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光圀伝
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光圀伝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 1~20 1/4ページ
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とても面白く一気に読むことができました。 | ||||
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相当な長編なので覚悟はしていたが・・読み終えどっと疲れてしまった。そう考えればこの作家のエネルギーは凄いとしか言いようが無いようだ。 TVの「水戸黄門」のイメージしか無かったので、これがフィクションなのかノンフィクションなのか判別する知識は持ち合わせていないが、まさに伝記と言っても過言ではないリアルさがあり、また歴史の教科書に出てくる名前が次々に出てくる事もあり大いに楽しませてもらった。 ただ、正直、読み終えるのに相当な時間を要したのでもう少しコンパクトにしてもらえれば気力も続くのだろうけど・・まあそれがこの作家の矜持なんだろうからあまり我儘も言えないが(笑) それにしても、これまで持っていた徳川光圀の人物像のイメージの違いには驚かされたが、併せてその超人ぶりに感銘を覚えている。一方、周りの登場人物もそれぞれ個性豊かでさらには「天地明察」の登場人物と被る所や安井算哲にかけた光圀の言動の背景が垣間見れる所がとても面白く感じた。 好き嫌いがもしかしたら分かれるのかも知れないが、なかなかの大作である事は間違いないようだ。 | ||||
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今年読んだ本の中でも確実に1、2を争う面白さでした・・・。 筆者の骨太なイメージの光圀通り、本書も骨太な読み応えのある先品でした。 光圀というとTVの水戸黄門シリーズの影響で好々爺を思い浮かべる方が大部分だと思いますが、この作品の光圀は全く異なります。本作は勿論史実を元にしたフィクションですが、それでも黄門さまのイメージががらりと変わりました。 若い時は前田慶次郎も真っ青の怪力巨漢の傾奇者(生まれ変わり? 笑)しかしながら、貴重な師や友人、家族に支えられ自身の大義を貫く為に命を掛ける名君に徐々に成長。そして、晩年は幕府は勿論、朝廷からも一目置かれる存在となって行きます。そういった意味では、本作は光圀の生き様から学ぶ帝王学の書と捉えてもいいかもしれません。 入り込み過ぎて、不覚にも目頭が熱くなってしまった箇所がかなりあり、沖方丁のあまりにも上手い描写に唸りました・・・。天地明察も凄く良かったですが、更に上を行く作品でした・・・。 沖方丁は稀代のストーリーテラーですね・・・。 | ||||
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光圀が水戸家大老の紋太夫を自らの手で殺めたのは,まさに正義と正義がぶつかればそこには殺戮が生まれるという皮肉だと感じました。 徳川宗家を補佐すべき水戸徳川家の二代目の光圀は,優秀な側近を育てるべく幼少の頃から紋太夫を見出し育てましたが,紋太夫の大義は既に大政奉還へと向かっていたということでした。 しかし,歴史は更に皮肉なことに,水戸家の血を引く最後の将軍が紋太夫の大義を受け継ぐ歴史的役割を果たすことになるということです。 本書は,実は武闘派であった光圀の生涯を追うもので,「天地明察」の主人公渋川春海も少し登場したりして面白かったですが少し長いです。 | ||||
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日本放浪したのは「助さん」とは知っていましたが、 やはり「冲方 丁」さん。 設定がしっかりしていて、光圀公を中心に周りの情勢や人々の生活も見えてくる。 光圀公が人選した者たちが色んな力を発揮し、日本の内情を調べ上げられ、上様の政治にも影響力。 太平の世の内なる戦いが見れました。 | ||||
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前半は著者の力量を満遍なく発揮した傑作。 後半になると完全に失速し単なる歴史本に成り下がっている。 是非、著者本人による改作を望む。 但し、前半部分だけでも買って読む価値有り | ||||
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当時の日本がどのような状況なのかというのをさほど詳しく知っているわけではなく、また価値観に至ってはまるで想像もつかないこの僕ですら、ストンと胸に落ちるような論理展開と、何故か納得してしまうキャラクター達の心情。それらはおそらく文法的に不足している部分が極めて少ないからなのだと思います。 当時の世界に自分が生きていたらみたいなことを思わず想像してしまうくらい魅力的に世界観が描かれており、「知っている人にだけがわかる」といった他の歴史小説にありがちな読者頼りの部分は限りなく少ないです。しかも読みやすい。これが一番。他のベストセラーになっている歴史小説もだいぶ読みましたが、途中で休憩を挟むのも勿体なくなるくらいこんなにも一気に読んだのは、天地明察以来です。個人的に、ラノベ作家やSF作家としては一流のメッキを施された三流の人だと思っていますが、歴史小説家としては正真正銘の一流ですね。例の事件の前後についてWebで調べたら、人間としてはちょっと未熟っぽい感じですけど。 | ||||
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700頁を超える読むのに覚悟がいる大作だが、満足度の高い作品であった。 ドラマの「水戸黄門」で知られる光圀を主人公にした作品は見たことがないが、著者はドラマとは全く違う、武人として、詩人として、そして政治家としての光圀像を見事に描き出している。愛する者に次々と先立たれ、そして最後は最も信頼する家老を手打ちにするという、凄まじい生き方に圧倒された。愛する妻「泰姫」との触れ合いも儚く美しい。 また、通常は余り描かれることのない将軍家と御三家の関係も興味深いものであった。 | ||||
