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刺青殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
刺青殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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初めて読みましたが、物語の時代からだいぶ時間が経っているので、かえって違和感無く楽しむことが出来ました。 一方で、犯人やアリバイ工作などは、今の読者が読めば(その後の作品で似たような方法がとられているのか)、ある程度予測のつく範囲なので、驚きは少なくなってしまったかもしれません。 あと、名探偵の登場後は、あっという間に解決するので、名探偵の魅力は余りありません。なんだか試験の後、先生が出てきて模範解答を説明しているみたいな感じです。 ミステリファンであれば古典的作品のひとつとして、読んでも良いのではないでしょうか。 | ||||
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当然ですが、何もかもがかなり古いです。 トリックや真相も予想できる展開です。 近頃の多重人格やら快楽殺人やらの本よりは 理由も殺害方法も安心納得です。 文章も古いながらも読みやすく 苦にはなりません。 決して悪くはないんですが とにかく古き良きものを読んでおこう! という姿勢でないと、少なからずがっかりします。 | ||||
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坂口安吾氏の「不連続殺人事件」と乱歩賞を争い、惜しくも受賞を逃した作品。が、翌年「能面殺人事件」で雪辱している。 特別な刺青を体に入れた男女のバラバラ殺人というアイデアは斬新で衝撃的である。しかし、証拠となるべき刺青の入った男を調査する直前に、その男を殺してしまう等、逆に犯人を明示してしまうストーリー展開は稚拙という他はない。安吾の筆力に及ばなかったのは致し方あるまい。 しかし、作者のミステリに賭ける情熱はたいした物で、上述の通り翌年は乱歩賞を受賞する等、その後も上質のミステリを発表し続けた。本作はその出発点となる記念碑的作品。 | ||||
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坂口安吾氏の「不連続殺人事件」と乱歩賞を争い、惜しくも受賞を逃した作品。が、翌年「能面殺人事件」で雪辱している。 特別な刺青を体に入れた男女のバラバラ殺人というアイデアは斬新で衝撃的である。しかし、証拠となるべき刺青の入った男を調査する直前に、その男を殺してしまう等、逆に犯人を明示してしまうストーリー展開は稚拙という他はない。安吾の筆力に及ばなかったのは致し方あるまい。 しかし、作者のミステリに賭ける情熱はたいした物で、上述の通り翌年は乱歩賞を受賞する等、その後も上質のミステリを発表し続けた。本作はその出発点となる記念碑的作品。 | ||||
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密室殺人には大きく分けて機械的トリックと心理的トリックの二種類がある。元来後者が優れているとされ高木氏がデビューした頃はこの説の全盛時代あった。刺青殺人事件は機械的トリック、それも単純なものである。取り立てて凄いものではない。それよりもずるいのは文章に心理という言葉をこれでもかというほど使い読者に心理という言葉を植え付けたことである。まあ××××をくらますためだとも言えるが……まあ内容的には面白いしミステリーとしては上級の部類に入ると思う。京大出身ながら東大出の主人公が大好きな高木氏の神津恭介が探偵役として登場。 | ||||
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日本推理小説の大御所であった高木彬光の処女作。 私は初稿は読んでいませんが、トリックは秀逸。 しかしながら、そのトリックにすべてが呑み込まれています。 推理小説としてはどうでしょうか、と思われます。 江戸川乱歩は絶賛、坂口安吾は批判、と評価が分かれているのもこの小説の存在の大きさを物語っています。 それでも、横溝正史と並ぶ巨匠です。他作品も見逃せませんよ。 犯人探しが推理小説の醍醐味と思っている方にはあまりお薦めできません。 | ||||
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