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(アンソロジー)

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晴れた日は謎を追って がまくら市事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)

晴れた日は謎を追って がまくら市事件の評価: 4.57/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

ハズレはない楽しい

なぜこうなったのか。考えながら読むのが楽しかった。作者さんにしかトリックはわからないと思うけど、想像するのが楽しかった。飽きることなく先々読みたくなった。忘れた頃にまた読みたい。
晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)より
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No.6:
(4pt)

嫌な町

2010年にミステリ・フロンティアとして出た単行本『蝦蟇倉市事件1』の改題・文庫化。
 多数の作家が参加して、「蝦蟇倉市」という空想上の町を舞台にミステリを競作した試みだ。蝦蟇倉は年間に不可能犯罪が15件も起こるという嫌な町で、蝦蟇倉警察署には「不可能犯罪係」まで設置されているほどだ。
 本署には、道尾秀介「弓投げの崖を見てはいけない」、伊坂幸太郎「浜田生年ホントスカ」、大山誠一郎「不可能犯罪係自身の事件」、福田栄一「大黒天」、伯方雪日「Gカップ・フェイント」の5篇が収められている。
 道尾秀介「弓投げの崖を見てはいけない」は意外な犯人像にすっかりだまされる。
 伊坂幸太郎「浜田生年ホントスカ」はとほけた味わい。
 大山誠一郎「不可能犯罪係自身の事件」は趣向は楽しいがさすがに無理があるのでは。
 伯方雪日「Gカップ・フェイント」は馬鹿馬鹿しさがいい。
 なお、姉妹編の『街角で謎が待っている』も同時刊行されている。
晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)より
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No.5:
(4pt)

個人的には「浜田青年ホントスカ」と「大黒天」が好きだった

5人の作家による、不可能犯罪ばかり起こる蝦蟇倉市での事件を描いたミステリ小説。

どの話も作家の個性を出しつつ、話がところどころ繋がっていて、楽しみながら読めた。個人的には「浜田青年ホントスカ」と「大黒天」が好きだった。

「浜田青年ホントスカ」は、突然相談屋の仕事をすることになった浜田青年の話。相談屋に持ち込まれる話も意外とおもしろかったが、最後は伊坂さんらしい驚きの展開が待っている。

「大黒天」は、和菓子屋のシンボルマークになった大黒様の木彫り人形が実は盗品だったという話。その話が信じられない和菓子屋のお婆ちゃんの孫の靖美と輝之は大黒様を持ち去った男の行方を追いかける。祖父の真実が明らかになり、読後感もよかった。
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No.4:
(5pt)

作家の個性が活きている

『街角で謎が待っている』と合わせて、参加している作家陣が魅力的なので、期待度が高かったのですが、全編楽しめました。
地形など町の設定もしっかりしてるし、互いのストーリーをリンクさせるなどの遊びもありながら、作家の個性が活きているのがいいです。
以前、同じようなコンセプトのアンソロジー『まぼろ市の殺人』も読みましたが、本作の方が楽しめました。
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No.3:
(5pt)

そうだ!「がまくら市」に行ってみよう!!

って気になってしまう、がまくら市。

5人の作者が、それぞれの視点で事件を描く、不可能犯罪。

本当にあったら行ってみたいロケ地、自殺の名所弓投げの崖、

公私混同の近藤康司が経営しているホテルコンドーパレスなどなど。

見どころいっぱい!!

5つ(5人)の小説が少しづつリンクしていて、お!こんなところに

この人物がかかわっていたのか、って思えて、読む人を魅了します。

ただし、

読者は、それぞれ他の作者の良し悪しを知らず知らずのうち読み比べて

しまうかもしれません。

5人の作者が協力して1冊の良い本を仕上げているとも考えられますが、

1冊のリングの中で、グラップリングルールにて、それぞれが戦っている

ようにも読み取れる、本でもあります。

ひいきの作者がいましたら、なおのことです。
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No.2:
(5pt)

様々な作家を読めて

アンソロジーで私のお気に入りの作家も入っており、とても良い本です。読んだことのない作家の人を試しに読むという感覚でもいい内容だと思います。各々のミステリーも各作家さんの特徴が出ていてお勧めです。
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No.1:
(4pt)

読むは楽し,近寄るは怖し

架空の街を舞台にしたミステリアンソロジで,二冊あるうちのこちらは『その1』です.

印象的だったのは一話目の始まりで,頭のこの街の地図が用意されているのですが,
その右上,スカイラインを自動車で下り,街に入ってくる様子が物語に始まりに重なり,
スムーズのこの街へ,そして作品の中にも入っていけたようで気持ちの良さを覚えました.

また,その地図と物語に登場するあれこれを見比べながら読むのも楽しみの一つで,
収録策の中には,それらの位置などを巧みに活かし,読む側を惑わす篇もあったりと,
参加した作家さんたちが,『街作り』にどのように関わったのかも興味深いところです.

このほか,各篇における『リンク』はほどほどという感じで,もっと…とも思う反面,
話のまとまりや,つじつまを合わせることを考えると,難しい部分なのかもしれません.

どうやら,各篇(事件)のいくつかは並行し,もう一冊に繋がるものもあるようですが,
読む分には楽しいものの,住むことはもちろん,近寄るのも避けた方が良さそうな街です.

(参考情報)
11人の作家が描く架空の街の謎物語 『蝦蟇倉市事件〈1〉〈2〉』 特集サイト|東京創元社
http://www.tsogen.co.jp/gamakura/

11人の作家が描く架空の街の謎物語 競作アンソロジー『蝦蟇倉(がまくら)市事件』[2010年1月・2月刊行]|今月の本の話題|Webミステリーズ!
http://www.webmysteries.jp/topic/1002-01.html

第一線で活躍する作家たちが、架空の都市を舞台に贈る「街」の物語 『晴れた日は謎を追って がまくら市事件』『街角で謎が待っている がまくら市事件』[2014年12月]|今月の本の話題|Webミステリーズ!
http://www.webmysteries.jp/topic/1412-05.html
晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:晴れた日は謎を追って がまくら市事件 (創元推理文庫)より
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