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土漠の花
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土漠の花の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全154件 101~120 6/8ページ
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一気に読み切る楽しみのある内容でした。この作者の別の書物も読みたくなりました。 | ||||
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憲法9条によって、日本の自衛隊の戦闘行為は禁じられている。その自衛隊員がソマリアで、武装勢力との戦闘に巻き込まれていく話。 果たして、その究極の場面で自衛隊員はどのような行動をとるのか?というとシミュレーション小説のようだが、その実は、 次から次へ起こるピンチに、目が離せない素晴らしいエンターテイメント小説だった。 主人公やその周りをとりまく人物たちが、生きるために敵と戦う。 自分の持てるすべてを投げてうって、人のために戦う姿は、時に美しく感動を呼ぶ。 逆に、私利のためだけに人を殺すことの醜さが際立っておぞましかった。 しかしながら、やはり、人間が一番怖い。それも、自分と文化も価値観も宗教も違う人間たち。 それは、恐らく分かり合えない太い一線があるのだ。ソマリアを舞台とするこの物語の中にでてくる、 武装組織もただひたすら目的のために殺戮を繰り返す。言葉による交渉や、心の通い合いなどは皆無だ。 だから、ある意味エイリアンと戦う自衛隊員という構図と何ら変わりない。 見方を変えると、エイリアンとの闘いを終えてヒロインを護った自衛隊員たちのような形になりかねないのが、 こういった小説の難しいところだ。 しかし、中で少し触れている。かつての、部族の長老たちの話し合いで解決していた問題が、いまは、殺しつくすこと、 奪い尽くすことでしか終了しない。石油を巡る大きな利権。 文明とお金を手に入れるために、人間はどこまでも非道になれる。宗教の名を冠してもその実は、そう言うことなのだろう。 しかし、そういった暴力の源流はものの見事に、富める国が持ち込んだものであることは忘れてはいけないのだ。 エンターテイメント性と共に、深いテーマ性を持った小説でもある。 | ||||
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おもしろいです。 スピード感が有って一気に読めます。 しかし、不満な点が。 まず、自衛隊特有のジレンマを前提としていながら 隊員が戦闘することに対し意外とあっさり吹っ切れてしまい 葛藤が感じられないこと。 (それでも、色々描かれてますけど) また、 展開が読めてしまう部分や、強引なストーリーもあり ズッポリと本の世界に入りきれない場合も。 読後感は アッサリとした感じで、良くも悪くも引きずりませんし 考えさせられることもありません。 | ||||
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小職の意図する商品を、早期に送付して頂き大いに感謝している。 | ||||
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この本、 「面白い」か「面白くないか」を一言で聞かれたら、 「読める。」 (面白い面白いで答えてないw) ハラハラする展開の連続だし、言葉の繋ぎも美味い。 情景描写も上手で、映画館で映画を観てるように、 物語のシーンが目の前に浮かんで来る。 次の展開が気になってページをめくってしまう。 ただ、内容はあまりに報われない(>_<) この本の感想をきちんと一言で言うなら、 「この作者は、この本で何を伝えたかったんだろう?」 そう思った。 自衛隊内部の壮絶なイジメ。 不祥事が起こった時の隠蔽。 自衛隊の体質。 この本に書かれてる事は現実世界でよくある話なんだろうなと思いながら読んだ。 僕達が知ってる自衛隊はあくまでも自衛の為の集団であって、 決して積極的に戦ったり、誰かを殺したりする集団ではない。 でもきっと僕達に知らされていないだけで、 現実世界ではこの本にあるような事は普通に起こっていて、 その事実は隠蔽されて報道されないだけなんだと思う。 あまりにも報われない物語だと思った。 読み終えた後、後味の悪さが残った。 作者は何を伝えたかったんだろう? 例えば映画「ダイハード」を観る時は、 こんな事は考えない。 この映画が伝えたい事はなんだろうなんて。 ただスリリングで、ハラハラする物語を観たい。 迫力のある映像を観たいって気持ちで観ると思う。 それと同じような気持ちで読むなら、 いい本だと思う。 人によっては泣けるであろうシーンも散りばめてある。 でも、上述したように、 作者が伝えたい事は何? こう思いながら読むと、 首をかしげざるをえない話だよなぁと思った。 後味が悪い。 あえて辛辣に書くになる、 読み終えた後、ミスチルのHEROって曲の1部が アタマの中に流れた。 駄目な映画を盛り上げるために 簡単に命が捨てられていく 違う、僕らが 見ていたいのは希望に満ちた光だ 僕が読みたい本は そんな希望に満ちたお話。 物語を盛り上げる為に誰かが沢山死んでいくような話ではない。 例えばそうだな、マイク・ワゾウスキーが出て来るようなそんなお話がいい。 | ||||
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さすが 2015年本屋大賞にノミネートされるだけの事はある.... | ||||
