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イノセント・デイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全130件 81~100 5/7ページ
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後半は一気によんでしまいました。星4つは 最後に雪乃を抱きしめてあげたい 気持ちでいっぱいになったから | ||||
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すべてが、ほんの少しズレただけで、ほんの少し間に合わなかっただけで。 誰かが、誰かひとりでもいいから、もう少し幸乃の人生に踏み込んでいたなら。 そうすれば、変わっていたのだろうか? 幸乃の人生も、彼女を取り巻く人たちの人生も。 結局は、タラレバ論になってしまうのだが。 あれこれ思い巡らせてみても、何が正しかったのか、何が悪くて 誰が正しくて 間違えで、何が本当で何が嘘で、誰が本当で誰の言っていることが正しくて、何が正義で、誰が悪人で、何がどうなって、どこでどうやって、誰がどうしてこうなったのか… 結論など出なくて。 あーだこーだと思い巡らすだけ。 せつない とか、苦しい とか、そんな言葉では足りない。 クライマックスに向かえば向かうほど、真実に近づけば近づくほどにイライラは募る。 どいつも こいつもッ! 思わず声に出してしまった。 小曽根理子も、翔も。敬介も姉も。 幸乃を取り巻く誰もが身勝手すぎる。 幸乃の人生を、真実を語りながら、結局、赦しを乞うて赦しを求め、解放されているのは彼らだったように思う。 幸乃の人生をなぞると共に、自分の人生に区切りをつけて、次に進んでゆく彼ら。みんながそれぞれに次なる一歩を踏み出し、生き続ける。 翔は慎一の名前も幸乃の誕生日も覚えていないのに、なぜ、幸乃を助けられると思ったのだろう。そして、なぜそんなにも傲慢な態度でいられるのだろう。人の気持ちに寄り添うこともできない、しない翔のような人間が弁護士だなんて、私はイヤだ。そんな翔が弁護士として生きてゆくということに 微かな嫌悪感も抱く。 もう少し、ほんの少しでいいから慎一に近づき、幸乃を思ってくれれば。何かが変わったかもしれないのに。 小曽根理子には失望しかない。 幸乃に罪をなすりつけたまま大人になり、名声も得て。講演までするような大人になって。子どもたちに「人生が変わるかもしれない」などとたいそうなことを言っておきながら心の中では 「逃げ切った」 などという思いを抱いているだなんて。 信じてはいけない。 目に映るもの、目にしたものが、本当にそのまま真実だなんて、信じてはいけないのだ。 誰かが言った言葉も、テレビも雑誌もニュースも。鵜呑みにして、信じてはいけない。 本当のことを知るには、自分で立ち向かわなければ。 失われてゆく命や人生がある一方で、生き延びてゆく人もいる。何食わぬ顔で、何も知らぬままで、あるいは嘘を抱えて、赦されたのだと勘違いしたまま、逃げ切った、と都合のよい解釈をしたまま。そうやって、生きている人もいる。 幸乃がいなくなっても、変わらず回り続ける人生が多々ある。 やるせない。 結局、人生なんてそんなものなのかと、やるせない気持ちになる。 「寝込む」ほどではなかったけれど、重くのしかかる読書ではあった。軽い風邪の引き始めのような。 まとまらない。 感想という感想もまとまらないし、書きづらい。 何度か読んで抱く自分の思いが見つかるかもしれない。 けれど、再読するにはまだまだしばらく時間を要する。 翔は、「大切な友達の誕生日」と幸乃が言ったことを知る日はあるのだろうか? 慎一は、すれ違い、間に合わなかった幸乃の人生に再び苦しみはしないだろうか。 知らないこと、気づかないこのなんと多いことか。真実かどうかもわからない人生。 それでも続いてゆく。 望んでも望まなくても。 幸乃はでも、自ら望んでその道を絶った。 そして、遺された者の人生は…… | ||||
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読後やるせない気持ちになる。 後一日あったなら、数時間あったなら 彼女はどうなっていただろう。 同じような道をたどるかもしれないけれど。 それまでのどこかで彼女自身を見つけられたなら 自分というものを持てたなら 違った彼女になっただろうにとか思う。 | ||||
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悲しい小説というよりは、静かな小説だと感じた。 登場人物たちの幸乃に対する感情が、どこか白々しく感じた。 結局の所、誰一人幸乃を救いたかったわけではない。 ただただ、自分が許されたかった、救われたかった、納得したかった。 それだけのことだ。 幸乃を除くすべての登場人物はおろか、著者すらも。 もしかしたら読者である私もこれに含まれるのかもしれない。 仮に違う結末になっても、幸乃がこの後幸せをつかむイメージが私には湧かなかった。 死によって救われるがいい。 すべて読み終えた後にいつか、どこかで聞いた言葉を思い出した。 ハッピーエンドとかバッドエンドではなく、静かに物語が閉じられたことによる救済。 そういうことなのだろう。 | ||||
