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フライプレイ! 監棺館殺人事件
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フライプレイ! 監棺館殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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騙し、演技、推理、見立てなどミステリの要素をふんだんに注ぎ込んだブラックコメディ。 装幀をみればわかるように、劇場型の犯罪ドタバタ喜劇である。 頻出するオヤジギャグは、あまり笑えないが、ストーリー全体に通底するドス黒いユーモアや不謹慎な悪意が 心地よく脳髄を刺激する。 四つの多重解決で澄ましてみせ、見立て攻撃で読者のめまいを引き起こす。 バカミス的要素が惜しげもなく織り込まれ、筋が通っているものだから、その下らなさにも感心してしまう。 さらには、"予告としての見立て"という凝った趣向まで盛り込み、著者の作為に呆然とさせられる。 また、本作は非常にサディスティックだ。 編集者の里子がそれを象徴しているが、第四幕で犯人を追い込むさいの、真綿で首を締めるような ジリジリとしたやりかたは、完全にSが入っている。 | ||||
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