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(短編集)
物語のおわり
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物語のおわりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 41~60 3/4ページ
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さらっと読める、短編集かと思いきや、エピソードの大半は北海道にい集まる人々、夢破れたかに見えるがまだまだ可能性を秘めた男女。 | ||||
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最初の結末のない物語は面白く読み進みましたが、その後に続く(人から人に原稿が渡されていく)話は同じような内容で途中で飽きました。最後まで読みきるのが苦痛でした。 | ||||
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おさまりが良く、とても感じ良い。 いつもの「話の緊張感に呼応して、それなりに緊張して『構え』の態勢で読む」のも好きだけど、本書の様に気負いなくするする行けるのも良いですね。 気持ちの良い物語だと思いました。 「湖上の花火」のあかねさんに妙に共感してしまった。子供時分に、もしコーヒーに2千円出せと言われたら「涙を流して怒りながら抵抗」って、分かりすぎる。それなら2千円くれ、も。自分の稼ぎで買った菓子を食う時の満足とかも。でも、クリー〇(乳由来)なら上出来じゃん。ウチなんかマリー〇(植物油由来)だったよ。みたいな。 楽しく読みました。 | ||||
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タイトルと本の帯を読んで、購入。 読み始めの、結末のない物語。それがまた興味深くて、読み進めていきました。 主人公2人目位までは面白く、どんどん読み進めました。ただ、主人公が変わる途中辺りから、正直読むのに感情移入ができず、少し退屈な感じがありました。。。 でも、最後の2章位から、主人公が「空の彼方」の主人公だ!と気づいてからは、また面白くなり、終わりまで一気読み。 最初の主人公に「空の彼方」を手渡した女の子が、孫だったとは! 「結末のない物語」の結末が実在してて(この本の中で)良かったです。 驚かされたと言えば、私にはその点でした。 後は、スローな感じの物語だと思います。 | ||||
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ドラマティックだったり、どんでん返しがあったりするわけではないが、好感度の高い作品である。 具体的にホメたり、友人に推薦したりしたくなるような要素は希薄だけど、この作者の作品の中では、個人的にはかなり上位にランク出来る。 もし2点難癖をつけるとすれば、①それぞれの章の登場人物(「一人称=私」)の描き分けがはっきりしていないこと②ラストがなんとなく軽すぎ。 前半&中盤を総括して「おぉっ」と言わせるような「締め」を期待すると肩透かし。 。 。 | ||||
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とってもいい作品でした。 いろいろ考えさせられることがあったり、自分と比較してみたり・・・ ちょっと変わった構成でしたが、すごく面白かったです。 | ||||
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湊かなえさんの作品は読んでいてあきがこなく非常に読みやすいです | ||||
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今回の買い物では新品と変わらない本を市価よりもリーズナブルに購入できて喜んでいます。 | ||||
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湊かなえさんの作品はどれもおもしろいので、ほんとうに読みごたえがあります。尊敬しています。 | ||||
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「空の彼方」を受け取った人たちの人生のお話8作です 作品の中に書かれているように、 答えはあなたの心の中にある というような曖昧な終わり方をする作品についてのそれぞれの話で 想像通りといえば想像通りで、湊さんらしさがあまりないなと思いました 終わり方の後味が良いのも湊さんらしくないなと思いました | ||||
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北海道で一人旅をする人々に、「空の彼方」という誰が書いたか分からない物語がバトンのように渡されていき、人生を見つめなおしていく物語。 その物語には結末がない。結末がないからこそ、様々な解釈ができる。人生の岐路に立っている登場人物たちが、今までの自分の人生を振り返って新たな一歩を踏み出していくストーリーは心が温まった。 特にこれといった展開はないが、読後感もよく、しんみりと読める作品だと思う。 | ||||
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北海道を舞台に展開する、ハートウォーミング・ストーリー。 基本的には短編小説であり、各編ごとに性別も年齢も異なる人物が主人公。 共通しているのは、昔、北海道に旅行した、もしくは、住んでいたということ。 そして、現在は何らかの喪失感や挫折感を味わいながら、 再び北海道に来ていること。(もしくは向かっていること。) 主人公が、過去を回想し、現在を描写する形で物語は展開する。 その中で、「空の彼方」という小説がスパイスとなっている。 ラストが書かれていない「空の彼方」という小説に、 主人公たちが最後に自分なりのラストを加える。 北海道の大自然の中で冷静に考える中で、 主人公たちが、各々、前向きに生きて行こうとする姿に感銘を受けた。 | ||||
