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(短編集)
物語のおわり
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物語のおわりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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人によって考えや感じ方は違う。 この至極当然な考えが本作のテーマだと思います。 ・・・ 未完の小説『空の彼方』をめぐる7人の物語。この未完の小説が北海道を旅する旅人たちの間を行き交う。そしてその終わり方をそれぞれ7人が考えるというもの。 面白いのは、やはり同じものを見ているのに人によって全く受け取り方が異なるというもの。また舞台が北海道ということもあり、旅行欲をそそります。 ちなみに私は、自転車で北海道を旅行する綾子が主人公の「ワインディングロード」が一番好みです。綾子が付き合っていた剛生という男のディスりが結構なくずっぷりで圧巻。また私事ですが大学生の時に自転車旅行で鹿児島や屋久島に行ったことがあり、読んでいて懐かしくなり、その点も評価が高い笑。 他方いまいちと感じてしまうのは、技巧が過ぎているというのか、物語が上手く出来過ぎており、最終章で終わりが読めてしまう感覚がありました。読み進めてきて、ああそういうことかと推測できるのも楽しい反面、そのパターンねと若干の既視感を覚えたのも事実。説明のし過ぎが即ネタバレに繋がりかねないので詳細は述べませんが、以前読んだ同氏による「花の鎖」という作品を私は思い出しました。 ・・・ 少し疲れた年末の折、積読本の中でお気に入りの湊氏の本を手繰って読んだものです。パンチは弱めですが、普通に面白い人生小説?でした笑 人生は選択の連続ですが、そんな選択に対峙する個々人の真摯さに元気がもらえる作品だと思います。カバー裏が作中作『空の彼方』の原稿になっているという遊び心も素敵です。 | ||||
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私が読んだ湊かなえさんの作品とは大分系統が違うなあという感じです。 最初のはなしと最後の話はよかったけど、途中の話は共感できない感じです。 この辺は好みの問題かな | ||||
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ミステリー要素少なめです。 しかし、最初の章から上手く紡いでると思いました…… ただ、あまりにも偶然が重なり過ぎて、途中から、上手く紡ぐと言うよりも、やや強引に物語の引き渡しが続き、あり得ないと感じてしまいました。 その為、残念ながら★3です。 しかし、内容は面白いですし、私が北海道育ちのためイメージが湧きやすかったです。 | ||||
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結末のない謎の小説の結末を各章の登場人物が紡いでいく連作短編集。魅力満点の構成なのに、その登場人物たちが暗くつまらんやつばかりで台無し。ただ最初の「空の彼方」は素晴らしい。 | ||||
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湊かなえといえばイヤミス、イヤミスといえば湊かなえと思われがちですが、本作は全くイヤミスではありませんでした。 その読後感から湊かなえさんを敬遠している方にオススメ。 連作短編集ですが、最初の1篇の着地点が終始気になり落ち着かなかったので、イッキ読みがオススメです(個人的所見ですが)。 | ||||
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ある物語が途中までしか書かれていなくて、その続きを様々な人達が自分なりに想像し、続きのお話を紡いでいく。最後は、その作者に巡り巡って返ってくる。みんなそれぞれの人生があり、価値があるのだと思う。「自分は、密かに自分しか読まない小説の主人公」って誰かが言ってたことを思い出しました。 | ||||
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最初の章「空の彼方」のインパクトが強く、ワクワクして次の章へ読み進んだのですが、個人的には「空の彼方」は短編としてこれだけ終わって欲しかったです。 このような湊さんのほんわかした人間ドラマは好きです。 | ||||
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悪いレビューを書きにくい内容です。 北海道の旅行を思い出しました。 行ったことのあるコースを登場人物が行くので旅を思い出をなぞれました。 悪いレビューを書きにくい内容ですが、私はやや退屈でした。 | ||||
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物語の構成はすべて関連づけられています。読んでいくうちに最後で種明かしがあるだろうと楽しみに読み進みました。 しかし、ちょっと無理がありませんか? 読んでる時のワクワク感はさすがですが、素人がこの作品を書いたらダメだしされるだろうな~。 湊さんだから許される作品です。 でもそこそこ楽しめました。 | ||||
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さらっと読める、短編集かと思いきや、エピソードの大半は北海道にい集まる人々、夢破れたかに見えるがまだまだ可能性を秘めた男女。 | ||||
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おさまりが良く、とても感じ良い。 いつもの「話の緊張感に呼応して、それなりに緊張して『構え』の態勢で読む」のも好きだけど、本書の様に気負いなくするする行けるのも良いですね。 気持ちの良い物語だと思いました。 「湖上の花火」のあかねさんに妙に共感してしまった。子供時分に、もしコーヒーに2千円出せと言われたら「涙を流して怒りながら抵抗」って、分かりすぎる。それなら2千円くれ、も。自分の稼ぎで買った菓子を食う時の満足とかも。でも、クリー〇(乳由来)なら上出来じゃん。ウチなんかマリー〇(植物油由来)だったよ。みたいな。 楽しく読みました。 | ||||
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タイトルと本の帯を読んで、購入。 読み始めの、結末のない物語。それがまた興味深くて、読み進めていきました。 主人公2人目位までは面白く、どんどん読み進めました。ただ、主人公が変わる途中辺りから、正直読むのに感情移入ができず、少し退屈な感じがありました。。。 でも、最後の2章位から、主人公が「空の彼方」の主人公だ!と気づいてからは、また面白くなり、終わりまで一気読み。 最初の主人公に「空の彼方」を手渡した女の子が、孫だったとは! 「結末のない物語」の結末が実在してて(この本の中で)良かったです。 驚かされたと言えば、私にはその点でした。 後は、スローな感じの物語だと思います。 | ||||
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「空の彼方」を受け取った人たちの人生のお話8作です 作品の中に書かれているように、 答えはあなたの心の中にある というような曖昧な終わり方をする作品についてのそれぞれの話で 想像通りといえば想像通りで、湊さんらしさがあまりないなと思いました 終わり方の後味が良いのも湊さんらしくないなと思いました | ||||
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湊かなえさんの新刊です。 「空の彼方」 「過去へ未来へ」 「花咲く丘」 「ワインディング・ロード」 「時を超えて」 「湖上の花火」 「街の灯り」 「旅路の果て」 の8編で構成された連作短編集です。 「空の彼方」でスタートした未完の物語(原稿用紙)が北海道を旅する人から人へと渡って行き それぞれに自分自身の人生と照らし合わせたり、未完の小説の続きを想像したりしながら物語は展開して行きます。 そして数十年後にその未完の小説が辿り着いた先は… ラストでは全てのパズルのピースがぴたりとはまり、「物語のおわり」となります。 今回の小説には湊さん独特の毒もなければサスペンス要素もありません。 刺激を求めて手に取ると物足りないかも知れませんが秋の夜長にしみじみと読むには読後感の良い作品になっています。 | ||||
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