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図南の翼 十二国記
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図南の翼 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 41~60 3/6ページ
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この作品を読んで改めて王の器について考えさせられました。 「そんなこと、あたしにできるはず、ないじゃない!」。珠晶が叫んだ心からの本音です。自分のことをきちんと分かっているからこそ、彼女が王に選ばれたのだと思います。何事も完璧にこなすことよりも、自分の愚かさを認めて乗り越えていくことに意味があります。 まさしく「図南の翼」。恭はきっと良い国になることでしょう。 | ||||
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書評を書いている北上次郎さんが、「あなたを虜にすることは間違いない」と書いていた通り、ド坪にはまり、十二国記全作品読みました。 小野不由美さんに、感謝しています。最近あまり本腰を入れて、読みたい本が見つからなかったので、この2週間至福の時間を頂きました。 有難うございました。 | ||||
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十二国記の中でも一番好きな話しがこの図南の翼。 やってもないのに諦め文句ばかり言う大人。そんな人いくらでもいる。 たとえばわかった気になって政治を語る人。総理大臣が駄目だ、政治が駄目だ、こうした方がいい、ああした方がいい。 言うのは簡単。じゃああんたが動いてそうすれば?そう言いたくなる。 でも、自分自身やったことがないことを言うことなんて無責任すぎて言えない。 そんな当たり前の日常を壊したのが珠晶。珠晶は口だけの大人に変わり命をかけて王を目指す。自分のためにじゃない国のために。 大人になった気がしてわかったつもりで言うだけ。そんな大人にはなりたくと改めて気づかされた。 他にも命の尊さ、見て学ぶことについてただ見て真似るだけじゃ意味がないこと、なんでそうしているのか自分の頭で考えろ。 恵まれた人生だからこそ人に軽く見られることに向き合い考えること、愚痴を言えるのはその経験をした奴だけだ。 これがライトノベル?なんて深いライトノベルだよ。 | ||||
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めちゃくちゃ面白いのに、読み出したら止まらないのに、どうしても12歳の子供の物語というのが最後まで腑に落ちなかった・・・。 「風の万里 黎明の空」にも少しだけ登場した珠晶の物語。 もう珠晶は、ひたすら利口だし、口も達者、行動もとにかく立派で・・・、でも何と言うのでしょうリアリティーが感じられないキャラクターなんです、私にとって。(はっきり言って超人です) 私、子供が主人公の小説ってダメなんです・・・、陽子や高里くらいになればもちろん全然OKな年齢ですが・・・、あくまで個人的な好みですみません。(初対面でいきなり麒麟の頬ひっぱたくことたぁねえだろう?) 但し、本作品は、魅力的な登場人物が多数登場しますし、久々に妖魔が大活躍(!?)してくれもする本当にハラハラドキドキの冒険譚であることに間違いありません! ラストは奏国国王も登場し、素晴らしい余韻が・・・。 | ||||
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「風の万里 黎明の空」にちょっと珠晶が出てきたときから、その圧倒的存在感とキャラクターに惹かれていた。 この子なに?生意気だけどおもしろい。だって麒麟をひっぱたくんだよ??w 登場はすぐ終わってしまったけど、いよいよ今作では主役。 やはり来たか〜〜という感じでワクワクしながら読みました。 仲間フラグ、死亡フラグが立ちそうな人たちがわかりやすいのもとても読みやすい。 本作も”少女の成長と葛藤”がテーマの1つになっており、 「風の万里〜」であれだけ祥瓊に冷たく対応した理由もよくわかるようになっている。 そして、、とんでもないサプライズあった! こっからネタバレになってしまうけど、まさか「犬狼真君」があの人とは。。。!! 彼のその後が気になっていたので、納得といえば納得だし、 いろいろと頑張ったんだな、、と感慨深くなってしまった。 映画のようなロードムービーだけど、あっという間に読めてしまうエンタテイメント力。 素晴らしい物語だと思う。 そしてラスト。 十二国記としてはめずらしく笑ってしまう形で結んでいてこれまた最高だった。 エピローグの利広についても「やっぱり!」という思いと、 彼の国の話も今後出てくるんだろうという楽しみと期待で爽快に読了できた。 『天の配剤』についても感慨深い。 | ||||