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作家になりたい“わたし”は中学生。 自分が書いたものが認められ、作家への道が開けそうになるのだが、 両親も恋人のハムさんも、大反対する。 ついに家を出て東京に行こうとしたが、駅にはハムさんが待ち構えて いた。 …というところで、この物語は終わってしまう。 続きが嫌でも気になる、この「空の彼方」という原稿用紙のままの 物語が、不思議な縁で巡りあった人々の手から手へと渡ってゆく。 北海道を舞台に、観光バスの客、バイクのライダー、自転車ツーリング の女性など、心に悩みやわだかまりを抱えた人たちのそれぞれの物語 8篇が、綴られてゆく。 各章で描かれる「空の彼方」の粗筋が5篇、ポイントを変えながら それぞれの語り手の言葉で語られる。 繰り返しになるから、作者も大変だ。 残念だが、本書の見返しは感心しないので4。 | ||||
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第一篇には引き込まれたけど、第二編からは別の人の物語に変わってしまった。 リレー形式を取ることによって、短編集ではなく全体が一つの小説という体になってるけど、第二~第七編は、基本的にはそれぞれ別人の別の人生を描いている。様々な人物の様々な人生を描きたかったのかもしれないが、ページ数稼ぎのための引き延ばしとも受け取れる。 こんな形ではなく、絵美さんの人生(生き様)を絵美さんの一人称で最後まで描いてほしかった。 第二~第七編は要らない。 | ||||
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北海道の雄大な自然に会いたくなります! 私もど田舎出身なので、自分自身と重ねながら読みました。 ネタバレです… 物語のおわりがハッピーエンドでよかった。 | ||||
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湊かなえさんの作品は、全作品読破しています(ど*^^や)v 初期作品の「告白」や「少女」、「贖罪」、「Nのために」、「夜行観覧車」の頃は、ただのミステリ作品でした。「花の鎖」や「母性」、「境遇」、「望郷」などのセカンドステージでは、ミステリ小説なのですが、人間ドラマとしても深く共感させられる作品となってきました。最近の作品の「豆の上に眠る」や「山女日記」、「物語のおわり」では、もうミステリの要素がなくなっています。人間の生き方や家族愛、友情、恋愛論、親子や夫婦の絆が作品のテーマになっています。目頭が熱くなるような、心を震わすストーリーがたくさん詰まっています。 35ページくらいからなる連作短編集です。連載された雑誌が「小説トリッパー」なので、作品の舞台はすべて北海道の小樽、富良野、美瑛、旭川、摩周湖、洞爺湖、札幌といった場所になってます。伊坂孝太郎さんの「アイネクライネナハトムジーク」のようなマニアックな人物のつながりはありません。一つの未完の短編小説を、作品の主人公がリレー形式で、次の人に渡していきます。各話の主人公は自分なりの結末を用意していきます。どの結末もすばらしく読後の爽快感がとてもすばらしかったです。 子供(学生)&親&シニア世代(孫のいる世代)とどの年代の方にもお勧めできる一冊です。 私の中では女子中学生の萌ちゃんが、この物語のヒロインですね(^_-)-☆ | ||||
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ひとつの作品として提示している作者が用意した物語の終わりと、自分ならどうするだろうと自己分析を行いながら読み進んでいく物語の終わり、オムニバスの一作ごとに私ならどうするを考えながら読むと、堪能できる心理小説になります。あなたなら、どんな結末を用意しますか。 | ||||
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今回は帯の「あなたならどんな結末にしますか? 未完の物語を手にしたとき、新たな人生の歯車が動き出す。」というのに見事に引っかかりました。 まさに湊流マジックにかかりましたね。 結局、最終章になるまで、結末に気づかせなかったし、完全にだまされてしまいました。 仕方なくもう一度初から読み直して納得!!!!!!!!!!! 作者の発想と名プロットに関心・感動でした。 是非お奨めの一冊です。 | ||||
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「山女日記」に続き、今回も非ミステリの短編集。ただ、前作と比べると全体としては完全に1作品となっており、きちんと全てのオチも付けられている。 また、今回は北海道、しかもほぼ全道が舞台ということで、一時期北海道在住経験があり、登場する観光地もほぼ踏破している自分にとっては非常に懐かしく、旅情小説としても非常に楽しめた。 家族とは何か、人生とは何か、一作一作丁寧に紡ぎ出した良作で、自分としては北海道在住で大好きな作家、桜木紫乃氏の作風をもう少しふわふわとした柔らかな雰囲気にしたらこんな作品になるんじゃないかなどと勝手な想像をしながら読み終えた。 桜木紫乃のファンの方にはぜひ比較してみていただきたい作品である。 | ||||
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湊かなえさんの新刊です。 「空の彼方」 「過去へ未来へ」 「花咲く丘」 「ワインディング・ロード」 「時を超えて」 「湖上の花火」 「街の灯り」 「旅路の果て」 の8編で構成された連作短編集です。 「空の彼方」でスタートした未完の物語(原稿用紙)が北海道を旅する人から人へと渡って行き それぞれに自分自身の人生と照らし合わせたり、未完の小説の続きを想像したりしながら物語は展開して行きます。 そして数十年後にその未完の小説が辿り着いた先は… ラストでは全てのパズルのピースがぴたりとはまり、「物語のおわり」となります。 今回の小説には湊さん独特の毒もなければサスペンス要素もありません。 刺激を求めて手に取ると物足りないかも知れませんが秋の夜長にしみじみと読むには読後感の良い作品になっています。 | ||||
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