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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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いわゆるホラーというのとはイメージがすこし違う。 幻想文学と呼んでしまうと山尾悠子に申し訳ない。 スタイリッシュな泉鏡花という雰囲気で個人的には なかなか気に入りました。昔話を聞いている感じ。 | ||||
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まだ全部読み終えていないので何とも言えません。「夜市」という題名で購入しました。 | ||||
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不思議な物語 どう感想を書けばいいのかわからない。 読み終えた後 ただ何かが | ||||
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ファンタジーだと思うのですが、人間の心情がよく描けていると感じました。 その感情を引き出すための舞台設定も。 逆にファンタジーなのに、「一つ目ゴリラ」とか、ひと言で済ませてしまい、しかもなんかチープというか、大人にはちゃちい印象の部分もありました。 どうやらこの作者はファンタジーものが得意のようですが、心情中心で現代社会を舞台に、ファンタジーは少し入るぐらいの長編を読んでみたいなあと思いました。 短編(中編?)は、その場では楽しめますが、やはりがっちり心には残りにくく、はかなく消えていってしまいます。 読み応えのある作品を期待しています。 | ||||
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過度でない幻想的な雰囲気は良いし、終盤の展開にはある程度の意外性があり、面白いと思う。 …けど、これ、どこか新しいかなあ。ストーリーの流れも、空気感も、ネタの取り合わせも、全てにおいて、とくに新鮮味は感じないのだけど。好みの問題なんだろうか。 | ||||
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書き込まれた世界と、安易に片付けられる状況が混在し、バランスが悪い。微細に書き込むならずっと、安易にサクサクいくならずっとそうしないと、途中で戸惑う。 | ||||
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夜市と風の古道の2作品が入っている。 ○物語の神髄やラストは素晴らしいものの、中編小説でそれほど長くもないのに、中間地点が非常に退屈で間延びしている感が否めない。 物語にう余曲折がなく、冒頭からラストまで一直線という、新人賞応募作品にありがちな作品だ。 アイデアが新しく、ホラーでありながらファンタジックな所が斬新で、これまでにない作家で将来性を見込んで、夜市は日本ホラー大賞を受賞したのだろう。 作品からすると将来性のある作家である事は一目瞭然だ(2005年当初)。 その後の作品の方が書き方がうまくなっており、物語の展開やシーン変更などのセンスが磨かれているのだろうが 読者としては、売れっ子のベテラン作家でも新人でも同じ本屋に並んでいる為、ベテランとどうしても比較してしまう為、(デビュー作というのもあるのだろうが)小説家としての未熟さが感じられる。 確かにアイデアは斬新かもしれないが、購入してまで読書するレベルではないし、作家志望の人は物語の構成などは決して真似てはいけない 悪い例ではないかと思う。 | ||||
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夜市は★3、5 アニメにしたらいいかもしれない。鮮やかな赤と森の緑に金魚3匹の表紙のイラストはなかなか良かった。 風の古道は★1 ひどすぎる。アイデアは悪くないのだが、内容がスカスカでただの不思議なだけの話でしかない。 | ||||
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読んでいて今の萩尾望都さんの作品を思い出しました。 「ここではないどこか」シリーズに載っていそうで、 読みながら萩尾さんの絵で風景を想像していました。 『風の古道』のほうが印象深かったです。 | ||||
