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赤い指
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赤い指の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全299件 241~260 13/15ページ
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| 登場人物をきわめて限定した物語で、東野圭吾の作品の中でも展開の速さが光る作品といえる。 ただし、ストーリーがわかりやすく、どうしても土曜ワイド劇場、火曜サスペンス的な色合いが濃く、本格志向の読者には少し物足りなさを感じるかも知れない。 | ||||
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| ワタシは東野作品は二冊目です。もう一冊は途中なので、東野作品についての知識があるわけではありません。 評価自体は好みに左右されると思いますので、ご了承を。 ミステリーとしてはその辺がお好きな方には、物足りなさを感じると思います。 しかし、まさに現代の家族の歪みといったものを題材としているので、重く、考えさせられる内容になっていると思います。 割とあっさりと読み進められましたし、展開も速い。 「赤い指」の理由が、もうひとつ釈然とせず、心に響いてこないのが残念。 弱弱しい老女が、家族との諍いの中で選んだ「生きる道」とは。 そして、その愚かな優しさに付け入る家族たち。 人間の尊厳とは? 家族とは? フィクションでありながら、あり得る可能性のある話だけに心が痛む。 | ||||
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| 最初から最後まで、かなり登場人物(親子3人)のキャラクターに苛立ちました。 それほど小説にのめりこんで、一気に読んだということでもあるけれど。 でも、イマイチ、焦点が絞りきれていない印象。 期待したほどの東野作品ではなかった気がする。 タイトルというか、オチは、どうもこじつけすぎで無理があると思う。ちょっと作りすぎて、リアリティが却って損なわれている。それでも読んで損はなかった。 加賀刑事、クールでかっこよすぎっ! | ||||
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| 自宅で家族のひとりが犯してしまった犯罪を隠す為に、一家そろってあらゆる手段で 素人ながらに必死に証拠隠滅を企てる話。というと、夏樹静子さんの「Wの悲劇」とか 林真理子さんの「聖家族のランチ」なども同系統のお話なのですが、この話がいちばん 悲しい。捜査の手が伸びてきた時に家長とその妻が選んだ最後の手段が酷すぎて 読んでいて腹がたったくらい。犯人には同情の余地無いし。 しかし、こういう「平凡」な家族、近所のどこにでもいそうで、そこが不気味でした。 ミステリーとしてはどんでん返し、複雑な伏線などは特にないので少し物足りないのは事実。 最後の選択、後味はけして悪くなかったのだけど、あとに何も残らなかった。 | ||||
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| 自分の保身しか考えない父親、我儘で過保護な母親、そして救いようのないバカ息子と、登場人物にひたすらイライラさせられました。結末もあまり救いがなく、終始重い空気ですけど、だらこそ余計に加賀刑事の存在が際立ってます。どんでん返しの部分はさすがにちょっと無理があるかも…自分は加賀刑事が大好きで、最後の2ページで号泣したので★4つですけど、東野作品としては平均以下な気はします。 | ||||
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| 前原昭夫は、妻からの緊迫した電話を受けすぐに会社から帰宅する。家の庭には 女の子の死体が横たわっていた。中学生の息子直巳の仕業だと知った彼と妻は、 息子を警察の手に渡さないための、究極の方法を思いつく。 息子の犯罪を、夫婦二人で隠そうとする。だが、その方法は人として決して やってはいけないことだった。親というのは、身勝手だと思っても子供の望む ことを受け入れてしまうものなのか。昭夫は直巳の父親であると同時に、同居する 政恵の息子でもあるのだが・・・。見事なまでにバラバラな家族関係。同じ家に 住んでいても、みな孤独だったに違いない。ほんの少し、お互いがお互いを思い やる気持ちを持っていたなら、こんな悲劇は起こらなかったと思う。痴呆、介護 などの問題も含んでいて、現代社会のひずみを垣間見るような作品だった。 | ||||
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| 直木賞受賞後第一作であり、今年の週刊文集ミステリーベスト10で4位に入選。 しかしながら、内容はちと期待はずれ。ネタが半分程度読んだところでほとんど分かってしまうのだ。現代の家庭で悩むことが多い問題が取り上げられてはいるものの、登場人物の設定もちょっと極端で、感情移入も困難。トリック、主題についての切り込みとも不満足。 唯一、東野作品の常連加賀刑事のエピソードにのみしんみりとさせられただけに終わってしまった。 | ||||
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| この物語には、親子の絆、親の子に対する思い、子の親に対する愛憎がいくつも描かれている。 年老いた親、思春期にさしかかろうとしている子供を持つ一人の人間として、避けて通れないテ−マに溢れている。 この、小説に起こる事件は他人事と日々ながしている、どこかの誰かの事件なのだろうか? 自分は、親として夫としていつも正解たる答えを、家族に子に提示しているのだろうか? この事件は、自分の家族には決して起こらないことなのだろうか? 物語で、鬼畜道に落ちようとしているのをすく救うのが愛情だったと言うことに、救いを感じた。 誰にも攻められない、究極の選択。 誰を守るのか?誰を犠牲にするのか? しかし、何にも変えがたい、父の愛、母の愛を心に再度刻みつけ、それをわが子に注ぐ。 なんでもない、そのことを再度教えてもらった作品です。 | ||||