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機龍警察シリーズより読みやすく、まさにイッキ読み。 小説世界だけの現実はアリだと思います。リアリティとかご都合的(それほど過剰とは感じなかった)が気になるならノンフィクションでも読めば?…と、様々なレビューを拝見して感じました。 キャラの立った男達と異境のヒロイン。迫りくる恐るべき殺戮集団! ドキドキ感全開のエンタメ小説でした。 作品世界は違うけど、同じエンタメ小説として評価が高い『キャプテン・サンダーボルト』より私は好きです。 | ||||
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安部首相が中東を訪問した時に、自衛隊の特殊部隊を秘密裏に同行させていたのではないか、そして現在も人質救出作戦を遂行しているのではないかと、馬鹿なことを考えてしまいましたが、この本を読むとそんな不謹慎なことを考えてはいけないとしみじみ思います。歴史(戦争)シミュレーション小説が好きでよく読むのですが、読後の爽快感やカタルシスを期待して読まれると、ちょっと違うと思います。でも初っ端から一気に引き込まれますし、一晩で読ませてしまう力のある作品だと思います。本屋大賞獲るといいですね。 | ||||
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アクション映画を見ているような息つく間もなく物語が展開します。 戦闘場面は007並みの現実離れした表現ですが、背景は極めて 現実的で起こりうることと思います。 | ||||
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広告につられた親父が読みたいと言っていたので購入してみた。 海外に派遣された自衛官の苦悩と葛藤! 紛争に否応なく巻き込まれ最新の装備を持ちながらも発砲の許可が得られず応戦することも出来ずに撤退を余儀なくされる。 武器が使えない中、知恵と勇気で同胞たちがどう立ち向かうのか!? みたいなのを勝手に想像して(というか勝手に想像した親父の熱弁に感化されて)ましたが。 ほぼ、そんな要素は無く。。。 兵器オタクが武器のことを書きたくて書いちゃった。って印象です。 傑作だったエイリアン1を見たかったのに駄作のエイリアン2を見ちゃった感じ。 ワラワラと沸いて出る無個性で残忍な敵とこれまた大して深みもない人間描写の所為で影の薄い自衛官たちがなじみの無い場所で殺しあってるだけ。 予定をキャンセルするどころか、読んでる途中で予定をいくつか入れたくなる。 | ||||
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はらはら感、臨場感があり、手に汗握るところが多かったが、心に響くものがもう少し欲しかった。 | ||||
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面白くて、一気に読んでしまいました。ハラハラドキドキ。手に汗を握る展開。 | ||||
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突然苦境に巻き込まれる主人公たち、対立するライバルの存在と「実はいい奴」と分かって和解、美しく芯の強いヒロイン、強大な敵、ピンチに次ぐピンチ、「いい人」の死、「臆病者、卑怯者」の改心と自己犠牲、乾坤一擲の「賭け」、鮮やかな逆転、悪党の無残な最期、希望がつながるエンディング。 冒険小説の諸要素を優等生的にそつなくまとめてはいるが、「既読感」が最後まで拭えずカタルシスがなかった。 口直しに、翌日神保町で「高い砦」を買ってしまった。 | ||||
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この本を読むまで、ソマリアについて何の知識も興味もありませんでしたが、たくさんのことを考えさせられた気がします。最貧国と言われるソマリア、その国際的背景、とても奥が深いと思います。作品についても、素晴らしく久々に読み応えのある内容だったと感じています。結末も過不足なく期待を裏切らないと思いました! | ||||
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冒頭からショッキングなことの連続で、紛争地帯の治安の悪さや武装集団の残虐さ、恐ろしさを思い知ります。 生死を賭した壮絶な闘いや地元民とのふれあいに加え、自衛隊員の人間模様やお互いの様々な葛藤はベタな展開かもしれませんが、でもそのストレートさ故に心を打つものがあります。 自衛隊の海外活動や利権をめぐる強国の思惑等、困難で重厚な問題を含んでますが、エンターテイメント作品としての水準は高く、心揺さぶる物語です。 | ||||
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確かに、平和な日本には考えつかなく、一挙に読みたくなる本である。 | ||||
