊の姿を見ることができ、 しかも話もできる男がいた。霊媒師を祖母に持つ早川だった。神崎はその早川の力を借り、 自分が殺された事件の真相を探ろうとするのだが・・・。 神崎がいた巴東警察署。そこの課長の経堂が、神崎殺しの犯人だった。だが、幽霊となった 神崎はそのことを誰にも伝えられないでいる。自分はなぜ課長に殺されたのか?その謎も 解けないままだ。悲惨な状況なのだが、作者の軽快な文章は読み手の心をそれほど重くは しない。周りからは早川の一人芝居のように見える、神崎と早川のやり取りも面白かった。 「黒幕は誰か?」「なぜ神崎が殺されたのか?」登場する人物全てが怪しく見える。そして 後半・・・。早川とともに経堂を追いつめたかに見えたが、事態は思わぬ展開を見せる。 意外な成り行きの結末は・・・? かなりの長さだが、ストーリー展開がよく読み手を飽きさせない。黒幕の正体や神崎射殺の 理由も無難にまとめられている。ラストには切なさも用意されていて、読後の充実感もある。 面白い作品だと思う。 | ||||
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経堂課長に釈迦ヶ浜に呼び出された神崎は、わけが分からないまま経堂に射殺された。 幽霊となった神崎の姿は誰にも見えない。だが、ひとりだけ幽霊の姿を見ることができ、 しかも話もできる男がいた。霊媒師を祖母に持つ早川だった。神崎はその早川の力を借り、 自分が殺された事件の真相を探ろうとするのだが・・・。 神崎がいた巴東警察署。そこの課長の経堂が、神崎殺しの犯人だった。だが、幽霊となった 神崎はそのことを誰にも伝えられないでいる。自分はなぜ課長に殺されたのか?その謎も 解けないままだ。悲惨な状況なのだが、作者の軽快な文章は読み手の心をそれほど重くは しない。周りからは早川の一人芝居のように見える、神崎と早川のやり取りも面白かった。 「黒幕は誰か?」「なぜ神崎が殺されたのか?」登場する人物全てが怪しく見える。そして 後半・・・。早川とともに経堂を追いつめたかに見えたが、事態は思わぬ展開を見せる。 意外な成り行きの結末は・・・? かなりの長さだが、ストーリー展開がよく読み手を飽きさせない。黒幕の正体や神崎射殺の 理由も無難にまとめられている。ラストには切なさも用意されていて、読後の充実感もある。 面白い作品だと思う。 | ||||
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有栖川有栖の最高傑作かもしれない。脳天気な主人公についいらいらしてしまうシーンもあるが、イタコ刑事の相棒とのどたばたでどんどん読める。 ちゃんとフェアプレイは通しているが、推理小説としてはちょっと弱い。動機の点で多少難がある(ここで指摘すると犯人が分かってしまう)が、別の作家のように、動機糞喰らえよりはずっと良い。そして何より、ストーリーがそれを補って余りある。 ただの悲恋なってしまいがちのラストで、悲しみの中にも清々しさがあり、それが読後感を特別な物しているのもグッド。 | ||||
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有栖川有栖の最高傑作かもしれない。脳天気な主人公についいらいらしてしまうシーンもあるが、イタコ刑事の相棒とのどたばたでどんどん読める。 ちゃんとフェアプレイは通しているが、推理小説としてはちょっと弱い。動機の点で多少難がある(ここで指摘すると犯人が分かってしまう)が、別の作家のように、動機糞喰らえよりはずっと良い。そして何より、ストーリーがそれを補って余りある。 ただの悲恋なってしまいがちのラストで、悲しみの中にも清々しさがあり、それが読後感を特別な物しているのもグッド。 | ||||
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幽霊として自分を殺した犯人を追う刑事、このキャラがとても人間臭くてイイ奴です! 幽霊としての自分に不安を抱きながらも、刑事としての自覚を持って立ち向かっていく姿が とてもよろしい! 空は飛べるけど、常人離れしてない等身大の姿が、幽霊だとしても身近なキャラに感じます。 ただ一人、職場の同僚だった霊媒体質を持つ人間だけが彼の存在を認識し、 共に犯人(もう分かっている訳ですが)を追及してくれます。 独り言の増えた様子に不審がられているこの彼がまたナイスガイです。 彼の事を思ってくれているのに、彼の姿を見る事の出来ない恋人。 ラストは完全ハッピーエンドと言い切れないかもしれないけど、絵空事じゃない 現実味があって、いい結末でした。涙が溢れました。 有栖川さんはこんなお話も書けるんだと、新たな一面を見た思いです。 | ||||
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幽霊として自分を殺した犯人を追う刑事、このキャラがとても人間臭くてイイ奴です! 幽霊としての自分に不安を抱きながらも、刑事としての自覚を持って立ち向かっていく姿が とてもよろしい! 空は飛べるけど、常人離れしてない等身大の姿が、幽霊だとしても身近なキャラに感じます。 ただ一人、職場の同僚だった霊媒体質を持つ人間だけが彼の存在を認識し、 共に犯人(もう分かっている訳ですが)を追及してくれます。 独り言の増えた様子に不審がられているこの彼がまたナイスガイです。 彼の事を思ってくれているのに、彼の姿を見る事の出来ない恋人。 ラストは完全ハッピーエンドと言い切れないかもしれないけど、絵空事じゃない 現実味があって、いい結末でした。涙が溢れました。 有栖川さんはこんなお話も書けるんだと、新たな一面を見た思いです。 | ||||
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タイトル通りのこてこての設定ですが、 作者の力量があれば、 読ませてしまうものが出来るのだなと思わせる良本。 推理小説としてのプロットは、ちょい甘ですが(笑)。 でも余韻は最高です。 | ||||
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