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赤い指
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赤い指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 1~20 1/4ページ
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満足です。 | ||||
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東野の「加賀恭一郎」シリーズの長編ミステリ。2006年発表の倒叙ミステリである。 加賀刑事とともに、その親戚にあたる松宮刑事がもう一人の主人公である。都内の住宅地で起きた少女殺人事件を二人のコンビが追うのだが・・・というストーリ展開。 文庫裏表紙には「家族のありかたを問う」のような文句がならぶのだが、読み終えた感想は、これって1970-80年代の社会派ミステリじゃないの?というもの。携帯電話だのパソコンだのという会話が普通に出てくるからして、2000年前後の時代の話であることは明らかなのだが、犯人側のもろもろの描写がどうにも前時代感をぬぐえない。そのあたりに実は伏線が?などと深読みしているうちに、加賀刑事のすばらしい活躍によって事件は解決してしまい、読者としては貫井徳郎作品でも読んだのかと思うような欝々とした読後感を抱えたままになるという感じだ。 ともあれ、ミステリとしての評価は置いておいて、個人的には、エピローグで語られる親父さんのちょっとした事情というか信念の話、これにグッときました。これが読めただけで、とても良かったと思えました。 | ||||
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以前、何かのレビューで、東野圭吾氏の作品は後味が悪いので好きではないと書いていた方がいらっしゃいました。そう言われれば確かにそうで、たとえば「白夜行」や「幻夜」などもかなり陰鬱な話です。にもかかわらず、個人的には今までいやだと思ったことがなく、むしろ陰影があって、その哀切な雰囲気がとてもいいと思っていました。 が・・・この作品はめずらしく好きになれませんでした。最初から犯人はわかっているパターンの小説ですが、最初の100ページほどで延々と描写されるのが、愚かな息子が殺してしまった幼女を父親が近所の公園に捨てに行く話で、本当に陰惨です。 ふと、暴力を振るう自分の息子を殺した官僚の父親の事件を思い出しました。この作品に出てくる息子は、甘やかされたわがまま息子というだけでなく、死ななきゃなおらないほどの真性の馬鹿です。こんな馬鹿をかばっても、所詮馬鹿なのだから将来もまた何かしでかすに決まっているのに、今回の件だけがばれなければ、りっぱに育ってりっぱな人になるとでも思っているのか、同様に馬鹿で思慮の浅い過保護な母親は、夫=父親に、嘘をつき通してでも息子を守ると主張します。また、今までいろんなことを面倒がって見て見ぬ振りをして逃げていた父親は、結局、あなたは何もしてこなかったと責められ、罪悪感もあって、妻に説き伏せられてしまいます。 血がつながっているゆえの愚かな愛情というべきかもしれませんが、誰も彼もが本当に馬鹿で、読みながらげんなりしてしまいました。まあ読んでいてこれだけ苛立つということ自体、東野氏の創作が真に迫っているということかもしれません。 現代の家族問題をとりあげたということ、そして加賀刑事の聡明さと自分自身の父親との問題を描き、最後に待っていたのは確かに意外な真相でした。が・・・今回は本当に後味が悪かったです。読まなくてもいい話だったかも・・と思ってしまいました。 | ||||
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ありがとうございました | ||||
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東野圭吾の加賀恭一路シリーズなので安定した何時もの様な面白さであった。 | ||||
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困難から目を背け逃げることが、痛ましい悲劇を生む。 秘密を持った時、下手に策を弄し難を逃れようとして、更なる深みに。 家族と言えども所詮は他人。 分かりあえないのが普通であり、お互いに歩み寄る気持ちがなければ、軋轢が生じる。 離れていても、心はつながっている。 それも、また、家族なり。 | ||||
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推理小説であると同時に、まるで葛西善蔵や嘉村磯多に私小説にように、現実世界にありそうな家族の人間関係の悲惨さを描いています。特に愚かな母親と馬鹿な息子の関係はどうしようもない。加えてそれになにも出来ない父親像も現代社会によく見られます。それを辛抱強く、かつしっこく描けた作者の意外な一面を見た思いです。東野圭吾さんにこんな描写が出来るとは思いませんでした。 帯によると直木賞受賞後の第一作だとのことですが、加賀シリーズの第一作ともいえるものなのでしょうか?「麒麟の翼」に出てくる看護婦さんと亡くなった加賀の父親、そして従弟の松宮氏との関係がよくわかります。最近の少し濫作気味の無理矢理な作品群に較べれば、まだ読ませますが、物語展開からくる読後の暗い、なんとも言えない不快な味気無さはなんなのでしょうか? | ||||
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テーマは教育、子供、親、病気(認知症)。 東野圭吾大先生の作品としては珍しく、犯罪を犯した張本人は最後までダメなキャラ。 どんでん返しはあるが、それがすなわち犯罪の証拠とはならず、淡々と事件後の家族を描く作品になってしまっている気がする。それゆえに大きな感動もない。 | ||||
