■スポンサードリンク
風の万里 黎明の空 十二国記
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
風の万里 黎明の空 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.69pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は第1巻で慶国の王になった陽子が主人公だ。陽子は王の座には就いたものの、国のどこに問題があり、どのように統治してよいかわからないため、配下の家宰に従うしかない傀儡の立場におかれ苦しんでいる。 本書はその陽子に加えて、芳国の王女であったが父親の王が圧政を敷いて部下から殺されたため国を追い出された祥瓊、蓬莱(ほうらい)から辿り着いた鈴の3名が主人公で、それぞれ苦難の道を歩みながらも成長していく姿が描かれる。 読み始めた段階だ物語の結末は大体想像がついたし、この展開は現実感が乏しいというのが正直な感想だ。それでもも次を読みたいと思ってしまうところが不思議なシリーズである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズを読み進め、前巻を読み終えた時点で、このシリーズは要するに各々の国の王と麒麟について書かれたものなのだと納得した。なのに、この上下巻ではシリーズ初に登場した王・陽子に話が戻っている。なんなんだー! Amazonのコメントを読むと、かなりのネタバレ系なので、あえて読まずに挑んだ結果がこれだ。まぁ、自業自得か。 それはともかく、本作では陽子が主人公に復帰する。王となったとはいえ、異なる世界の統治については何も分からず、宮廷内の権力争いに翻弄される姿が痛々しい。彼女と比較するかのように、異なる境遇の少女があと二人登場し、各々の境遇を嘆きながら生きる姿が描かれる。 小野先生の特徴なのか、こういったヒロインものの特徴なのか、やはり上巻は暗い話に終始する。だが、荒れた国を立て直すなんて、そんなものなのかもしれない。種を撒いてから実際に実をつけるまでには、それなりの時間と努力を必要とするのだから。 上巻を読んで嫌気が差した方、もう少し頑張って下巻まで辿り着こう。ここまでシリーズを読み進めてきた方なら、きっと面白いと思えるはずだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
陽子の治める慶に話が戻ってきました。 戴冠したものの、いまだに異世界の仕組みになじめていない陽子は腐敗した官僚制度の中で孤立し泥沼にはまっていた。 それを自覚して打開するために市井の生活に降りてしまう。 一方芳では父王を討たれ農村に追われた公主が周りを恨みながら生きていた。 そして百年以上前に流されてきた海客の少女もまた、主となった女仙のもとで卑屈な生活を送っていた。 その三人が他人の道と交差しながら自分の道を切り開いていく様子が微笑ましく描かれている。 当初は引っ込み思案だった女子高生の陽子があまりにも少年っぽく変貌してしまったのが不思議だけど、まあ年齢的にそんな時期でもあるしね。 三人の道が交わり、お互いに成長しつつまた新しい歴史が刻まれていくのでしょう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!