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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全412件 361~380 19/21ページ
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箱根駅伝!の話ですぞ。 イラストが良いですね〜。 なんつうかこの地味おかしいカンジがたっぷり出ている。 ボロアパート、厳しい?訓練、走りにかける情熱・・・ 変な面子・・・(笑)いろいろありえなくとも楽しめる。 やはり作者の恋愛短編小説よかこっちの方がスキだなあ。 正月ってか年末?に読んで、じっくり駅伝を楽しみたい、そんな小説。 しかし双子と八百屋の娘っ子は一体どうなったんでしょうね・・・? | ||||
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今年は、「陸上競技物」が注目を集めているようだ。 これは、おんぼろ下宿に住まう、同じ大学に通う10人の若者が、たった10人で箱根駅伝を目指す物語である。始めは、「薄っぺらな青春もので、最後は嘘みたいに優勝しちゃったりするのか?!」とあまり期待していなかったのだが、読んでいるうちに、「これならひょっとしてシード権獲得できるかも・・・」と、だんだん現実味を帯びて、本気でのめり込んでしまった。 メンバーのリーダーであるハイジ先輩を始め、10人全員をきっとみんな好きになれる。竹青荘の間取りも、きっとあなたの頭の中にくっきりと浮かぶはず。 2008年の箱根駅伝の前に、ぜひ読んでほしい一冊だ。 | ||||
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走ることなんて大嫌いで、小説を読むのも苦手 そんな私が何故か不思議と手にしてしまったこの本 こんな分厚いのをちゃんと読めるか心配だったのに、時間を忘れて読み勧めていた 読み終えた時、初めて『走るっていいな。自分も走ってみたい』と思えるような作品です 走るということを中心に物語りは回っていて、本当のスポーツ青春小説なのだと思います この作品の中に出てくる人物は、一人一人物語の中で生きてきて、それぞれの走るということがある。キャラクターが物語の中で生きているような作品でした 個人的には、この作品は凄く好みであり、五つ星では足りないほどの評価を与えたい 青春小説を読みたい方には、お勧めできると思います ふとした瞬間に読んでみるのもいいかもしれません | ||||
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こんな話はありえない。実際に本気で「走」ったことがある人間なら誰もがそう思うだろう。しかしそんなことを言っていては。フィクションストーリーはなりたたない。長距離と言うわからない人間にはけしてわからない選ばれた、いや選んだ人間だけが体感できる魅惑の世界がよく描かれている。500ページにも及ぶ対策だったが勢いで一気に読み終えられた作品だった。いつかドラマか映画化でもされるんだろうか。 | ||||
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スポーツ物のエンターテイメントとして最近の本では1番だと思います。 単純明快で読み出したら止まらない。 子供が駅伝の選手でサポートした経験があるので、現実とのギャップを感じながらも 読者の期待を裏切らないストーリー展開は単純に楽しめます。 元気がないときに読むといいかもしれませんね。 | ||||
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視点が細かく変動しますが、読者の意志とぴったりなので、気持ちよく読み進められます。 読者が読みたい文章以上の文章にあふれていてうれしくなります。 箱根駅伝の本戦が始まると同時に胸がいっぱいになり、ウルウル状態で読み続けました。 選手10人が10人ともみんなそれぞれに見せ場があって、カッコイイ。 特に主人公は、カッコよすぎる。 ゴールの瞬間に感動の頂点に達し、エピローグでクールダウンしました。 読者もまた216.4キロを走りきったのです。 | ||||
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三浦しをんさんに何の先入観もなく読んだ作品。『まほろ駅前〜』と、この2冊を初めて手に取り読みました。(直木賞受賞作家だということも後から知ったくらい。) 軽やかでスピード感のある文体は、スポーツ小説、殊にこの駅伝という内容にとても合っていて、はじめから引き込まれ、どんどん読み進みました。 私は、夜11時に読み始め、次の日一日中読み続けちょうど1日かかって完読しましたが、もう夢中でした。箱根までの1年間を1日で登場人物たちと共に歩んで、読んでいる間は夢の中、読後はその日一日が何だか長く感じられたりして・・・。 途中ふと、 あ、何だかこの感じ、甲子園のすごくいい試合を見たときの感じに似ている、 と思いました。 負けたら後はない焦燥感と、若さが持つ純粋な心の内。まるで、『熱闘甲子園』を見ているかのような・・・。 ・・・これは冗談ですが、しかし本当に、選手の内面を知って試合がさらに面白みを増すように、そういう観客の心理をうまくツツいている、と思います。 その上で、私たちはその選手の姿に、皆、何かしら共感したり、憧れたり、懐かしんだりするのではないでしょうか。 ぜひ、いっぱいストレスを溜めた休日の一日に、野球場へ試合を見に行くような気分でこの本をばぁーっと一気に読んでみて下さい。 さぞかし気持ちが晴れ晴れすることでしょう。 | ||||
