■スポンサードリンク
カインの娘たち
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
カインの娘たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コリン・デクスターと言えば、難解で錯綜、多重プロット。で有名だが、この本は後期作なので、わかり易い作品になっている。中期の黄金時代の作品は、プロでも解りにくい、と言われているが。ここでは、非常に読みやすく、軽快である。とは言っても、そこはデクスター、終盤にかけてドキッとさせたり、二転三転と、相変わらず巧い。内容はアリバイ崩しで、綱渡りのアクロバットの展開が堪能できる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルは『人殺し(カイン)の娘たち』で人類最初の殺人(創世記)を犯した罰として、神から永遠の呪いを受けた一族を指している。娘が複数であるところに余韻がある。いつものオックスフォードで教員が刺殺体で発見される。モース・ルイスのコンビが捜査開始。この老教員(Student)はコールガールと関係があり、他の学生も客として浮上(オヤオヤ!)。教員をStudentと呼ぶのはChrist Church Collegeだけだから仮名登場のコレッジはオックスフォードきっての名門と判明!?それはともかく、犯人は早々に目星がつくのだが、ある日行方不明、やがて死体となって発見。ここからコンビの地道な捜査が本格化する。モースはタバコ・酒で体調が悪化、止めようともがく。ルイスはモースに反発しながらも事件解決に貢献。途中、それまで積み上げてきた推理が大きく崩れる展開はあるものの、すっきり(デクスターさんにしては)した流れで、最後の余韻もあって、傑作でしょう。モース警部、禁酒、禁煙を誓うが、どうでしょう?? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題のカインの娘たち、は、いったい? キリスト教を理解し得ていない私には、なんとなく程度にしかわからなかった。知識としてしっかり理解されているほうが、より深く意味がわかるのだろう。 ほとんどのミステリー小説は一度読んで終わるのだが、この小説は3回読んだ。読むほどに味わいがあり、違う思いが残る。コリン・デクスターの読みにくいと思った文章も、慣れると心地よい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
モース警部シリーズ12作品目。 前作の短編には疲れを感じてしまったが、今回は満足のできる作品。 3人のモースを惑わす女性たち。 被害者に冷遇され、虐げられた妻ブレンダ・ブルックス。 自宅の掃除婦として不思議なほど強い絆で結ばれているミセス・スティーヴンズ。 義理の父に精神的・肉体的に虐待された娘エリナー・スミス。 殺人者のしるし(カイン烙印)によってほかの女性たちと区別される3人の女。 最終的に誰が犯人かはわかるのだが、この3人の結び付きが面白い。 モースのファーストネーム「E」の話も楽しめた。 このシリーズを読んでいる人にとっては一番の謎のような気がします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!