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黒龍荘の惨劇



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【この小説が収録されている参考書籍】
黒龍荘の惨劇
黒龍荘の惨劇 (光文社文庫)

黒龍荘の惨劇の評価: 3.32/5点 レビュー 22件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

驚嘆のトリック!しかし…

【概要】
 明治時代という時代設定、山縣有朋などの実在の人物を交えた世界観、そして何より斬新なトリックと人気が出そうな要素は多々あるものの、正直傑作とまではいかない。トピック自体は優れているのだが、書き方がいまいち面白みに欠ける。しかし、このトリックは他作品でもなかなか出会えないレベルに斬新(いささか奇抜すぎるとも言える)なので一読の価値はある。

【評価】
総合   3
読みやすさ3
意外性  4.5
没入感  3
読後感  3
黒龍荘の惨劇Amazon書評・レビュー:黒龍荘の惨劇より
433492963X
No.5:
(3pt)

横溝正史張りのおどろおどろしさを狙ったのだろうが……いま一歩。

明治政府が不平等条約改正に躍起になっていたころ“資産家”の黒龍荘当主が首なし死体で発見、それを皮切りに次々と人が死んでいく。伊藤博文の命を受けた月輪(がちりん)探偵が調査に乗出すが…。
黒龍荘の惨劇 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:黒龍荘の惨劇 (光文社文庫)より
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No.4:
(3pt)

明治時代という舞台に助けられている部分がある

※ 少し真相に触れています ※

現実にあった例の陰惨な監禁殺人事件をもとに発想したであろうシナリオ。それぐらい現実の事件がフィクション級に非現実的だったという事ですが、あの事件が無かったとすると、この真相にもいまいち説得力が与えられなかったと思われます。

また、他にも舞台が明治時代だからこそ通用している部分もあり、もし時代設定が現代だったらあそこまで簡単に計画は進行しなかったと思います。そういう意味でも本格ミステリーとしてすっきり納得できる真相とは言いがたい。

文章は読みやすいし、緊張感のある展開に一気に読んでしまいましたから、次回作は現代を舞台にした物語を読みたいところです。
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433492963X
No.3:
(3pt)

現代が舞台だったらちょっと無理がある

※ 少し真相に触れています ※ 現実にあった例の陰惨な監禁殺人事件をもとに発想したであろうシナリオ。 あの事件が無かったとすると、この真相にも説得力が与えられなかったと思われます。 それぐらい現実の事件がフィクション級に非現実的だったという事でしょう。 ただ、その他にも舞台が明治時代だから通用している部分もあり、これが現代だったらあそこまで簡単に計画は進行しなかったと思います。 そういう意味では本格ミステリーとしてはいまひとつ。 文章は読みやすく、緊張感のある展開に一気に読んでしまいましたから、次回作は現代を舞台にした物語を読みたいところです。
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433492963X
No.2:
(3pt)

想像の斜め上か、斜め下か。

【※※微かにネタバレ】

大駄作かと思ったが、よーく考えるとそこまでではない。
作者はどっちらけになる可能性を自覚した上で、それをギリギリ避けようとしている。
そしてギリギリアウトだとは思うが。
結果的には自らの首を絞めることになっている事件があり、重要なのだが大きな瑕疵。
そして瑕疵がないと成立困難な事件ではある。

抽象的に言うしか無いが、作品の「質」に対して驚いたが、内容自体には驚かない、かな。
ただ、先例作品を何とか普通作品にしようとするいくつかの細かな工夫は買われるべきかも知れない。
メタ趣向でもなく、史上初でも、それに類する意味も無い作品に仕上げたのは。

自分が何故騙されたのかを振り返ってちゃんと探っていくと案外良く出来ている気もする。
(◯◯◯が◯◯◯いる所が肝か)

ただ帯の「前代未聞」は只の嘘。(知らないわけない。)「驚愕」とかは主観だからまだ許せるが。
先例トリックに捻りを加えたととるか緩めたととるか、またそれをどう評価するか、難しい作品。

【※※微かにネタバレ終わり】
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No.1:
(3pt)

驚嘆するか、壁に叩きつけるか、かなり読者を選ぶ一作

明治「館モノ」ミステリ第二弾。電子書籍版では「名探偵月輪シリーズ」なるサブタイトルがついているんですが…月輪さん、あんた、前作では犯人に襲われるだけの思いきり脇役な役どころでしたよね?
明治の時代相は薄く背景程度の扱いなので、歴史ネタを期待する方には肩透かしかも。
童謡殺人に首なし死体、次から次に登場人物が死体に変わっていく猟奇犯罪の連続でまあ飛ばすこと飛ばすこと。異常な真相一つで勝負といった感じのがっつり本格ミステリ。
全体に描写が薄く、文章も淡泊なのが残念ですが、実は真相を成立させるためにわざとそういう文章でしたという、何とも評価に困る怪作。
結末で明かされる真相はたいへん衝撃的で、驚嘆するか、壁に叩きつけるか、かなり読者を選ぶ一作であります。
ところで、本作の語り手、長期休暇で遊びに来たばかりに月輪の助手をやる破目になり、よくよく考えると付き合わなくてはならない理由がまったくありませんね。凄いおひとよし。といおうか、理不尽なのでは。
月輪が真相を見破るくだりは納得できるのですが、月輪に先んじて警察が真相を見破ったことについて説明がまったくなく、ものすごく気にかかります。
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