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青い。登場人物、皆、青いよ。そこが、とっても羨ましかったです。久々に一気読み。けど、もうちょっと、キャラの掘り下げが欲しかったのなと思うところも。。。そんなことを差し引いてもグイグイ読ませる良作でした。すでに午前3時。。。明日、早いのになぁ。。。 | ||||
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たぶん、自分の人生で出会った本の中でベスト5に入る素晴らしい本です。 読了するまでの間、仕事を終えて家に帰って続きを読むのが楽しみになったくらい。 竹青荘の住人一人ひとりが魅力的で、愛おしい。 こんなに登場人物に愛着の湧く本はなかなかお目にかかりません。 500ページなんてあっという間。 ハイジや走達の世界観にすっかり魅了されて、ページが残り僅かになってきた時は切なくなったくらい。 この素晴らしい作品を書き上げた作者に深く感謝したいです。 本当にこの本に出会えてよかった。 言葉で表現しきれないこの気持ちを、たくさんの方に読んで感じてもらいたいです。 | ||||
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読み終えたあとの爽快感が最高! サクセスストーリー的な高揚感と充実した内容、そして感動。 久しぶりに心がヒットした。 陸上に縁のなかった連中が、終始マインドコントロールされ続けて、 多少疑いながらも、餌で釣られ、褒められ、脅され、やめられない(笑) 血と汗と涙だけではない具合が、面白い! マラソン大嫌いの人間が、少しずつ成果をあげていく気持ちよさ。 憎たらしいほど因縁をつける他校ライバルとの関係。 手に汗握る 箱根駅伝 本番!! いつのまにか、読んでる自分もマインドコントロールされてる?! ・・・・でも時すでに遅し(笑) やめられない とまらない! 結局正統派な内容に、最後は感涙すること間違いなし。 たまには青春に涙しでもいいじゃない♪ 超おすすめの作品です。 | ||||
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今年に入って読んだ中で最も印象深かったのがこちら。 たった9ヶ月程の練習で、素人が箱根駅伝を完走できるものなのか、その可能性の是非は私には判断できません。 しかしこの作品はそこへ到る過程をディテールの積み重ねにより、十分納得できるよう書かれてあり、少なくともド素人の私は、「んなアホな」とは全く思いませんでした。 たまたまこの本を読んだ直後に「一瞬の風になれ」第一部を読みましたが、適度にハズす感じにシニカルなジョークをはさんであるこちらの方が、気恥ずかしくなく入り込めましたね。 元サッカー少年、走ってみたらすっごい素質があった…っていう展開に夢中になるには、私はひねくれ過ぎてるのでしょう、きっと。 箱根の本番シーンに入るともう読むのをやめられなくなります! へろへろになって走る神童のところなど涙涙(笑)。 最後は、しをんさんにしてはてらいもないハッピーエンドという気がしますが、ま、そのくらいは許してやろうという気になります。 特に感慨もなく、毎年箱根駅伝見ていましたが、来年からはハンカチ握りしめて見ることになりそうです(笑)。 | ||||
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駅伝の話である。しかし、そのメッセージは駅伝を超え、もっと深い所にあるように思う。ストーリーの展開やここで描かれている友情、青春についてはすでに諸氏がレビューを寄せられているので差し控える。 この作品は語りかける…一旦決めたことは、最後までやり通す、一生懸命やる、辛いこと、苦しいことから逃げない、やらなければならないことは、したくなくても全力でやる・・・それを積み重ねることで、ひた向きな生き方はできる…そして、そんなひた向きになれる時間を一度でも持つことができるということ、それも友と共有できるということが、人生の中でどれだけ貴重な糧となることか… 竹青荘の人々と同じようでありたいが、走るのは苦手…そんな諸氏は走らなくてもいい。なぜなら、私たちは彼等の、箱根駅伝というゴールに感動を覚えるのではなく、そのゴールを、そのように追い求めた彼等の姿に心うたれるからだ。つまり、どういう客観的な結果や評価を残せたか、ではなく、その過程でどれだけ自分の魂を燃やし得たか、という主観的な問題で、それは駅伝であろうが、他のどんなに小さい事であろうが差はない。 また、この作品は言う、リーダーとは下に与える存在である、と。リーダーに求められる資質とは、単に優れた能力や技術、たゆまぬ自己研鑽、メンバーをぐいぐい引っぱって行く能力だけではない。与えることに喜びを見出すことができること、それがリーダーの要件である。全てを与えたればこそ返ってくる、かけがえのないものがあるのだ。「統率」を超える「統御」はそこにある。 単なる大学生の青春物語では終わらない。日々の実社会に揉まれて希望を見失いそうになった人、将来に目標を見出せないまま、このままではいけないと思いつつも目の前の快楽を求めることしかできないでいる人などにとって、この作品は一条の光ともなりうるであろう。年代を超えて深く感じさせられるものがある | ||||
