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殺戮にいたる病
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殺戮にいたる病の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全383件 281~300 15/20ページ
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オチの凄まじさのみならず、それまでの文章もおもしろい! 変に意味ありげなことをせず、読みやすく、顧客目線なのがこの作者のいいところ。 | ||||
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本作は我孫子武丸氏による言わずと知れた傑作。 読んでいて不自然に感じる箇所はなかった。 違和感もほとんどなかった。 気付くと途中からサスペンスとして読んでいた。 最後の最後に「自分は今まで何を読んでいたんだ?」という気持ちに襲われた。 「まてまてまてまて」と、何度もページを戻して確認した。 本を閉じてからもため息しか出なかった。 数多あるミステリーランキングで常に上位にランクインしていたのは知っていたが、読んでみて納得である。 決して読者の期待を裏切らない作品。 | ||||
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ネットでお薦めのミステリー小説というのを検索したらこの作品をあげている方が多いし、レビューでも高評価が多かったので購入してみました。 文字が予想外に大きくストーリーもスラスラと読み進められるのであっという間に読み終わったのですが、レビューにもあった通り2度読まないと・・・というのがなんとなく理解できました。 ラストを読んで呆然としてしまい、最初のページに戻って数ページを読み返したものの、ラストをというか全部を読み終わって結末が分かった上でもう一度読んでみよう!と思いました。 | ||||
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まず、最初に言っておきたいのは、半端ないグロ表現があるので、苦手な人は注意。 皆さん、書かれているとおり、最後まで騙されました。 最後の数行での、カタストロフィーがすごい。 でも、途中、「あれ、これはおかしいな」と思うところはあったんです。 いくつか違和感を感じる中、「これは明らかにおかしい」というところです。 ネタバレになるので詳しく書けませんが、 (鋭い人はわかるかもしれないので、以下、未読の人はネタバレ注意) 「あれ、自分が学生のときは○○ではなく△△○○って言ったなあ」というものです。 幸い、それ以上深く考えなかったので、最後のカタストロフィーを味わうことができました。 作者としては、ヒントを与えてくれていたのでしょうね。 | ||||
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犯人の犯行の様子や精神状態についての描写は鬼気迫るものがあり、グロくてキモいと思いつつも、読み進める手が止まらなかった。 最後の叙述トリックの種明かしは驚いたけど、別にトリックなしでも、それぞれの人物描写や精神状態を丁寧に書いて落ちだけちゃんとすれば成り立ったと思うし、叙述トリックは個人的には手品のようなものと思っているので、長い時間をかけて読んだ末に「ほらっ、驚いたでしょ?」と言われても、若干白けてしまう。長編でやって欲しくないトリックである。 | ||||
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かまいたちの夜の作者の代表作ということで、読んでみました。 最後の二ページまでこんなエログロ猟奇殺人小説、なにがおもしろいんだ?と思ってましたが、ラストの衝撃展開は圧巻ですね。 読み終わったあと頭にハテナマークが5個ぐらいついてました。 ただ、途中のエログロ描写がエグく、そのラストまでたどり着けないまま本を閉じてしまった人もいるはずです。 僕はなんとかラストまでたどりつけたものの、途中で読むの止めたくなる気持ちが強かったので★一つ減らしました。 | ||||
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本書は日本のミステリー作品の中で評価の高い部類であり、またかまいたちの夜の作者が執筆しているということもあり 本を読む前に名前だけは聞いたことがあるという方は多いと思われます。そのため前評判は否応なく入ってくるものです。そのため、 叙述トリックが使われているであろう、このような予測は簡単に立てられると思われます。私はそのようなスタンスで本書を読み進めていました。 先に結論を言いますと、私は我孫子武丸に完璧に騙されました。そして読む前の少し斜に構えた自分が恥ずかしくなり、訳の分からない怒りを覚えました。 そのときふと「ミステリーとは読めば読むほど楽しめなくなる」 森博嗣の言葉を思い出しました。 ミステリーのトリックは著者の力量がもっとも問われる部分です(そんなものは当然ですが) 非叙述のトリックであると、誰が、いつ、どのような方法で殺したか。このようなことを読者は常に想定し、 「具体的に」働きかけることとなります。 しかし叙述ミステリーであると、作者がどのように嘘をついているか?というような、本その物ではなく、著者のスタンスというような「抽象的に」働きかけ ることとなります。 そのため叙述トリックは、最初から予想していれば「叙述トリックは使うのはわかっていた」という意味のない弁解(私のしてしまったものです) をしてしまい、その叙述トリックが具体的にいかにすごかったのか?というのことは 他のレビューを見ていると忘れられる傾向が有るのかなと思いました。 ミステリーを読むときは、「これって〇〇的なネタだ」というようなメタ的に読むのではなく、本の中から手がかりを探す。そうしなければミステリーを 本当の意味で愉しめないのだと教えられました。 | ||||