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月村了衛は「機龍警察」シリーズで有名なので名前だけは知っているが、シリーズものは敬遠しているので面白さは知らない。この「土漠の花」は単発モノらしいので、触手が動いた。冒頭からいきなりの戦闘である。それも一方的な攻撃なので、作戦のサの字もない。自衛隊員が殺され、自衛隊員が殺すのである。国際貢献とはいえ、紛争地域に出向いたら、意図とは別に、不可抗力で戦闘行為に成らざるを得なくなる。そういった時、人は、いや自衛隊員はどういう行動をとるのか。 舞台は東アフリカのソマリア国境付近。氏族間抗争で逃げ込んできた女性を自衛隊員が守ることになる。そこから戦闘、戦闘、戦闘・・・・・どこまで行っても戦闘行為なのだ。たしかに筆力・描写力は認めよう。それでも戦闘行為の連鎖はいささか食傷気味だ。腹が減っていないと満腹感もない。 それと敵が無機質・無人格なので、やり込めていくシーンに爽快感があるが、これも考えてみれば恐ろしい。集団的自衛権とやらで、アメリカは同盟国だというが、本書のラスト辺りに書かれている現実を考えると、全て大国の思惑で動いているのであり、末端の、最前線にある兵士はいつも悲劇の先頭に立っており、これは今後も不変の事実なのである。そう思えばこそ、新開たちの死に落涙するのである。 | ||||
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評判が良かったので読んでみた。 確かに一気読みしてしまった。 ストーリーも背景や、各国の思惑の設定も良いと思う。 各隊員同士の葛藤も織り込んでいて面白い。 しかし、リアリティでいえば、個々の自衛隊員のアクションと活躍が、的確すぎて凄いため、ヒーローマンガっぽい印象を受けた。 個人的には、「ブラックホークダウン」+「プライベートライアン」のイメージ。 たぶん同じ状況の現実であれば、全滅しているだろうが、それは小説世界のハッピーエンドを作るため、そういうものだろう。 そうは言うものの、総じて楽しめた作品。 | ||||
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連続する危機につい読み進めるも、状況設定や人身描写において、面白くするための細工が多すぎて、娯楽作品としても途中から飽きてくる。出版社の広告戦略に負けました。キンドル価格600~700円なら星4つ。 | ||||
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買ってから、忙しくなってしまい、しばらく読んでいませんでした。 確か、正月の新聞広告でまで、デカデカととりあげられており、買ってあったことを思い出し、評判が良いようなので、正月休みの終わりに読んでみました。 いえ...、この本の終わりの方で、この偉大な軽トラックが登場することを知っていて購入したわけでも、読み始めたわけでもありません。 が、サンバーサイコー♪ それだけでも気分サイコー! しかも話の途中では、暴走族族上がりの「走り屋」....あれ?なんか変じゃない? 「族」と「走り屋」は全く違うんだけどな...うーん、ま、いっか。 で、ショッカーでなくてRPG7をつるべ打ちに放ちPKMを撃ちまくる民兵を蹴散らし、フィニッシュはジャンプだぁっ、最後は燃える一億総火の玉・ヘルライダーだっ♪ 一瞬、仮面ライダーのサイクロン号にイメージが重なるような素晴らしい元・放置バイクが出てきて、延々と走り回り大活躍するは、の、昭和ノスタルジック?な設定あり、冒険活劇としてみれば、サイコー、さ、イコー! 一気にサッサと読めてしまう、おお、ホントに軽やかにページが流れていく...、中身がナイとまでは言いたくないのですが...やはり、中身がナイ。 それはおそらく、話の展開がありきたりで、どっかで読んだり観たりしたような部分の切り貼りのようで...、RPG7が派手に跳んでくるのも、映画のブラックホークダウン+ティアーズオブザサンあたりに影響を強く受けていませんか? ああ、悪役側の長身のリーダーなんて、まんま、ティアーズオブザサンの指揮官(将軍ではない)に重なるでしょう...生首ゴロリンは、地獄の黙示録のシェフなのか....おお...なんてこった....、ヒロインと見入るカレンダーの写真は、まさか「靖国で会おう」なんてイメージで、フジヤマにサクラなのか? オウ、ふぁんたすてぃっくぅ♪ 真面目に書くと、これのどこが「日本の眼前に迫りくる危機」なんだべ? この状況下で「自衛官は人を殺せるのか?」って、余りにも陳腐で非現実的な問いかけで、一般人のワタクシですら呆れてしまいました。 初っ端で、指揮官(下級幹部・三尉)が射殺されるシーンも、その直前のセリフも、トンマで間抜けすぎて、あり得ません。 「なぜ救援が来ないのか」なーんて、救援が来ないのは、最初から現地の米軍は大忙しで、しょうがなく警護隊が出掛けてきたことが小説自体の中に書いてあり、来ないものは来ないわけだし...この状況下で、奪い取った東側の小火器類を事も無げに使いこなすほど職務・武器に熟達している習志野第一空挺隊員ならば、「人を殺してしまった」などという感傷的な考えは、現場では持つわけないでしょ...根拠地なり策源地に生きて帰ってから考えろよ、このトンマ。 そんなにお人好しな隊員がいる一方で、自衛隊内部は日常的に人をイジメ殺す集団であるかのような書かれかたもされていて、なんだかどうも、鬱陶しくなってきます。 とどのつまりは、トンマなCIAの現地情勢の誤判断で幕引き....死んだ隊員は回収作業中の事故死で処理....って、今時、そんなことで済むわけないでしょ、しかも、そもそも、隠すような話じゃないでしょ、馬鹿馬鹿しい....。 カートとか言う草をクチャクチャ噛みながら、70年代の反戦フォークソングを今風のラップ調で「ヒトをコロしちゃったよ、どうしよ〜」風にリメイクしたノイズィな音を延々と聴かされているような錯覚を覚えます。 最大音量でデスメタル版「ミッキーマウスマーチ」でも聴きながら、ヘッドバンギングして悪夢を振り払わないと、本当にバッドトリップしそうです。 表紙のイラストは綺麗で、とても良いのですし、題名もすこぶる良いのですがねぇ...。 まさに評判倒れ、よもや、映画化なんてしちゃったら...笑止千万。 世界中の笑いモノ。 | ||||
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