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殺戮にいたる病



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殺戮にいたる病の評価: 3.80/5点 レビュー 585件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全383件 241~260 13/20ページ
No.143:
(4pt)

後味は悪いが面白い

⚪︎稔、稔の母、刑事の3つのパートからなりそれぞれの視点で描かれている。

⚪︎時系列は各パートでずれていて徐々に近づいていき、最後に交差する。

⚪︎3人の内面がうまく描写されている。人によって誰に感情移入出来るか違うのではないか。

⚪︎稔の殺害シーンは残酷だがどこか美しく見せる著者の文才は見事。ただ、人によっては気分が悪くなると思うので万人受けはしないと思う。道尾秀介の「向日葵の咲かない夏」似た気持ち悪さがある。

⚪︎稔の殺害シーンでは、岡本孝子の曲を聴きながら読むと没入感がすごい。

⚪︎最後のどんでん返しにはまんまとやられた。凄まじい爽快感。これを踏まえてもう一度読み返してみると思わぬ伏線があるかもしれない。再読をオススメする。

⚪︎時系列、視点がバラバラなのでパズルのような楽しみ方が出来る。そんなにページ数もないので一気読みも可能。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.142:
(5pt)

良作

僕は高1で小説より漫画派で 小説自体はあまり好きな方ではないです が、これはなんというか本屋で見つけ 「はっ」となりました 題名に惹かれ、裏に書いてある あらすじ?に惹かれ買おうと思いました 今となっては「名作」 この言葉がとても 似合う良い本だと思います 読み終わってえ?となりましたが あぁそういう事かとなり 既に3.4回読みましたというか そのぐらい読み返さなければ 分かりませんでした 周りの人の説明を聞くより 読むほうがいいと思います 凄くおすすめです 読んで損ないと思います
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.141:
(4pt)

ドンデン返しと聞いてても(驚)

最初と最後のくだりがのためのミステリーです。 犯人の異常性もさるものながら、登場する「母」の奇行も双璧をなす恐ろしさがあります。 キンドル版で読むと後で読み返ししにくいので、おもしろい!と思った人はちょっと不便かもしれません。 グロいレトリックはありますが、適当に読み流せばいいかと思います。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.140:
(5pt)

センゴノショウワ・ダーグエフェクト

この物語は「犯人は誰だ!?」なサイコ・サスペンスではありません。
始めから犯人と結末までも明かしているという希な物語!
だって、「主人公」が犯人だから。

犯人(主人公)の第一の殺人から始まり、エスカレートしていく様を犯人主体の目線で、
(犯人の家族と、引退した元警部補と、被害者の妹の心の葛藤も織り交ぜて)
進行してゆく物語。
それにしてもかなりの猟奇殺人の繊細な描写にビックリせざるおえない・・・。
この犯人、「完全なる女の敵」といっても 、過言ではないですよ。
犯人の主張、「俺に愛される資格がある。」とか。
読んでいてだんだん腹が立ってくる。
こんな独りよがりの自己中男に同情は「無い」。

しかし全てを読み終えると全く違った印象を受けた。
この本は確かに「サイコ・サスペンス」であると共に、「偉大なる預言書」
であると自分は解釈思った。

この本は20世紀に書かれたものだけど、21世紀の現在、ようやく
最近囁かれ始め、「名」がつけられ、呼ばれるようになった「毒親」
(この本が書かれた当時は、この言葉や概念がなかった時代なので
もちろん「名」では言っていないが)、の誕生とそのメカニズムと警告と
もいえる言葉を、作者があとがきの部分に記してあって読んで、驚愕した。

この本は、この犯人(主人公)の様な人間達が現れるように
なった根源には「戦後の昭和の急速な発展による、それまでの家族関係や、
社会環境の激変にある」と記していたのです。(詳細は実際に読んでみて下さい)

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」が大ヒットし、いわゆる「昭和ブーム」
なるものが起き、皆が「昭和の時代は良かった」的な風潮になったのは
記憶に新しい。

しかし「光あるところに闇あり」という言葉があるように、時代もまた
どの時代にも、どの国の時代にも、「光」の部分と「闇」の部分は必ずある。
当然、「昭和時代」にも「光」部分と「闇」の部分はある。

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は昭和の「光」の部分のみを描いた作品
であり「闇」の部分触れていない。(美化して描いているともいう)

これは自分自身も前からずっと思っていた。
昭和「ゴジラ」のシリーズをずっと見てきたから分かる。(ゴジラファンなので)
「ゴジラ」シリーズでは、(特に初期の作品)しっかりと昭和の「光」と「闇」
が描かれている。(しかも「ガチ」の昭和のリアルタイムの作品で。)
善人も登場し、悪人も登場し、(しかも金の為に、平然と殺人する極悪人など!)
社会は複雑で、様々な問題を抱えているということを訴えるシーンもある。

なので映画「ALWAYS 三丁目の夕日」には自分は全く興味がなかった。
しかも、よりにもよって「ゴジラ」を生んだ「東宝」がまさか制作するとは・・・・。('・ω・`)
おまけに二作目の冒頭で「ゴジラ」をゲストで登場させるとは・・・。(T▽T)

昭和の「闇」の部分から発生した後の「影響」にいち早く気づき、
物語(小説)という形で伝えている作者は本当に凄い!

