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レティシア・カーベリーの事件簿



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【この小説が収録されている参考書籍】
レティシア・カーベリーの事件簿 (論創海外ミステリ)

レティシア・カーベリーの事件簿の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ミステリではなくコメディとして

収録作品
「シャンデリアに吊るされた遺体」
「ペンザンス湖の三人の海賊」
「恐怖の一夜」

1911年に刊行された The Amaging Adventures of Letitia Carberry の邦訳。
作者は所謂HIBK派(Had I but Known)と呼ばれるミステリ黎明期におけるロマンティック・サスペンスの大家だが、本書はユーモラスな女性三人組が繰り広げるスラップスティックなコメディの色彩が濃い。現代の視点でミステリとして読むとプロットの緩さには辛いものがあるが、完成度を問うのは野暮で、時代を反映した大らかな雰囲気を愉しむべきだろう。
女性キャラクターの溌剌とした活躍ぶりも発表年代を考慮すれば斬新に感じられる。ミステリのみならず、フェミニズムの側面から歴史的評価が可能かもしれない。
レティシア・カーベリーの事件簿 (論創海外ミステリ)Amazon書評・レビュー:レティシア・カーベリーの事件簿 (論創海外ミステリ)より
4846012921

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