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いつのまにか寛政大学陸上競技部錬成所のボロアパートに住んでしまい、箱根駅伝に出場することになってしまった10人の青春物語。 面白かった。前半は、ちょっと三浦しをんさんにしては、筆が鈍いのでは? のりが軽すぎるのでは?と、思ってしまったのですが、後半、箱根駅伝がはじまって、10区を走る一人一人にスポットが当たり、その胸中が語られるあたりから、さすがぁっと思って引き込まれました。 走ると言うことの中にそれぞれが持っているドラマ。走ることは一人でありながら、駅伝という競技は、襷を次に渡していくことであり、10人が完走して結果が出る。そのドラマ設定が巧いと思いました。 走の走りの描写には感嘆。青春物語の王道を行くです。 | ||||
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箱根駅伝に素人混じりの10人で挑むこの無謀な挑戦自体も、アオタケの住人達ひとりひとりも何もかもがやみくもにいとおしくなります。 自分も走りたくなる。走れそうな気になってしまいます。 ただぼーっとお正月に見ているだけだった箱根駅伝がこんなに待ち遠しくなったことがかつてあったでしょうか。まだ半年近くあるなんて…! このもどかしさを楽しめる方は今すぐ、イライラしてしまいそうな方は年末に読むことをおすすめします。 | ||||
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本屋大賞一位の「一瞬の風になれ」が、読みながら一緒に走った気になれる本だとしたら、本屋大賞三位のこの「風が強く吹いている」は、読み終わって走ってみたくなる本だった。 高校生が主人公の「一瞬の風になれ」が、走ることの気持ちよさを描いた爽やかな本だとしたら、大学生が主人公の「風が強く吹いている」は、走ることの苦しさとその先にある尊さを描いた爽やかな本だった。 「一瞬の風になれ」の主人公は貪欲にスピードを求め、「風が強く吹いている」の主人公はスピードの先に見えるものを求め、走る。 短距離を駆け抜けて「ああ、気持ちいい」と思う。長距離を駆け上がって「ああ、苦しい」と思う。でもどちらも走ることが楽しいという気持ちが伝わる。 いわずもがなどちらの本もさすが本のプロである本屋さんが選んだ今年のベスト本なだけあって、とてもいい!! ありえなさで言えばこちらの方が絶対ありえない。たった10人で箱根駅伝なんて・・・。 でもありえないことじゃないと思わせてくれる。 手に汗握り、必死に応援したくなるのは「一瞬の風になれ」の彼ら。 頑張ってみようよ、と応援してくれたのは「風が強く吹いている」の彼ら。 どちらの風もとても気持ちのいい風だった。 両方読むことをお薦めします。 | ||||
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なぜ、ひとつのことを頑張る人を見るのは、気持ちいいのだろう。 なぜ、仲間を大事にする人を見るのは、胸が熱くなるのだろう。 そういう体験を本でできるということが、どれだけ貴重か。 駅伝て、なんだかかっこいいね。 来年の正月はミーハーな駅伝鑑賞をする予定です。 | ||||
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とても面白くて一気に読んでしまいました。本書を読む前は駅伝に興味はなかったけれど 読み終わった後に思わず箱根駅伝のサイトをチェックしてしまったw 特に箱根駅伝が始まった後半部からが勢いがあって本当に素晴らしいです。 走るものだけが見られる苦しく美しい世界をみさせてもらいました。 来年のお正月がちょっと楽しみです。 | ||||
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ところどころ、そんなむちゃなって思う、竹青荘の住民たちのつっこみと、読者の自分のつっこみが重なり、それがつぼにはまり、笑いながら読みました。久しぶりに読む手が止まらなくなる小説でした。 | ||||
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ずっと売り切れで、ようやく買えました。 なかなか無理のある設定なんですが、 無理を無理と思わせない文章力がすばらしい。 とにかく、先へ先へと一挙に読んで、 二回目は、いろいろ味わいながら、じっくりと読んで、 一冊で二度おいしいです。 若いっていいなぁと、素直に思えます。 | ||||
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寄せ集めのメンバーで箱根駅伝へ出場を目指す。 荒唐無稽なチャレンジながら、緻密に展開される選手たちの成長に思わず感情移入してしまう。 走るという意味について自問自答しながら戦い続ける選手。孤独なスポーツでありながら、たすきをつなぐという仲間たちへの思い。 スポーツ小説で肝心なのは選手たちのがんばりに対して一緒に熱くなれるかだと思う。 本書はそういう点で、大満足の一冊だ。 | ||||
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