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前半から中盤にかけた犯人の行動や心情になんら共感するものが感じられず、 正直つまらなかったですが、終盤ぎりぎりで「東野圭吾」らしさを取り戻しました。 「麒麟の翼」の後に読んだので、余計に落差を感じたのかもしれません。 | ||||
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お話自体は面白いと思うのですが、「中学生の息子が殺めた少女の遺体を父親が(汚い)公衆トイレに隠す」という設定は、小さい娘を持つ親としてはとても心が痛みました せめて一刻も早く返して欲しいです | ||||
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この方の作品はいくつか読んでいましたが、こういう社会派というか考えさせられる作品は初めてでした。 途中から先のストーリーが分かっても最後まで飽きずに読み進むことが出来ました。 | ||||
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出だしからとにかく暗い話です。 主人公の男性が家に帰るとそこには少女の死体が・・・。 家庭の問題が大きなテーマです。 展開は読んでいて正直疲れますが、終盤の展開は心にグッときます。 二つの母の愛が根底にあるストーリーです。 何となく想像はつきましたが、涙がこぼれてしまいます。 最後まで読めれば・・・です。 | ||||
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犯人は最初から判明しており、その上で加害者家族の葛藤を描いた作品でした。 期待していた緻密なトリックや大どんでん返しのようなものはありませんでした。 むしろ、どの家庭でも起こり得るような事件として描きたかったがため わざと手口やアリバイ工作が稚拙でありきたりのものだったんだろうと。 そのため、斬新さや驚きはこれといってありません。 唯一の意外な展開である結末は ちょっと納得いかない行動だなという感が否めませんでした。 ただただ悲しい気持ちになり、考えさせられる作品です。 | ||||
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知り合いのすすめで初めて東野圭吾を読みました。 社会風刺的な内容の部分は考えさせられるところはあるのでしょうが、 全体的に微妙に感じました。 今のところ他の作品も読んでみようとは思えないです。 | ||||
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相変わらず加賀刑事の独り舞台の作品だ。他の作品の加賀刑事ほど嫌みはないが、相変わらずだ。ここまで来ると読者もどうやって落とすかを詮索してしまうため、読後の充実感がない。一般文学352作品目の感想。2011/03/18 | ||||
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とても話に入りやすく、テンポもよくて一晩で読みきりました。 加賀刑事の魅力も十分に出てますし、テーマもよく読んで損はないかと思います。 ただオチがあまりに無理があるかと。リアリティーがないというか・・・私はついていけませんでした。 そこで私の中では一気に評価が下がってしまいました・・・悩んだ結果、星3っつです。 ただ年始のドラマの赤い指はとてもよかったと思います。阿部さんに加賀刑事はとてもはまり役だと思いました。 正直原作よりドラマの方がよかった。 「悪意」もぜひドラマ化なり、映画化して欲しいです。 | ||||
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30代、男です。こういうこともありそうだなあ、と思いながら読みました。最後の方で、心に「どしん」と来るものが数回あるところが東野氏の作品らしく「ああ、来た来た・・」と、味わわせてもらいました。ただ、他のレビューでも書かれてましたが、「サクッ」と終わる感じですね。加賀刑事が解決する以上、綺麗なまとまり感は避けられないのかなあ、なんて思いました。なので、テーマの割に読後感は軽いです。東野氏の作品を読むたびに、読者には「東野ワクチン」が接種されます。つまり免疫が出来る訳ですね。アナタは、何回目の接種ですか?初めて?なら、かなりずっしり来たでしょう。5回目?それでも、結構くるやね。20回目?来たことは来たけど、軽く済んだかもね。 | ||||
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友人の東野ファンが絶賛していたので読みました。東野らしい作品だと思いますが、家族愛(?)を描こうとしているのが先に読めたため、特に印象には残りませんでした。 | ||||
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東野さんが売れっ子になる前になんとなく2,3冊読んだのですが、そのときはイマイチでした。最近ドラマ「新参者」を観て、なかなかおもしろかったので、久々に東野作品を読んでみました。子持ちの僕には、女児が被害者という点が嫌でしたが、一気に読めました。が、最後のおばあさんのエピソードは余計でした。ミステリー作家だから、最後に読者を驚かせたいのでしょうが、この件で一気に冷めました。中にはこの仕掛けで更におもしろく感じるひともいるでしょうが、ちょっとリアリティに欠けるように思います。以前、他の作品を読んだときにイマイチだと思った理由を思い出しました。娯楽性と現実感とのバランスが自分には合わないかな・・。 | ||||
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加害者家族の息子を守る(守るとは言わないか…) 身勝手な行動にとても苛々して その苛々で一気に読めました。 そこはさすが東野圭吾さんだと感心しましたが 結局息子の動機がわからずもやもやしました。 動機をぼかして祖母と父…家族のかたちに焦点をあてたかったんでしょうが やっぱりものたりなかったかな。 | ||||
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