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| 認知症のお年寄りの介護の問題が取り上げられていて、まるで我が事の様に読んだ。 そして、この事件では、さっさと自主するしかないのに、それがなかなか出来ないでいるが、 その理由には、問題はあるが、理屈的においても、感覚的にも共感出来る?部分はあるにはある。 そんな成り行きが、スリリングに描かれている。 そして、意外な結末が用意されていて驚くが、その結末には人間性があふれている。 人間の内面を、こんなに鋭く描く著者の作風は、私は特に好きだ。 著者には、直木賞の受賞は当然だと思ったが、受賞後も、この様な益々洗練された作品を発表している。 文壇の最上位を占めるべく、今後も地道な執筆活動を期待したい。 興味深い内容なので、一気に読んでしまった。 | ||||
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| 最近、認知症をテーマにした映画などが注目されているようですが、この本も認知症を扱ったものです。 まだ、読んでいない方々のためにも、内容にはあまり触れませんが、ミステリと認知症、引きこもり、家族関係などの問題を一気に取り上げてあるにもかかわらず、どの問題も適当に扱わず、一つ一つの重い話題を融合させたストーリー構成になっていると感じました。 東野氏の取り上げるテーマはいつも時代に沿っていて、でも他の作家などではなかなか取り上げないような斬新なもので、観察眼と感性にはいつも驚いてしまいます。 そしていつものことながら、誰もが想像しなかった結末が用意してあって、ミステリファンに限らず考えさせられる作品の一つがまた増えたなと思いました。 欲を言えば、今回の作品は他の作品と比べて短いものなので、もう少し読みたかったなと思います。 | ||||
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| 何処にでも居そうな家族が起こす事件 子供の心の病・嫁姑問題・高年齢化社会 毎日マスコミで騒がれている問題が 家族に中で起こった作品かな? 今回 東野圭吾さんが以外に早い段階から祖母の嘘を匂わす点は また違った東野圭吾マジックを見た様な気がします。 問題の多い現代社会人に 問い掛ける作品かなと思いました。 いい作品だと思います。 | ||||
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| なんてばかで身勝手な親子だろうと腹立たしくなった。もしかしたら、実際こんな親子も居るのかもしれない。私の祖母も認知症で政恵と姿がかぶった。札や写真のくだりなんかは胸が痛くなった。そしてラストは加賀が前原親子と自身の親子関係とをたぶらせて語るシーン。感動しましたね。本の題名や家族の絡み...やっぱ上手いですね。 | ||||
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| 容疑者Xほどではないが、厚くもないし、サラッと読めるという点ではよかった。 筋についてはここでは書けないが、やはりラストはちょっとムリがあるような気がする。 「そんなんアるかいな?」て。 でも、まあまあ楽しめたズラよ。 | ||||
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| 最近、証拠隠滅もの多いですね。読み始めの事件発生間際はワクワク感がありましたが、途中はダラダラで聊か疲れました。最後のドンデン返しはカンの良い方なら見抜けるでしょう。前作のほうが好きです。 | ||||
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| 『さまよう刃』でもそうでしたが、著者は社会的な問題に踏み込んだテーマを模索しているような気がします。 この作品では、父親の自白で解決を試みていますが、ここで終わっては単純なエンターテイメントでしかありません。そうではなく、父親の母の気持ちの動き・真意というものがクローズアップされます。このような家族の問題をどう見ますか? と読者に問うているのかもしれません。 | ||||
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| 息子が犯した犯罪を隠滅しようと必死になる両親。加害者の視点から語られているため、刑事が謎解きをしていくのを眺めるだけかと思いきや、最後に読者も加害者も裏切るどんでん返しがあり、「やられた」と感じた。 部屋に閉じこもっている青年、その両親と老婆が住む家は現代社会の縮図のようだ。たんなるエンターテイメント小説で終わることなく、読者だれにでも起こりえる出来事を見せることにより、現代社会の問題点を気づかせている。 | ||||
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| 現代社会の問題点を反映させた良い作品だと思う。 けど、僕は東野圭吾にこういう作品を期待していない。 同じような人は多いのではないだろうか? 著者の枠に囚われない意欲的な作品は大好きだが、 この作品は別に東野圭吾じゃなくてもいいじゃないかと言いたくなる。 微妙に保たれていた作家の志向と読者のニーズの距離が乖離しはじめたのでは、と感じてしまった。 | ||||
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| 自分の息子が人を殺した時どう動くべきなのか。 当事者になってしまった人間の様子がよく描かれていると思います。 醜いけれどリアル過ぎる程にリアルでした。 薄ら寒いものすら感じます。 | ||||
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| どこに視点を置いて読むかで、感想が変わると思う。少年犯罪か、老人介護問題か、家族のあり方か・・・。 いろいろ盛り込んであるからか、人間ドラマとしては中途半端で、ミステリーとしては食い足りない。 物語の中心になる家族(父・母・息子)の三人が、ほんっとに馬鹿で嫌なやつらで、読んでて具合が悪くなるくらい。いらいらするよ。でもこれをリアリティというのか。 筋運びも犯罪を犯した側の視点から描かれ、それがどう暴かれていくのか、というかたちなので、ハラハラするというか、じれるというか、とにかくすごーくストレスを感じる! ラストの父の行動は、よく考えると「うーん、そうするかなー人間だもの」と思えるけど、小説としては安易すぎてえーっと思ってしまう。 加賀刑事のサイドエピソードは、物語にもテーマにもうまく花を添えていて、そこはさすが東野圭吾、演出するぜ、っ感じ。 | ||||
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| すごいリアリティ! 日常でしかも自分の身内が 加害者になってしまう恐怖のようなものを 実感させられた。 この本を読み終わったのが 深夜だったので だんなが犯人だった、という夢を見てしまい うなされてしまうほどだった。 | ||||
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