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ホラーというよりファンタジーという前評判を聞いたので、そのつもりで読んだ。正直、ファンタジーとしても手放しで評価しにくい。文章は稚拙といっていいほどだし、「夜市」の設定の使いこなしも甘い。展開についても、確かに予想外ではあるけれど大して感慨はわかなかった。読み手が予想しがちな展開を登場人物に言わせるなどして予め切り、それをあらためて裏切るパターンが多く、またこのパターンかと思いながら読んでいた。肝心のファンタジー要素に関しても、普段から民話や異界譚を読み慣れている身としては、思いつきで書いたんだろうなという程度で、大して心躍るものではなかった。 新人としては上手いと思うが、大絶賛されるほどではないというのが、全体の感想だ。 ただ、テンポよく話が進むのと文章があっさりしているので、非常に読みやすい。こってりした物が読みたい人には向かないだろうが、軽く読めるものを求めている人にはお勧めできる。 | ||||
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「夜市」「風の古道」の2作品を収録。 「夜市」 『悪魔との契約』もののパターンだが、展開がおもしろい。契約をした本人はダメ人間で自滅してしまうが、契約で売られた弟が意外な展開をみせる。 ただ、でてくる妖怪が一つ目のゴリラだったりして夜市という異界のイメージが雑なのが、ほんの少し残念。 「風の古道」 民族学的要素が強く反映された異界のイメージは鮮明でおもしろかった。ただ、話の展開に意外性が乏しいかも。 ホラー系の新人賞を受賞しているが、ホラー的要素は薄く、万人受けしそう良質なエンターテインメント短編だと思う。オススメです。 | ||||
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日本ホラー小説の大賞を取った作品という事で興味を持ったのですが、ファンタジーチックでとても面白かったです。 | ||||
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面白いのかな、これ。 プロットのひねりはお見事。雰囲気もある。 でも、結局、それだけじゃないのかな。作者の主張というか、この作品を通じて伝えたいことがわからない。 主人公の裕二自身、何をしたいのかよくわからない、ぼうっとした性格で、弟を売るほど野球に執着していたのかと言えば、そうでもない。ずっと良心の呵責に苦しめられてきたと言う割には、弟を取り戻すためにしゃかりきになったかと言えば、そうでもない。(しゃかりきになれば、もうちょっとお金たまりますよ)弟の方にしても、自分を売った兄を一心に恨むかといえばそうでもない。代わりに赤の他人を恨み、反省し、恩を施し、その話が発展するかというと、それはそれでおしまい。 夜市で再び兄に出会い、知らぬ振りをして近づき、偶然の機会を捉えて、昔自分を買った人攫いを切り捨てる。弟は夜市から戻ってくるが、兄はそのまま残る。 それで?だから、どうしたっていうの? 長編小説の第一章だけ読まされたような、そんな気がする。 ファンタジーが好きなだけに、フワフワした雰囲気のある異世界が出てくれば、それでもうファンタジーと思われるのが残念です。 | ||||
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新人のデビュー作品集にして、第12回日本ホラー大賞受賞作、第134回直木賞候補作を収録しているということですが、私にはどうも合わないらしくて、あんまり楽しめなかった。残念です。 表題の短篇と「風の古道」の2作品とも、構成は同工異曲。日常生活と隣り合わせに存在している幻想的な異世界へと迷いこんだ主人公が彷徨ののちに帰還するという物語。文章が端正だという評価もあるようですが、私には薄味に感じられた。手垢のついた未熟な表現が目立つ。 ストーリーの展開はなかなかユニークだけど、短篇小説と呼ぶには中途半端に長い枚数。なんだか間延びしている。評価は人それぞれですね。 改まってホラーの定義をたずねられると答えに窮してしまいますが、この作品集の内容ならば、いわゆるホラー(怪奇小説または恐怖小説)よりはむしろファンタジー(幻想小説)と言ったほうが適切ではないかしら。 | ||||
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ホラーと言いつついわゆるホラーではありません。でも闇夜に誘われるように気がつけばその異世界に踏み入れてしまっているでしょう。そういう意味で怖さは感じます。 ただ、僕は運が悪かったのか相性なのか、オチが途中でピンときちゃったんです。だから結果★3つ。もっとこの世界観の不思議さに委ねてグルんと意外すぎるラストを期待したかったのですが、、お願いそうは言わないで、ああ、やはりそうなのね。と。 装丁が好みだったので単行本で持ってますが、人に勧めるとしたら文庫版が出たなら文庫でいいかもと思います。 | ||||
