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パレートの誤算



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【この小説が収録されている参考書籍】
パレートの誤算
パレートの誤算 (祥伝社文庫)

パレートの誤算の評価: 3.84/5点 レビュー 64件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(3pt)

題名にいまいちピンとこなかった

題名の意味、、残念ながら、読み終えてもなるほど〜!とはなりませんでした。
現在の生活保護の問題において、敢えて極端に不快に思う出来事を描いたり、差別的な考え方の人を主要人物においたりしたのは、きっとその後の出来事があって、それがすべてではないのだという気づきがあるという成長に持っていくためなんだろうけど、主人公がそこに行き着く根拠がよくわからないし、最初の方の印象が強くて、何でそんなふうに考えを改められたんだろう、と納得いかない点もあり、、。
こういうデリケートな問題だからこそ、読み手が違うふうに取る可能性を限りなくゼロに近づけるような丁寧な展開にしたほうが、題名部分の話題になったときに腑に落ちたのでは?と個人的には思いました。
ミステリ部分に関しては、犯人は後出しジャンケン的に誰にでもなりうる展開だったので、そこは下手に推理することもなくおまけの部分くらいな感じで気軽に読めました。
パレートの誤算 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:パレートの誤算 (祥伝社文庫)より
4396343000
No.16:
(3pt)

安定の面白さ

柚月作品を何作も読んで来ると、
大体最後の結末が見えて来る。
が、しかし、このパターンが面白いので、
また次作も買う。
電車の中で、寝る前に、暇な時に時間を忘れられる。
苦痛にならなくて、解りやすく、時間が経つのを忘れられる爽快な文章。
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No.15:
(3pt)

誤賛

読みやすくこの後どうなるのか?と読ませる文才は流石です。本書を半分くらい読んで、段々違和感を持った。こんなものかも知れない。
良い読み物と思うが何かもっと大きなパーツが足らない。
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No.14:
(3pt)

社会の闇

本当に あるかも?? 知れない・・・ 公務員と ヤクザの関係 また 弱者との関係 結構 面白かったです パレートの誤算(働きアリの集団 その中で 怠けるアリ・・ 働く蟻だけを残して・・ また 怠ける 蟻が 出てくる) なるほどな~ って 感じで 現実社会を 鋭く 見ているな そんな 感想を 持ちました(笑)
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No.13:
(3pt)

公務員の方に読んで欲しい。

身近な所で起こっているであろう、今日の社会の一面を鋭くついた秀作。特に、福祉の仕事にあたっておられる公務員の方にお勧め。しかし、タイトルの「パレートの法則」は、しっくりこない。犯人、殺された上司の描き方にも無理がある。だが面白い。
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No.12:
(3pt)

パレートの誤算 (祥伝社文庫)

筆者らしい。でも、途中で結果がわかった
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No.11:
(3pt)

あまり印象に残らない

普通に読めて退屈ではなかったが、特に読み終わったあとに印象に残らない小説だった。生活保護については勉強になった気もするが、どこまでが真実かは分からない。
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No.10:
(3pt)

最後まで面白いです

「ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給者を訪問し支援を行うことに。仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、焼け跡から撲殺死体で発見された。聡美は、受給者を訪ねるうちに市職員が暴力団と不適切な関係を持っている可能性に気付く。生活保護の闇に迫る、渾身の社会派ミステリー!」と装丁でこの本を推奨しています。
この本の読みどころは2つあります。1つ目は社会福祉・生活保護の現状と問題点、そしてそれらに対応していくケースワーカーの資質です。2つ目は山川殺しの行方です。この2つがうまい具合いに調和して、読み手の興味を引き立ててくれます。読みやすく分かりやすい表現も気に入っています。いつの間にか、主人公に感情移入してしまい、熱くなる思いにさせてくれます。最後まで面白いです。皆さんにも自信持ってお薦めできます。是非、ドラマ化もして欲しいほどです。
次は『孤狼の血』に挑戦します。
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No.9:
(3pt)

やや肩すかし。。。

日頃生活保護受給者に接する機会もあり、疑問に思うことや理不尽と感じることも多い中、この作品を読みました。
正直、もっとはっきり、突っ込んで書いて欲しかった。もっともっと闇の部分はあるはずです。
お話としては面白く読めましたが、なんとなくボカしている感じは否めません。
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No.8:
(3pt)

作品の誤算

生活保護係のケースワーカーを主人公にした、本格的な生活保護ミステリーである。映画「虎狼の血」が面白かったので読んだのであるが、舞台津川市は、明らかに広島県呉市をモデルにした映画(呉原市)と同じ場所と思われる。山陽方言圏の私としては、親しみのある内容(作者の出身は岩手県らしい)。

生活保護受給者の何人かを知っている私としては、興味あるテーマであり、どのように料理したのかを見守ったという感じ。結果は、大枠では正しいが、部分的には「この作者もそうか」とがっかりした、という感じ。

