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ハピネス
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ハピネスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 61~62 4/4ページ
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「ハピネス」 桐野夏生 著 一粒の鮮やかな美しいチョコレート。 しかし、口に含むと違和感があり、噛みしめると厭な苦みが広がり、飲み込めない。 そんな小説だ。桐野夏生の筆法は鋭く、甘えを許さない。 豊洲のタワーマンションを中心とする、若く美しいママともたちの物語だ。大変な子育てを、 助け合いながら楽しくすすめるという華やかな「衣」のしたに、見栄と打算と、一人一人のママ の孤独と、悩みがある。 ある時はママともに甘え、ある時は「みんな不孝になればいい」と呪詛する。 桐野夏生は「正解のない迷いの中にいる」若いママともたちの心の内を鮮やかに描き出しす。 そして先輩として小説の中でキッパリと言う。あんたたち、もっと正直に生なよと。 桐野夏生は、「今」を描ききるトップランナーの小説家だと思う。 | ||||
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ずーっと言い出せなくてあれやこれやと考えた挙句、言ったらトラブルになるに違いないと口をくづんでしまう事。 それは腹の底にとどまり、長いこと胃をもやもやさせる。 「そんな小さいことにこだわっていたの」といわれてしまいそうな事におびえて人に話せない事なんて誰もがもっている。 しかし、とある単純なきっかけでわだかまっていた事がするっと解けてしまう瞬間。 抱えていたものが何の抵抗も無く、手を離れて、心が動く瞬間を見た気がしました。 爽快な読後です。 | ||||
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