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以前から興味のあった作品です。大変面白く知人にもすすめています。 | ||||
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義憤の虎の生きざまに、胸が熱くなりました! 『天地明察』の著者がご存知「水戸黄門」の実像に迫る力作。 実在の介さん、覚さんもちゃんと登場します。 戦国時代の終焉で、武士の働き場がなくなり、将としての器を持て余す中で、それでも士魂を失わず、文武両道、義の一本筋を貫きとおして生きた徳川光圀。TVの「水戸黄門」のように、諸国漫遊こそフィクションであるものの、もし本当に自由が許されたならば、あのような素晴らしい道行きになっただろう偉人です。 しかしながら、時代は違ってもやはり、義を貫くには窮屈な浮世。正しく美しすぎる光圀の生きざまに対しては、妬み、疎み、愚かさといった様々な人間世界のカベが立ちはだかり、思うようには行きません。 人生をかけて編み上げた『大日本史』など、その代表でしょう。同時期に林羅山など「林家」による『本朝通鑑』などは、「幕府御用達」として幕府礼賛に加工すれば済んだわけですが、純粋に史書をたどっていけばそれは、 「幕府は政権の簒奪者であり本来は朝廷にお返しすべきもの」 という正答にやがてはたどり着いてしまうわけで、、、幕末、幕府側にありながら過激な浪士を排出した水戸は、やがて最後の将軍慶喜の代になって、大政奉還を成し遂げることになった、、、という壮大な運命を、光圀が知ったらどう思ったことでしょう。 さすがに作者も『大日本史』が失敗だった、とは哀しすぎて書けなかったわけで、その代わり、本作最後には、その運命が、皮肉な形で悲劇につながってしまう場面が生々しく描かれます。 そうそう東京の『後楽園』は、光圀が師に招いた明の遺臣、朱舜水がその死に際し、明の再興のために貯めていた宝物を遺し、それを元手に大改築された庭園で、「君子は後に楽しむ」の心意気で光圀が一般の民に解放したもの、だそうな。素晴らしい!さすがは黄門様。大ファンになりました。 | ||||
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帯のスレはあったが、本体は汚れ痛みがなく、何も不満はありません。新品と遜色は無いと思っております。 | ||||
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伝記としてとても楽しめました 最後の方は史実を詰め込んだ感があったし、光圀の周りのメンバーが変わってしまいメンバーのエピソードも少なく徐々に失速して淡々と読み終わりました 最初の方は小説と言う感じでしたが、最後の方は歴史の教科書みたいでした 光圀の、心優しく、熱い人となりと意志の強さに共感しました 読耕斎の遠慮のない人柄と泰姫の素直で聡明な人柄が好きでした 光圀は良い出会い恵まれ、自分の大義をまっとうし、心安らかに永眠したと思います 羨ましい生き方でした | ||||
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幕末に登場する水戸藩の挙動が理解できなかったが これを読んでちょっとは謎が解けてきた 徳川綱吉vs水戸光圀の関係や距離の置き方が 記述は少ないが なにかわかったような気がしてきた 歴史には矛盾やミステリーがいっぱいありますね 読み応えのある内容だった | ||||
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コンディションの良い物を安価に購入出来ました。有り難うございます。 | ||||
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水戸黄門で有名で徳川光圀の伝記的小説. 世子問題,文化人としての活動,為政者・幕府の中枢としての側面が描かれている. 出だしから人を殺すシーンで始まり,史実を知らないで読むと その殺された人物の正体や動機を追っていくミステリーのようにも読める. 光国の生き方・考え方の中核をなす「大義」という信念が, 長い人生で積み上げられた最終形として,冒頭の殺人シーンにいたっており, 単にライフイベントや業績を並べただけでないテーマ性が感じられる. 史実や業績に詳しい読者には物足りないないようなのかもしれないが, 作者の考える「フィクションとしての光圀像」としては十分おもしろい. ただ・・・,江戸時代の由緒ある出自の人物のセリフに「うざい」はないだろう. この分だけ減点して4点とします. | ||||
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大変気に入りました。ありがとうございました。老人クラブ会員にお話してみたいと思います。 | ||||
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面白いかった。中弛みもなく、キャラクターもはっきりしてて分かりやすかった。 が、いかんせん長い…。手が疲れます。 | ||||
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「天地明察」を読んで後にこの本を読みました。 「天地明察」では、バイタリティ溢れる光圀像とドラマ「水戸黄門」とのギャップに衝撃を受けたが、 本書の場合、ある意味この光圀像が定着しているので、人間性に関する驚きは小さいものでした。 たぶん、「天地明察」を読む前に本書を読んだ方がよかったのではないかなと思いました。 冒頭にある家老藤井紋太夫の刺殺は、真相は不明とされていますが、 小説家として著者はどういう背景を描くのか非常に興味が惹かれました。 意外のようだが話の流れを考えると必然でもあるのかなという背景にちょっと感動しました。 | ||||
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発注から受領までの期間 想定していた日数より早かった 気になる汚れなどもなく、説明どおり | ||||
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いつもお世話になります。 まるで新品のようなきれいな本でとてもよかったです。 | ||||
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