ミステリー部分は、大枠では予想通りに進んだので、ここでは述べない。テーマ部分について書く。書いても別に面白さは減少しないと思う。

最後にある登場人物が言う。

「たしかに生保のあり方には、問題が多い。不正受給やら貧困ビジネスが、あとを絶たない。でも、生保という行政の制度があったから、育つことができた子供がいたことは確かだ。さまさまな理由で、自分の力で生きていけない人は、いつの時代にも必ずいる。そういう人を救うために生保は、必要な制度だ。言うなれば、生保は自分の力で生きていけない人のー社会的弱者と呼ばれている人たちの最後の命綱だ。その命綱を、悪用する奴らを俺は許せない」(420p)

そのことに異論は一切ない。しかし、作者はかなり生保について調べているはずなのに、私でさえ知っていることに言及しない。ここに出てくるケースワーカー(専門家)の言葉を借りて反論しないばかりか、彼ら自身がそのように認識しているかの如く、ミスリードするように物語を構成している。

曰く。(1)生保の金を受け取ったその足で、パチンコに並んだりする者がいる。と書いているが、パチンコ依存症だった場合は、アルコール依存症と同じ「病気」であることの認識がない。(2)テーマ的に「不正受給」について延々と書いているが、あることを書いていないから普通に読んだら不正受給は全体の1割から2割はいる印象を受ける。実際は、0.5%にも満たないし、そのほとんどは家族の子供のバイトの申告漏れ等の制度無理解によるものが多いのである。(3)生保受給者に同情してお金を立て替える場面を美談的に描いているが、規則的にもやってはいけないことであるが、受給者の自立を促すということでも「絶対やってはいけない」悪影響しか及ばさないことである。

建前は正しいけど、本音の所で、この作者生保制度のことをホントにわかっているのか?わかってないだろうなあ。
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No.7:
(3pt)

初めての作家の初めての作品

初めての作家の初めての作品です。市役所の生活保護の関係者と受給者をテーマにしたミステリー。文章は読みやす買ったのですが生活保護を引っ張り過ぎの印象です。また、動機が薄く、犯人にも意外性がなく、最後の盛り上がりに欠けた気がしました。
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No.6:
(3pt)

勉強になり面白かった

設定が面白いが多少流れが強引というか突飛に感じた でも勉強になる内容で面白かった
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No.5:
(3pt)

ちょっと盛り込み過ぎか

生活保護世帯の多いアパートの火災でケースワーカーの他殺死体が発見された. 生活保護に関わる不正や暴力団が見え隠れする中,2人のケースワーカーが真相に迫る. 生活保護の不正受給や保護費の不適切使用,貧困ビジネスなど, 生活保護制度に関わる問題をテーマにしつつ,制度や受給者批判だけでない内容に好感が持てる. 結末の意外性もまあまあで,バランスのよい社会派ミステリーと言える. とはいえ,扱っている生活保護の問題点がやや紋切り型な印象も否めない. もう一歩,踏み込んだ個別の事例への対応や, 制度をうまく活用した解決が盛り込まれていないと, 生活保護とケースワーカーを扱った必然性が薄い.
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No.4:
(3pt)

生活保護がスパイスになったミステリーではなく、ミステリーがスパイスになった生活保護入門

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」と同じ路線です。
登場人物は浅くて類型的、真相は「ふ~ん」という程度で、30分で斜め読みしてしまった。
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No.3:
(3pt)

社会問題に向き合うケースワーカーの物語

生活保護費の不正受給という社会問題や、受給者を担当するケースワーカーの仕事への苦悩や情熱をミステリーに絡めた社会派サスペンス。

ケースワーカーの日常業務も詳しく書かれており、生保システムが抱える問題点等が、登場人物の言葉や気持ちを通して、簡易な文章で分かり易く浮き彫りにされます。

肝心のミステリーの方はオーソドックスで、展開やラストも予想がつき、純粋にミステリーを楽しみたい方にはやや物足りないかもしれません。まずタイトルに題材を結びつけ、それにミステリーを肉付けした印象です。
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No.2:
(3pt)

全体的に内容が浅く感じられた

生活保護受給者の家を訪問している途中に殺害されたケースワーカー。生活保護と貧困ビジネスを絡めたミステリー。

物語自体は丁寧に描かれており読みやすいのだが、ケースワーカーの仕事の苦悩や、生活保護に対する掘り下げもなく、全体的に内容が浅く感じられた。

主人公の聡美と小野寺が事件の真相を確かめようと思う動機も弱かったし、心理描写もいまひとり足りなかったのも残念だった。
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No.1:
(3pt)

今ひとつでした

ミステリー要素は「先輩ケースワーカーはなぜ、誰に殺されたのか?」という
部分なんですが、「驚きの新事実が! → 一体、真相はどうなってるんだ???」
というメリハリが薄く、あまり盛り上がることなく話は淡々と進みます。
(最後に一応、どんでん返しはあるのですが)
かといって、「生活保護の闇とは?」がメインテーマになる程は深く切り込んで
おらず、生活保護というシステムの問題点についても、ケースワーカーという仕事の
厳しい現実についても、週刊誌レベルの浅い話に止まります。
もう一つ、個人的に最も不満だったのは「魅力的な登場人物がいない」という点。
特に、主人公の聡美は典型的な「綺麗事ばかり言っている世間知らず」タイプで、
最後までイライラしっぱなしでした。

ということで、「検事の〜」二冊や「最後の証人」と比べると
かなり落ちるという印象です。
パレートの誤算Amazon書評・レビュー:パレートの誤算より
4396634498

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