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十二国記の中で一番好きな作品です。 また、新刊が発売になるのでそれ待ちではありますが、 最高です! 図南の翼は本当に、最初から最後まで完璧な大作です。 中身にはネタバレするので触れませんが、 小野不由美さんの作品の中でとにかく「楽しい」名作です。 十二国記を読んだこと無い人でも入り易いので、図南の翼から読み始めることも、ありではないかと思います。 | ||||
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珠晶は陽子のように分かりやすい共感を、得られるような人物ではない。 お嬢様で、高飛車で、我儘で、自信家な子供。 でもそれは彼女が彼女自身に割り振った役柄なのだと思う。 本編の主人公である陽子が勇者なのだとしたら、まさしく珠晶は女王なのだ。 見いだされ、次から次へと襲ってくる困難に立ち向かうのではない。 困難を見つめ、自ら見い出し、私利私欲なく、自分を信じて歩んでいく。 作中で彼女が言う。 「どうして誰も王になろうとしないんだ、王は現れないんだ、って怒っておいて、 自分には王になんてなれるはずがない、そもそも蓬山なんて行けるはずがない。 これってぜんぜん同じじゃない。だから、まず自分で行こうと思ったの。 黄海行って帰ったら、あたし堂々と、やるべきことをやってから嘆けば、って言ってやれるわ。 妬まれたって羨まれたって、あたしは恵まれてるぶん、やるべきことはやったもの、って言える。」 思っても、できる人間は少ない。 浚われたわけでも、脅迫されたわけでも、拝み倒されたわけでもないのに 行動できるのは真の王の器の証なのだと思う。 | ||||
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昇山する危険に関して唯一詳細に述べている巻です。話の流れ、小生意気な主人公の生い立ち、ぜひアニメでも見てみたいです。 | ||||
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十二国記の中で一番好きな話しです。。。。。。。。。。。。。。 | ||||
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DVDの「風の万里 黎明の空」編で芳国の公主であった祥瓊が身柄を預けられる恭国の王、恭王登極の物語です。昇山とはどういうシステムなのか、事細かく描かれています。世界観がまた1つ広がった感じです。 | ||||
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シリーズすべて読みましたが、みなとても面白く読ませていただきました | ||||
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とても面白い。 今回は供王誕生までの物語、 昇山の過程を麒麟側からではなく昇る側から描いた話です。 確かちょこっとだけコレまでの巻に登場した珠晶ですね。 珠晶は「強運の持ち主」と自らを表現していますが、 これは自分のやるべきことをしっかりやっているからこそ、 運も味方につけることができるのでしょう、何もせずに運は味方しない。 「大人と子供」その境はどこなのか?年齢?・・・いやそうではない。 行動だという事。あとちょっと嬉しかったのが、 もうちょっと描いて欲しいと以前言った"彼"が登場すること、「おぉっ」と思いましたね。 | ||||
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十二国記シリーズ。本作では珠晶という少女が蓬山に昇り恭王になるまでを描いています。 『風の海 迷宮の岸』では既に「昇山」してきた者のうちから泰麒が迷いながら泰王を選ぶ過程の物語でしたが、本作では「昇山」そのものを描いています。 これを読めば「昇山」というのがいかに生死をかけた長旅であるかよく分かります。それ以降の作品で「昇山」という言葉が出てきてもこの作品を読んでいればその重みが全く違ったものに感じられるはずです。 また珠晶のキャラクターがなかなか面白く、今後の活躍も期待できそうです。もっとも『風の万里 黎明の空』で既に登場していますがw。 | ||||
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前作に登場した珠晶の物語です。昇山の様子が詳しく描かれています。前作ではわがままな王といった感じですが、この作品ではイメージが変わります(といっても王になる前ですが)。子供ゆえの行動力、素直な心を持っています。 読んでいて全く飽きのこない面白さです。 | ||||
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名作漫画「うしおととら」に出てくるタイトルの台詞を思い出してしまいました。 この本の主人公、なんとなくハードボイルド的ですよね。 僕個人としてはハーフボイルドに生きるくらいで精一杯ですが、半端なだけにきちんと意地張ってる人が凄く好きです。 そういう意味でこの主人公の行動がシリーズ中でも一番琴線に触れます。 愚痴を言いながらただ王を望むだけの民衆と、政治にバンバン文句を言う世間マスコミ、現在の日本とかぶる部分もあります。 意地を張って生きるということ、仕事するということ、筋の通った責任の取り方、考えさせられるところはいくらでも出てきます。 中学生高校生にこそ是非読んでほしい本です。 | ||||
