■スポンサードリンク
全滅領域
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全滅領域の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
突然世界に現れた謎の空間エリアX。これまで「監視機構」からいくつもの調査隊が派遣されたが、「無事に」帰還した隊はひとつとしてない。 そこに新たに派遣された4名の調査隊、隊員は名前を捨て、「生物学者」などの職名で行動する。調査隊は独自に発展した不可思議な生態系を調査するが、人為的な構造物が見つかる。その調査の過程で、生物学者は心理学者の行動に疑念を抱き始めるが、その最中、隊員の一人が失踪し、調査隊にも不和が広がっていく。そして、生物学者は予想外の発見をすることとなる・・・ なんて言うか、性格的引きこもり気味の生物学者の一人称で語られるので、雰囲気が暗い暗い。 「大型エンターテイメント」というには、到着点のない心理ドラマメインで疑問符がつきます。 特に、本作で提示される謎は数多く、というかすべてが謎で、これに対して一つとして解答は与えられません。 エリアXの舞台は魅力的で、今後どういう展開になるのか、どういう結末を迎えるのか、という期待は大きくふくらみますが、本書だけ取り上げれば狐につままれた感じ。短めの長編なので、この長さだから読み切れた。これ以上長いとキツイ。 ただ、「監視機構」はすべてではないもののエリアXの謎は把握しているようだし、後に続く作品でいろいろと明らかになっていくのでしょう。期待感は持たせてくれるので、☆一つおまけ。相当風呂敷を広げているので、回収しきれずに尻つぼみで終わってしまう危険はありますが。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!