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幽霊刑事
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幽霊刑事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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2000年初出とだいぶ前の作品ですが、死んだ刑事が幽霊になって事件を解決する話ということでどうも食指が動かず、他の小説はほぼ全部読んでしまうほどの有栖川ファンですが、これだけが未読のまま残っていました。結論から言うとやはりいまひとつでした。すみません。 ここのレビューではかなり好評ですね。ひょっとしてタイトルに惹かれて読んだのは新本格派じゃない人たちだった?有栖川ファンからはブーイングだろうなと思っていたので意外でした。 私はといえば有栖川作品の抒情的でややセンチメンタルな面が好きでロジック重視じゃないのですが、この作品はなんていうか・・これだけ別筋からの要望があってそれにあわせて書いたもののように思えてしまい、作者名を明かされなかったらとても有栖川作品とは思えなかったでしょう。 こうして今書いているうちに浮かんできたのが”ベタな”という言葉で、どこか吉本新喜劇的な、ユーモア含みで最後はほろりと涙のこぼれる人情もの大衆演劇みたいなそんな感じがしてしまいました。決してそれが悪いわけではないのですが・・。実際、宝塚で上演したみたいですが、演劇に合っているかもしれないですね。 幽霊になった刑事に何ができるかという設定を最初に考えられたと思いますが、ホラーのように祟ったり超人的な力を発揮したりすることはできない、見ることはできても触ったりものを動かしたりはできないという前提になっています。 結婚するはずだった女性刑事への思慕や、個性的な同僚刑事たち、そして警察の隠蔽体質など盛りだくさんの内容です。が、犯罪と犯人についても後半になってからこの人にしようと決めたような行き当たりばったりな感じもしてしまい、とにかく全体的にいまいちで残念でした。 | ||||
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