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復活の日
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【この小説が収録されている参考書籍】
復活の日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全195件 101~120 6/10ページ
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1964年の東京オリンピックの年に書かれて映画化された、後に「日本沈没」を書く小松左京の代表作です。「風邪」にみえるように開発された細菌兵器ウイルスが拡散して、各国の南極基地にいた者だけが生き残り、とネタバレは避けますが、ストーリーがほとんど進まず、文明論や哲学論がダラダラと続きます。核戦争による人類の滅亡に怯えていた当時の読者にはこれを読み続ける忍耐力?があったのでしょうが、今となっては読むのがしんどいです。2020年東京オリンピックが予定されていた年に中国から流出した「風邪」ウイルスで世界中がパニックに陥り、半年ほどで収束に向かいますが、実は潜伏期間に入っているだけという可能性を考えると怖さが残ります。 | ||||
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読者は感染したら致死率が高いのを当然知っているわけだから、まだ知らない登場人物が咳をしただけで、あっひょっとしたら、感染=死かもしれないと連想させるところが恐ろしくて怖い。人類が残るための策もそうするしかないかぁと、当時は複雑な思いで読みました。 | ||||
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映画は・・・だけど原作は骨太SF=近未来への警鐘でもありました。 安っぽい色恋なんて脚色もないし・・ エンディングここで語りたいけど、ネタバレするほど人非人じゃない私(笑)。 さてコロナで悶々とする中、もう読まれ気に入ったなら 次作は「果てしなき流れの果てに」を是非! SFをも超えた珠玉の一冊です。 小松先生の最高傑作大河小説、心震えますよ。 | ||||
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あの時代にSFでここまで表現できること素晴らしい!今の新型コロナの状況とほぼ同じじゃないですか。ある意味恐ろしいも感じました。皆さんにも読んでいただきたいと思います。 | ||||
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50年以上前に書かれたとは思えないほど、今世界で起きている現象に対してリアリティがある。あくまでフィクションではあるが読んでいてぐいぐい引き込まれていく! | ||||
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膨大な取材に裏付けされた圧巻のパニックSF。強力な感染症の影響で、滅亡寸前まで追い込まれた人類だが、幸運にも南極に残された数少ない人々が英知を結集し未来への希望を勝ち取る。奇妙な変死が世界に広まる悍ましさは現在のコロナの情勢と重なるが勇気付けられた。 | ||||
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コロナウイルス禍の自粛が無かったら多分読むことは無かっただろう。 途中のウイルスについての長々とした説明も「今」じゃなかったら読み飛ばしていただろう。 専門書を読んで少しはウイルスについて詳しくなったような気分になれる。 最後の壮大な結末には驚かされるが、文句なく納得できました。 小松左京は天才である事を証明する傑作。 | ||||
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まさに今読むべき本でした | ||||
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まだその話する?と思うほど余計な話が数ページにかけて続くことが度々ありましたが、最後は泣いてしまいました。 | ||||
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今の、新型コロナ流行を思うと、考えさせられるところがあります。初めて読んだのは中学生の頃で、米ソ対立真最中でしたから、「核ミサイルの他に、この様な形での破滅も、有るんだ‼」と思ったのを覚えています。今から考えれば、「SF」というよりも「PF(ポリティカル・フィクション)」と思えますが、運命の皮肉(人々を救う為の医療技術の産物であるウィルスが、全人類を滅ぼし、殺害の為だけに開発された中性子爆弾が、ウイルスの変異を促し無害化する。)に考えさせられました。今だと、ご都合主義と、言われるのかも知れませんが、「科学」の持つ両面性について、気が付いた時だったと思います。 | ||||
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コロナ禍のなかで再読した。 昭和39年(奇しくも東京オリンピックの年だ)に発表された作品であるという書誌にまず驚く。プロ野球開幕できずの描写に東映フライヤーズの名が出てきて、そういう細部にまず感じ入ってしまう。 人類と地球の運命という小松左京にとっての終生のテーマが、本作品にも、ヘルシンキ大学文明史担当ユージン・スミルノフ教授の最終講義という形で、はっきり表れている。。 同時に、戦争の記憶が小松作品の核になっていることを改めて確認した。 のちに作家になる小松少年は、銃後の生活を神戸一中の生徒として過ごした(昭和18年神戸一中入学。十二歳)。当時の暗く苦い思い出をずっと持って手放さなかったことに信頼に足る作家の証をみる。 角川文庫版208ページ以降。”チベット風邪”に苦しむ患者たちが駆け込んだ地域の病院の描写に心を揺さぶられた。もちろんこれはフィクションだが、今現在いくつかの病院では、こういう悲壮な決意を要する現場が現れているに違いないからだ。 | ||||
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コロナを思いながら…不謹慎でしょうか。 でも、悪の主役は、病気じゃないんですよね。…後は読んでのお楽しみ。 半世紀前に書かれた預言の書?ですか?。 | ||||
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リアリティのあるウイールスの恐怖を半世紀も前に良く書き切った小松左京へ敬意。 | ||||
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ウイルス、地震、核に惑星規模で打ち勝つにはと考え、 浮かんだのは新幹線の車窓から見える、広告のキャッチコピー、 この星の いちばんのエネルギーは、 学ぶことだと思う。 | ||||