言われてみれば、「毒親」と呼ばれる親は、「戦後の昭和生まれ」で、
初期の頃生まれの人は、もう「孫」がいてもおかしくない年齢層、
後期の頃の生まれの人は、「親」になっていてもおかしくない年齢層。
だから「今」、「毒親」と呼ばれている所からみても確かに作者の「予言」
は当たっている。

時代は、ずーと一本道で続き、繋がっていて、「昭和」とか「平成」とか、
単に名前をつけて区切りしているだけなんだと思い知らされる・・・・・。('Д⊂
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.139:
(4pt)

強烈なエログロと叙述トリック

とても実写化はできないような凄惨な連続殺人事件が描かれてます。 最後の1ページで読者の想像をガラリと覆す叙述トリックも凄いのですが、 そこに至るまでのサイコキラーの描写が群を抜いています。 吐き気がするほどのエログロですが、怖いもの見たさでページを捲る手が止まりませんでした。 小説を読んでこれ程までに陰鬱な気分になったのは初めての経験です。 叙述トリックが好きな方というより、サイコホラーが好きな方に読んでもらいたい作品です。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.138:
(5pt)

素敵です

最後まで気付けず仕舞いでした。 こういったトリックの使い方はどこか違和感が出るものですが、なかなか上手く構成されています。 殺人などの猟奇的な場面は、変態め!と思う事が多々ありますが、そこさえ平気ならば読んでみてください
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4061817914
No.137:
(5pt)

騙されました。

いやー、主人公サイコすぎです。 完全に騙されましたー。 いやわたくし、ミステリで騙されなかった事がないのですが。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.136:
(4pt)

意外と読みやすい

叙述トリックの傑作という意味では、イニシエーションラブと似た感想です。
最後の大どんでん返しのための作品です。
思った以上に読みやすくあっという間に読めました。
ただ、犯人がかなりの性的倒錯者のため、その描写の印象に引っ張られると
作品自体が楽しめなくなる可能性があります。
(個人的には、それでもかなりライトな表現にとどめているなという印象はありましたが。)
ある程度古い作品であることと、題材がサイコなことで敬遠してしまう方が多いのではないかと
思いますが、非常に読みやすかったのでミステリ好きの方は読んで損はないかと思います。
見事なミスリードです。よほど気を付けて読まないと騙されます。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
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No.135:
(5pt)

評判通り、期待以上の恐ろしい作品

評判の高い作品だけに期待して読んだのだが、期待以上の作品だった。巧みなトリックを組み込んだ、かなりハードなサイコ・キラー小説。

東京の繁華街で猟奇殺人を重ねるサイコ・キラー、蒲生稔。非常に恐ろしい物語は、蒲生稔、蒲生敏子、退職した元刑事の樋口武雄の三人の視点で交互に綴られる。

犯人は最初から蒲生稔と判明しているわけで、元刑事の樋口が蒲生稔の兇行に如何にして終止符を打つのかというのが物語の大筋の流れである。しかし、その陰で次々と猟奇殺人を重ねる蒲生稔の狂気と惨劇の光景が非常にリアルに綴られ、それに目を奪われるためか、知らぬ間に著者の術中にはまっていく。

徹底的にサイコ・キラーを描き切った小説というと、海外翻訳小説には数多くあるのだが、日本の小説では余りお目に掛からない。最近の日本の小説だと誉田哲也の『ケモノの城』だろうか。
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4061817914
No.134:
(4pt)

やはり最後が秀逸

叙述トリックは好きなので今回よんでみました。
殺害シーンや、殺害後など確かに気持ち悪い記述は沢山ありますが、まぁそういう異常者も存在するのだろうと。それより話の展開が気になってすごいスピードで読み終わってしまいました。
素晴らしい出来だとおもいます。。
が、何箇所か矛盾もみつけてしまい、、、
あれ?これはじゃあ結局どういう意味だったんだ?この人が犯人ならあのシーンはどういうこと?と。矛盾点を全て拾いきれていない部分もあり、残念な気持ちです。
完璧ではなかった、、、。
ですがそれを差し引いても面白い作品でした。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
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No.133:
(5pt)