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田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。 最初は、単なるストーカーの復讐かと思っていたが…。読み進める内に明らかになる幸乃の過去と事件の真相。不幸な偶然が幾重にも重なってしまった幸乃の人生は、あまりに悲しく切ない。ただ純粋に誰かに必要とされたかった。誰かの言葉、誰かの行動、何か僅かな事でもひとつ違えば、幸乃の運命も違ったものになったのだろう。 陰鬱な展開にも関わらず、先が気になり一気に読んでしまった。 | ||||
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イッキに読めたので、 小説としては面白かったです。 私は「ミステリー」を期待していたというより 帯にあったような「ものすごい孤独」が 文章としてどう表現されているか知りたくて読んだのですが、 その部分は、まあまあ…というかんじでした。 孤独度でいったら、「グロテスク」を越えてきませんでした。 でも、冒頭でも書いたように 面白かったです。 面白く、読めました。 | ||||
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※少しネタバレあります 「必要悪」という言葉があるのに「不必要善」という言葉はなぜ無いのだろう。 それは、不必要なものに善良なものがないからだろう。 物語の田中幸乃はまさに「不必要善」である。家族に裏切られ、友達の犯罪を肩代わりし、男にやりたい放題やられても、必要だと思われる為に努力をしてきたし、関わる人に申し分ないほどに尽くしてきた。 その必要とされてきた人達に何度も裏切られ、存在を不必要とされる田中幸乃の気持ちは死に値するほどの絶望であった。現に死を待ちわびていた。 読んでて感情移入してしまった私が思うのは、無責任な言い方だか生きてほしかった。 田中幸乃のように自分がいてはいけない存在だと思い込み、自殺する人も多いだろう。私はそういう人に寄り添えるほどの強さ、優しさを持っていない。物語に出てくる佐々木慎一のような人にはなれない。けどこの本は紹介できる。そういう気持ちでこの本を紹介しました。 あなたを必要とする人が絶対にいるのだとこの本を見て伝わってほしい。 | ||||
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2015年の日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。推理作家協会賞の受賞作は、江戸川乱歩賞などに比べると正直ムラがあるようだが、こちらは割と力のこもった長編ミステリーになっているように思う。 確定死刑囚の女主人公30歳は、母子3人が死んだ放火殺人事件の犯人だったのか――。そんな設定でストーリーが形作られ、主人公に関わった多数の人間を描き分けながら「事件前夜」と「判決以後」の2部構成で物語が進んでいく。 真相についてはネタばらしになるので、控える。しかし、そこに持っていくまでの展開はそれなりにうまく、同時にもうヒトヒネリをという気分になったのも確か。面白く読めたが、決定的な大傑作とまでは言いにくいのが、残念なところ。 | ||||
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3人の家族を放火して死刑判決を受けた女性の物語。読後のレビューが書けないほどに、切なくて堕ちる小説だった。幼少期から事件までが一部、判決以降が二部で各章毎に構成されているんだけど、それぞれの物語が複雑に絡み合いゆっくり一本の線になっていく作品 | ||||
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もの悲しくて、何故ここまですべてを受け入れるのか。 救いの手は差し伸べられたのか。 幼いころに抱いていた想いは届くのか。 ”必要”なものは。 庶民の暮らしの中の出来事。 押し付けるものと、それをあえて受け入れるもの。 小学校のときが充実し輝きを放っていた。 この世に生まれたことから始まった”必要”とする存在感。 不器用な生き方、やさしくて、傷つきやすいこころ。 転落していく。 救いはないのか。 読み手の心が揺さぶられ、打たれていく。 | ||||
