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黒龍荘の惨劇
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黒龍荘の惨劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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横溝正史風の童謡殺人がテーマだが不気味さや怖さを感じず、 前作『伊藤博文邸の怪事件』とメイントリックが似ているので 真相の推定がしやすいです。が、決定的な証拠が出ないまま 探偵の月輪龍太郎が「仮説構築」を繰り返すのみで「推理」要素が乏しいです。 終盤の解決篇も中途半端であり、「実在の事件を想起させ “恐怖による支配”に説得力を持たせる」という反則で終わらせているのも残念な所です。 | ||||
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わらべ唄になぞらえた連続殺人は金田一耕助シリーズを、探偵と助手 対 警察という構図は、明智小五郎シリーズを連想させるが、舞台が単に明治だというだけで、横溝正史氏が描いた戦後動乱期の“おどろおどろしさ”のような、読者が体験したことのない世界観の提示はなく、また、登場人物も“設定”でしかなく、“人間”を描いておらず、その結果、テレビの2時間ドラマを観ているような“軽さ”を感じざるをえない。 にもかかわらず、本作が、第15回本格ミステリ大賞と、第68回日本推理作家協会賞の候補作にノミネートされたのは、トリックに対する評価の高さだと考えられるが、意外性はあるものの、見事に騙された爽快感や、思わず唸るような納得感は抱けない。 作者の筆力が高いのは間違いなく、気軽に時間つぶしに読むにはお勧めであるが、本格ミステリの醍醐味や、心に残る人間ドラマを期待する読者諸氏には、やや物足りなさを感じる作品ではないだろうか。 | ||||
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ストーリー展開がテンポ良く進む。のは良いのだが、いかんせん、過去の推理小説のトリック、プロットが想起されるのが どうも である。ネタバレになるやもしれないが、首なし死体、精神病患者などなど過去のあの作品のトリック、プロットそのものである。ミステリーファンが読むと途中でわかるのでは?現に、そう深くもない私が途中で見当がついたのだから… 前作の 伊藤博文 が良かっただけに残念。 | ||||
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タイトルがいかにも本格推理風で、出だしも軽快で大いに期待したのだが、途中で投げだそうかと思ったほどだ。 まず「館もの」的なタイトルだが、館と筋は関係ないし、貧弱な描写もないので、建築に関する知識がそもそもないのだろう。 それならこれほど大仰な屋敷を設定する必要もないと思われる。 童歌と連続殺人という横溝的な展開だが、散漫で探偵のピントもあっていない。 全体的にトリックといえるほどのものはないし、最後の種明かしも最近の猟奇事件からヒントを得たのが丸わかりだが、 説得力があまりにも乏しい。事実の方が小説より遙かに奇である。 これが昨年度本格ミステリーにランクインするのだから、今のミステリー界のレベル(惨状)が分るというものだ。 | ||||
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明治の大政治家が登場する推理小説、きっと壮大な展開があるのだろうと期待して読みましたが…。 | ||||
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