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個人的にはホラーって見出しで感じるのは、恐怖。グロテスクな物が好きというわけじゃないけど、ホラー小説と帯に書かれていたら、どうしても恐怖を連想してしまう。そういう意味で、ちょっと拍子抜けしてしまった。 「夜市」の内容としては、悪くないとは思う。子供の頃に犯してしまった過ち。失った弟を取戻そうと再び夜市を訪れる兄。異形のモノ達、異なる世界、兄弟への想いや切なさが伝わってくる作品だ。「風の古道」も良かった。 しかし、ホラーのイメージで読んでいただけに物足りなさが残ってしまったのは事実。他のレビューを読んでから読めば良かった! | ||||
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確かに面白いし、ある時点で世界が一瞬に変わるのは快感です。 しかし、これがホラー大賞とは如何なもんでしょう? やっぱりホラー大賞は、権威ある賞なので、 それなりのゾクゾクするような作品に出会いたいです。 私は直木賞候補発表の前に読みましたが、 ホラー大賞作品が候補になるのは、どうも違和感がありますね。 ぼっけえ、きょうてえ、玩具修理者は絶対候補にならないもんね。 | ||||
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第12回日本ホラー小説大賞受賞作であり、著者はこの作品がデビュー作である。この作品はホラー小説といって連想される「リング」シリーズ、「呪怨」「着信アリ」などのような映像的恐怖ではなく、この世ならざる場所の話、つまり異界譚である。わかりやすい例だと『千と千尋の神隠し』の世界に似通っているだろう。選者である荒俣宏氏に談によると、南方熊楠が興味を示していた「黙市」という民俗的風習に通ずるものがあるらしい。ある時点に現れる異世界のフリーマーケット「夜市」に過去の清算をしたいと足を踏み入れる裕司と何も知らない女友達のいずみ。そこで交わされる物の怪どもとの交流。ともすれば、飽きが来そうな淡々とした展開も、それを飲み込む怖いとかそういうものではない何かが物語を包み込んでいる。結末は、決してハッピーエンドではないが、バッドエンドでもない。寂寞とした荒涼感を残して終わる。こういうホラーもあるんだなと、視点を新たにできる作品である。 同書に収録されているもう一篇に『風の古道』がある。こちらも異界譚である。「私」は幼い時分、親にはぐれ、親切なおばさんの言うがままに真っ暗な道を辿って家へ着いた経験をした。何年か後、12歳の「私」は友人カズキと興味半分でその道へ入って行った。そこは異界であり異人たちの道であった。そこで知り合った謎の青年レンとともに様々な不可思議な体験をする。と言った物語である。『夜市』と同じく、淡々とした雰囲気を湛えた作品だが、「異」度がやや不足気味のように感じた。『夜市』の余韻に浸りながら読むのがいいと思う。 両作品とも適当な長さで、冗長になることなくきっちりと枠にはまっていてスッキリした印象を持てた。 | ||||
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異世界が交わる所に現れるなんでも売っている「夜市」 この夜市に 子供の頃迷い込んだ主人公は弟とひきかえに 野球の才能を買います。 しかし、自分の世界に戻ってみると弟は存在すらしていなかった事に なっていました。 主人公は野球が上手くなりますが、上手くなればなるほど苦しむ事になります。 そして再び夜市に巡り会った時、彼は弟を買い戻そうとするのでした。 ホラーと言うよりはファンタジーみたいでした。 宮沢賢治風のお話です。 なかなか良く出来ていると思いました。 特に構成が上手くってすぐに読者を引き込んでしまいます。 文体も読み易くて嫌味がないです。 しかし、審査員の先生達がベタ褒めしている程ではなかったような・・ 泣くかしらん?コレで そんなに終わりが思ってもみなかった展開でもなかったし(^^;) | ||||
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本の帯に表題の謳い文句が記されていたが個人的には正直首を傾げてしまう。 確かに言葉少なな描写でありながら読者に夜市の奇妙で空恐ろしく、 それでいて惹かれずにはおれない空気を体感させる表現は評価に値する。 しかし逆に言えば本書の魅力とはその一点のみに尽き、 時々現れる前置き無しの突飛な物語進行には閉口させられる。 また、重要かと予感させていた伏線が実は最後までどうとも絡まなかったり、 弟の半生に纏わる話などにはむしろ削ってしまってもさして問題無かろう という部位もあるなど粗作りが目立った。 | ||||
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