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最新はただのメンヘラだと思っていたけれど、読み進めていくうちに『死刑囚 田中幸乃』から『優しくて繊細な女の子 田中幸乃』へと変わっていって。彼女へ好感が持てた分、最後が物凄く切なくて、頭の中で映像化してみたらとにかく美しくて。そんな彼女を、見てみたいと思った。ひとりきりで部屋に篭って読んでたら確実に涙を零してた。美しくて、優しくて、儚げな彼女が私は大好きです。 | ||||
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久々に面白い本に出会えた。 面白い・・・は適切な表現ではないかもしれない。 衝撃的というのが色々な意味で当てはまる気がする。 最後まで読み終えてプロローグを読み返した。 死刑囚、田中幸乃の想いが全く最初とは違う形でストンを胸に入ってきた。 読み終えた後、誰かとこの小説について語り合いたくなるような感覚。 兎にも角にも作者を尊敬せずにはいられない、名作だと思う。 | ||||
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最後が本当に切ない。 こんな人生があっていいのか。という感想です。 本は読みやすいです。 | ||||
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裏切られ見捨てられ続けた一人の女性。「ごめんなさい。生まれてきてごめんなさい」とまで言わせてしまった大人達。 生きているより死んだ方が心が安らぐと言うのか?死刑囚となり死ぬことにのみ安らぎが得られるなんて、あまりにも 悲し過ぎる。読者の応援も無力なのか?せめて作者だけは彼女を救えるのでは・・・。 | ||||
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辛く寂しい小説でした。冤罪を納得させた事は凄いと思います。自分が幸乃だったら同じく死刑を望んだと思う反面耐えられる強さはないだろう。ただ6章は手を抜いた感じを受けました。くだらない上流階級の会話が不快でした。幸乃の崇高な精神の悲しみに満ちた生涯に敬意を払いたい。 | ||||
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確かに暗い話ではあるが救われない話と切り捨てるだけでは表現できない考えさせられる物語 人にはそれぞれの幸せがあって人の気持ちなんか考えることなんかできない 主人公はいつも何かにすがってきたけど最後は死にすがったのかな 一つ引っかかったのはストーリーではなくセリフ 恋人に「お前は俺の機嫌をとってればいいんだよ」みたいなことをいわれる。それも何回も。 いいんだけどこんな露骨なこと言うかな?普通は思っててもここまで露骨にいわないと思う そこは普段の態度とか言動でこう思ってることをわからせて欲しかった このセリフだけ浮いててまるで漫才かコントで状況をわからせるために妙に説明口調になるときみたいで入り込めなかった | ||||
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紛れもなく傑作のミステリーだ。伊坂の最近の作品が伏線を回収し損なうのに対して見事に全ての人物が役割を持って、厚みを持って描かれ最終章で一気に結びつく。どんでん返しと言えばものすごいどんでん返しの結末だ。虐待、カツアゲ、未成年の婦女暴行など生々しい現代の風俗を描きつつあまりに純真な子供時代を持ち続けた主人公と探検隊。究極の冤罪小説ではあるがなぜ幼馴染の彼にそれ程の影響力があったのかは未解決。暗い話とは言え、見事な筆致で一気に読ませて貰った、今夜ほど読書家としての自分を幸せに思ったことはない。 | ||||
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結果から始まる書き出しに、なぜそんな結果になったのかと 次のページ、次のページと読みふけってしまいました。 でも、最後は 思わぬ結果が… 一気読みしないと、話が混乱すr可能性を感じました。 ぜひ、一気読みをお勧めします。 | ||||
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予期しない展開に ドキドキしながら、 一気読みしてしまいました。 | ||||
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とても面白かった。 読みながら「なんで!?」とか「マジか!」と、 思わず声がでてしまった。 最後の日はなんでこの日なの?と、 腑に落ちないところもある。 読み終えて3日、 まだ余韻が残っている いつかまた読み返すであろう作品 | ||||
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