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十二国の中の恭国のお話です。 主人公の朱晶の考えや行動にはいちいち感動します。 わずか十二歳の少女のほうが、大人よりしっかりしている! 朱晶にひっぱたかれたくらいの感銘を受けました。 他人をあてにして何もしない・・・・まさに今の日本のようで とても心が痛かったです。。。 きっと朱晶が王に立ったら、よい国にしてくれるだろうと思いました。 とても考えさせる、いいお話です。 | ||||
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この作者の作品を読んだのはこれが初めてでした。 ファンタジーは、その作品世界に入り込めないと、なかなか 読むのがつらくなるものです。 「図南の翼」も、冒頭から見慣れない漢字(実在の? 創作?)は 頻発するし、巻頭の地図(?)ではどうしてもイメージが湧かず、 「ダメかな?」とも思いました。 でも途中から地図のことは忘れて、文章だけに集中するようにしたら、 慣れるにしたがって、むしろその独特の世界にどんどんはまり込んで いきました。 ストーリーに特別な巧さがあるわけでもないのですが、その語り口の 勢いに引き込まれて思わず先へ先へとページを繰ってしまう。盛り上 がり所ではしっかり泣かされてしまう。それはこの作者のプロとして の力量なのでしょう。 他の十二国記シリーズも読んでみたいと思います。 | ||||
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私のなかでは☆5じゃ足りません!!! この本は十二國記シリーズの中でも特に面白いですね。 読み進めるうちにどんどんのめり込んでいって最後まで読んだら爽快!!!って感じです。 何年か置きに何度も読み返していますがいつも面白いです。 主人公の考え方、生き方、責任感の強さにとても良い影響を受けました。 最初は月の影 影の海 から順番に読んで最後にコレを読むともっともっと読みたくなります! | ||||
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『十二国記』の名前だけは随分前から知っていました。 この『図南の翼』はアニメ化されていないんですけど、テレビ放送まであったというのに私には全く興味がなかったんです。 今では後悔しています。この本の、シリーズの分厚さから逃げるんじゃなかった(泣) 最近になって既刊すべて読んだんですが、『十二国記』はとっても面白いですね! これがライトノベルで読めるってすごい。いや、すでにライトじゃないか(笑) 内容はすごく濃いです。ファンタジーという枠を超えてリアルに考えさせられてしまう。 私はシリーズの中で『図南の翼』が一番好きです。 何より珠晶の行動力。圧巻です。国を憂えて、まさか自力で昇山しようとするなんて! でもそれだけの想いと力量が、傾いた国を率いるには必要ってことなんですよね。 保身とか、見栄とか、欲とか、そんな自己満足なものは一切いらないんですよ、王には。関係ない。 この本を、一種安心感を持って読んでしまうのは、彼女に元気づけられるからですかね……。 『十二国記』の面白いところは、それぞれの巻にテーマがあること。 『図南の翼』って昇山そのものがメインですけど、 人と王の資質を持った者の差がとても顕著に現れている巻なんですよね。 こういうところ、他の巻ではあまりわからない。 『月の影 影の海』では、王は雲の上の存在。自分たちとは違う存在だって断言できるくらい、もう人間扱いさえされてなかった。 実際、治めているのは同じ人間なのに。 王がいなければ国が傾く。妖魔が湧く。 王は麒麟が選ぶけれど、そんなの待ってちゃいられない。国はどんどん傾いていく。 王は他国の人間がなるわけじゃない。王になるためだけなら学力や資産は要らない。 王になったのは、たった十二歳の少女。 大人じゃなくても、何が正しいのかくらいはわかる。 物語は物語、現実は現実。 正道だけで上手くいくわけないです。 でも、これは決して他人事じゃない。そう思います。 | ||||
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このシリーズは大好きですが、一番好きなのは図南の翼です。 WHで発売当初、受験を目前にしており、本を読む暇などないはずだったのに一気読み・・・(汗) 他の作品も好きで、特にお気に入りというわけではなかったのですが、最近になり何度も読み返すうちに「これしかない」と思うようになりました。 この国を統べるのはあたししかいない!そんな強気な彼女の発言の裏に隠された本当の想いを知ったときは泣けてきました。 何度読み返しても、最後の方は涙なくして読めません。 恭国の話はこの話で完結していることもあり、今では一番のお気に入りです。 | ||||
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