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久しぶりに、爽快なまでに圧倒的などんでん返しの作品を読むことができて、うれしいです。 ここまで文章(いや、単語か?)の持つパワーが大きいかと思うと、やっぱりこの人は書く力があるなと思いました。 小難しい言葉があまり使われず、サクサク読めてしまうのもいいです。 途中のグロいシーンも、とてもうまく書かれていて、リアルすぎるほどでした。 おかげで夕食が進まなかった… 個人的には、登場人物の絡みがあそこまで書かれているのだから、もう少し読みたかったです。 でも、本筋にはあまり関係ないということですね。 エロくてグロいのが平気で、いいミステリーないかなーって言っている人にぜひおすすめしたい作品です。 | ||||
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叙述トリックモノだということを知っていて読みました。 途中、時折「ん?」と思うような部分がありながらも、続きがきになるのであまり深く考えずに読み進めました。 最後の最後で、どんでん返しでだまされたということに気づかされます。 まぁ、「書くべきものを書いていない」とか「アンフェアだ」という意見もありますが、それを言い出したら叙述トリックを読むべきではないと思います。 ストーリーが、グロかったり、インモラルな表現が多々登場するのでそういうのが苦手な方はやめておいたほうがいいです。 後、登場人物が全員、思想や行動が異常でした。ロクな人間がいません。 | ||||
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我孫子氏の「メビウスの殺人」にもともと用意していたトリックを複数あるトリックの一つとして消費してしまうのは勿体ないということで、そちらでは使うのを止めて本書で使ったようです。 単行本の帯にサイコホラーと書いてあったので、ホラーだと思って読み進めていたのですが、最後はこれ推理小説だったんだ!と驚かされました。 本書の取扱注意点ですが、グロ描写・・・ではなくて、こういう小説を読む際に解説から読む人は多いと思いますが、解説の開始ページを探している時に、誤って小説部のラストページを開いてしまわないようくれぐれも注意して下さい。パっと目に入っただけでも目に入った箇所によってはネタばれしてしまう可能性があります。この作品はネタがバレてしまってから読んでも全く面白くありません! | ||||
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皆さんが書いておられるように、最後の1ページで全ての予想が覆されます。 文章は読みやすく、最後のオチも理解できるものである。 ただし、グロテスクな表現は夢に出てくるほどでした。 ただし、明らかなミスリードで、読み手が途中でオチを想定するのは不可能。 サスペンスは、徐々に真実が明らかになっていく過程が醍醐味ではないかと思う。 | ||||
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ハサミ男がクソすぎたので(わからない奴いるの?てくらいに)、 あまり期待もせずにさらっと読んだせいか、おもしろく読めた。 オチも予測はできていたからそれほど衝撃はないものの、細かいとこは読み返すとなるほどね〜と納得。 酷評している人って最近読んだ人が多いね。そりゃそうでしょ、いろいろ後続の似たようなもの読んでりゃ。出版されたときに読んだことを想像したらびっくりする内容だから☆四つ。 グロは嫌いだけど。 | ||||
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自分そんなに沢山ミステリ読んでる方ではないですが、数少ない読んだミステリ作品で一番衝撃だったのは本書です。 初めて読んだのは15,6年前の中学生時代で、マンガの金田一少年とかが流行っておりミステリとはこういうものだと思っていた時でした。 そんな中この本のようなタイプの驚きは初めてで度肝を抜かれました。 当時なんの予備知識もなく人生初の経験で、何度も読み返したのを覚えています。 今でこそこういうスタイルのミステリは数多く存在するという事を知っていますが、その後に読んだ同じタイプに分類されるであろう作品も、この作品で受けた初期衝撃を超える事はなかったです。 それはこの作品が自分にとって最初の(この手のスタイルの作品の)一冊だったからだと思います。こんな驚きがあったのかと。 もちろんほかの作品を先に読んでいればそれが一番だったかもしれません。 思うにこういうトリックがあると知ってしまう前の人間が一度だけ味わえる衝撃なのだと、大人になった今知ってしまった今、あの中学時代に感じた驚きはもう味わえないでしょう。 この作品が人生の一冊目でよかったと思っています。 是非多感な若い頃、何も知らない中学生位の方に読むことをオススメしたいですが、内容はR15クラスです。 | ||||