やられた。

このパターンはこの本が初めてでした。まあやられました。☆5です。
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No.132:
(4pt)

読んでも損はない?(笑)

この本はいわゆる叙述トリックが使用されています。 
極端な話、そこだけで有名な作品であり、僕自身それ目当てで読みましたが
読解力と勘をお持ちの方は、下手すると見破るかな?と感じました。
しかし、僕のように平均的な方なら楽しめる本です、
エログロは確かにありますが、さしてキツイ表現でもないし、
むしろ、サイコパスはこんな感じなのかな、と考えると面白いですよ
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
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No.131:
(4pt)

頭の中がクエッションマーク

読み終えてから一つ言えることは、真相知った上でもう一度読み返さないとよく理解できません。個人的な感想は、ネタバレになるので詳しくは書きませんが樋口さんに結構イライラしました。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
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No.130:
(4pt)

タイトルでわかりそうなもの

グロいグロいというけれど、読まなくても何となくグロそうなのはわかると思うのだが…
それでグロいと文句をつけてもね。
それにいうほどグロくない気がするのですが。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
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No.129:
(5pt)

気持ち悪いけど読む価値がある!

叙述トリックのミステリーを読んでみたくて、それ系の本を色々読んでみたのですが
(疑いながら読むので、ハードルが 上がってしまいましたが)
殺戮にいたる病が一番でした!
最後の方は何が起こったのか分からずしばらく呆然としてしまいました。
殺人の描写はひたすらグロい描写が詳細につづられていて気持ち悪く、そのグロさと結末が相まって本当に不気味で
読み終えた夜は、なかなか寝付けませんでした。(まさか本を読んで眠れなくなるとは…)
ですがその強烈なインパクトの虜になってしまい、他の小説は1回でいいけど
この小説だけは何度も読み直したくなってしまいます。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
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No.128:
(5pt)

作者は天才

最初に読んだときは衝撃的すぎてしばらく放心した
記憶を消してもう一度読みたい
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.127:
(4pt)

2日で読んでしまった

文章構成のテンポが良いので、どんどん読み進めて2日で読み終わりました。話(事件)の内容も衝撃的な部分が多いので、飽きずに読めます。
グロ耐性は割とある方ですが、それでもさすがに一部食欲がなくなる描写がありました。残虐に殺されるのが女性ばかりなので、よけいにだったのかも。(私は女です。)

最後のどんでん返しは、たしかに「えっ、そうきたかー」ってなりました。ミステリーを読み慣れている人なら、伏線もわりと分かりやすいので9割位読んだあたりでうすうす気づくとは思いますが、叙述トリックミステリーとして面白かったです。

でもこれを読んで、私はやっぱり叙述トリックものはあくまでも軽く楽しむゲーム的なエンターテイメントの粋を超えられないなーと思いました。
なんとなく読み終わった後に、「え、結局これがしたかっただけ?」ってちょっとしらけちゃうので。あと、数を多く読んでいくと、なんとなく先が読めるようになってしまうのもあると思います。この作品が初めて読んだ叙述ミステリーだったらもっと感想は違ったかも。
ま、これは個人の読書に対する考え方の違いですね(^^;)

グロテスクなものに耐性があり、今まで叙述ミステリーをあまり読んだことない、という人にはオススメします。読んだ後、2度読みしたくなると思います。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.126:
(5pt)

電子書籍で購入したあと、紙のほうも買いました。

すごく面白かったです。

夜、眠る前になんとなく・・・のつもりが、読み終わる場所を見つけられずに翌朝に。

犯人視点も母視点も、被害者視点も。どれをとっても面白く、びっくりしました。

普通は、何人も視点が切り替わる系のものって、「あーあ、この人の視点でずっと読みたかったなあ」ってなるのですが。

読み終わったあと、手元に残したくて本屋で探したのですが、「かまいたちの夜」の作者さんだと知って二度驚きました。

あのゲームも、ものすごくやりました。本当に脚本が良かったです。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.125:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

わかっていたのに騙された

叙述トリックがあるとわかっていたのに、見事に騙されました。
悔しくて最初のページに戻って読み直しました。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.124:
(4pt)

サイコ・キラーの心を覗く

殺人シーンは非常にグロテスクで性的描写もリアル。犯人の視点で語られる、グロテスクさの中にどこか美しさやエロスを感じさせる圧倒的な描写だ。

三人の語り手(犯人とその他二人)が交互に登場するが、それぞれの事件に対する葛藤や心情、日常の苦悩が深く掘り下げられているのも興味深く、物語を中だるみさせない。

読者の世界観を反転させるようなラストは、この類いのトリックに慣れた人にとっても意外であるだろう。

二回目にじっくり読み返すことで、犯人の視点にどっぷり浸かることができた。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914

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