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赤い指
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赤い指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全298件 101~120 6/15ページ
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推理小説、ミステリーと言っても必ず人間模様が描かれているはずで、 この作家は、必ず「ホロリ」だったり「うんうん良かった」という 心の琴線に触れるエッセンスを忘れないのが良いですね。 他人には分からないけど、多くの家庭が少なからず抱えている 負の部分がリアルです。 読み始めは登場人物の家族に悶々とし、 その親子には腹がたちました。 でも最後の締めくくりというかオチが素晴らしかったと思います。 | ||||
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タイトルの意味が最後まで分らないのは良かった。 家族というテーマとしては秘密に通ずるものが少しあるけども、 ちょっと異常な家庭環境が舞台となっている。 こうした内容は社会現象となっていた時代背景をストーリーに巧みに織り込んでいる。 父親とはどうあるべきか。 その役目はなんなのか、戦後の教育が経済一辺倒で家族とはなんであるのかを ないがしろにした結果、利己的な人間ばかりがこの世に増えてしまった。 人生のピークを過ぎて、大事なものは何かを気づかされる主人公。 優しい人、怒りっぽい人、丁寧な人、せっかちな人、おとなしい人、 こうした一見違うタイプの人であっても共通して利己的な部分を持ち得る。 そういう無責任な人になってはいけないとこの本は諭してくれます。 | ||||
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東野圭吾さんの作品群は、ミステリーというだけでなく、他のテーマについても考えられる文学作品としても楽しめるのが気に入っています。この作品の場合は家族関係、介護、子供への想いなど、事件の当事者だけでなく加賀恭一郎の周りにも考えさせられる要素がいっぱいです。他のミステリー作家の場合、深い問題(弱者への暴力、家族内での愛、裏切り)がまるで話をすすめる上での便宜だけのように扱われているのですが、東野さんはそういったものにきちんと深みをもたせているのでプロット重視のミステリー以上に楽しめます。この作品も文庫で580円と廉価ですし、おすすめです。 | ||||
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老人介護を考えさせられる社会派作品。 警察官の叔父は元警察官。 叔父の息子も警察官。 叔父の病院に叔父の息子がなぜ見舞いに来ないのか。 少女を殺害した子供の祖母が介護が必要のように見受けられる。 少し前に、祖母は,祖父の介護をしていた。 祖父が亡くなってから、息子夫婦と同居している。 祖母が息子へ送っている信号を受け取らない家族で殺人事件が起こる。 老人介護の課題はいくつか提示された。 間接的に殺人事件に対する警告にもなっている。 殺人事件に対しては、しっくりこないところもあります。 老人介護問題に対しては、考えさせられました。 | ||||
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実は友人には前にあらすじを聞いていた。 なのでちょっと素直には読めていないかも・・ それでも さすが東野圭吾!って思わせる感じでした。 図書館で借りた本があまりにも汚くて読まずに返却して やっと最近再度巡り合えた本です。 面白かった。素直に。 | ||||
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母の思いを、事件を通して描いていく・・ ネタばれになるので、多くは語れないが 子を思う心は 深く悲しい。 加賀を通じて 父と子 夫婦の関係も追及していく。 引きこもり、介護、ロリコンなど現代社会が抱える問題点が 事件と 深く関わっている。 松宮と加賀の経験の差が・・・ 仕事に逃げている「世の父・夫」に、何時 降りかかるかも知れない 家庭で起きる事件です。 息子・母・妻・親・家族から 逃げないで向き合いましょう・・・ | ||||
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※ネタバレ注意 幼い娘がいる自分としては、東野作品の中で、少女が理不尽に殺害される、この話と「さまよう刃」の二つは、とても読んでいて辛く、面白いけどもう読みたくない、という思いに終始とらわれました。 この作品はさらに、年老いた両親に対する思いにも触れさせられます。 亡くなった後で残された家族は、「もっと何かができたのではないか」と後悔する、というのがこの話のベースになるものですが、高齢になった配偶者や親を持つ人にとっては少なからず、胸に訴えるものがあるのではないでしょうか。 この点についても自分に当てはまり、普段はあえて考えないようにしている心の中をさらされたようで、二重に苦しかった。 子育てについても両親への接し方についても、毎日反省はありますが、まだ間に合う今のうちに、後悔を少しでも減らす生き方をしていきたいと思いました。 読み終わった正直な感想として、この話自体は非常に面白かったですが、私はもう二度と読みたくありません。 | ||||
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こういう人いるなあというようなリアルな人物像です。 外から見ると、ごく普通の家庭が舞台になります。ご主人の義母(認知症)が同居しています。 家庭に問題があっても面倒から目をそむけ、自分は仕事と女に逃げるご主人。 子供の問題は妻に、両親の介護は妻が折り合いが悪いため自分の嫁いだ妹に丸投げする、よくあるタイプ のご主人です。 妻はといえば義母の一戸建ての家ほしさと世間体から折り合いが悪い義母と同居するという打算的な性格です。 そして一人息子を溺愛し、理不尽な子供の要求にも唯々諾々と従うだけで本当の躾ができない母親。 その息子(中学生)、直己が幼女を殺してしまいます。それも住んでる家の中で。 事なかれ主義のご主人も、勝気でただただ息子を溺愛しているだけの奥さんも崖っぷちにたたされます。 そして最後はどんでん返しが待っています。 わたしはあまり東野圭吾の本を読んでいませんが印象的な心に残る一冊でした。 | ||||