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プロの仕業、プロ仕様、プロによる作品を感じましたね。犯罪者の手記を読んでいるような感覚に陥りました。我孫子氏は元犯罪者(猟奇的変態)なんじゃないか?もしくはそれに近い考え方の持ち主と思ってしまうくらいです。 作品のシメは叙述トリックによる作品の崩壊かもしれません。それも最後1ページくらいでわかるわけですが、もう少し先に崩壊させてもよかったんじゃないかと思いました。読み手による理解度、叙述トリックに慣れ親しんでいる人はあれでよかったかもしれませんが、慣れていない私はもう少し前で崩壊したほうがわかりやすく驚嘆の声を上げてしまうでしょう。本当の息子の声が聞きたかったなぁと思いました。 読後も長い間じわりじわりくる作品でした。頭から離れないのです。そして他人の書評やネットの書き込みなど読んでいると、その時の時代背景や人の先入観などで私たちはこの作品を読んでしまう恐ろしさ、青少年の猟奇的殺人が目新しくない事で初めて成り立つ物語だと改めて思い直すのでありました。 | ||||
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本当にもう「騙された!」の一言に尽きます。物語の展開や人物の会話、凄惨な殺害時の描写等はすべて最後の数行のためにある事に本当に衝撃を受けました。かなりグロい描写もありますが、それが大丈夫な人は是非読んでみて欲しいです。自分は今から読み返そうと思います。 | ||||
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はじめに読んだ時には最後のあたりで意味不明になってしまいました。いわゆる「騙されたっ!」ってやつですね。それからもう一度読み直してみると、なんとか全体像を理解することができました。けれど、いくつか矛盾が潜んでいるように感じてひとつひとつ再確認。そして納得、よく出来てます。非常に完成度の高いミステリ作品です。 ただ、無理があると感じたところもいくつか(バーでの店員が語った年齢のこと、20代の女が定年おやじに恋するとか、『息子』がなぜ『通報』しなかったのかなど)。仕掛けの完成度が非常に高いので、そういったささいな部分に甘さを感じました。より完璧を目指してほしかった。 この本は構成の妙を除けば、ただの異常者による殺人日記です。エログロも多分にありますので好き嫌いははっきり別れるでしょう。でもわたしはこの作品をとても気に入りました。一度読んだら、ハイさよなら。そんな読み方をしているわたしに、何度も読み返すことの大切さを教えてくれたのですから。 | ||||
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ある人物が全編を通して陰で動いていたことがわかり、切なくなりました。 寂しく未成熟な大人たち、愚かな母親、無防備な若者たち・・・ 他人事ではないリアルな戦慄を覚えます。 叙述トリックとしては実に単純な仕掛けであるにも関わらず、 暴かれる人生模様は非常にドラマティックです。 描いていない部分、ミスリードする部分が様々有りますが、 結末を知ってしまえば、それらの不自然さも全て回収されますし、 「このくだりを正確に読んでいれば、この人物がそこに居たことがわかったはず」 「このくだりを正確に読んでいれば、この場面はこの人物でないことがわかったはず」 という伏線が幾つかあり、 ミステリーとしては実にフェアな作品だと思います。 「学校」に関するトリックはギリギリな感じもしましたが、 よく読み返すと充分な伏線もあり、 「葉桜の〜」の高校生トリックに比べれば、フェアな範疇でしょう。 | ||||
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久々に読書欲に火が点きました。 早く次が知りたくて、どうなるの?どうなるの?と ドキドキしながらページをめくる感覚。 最後の数行を目にして「えっ!?ええっ!?」と 新幹線の中で大声を出してしまいました(笑) 学生時代に興味があった、快楽殺人・サイコパス物を 検索して出て来た作品でしたが、当たりでした。 あっさり作者の手の平で転がされましたが・・・・ 子供には勧められませんが、 世の中の闇と病。 「人をすんなり信じていい時代ではない」と言う 人間の剥き出しの残虐性に目を覆いつつも、 一気に読み進める作品でした。 | ||||
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よく考えてみると、本書の凄まじい描写部分が、実は叙述トリックから読者の気を逸らすための、「隠れ蓑」としての役割を果たしていることに気付かされる。実は、本書では犯人の動機そのものや、そうした犯罪に至るまでの心理描写というものが、描かれているようで描かれていない。その点では、決して出来の良い作品であるとは言えないだろう。しかし、作者の意図はそこにあるのではなく、悍ましい描写の陰に隠された、大胆な叙述トリックの成功、その一点にある。残酷な描写に言及するレピュアーも多いが、そうした「隠れ蓑」にまんまと騙されて、作者の術中に翻弄される読者に、実は作者は密かにほくそ笑んでいるのではないだろうか。 | ||||
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1.小説をあまり読まない 2.エログロ耐性がある 3.叙述トリックを知らない 4.ここのレビューを読まない 以上… | ||||
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