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1964年執筆ってのは信じられないね。その意味ではオーパーツ。 でもね、やはりこれだと人類は種として存続できないと思うの。<復活しないよ せっかく、南極に原子炉を複数持ち込んだとはいえ、「種として存続」するには あと、このオチは良く(反核団体から)怒られなかったなあとw 一応、(細菌兵器の次の次くらいに)核兵器の恐ろしさを語ってるからOKなのか? 科学技術の繊細な描写に比べると、政治面の描写はもう笑うしかないご都合レベルなのは苦笑。 まあ、そこは本筋ではないし、娯楽小説だからね(^^; | ||||
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新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている中、おそらくは復刊を望む声が相次いだことによって電子版として再販された本書。 香港South China Morning Post紙の調査(香港時間2020年3月22日08:54時点)によれば、全世界で既に285,691人が罹患、うち12,720人が死亡、しかし回復者も89,292人いる新型コロナウイルスは、本書で描かれる『悪魔風邪/MM-88』ほどには深刻な感染症ではないように思われる。 しかし、その「感染拡大によるパニックで危機に扮する人類」「そこから立ち上がる人類」という本書のテーマは、今こそ数多くの人が読むべきではないだろうか。 原作は、前回の東京オリンピックの年・1964年に公表された小松左京氏の『復活の日』。 それをジュニア向け・かつ現代向けにリライトした本書は、原作とはまた違った魅力にあふれた一冊である。 世界をつなぐWebにより縮まった心理的距離、冷戦構造の崩壊やアジアNIES・BRICs諸国の発展に伴う世界の経済圏の変容。 『クレヨンしんちゃん』の野原家のような、正社員の夫と専業主婦の妻という「高度成長期~バブル期の日本の平均的な家族」ですら、既に珍しいものとなったいま。 こういった部分だけでも1964年の世界と2020年の世界は大きくそのありようを変えており、原作がいくら名作といっても、すでに時代を感じる部分、共感しにくい部分というものはどうしても出てきてしまう。 本書が翻案として出版されたのは2009年9月。 既に10年前ではあるが、現代人がより共感する、実体験に近いのは1964年の世界より2009年の世界であることは論を待たない。 それを最も象徴しているのは、キャラクターの1人の「則子」の描き方ではないだろうか。 この「則子」は原作では主人公・「吉住」の元カノであり、故郷の田舎町を離れ大都市・東京のマスコミで華やかに働く、そして恋愛にも積極的な、不倫関係ですら厭わない、いわば当時流の「カッコイイ女性」である。 1980年代の深作監督による映画版では、「吉住の元カノ」なのは変わらないものの、職業は看護師へと改変されていて、かつ、吉住には話していないものの実は吉住の子を身ごもっている。 そして2009年の本作では、マスコミ勤務は変わらないが「吉住の実妹であり、両親亡き今は唯一の家族」と変更されている。 この3人の「則子」はいずれも「MM-88」に侵され最期を迎えるが、そのいまわの姿にも時代時代の差が濃厚に表れている。 細かく語るのは野暮に思われるので、詳細はぜひ自らの目でそれぞれを比べていただきたい。 日本社会の変化、「日本の女性像」の変化、そういったものの片鱗を少しでも感じていただきたい。 文句なしの星5つ。 本当は「いま復刊してくれた」ということを含めて星6つを差し上げたい。 | ||||
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偶然だろうか、考えてだろうか、パンデミックの世にkindleで再び終末の世界が出版された。 原作を読んだのは13才の時だった。作中の世界はその時点でもかなり過ぎ去った過去になっていたが、人間の悪意の応報の恐ろしさと、その末に描かれたささやかだが力強い希望は忘れることができない。 この本は、それを元にジュブナイルとして書き起こされている。 21世紀の物語として社会情勢をアップデートするとともに、ソーシャルメディアや宇宙ステーションのなど存在が当然のように追加されている。原作では実在の通信衛星だったテルスター2の名前を、そのまま宇宙ステーションに使ったのは、やはりカッコよさからだろうか。(ただし、作中一カ所「運輸省」という言葉がでてくる。敢えてか?) 読んで印象に残ったシーンを2つ書く。 他のレビュアーさんも書いている、則子の造形の変更。主人公の妹として日本で起きた悲劇を目撃し、そして独り寂しく世を去っていく姿は賛否があるかもしれないが、読んで胸にこみ上げる物があった。 その一方で、吉住とイルマの関係。オリジナルでは、イルマが「きっと戻ってくる」と信じ続けていたかのようなラストシーンに胸が震えた。だが、この作品では、イルマが吉住を自分の息子と呼ぶにふさわしい、絆の強さを表現し切れていない。更に言えば、主人公は正気を失ったが故に救われた面があったが、そこも曖昧なままだ。 少年向けと言うことで、また時代背景の違いで表現が非常に難しかったと思う。だが、もう少し頑張って欲しかった。 脇役のキャラクターにメリハリがついて原作にない良さもあっただけに、そこが残念である。 | ||||
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中学生時代に読んだ本書 「たがが風邪で・・」 今の新型コロナに対して言われているこの言葉を聞くたび背筋が寒くなる。 「いやひょっとしたら・・」にならないことを祈るのみ | ||||
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今、正にこの御時世、購入しました。 小松左京氏の先見性、想像力に驚嘆しました。 書かれた時期が古いので、アマチュア無線の場面は現在ならSNSになるのだろう。 現代風にアレンジされたリブート作品もみてみたい。 作品が発表されたのが半世紀以上も前なのに、足りないのはSNSとJリーグだけ、という戦慄のもはや予言書です。 | ||||
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特に今この時期(2020年3月)に読むと、人類が滅びゆく過程を現実に重ねてしまって絶望的な気分になってしまいます(夜中ぶっ通しで読んで入り込みすぎたせいか、変な夢を・・・)が、途中でやめないでぜひ最後まで読んでください。 作品にどっぷりつかりたい人にはむしろ今読むことをおすすめします。 | ||||
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