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知り合いのすすめで初めて東野圭吾を読みました。 社会風刺的な内容の部分は考えさせられるところはあるのでしょうが、 全体的に微妙に感じました。 今のところ他の作品も読んでみようとは思えないです。 | ||||
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中学生の息子が幼女を殺害してしまう。窮地に陥った昭夫は様々な策を練り、最終的にとんでもない行動にでる。加賀刑事シリーズ。 夫婦間の愛情と、親子間の愛情。それらは、互いに伝えたいようで伝えたくない、相手はなんとなく感じるだけの、もどかしいものである。子供は親の言うことは聞かないが、やることはマネするという。そのような互いに長く連れ添った者同士の些細な愛情が見え隠れする、パラドックスにハートウォーミングな作品。 | ||||
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東野圭吾の作品と言えば推理小説。 この作品もその一つではありますが、日本の根深い社会問題の一角を取り上げていると思いました。 1、家族関係ー夫婦 夫の仕事が忙しいゆえの夫婦のすれ違い。 夜中近くまで残業するのが当たり前の日本。本当にこれで良いのだろうか? 2、家族関係ー2世帯、3世帯同居。 皆があまりにも忙しい故?お互いに関心が無い家族。それって家族なのだろうか? そんな環境で育つ子供が将来どうなるのか・・・ 本書の中ですでに問題となっているが・・・ 3、育児 核家族=母親が子供を育てるのが当たりまえ・・・と言う日本の現実。本当にそうだろうか? 本書の中で主人公の会社員が、子供が生まれてから妻が掃除などをマメにしなくなった・・・ような文句とも言えるようなつぶやきの場面がある。 子育てしたことの無い男の一般的な意見だと思った。 現在、私は1歳の双子を育てている。トイレに行く暇も無い、食事をする暇も無く、ひどい時は夕方まで水分しか取れない。 そんな日々を送った事もある。 ありがたい事に主人の理解のおかげで、現在は多くの人々に助けてもらって日々すごしている。 母親だけの子育てと家事の完璧な両立はありえない。 是非、家族がある方も無い方も子育てに参加していただきたい。 (子供がいなくても、近所の子供に暖かい声をかけるだけでも良い) 本書の内容をきっかけに自分の家族の姿は?と振り返って見る良い機会になると思います。 | ||||
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結婚は人生の墓場であるのを描いた様なストーリー、甘えた主婦は子供をも甘やかし“まじめな主人”を犯罪者の共犯に変えてしまう。「人を殺すのが悪いのか」「環境がわるいのか」最後には捕まってほしく無いようにも思ってしまう。犯人ありきのスタートにしなくてはならない理由がそこにはある。 | ||||
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家族とは、親子とは? 何の変哲もない家庭、家族にこそ語れない事実があるのかもしれない。考えさせられました。 | ||||
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古本屋さんで買い、軽い気持ちで読み始めたら、途中でやめることができず一気に読みました 子を持つ母、年老いた母を持つ子。。。あなたにもあてはまるはずです | ||||
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面白いですが、物足りない。 火曜サスペンスや家政婦が見た的なノリで残念。 出張時など新幹線の中でさらっと読むのには最適だと思います。 | ||||
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一見すると、ごく普通の家族の中に、温かみの欠片もない非情な人間が潜んでいたり、 一見すると、仲が悪くギクシャクした関係の親子が、実は見えない絆で繋がっていたりする。 物語には、2組の家族の話が織り交ぜられ、ラストには対照的な家族の在り方が浮かび上がってくる。 親とは何か?兄弟とは何か? そして、家族とは何なのか? 家族を大事にする、という当たり前のことを改めて考えさせられた。 | ||||
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ミステリー小説として読むと薄い。内容も大したものではないので、気楽に読み進めることができるとおもう。 時間つぶしにはいいかな。買って読むほどではない。知人や図書館で借りて読むレベル。 | ||||
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相変わらず加賀刑事の独り舞台の作品だ。他の作品の加賀刑事ほど嫌みはないが、相変わらずだ。ここまで来ると読者もどうやって落とすかを詮索してしまうため、読後の充実感がない。一般文学352作品目の感想。2011/03/18 | ||||
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「息子が女の子を殺してしまった」 ほとんどの人にはテレビの中の他人事のような話なのに、子をもつ親にとってはまったくの他人事とも思えない。 もし、万一、自分がその状況に置かれたら? 加賀恭一郎シリーズということで推理者側に感情移入しやすいと思いきや、主として犯人側に立って読まされるためすごく身につまされるストーリーだった。 全体に重い空気が流れる。父親に感情移入しすぎると読むのが苦痛になることもある。 だが最後にはしびれるエンディングが待っている。 フーダニットではない。ハウダニットの要素は稚拙とも言えるかも。これは極上のホワイダニットだ。 読み終えたときは、誰もが家族を振り返らずにはいられないのでは。 | ||||
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まず始めに私はアンチ東野ではありません。どちらかというと好きです。ただ好きだからといって「東野作品らしくない!!」といった目線でのレビューでもありません。ただ、単に最後の方で「それは無理があるのでは・・・」と思ってしまいました。母が新参者が面白かったらしく続編があったら読みたいというので、この本を渡しましたが全く同じ感想でした。 | ||||
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