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(短編集)

首折り男のための協奏曲



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【この小説が収録されている参考書籍】
首折り男のための協奏曲

首折り男のための協奏曲の評価: 3.40/5点 レビュー 55件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全55件 21~40 2/3ページ
No.35:
(3pt)

連作ではない短編集です

著者の長編小説ではバラバラな話が最後に一つにまとまることが多いので、そのつもりで読んでいました。が、解説とその前の著者の言葉にあるように、本書はそれぞれがほぼ独立した短編集と思って読むべきものでした。あらためて文庫本のカバーや帯を見ると、連作もののような雰囲気を醸し出していて、出版社の意図には「?」がつきます。
途中からは独立した短編として読みましたが、それでも出演者が微妙に重複していて、イマイチストーリーに入り込めませんでした。
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No.34:
(5pt)

伊坂幸太郎らしさ。

鮮やかなトリックであったり、洒脱な言い回しであったり、伊坂作品の好きなところを挙げだせばきりがないですが、この作品は短編集でありつつも、長編の要素があり、そうしたものが絶妙に「混ざっている」点が小説としての一番の魅力なのではないかな、と思います。
堪能しました。とても面白かったです。
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No.33:
(2pt)

消化不良

買う前にここ見ればよかったです…。
一つ一つの話が繋がっていくのかと思いきや、
繋がっているようで繋がっていない。
一番知りたい真相もわからない。

帯に完全にだまされましたね。
短編集であり一つ一つはつながってないと
知った上で読めばそれほど悪くないんですが。
でもさも繋がっているかのように見せている
帯とタイトルには正直悪意を感じるので☆2。
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No.32:
(4pt)

リズミカル

短編集ということに気づかず長編だと思って読んでしまいました。
伊坂幸太郎らしいリズミカルな作品で楽しめました。
他の作品ももっと読みたくなりました。
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No.31:
(3pt)

期待した内容と違った

伊坂幸太郎作品を読むのは今回が初でした。
読み始めてまず感じたことは、視点がやけにコロコロ変わるなぁ、ということです。
最初は数ページごとに視点が変わります。
で、頭の中がこんがらがってしまい、確認に前のページに戻ること数度。
たぶん僕の処理能力が恐ろしく低いことが原因だとは思いますが、なんせ読みにくかった。
読みにくいといえば最後の話、合コン編。
ある意味読みやすいのだろうか?
とりあえず色んな読ませ方をする作家なんだなぁと感じました。
で、この小説が短編集であったことに、読んでいる途中で気がつきました。
裏表紙のあらすじや見出しなどからは短編集であることは微塵も感じられず、それどころか泥棒兼探偵・黒澤vs骨折り男ともとられかねないような壮大なドラマを感じさせる文言を使っているのはちょっとどうかと感じます。
期待と現実がまるで違っていました、残念ですが。

全体を通して骨折り男は(名前だけの時もあるけど)登場するものの、この話に骨折り男は必要だったのか?と疑問に思うところがありました。
先述した合コン編がまさにそれです。
解説を読んで納得しました。
もともとてんでバラバラであった短編集を骨折り男という一本軸を通すために後付けで登場させたものだったらしいです。

全てを読み終えた感想は、期待してたのと違う、というものでした。
もっともっとそれぞれの話が複雑に絡み合い、ついにはあっと驚く一つの真実へとたどり着くのかと思っていたのに、、、
最初から最後まで煮え切らない、読後感もほとんどなく、え、もうこれで終わり?とぽっかり口が開いてしまうような小説でした。
ストーリー的には☆1か2なのですが、読みやすい文体であるのと黒澤さんが僕の好みなので☆3にさせて頂きます。
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No.30:
(2pt)

短編と知らずに読むと…

短編集でした。知らずに読んでいたので全てが繋がっていくのを楽しみにしていたらそのまま終わってしまったから「え?おわり?」と、呆気なさが残ってしまいました。短編なら短編と表記していてほしかった。あらすじ読んでも繋がっていくような感じだったので過剰な期待をしてしまった。書店で購入したのですが、先にここのレビューを見ておけばよかったと後悔。
伊坂幸太郎さんの作品はどれも好きだったので残念でした。
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No.29:
(2pt)

ん?これで終わり?という感じでした

ちょっと難しかった。 伊坂幸太郎さんの作品はおもしろくてよく読みます。 この作品はあくまで短編集として読むものだったのか。 。 最後に全てがビシッとつながることを予想していましたが、期待していた展開とは違いました。
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No.28:
(3pt)

短編集でした

短編集です。 視点が変わっただけで、同じストーリが続いているものだと思い込んで読んでいたので、短編集だと気が付いたのは、三つ目の作品を読み終わった後でした。 伊坂さんの作品は長編の方が好きですね。 気軽に読める、という点では短編も好まれるのかもしれませんが、淡々と進む話が多いので、長編よりも読むのに時間がかかってしまいました。 首折り男の話が一番面白かったです。
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No.27:
(4pt)

つながっているようで、つながっていない連載短編集

つながっているようで、つながっていない連載短編集。

人の役にたちたい病の首折り男、探偵の黒澤、クワガタを飼っている物書きの窪田など、個性的な登場人物がいくつかの短編にまたがって登場するため、どこかでつながりを感じされるが、つながっていない。

「人間らしく」、「月曜日から逃げろ」、「相談役の話」は、いずれも意地悪な悪役がいて罰が与えられたり、「僕の舟」、「合コンの話」は、あったらすごいなと思う偶然が重なったりと、全体的に楽しめた。短編として読んでもおもしろかった。

個人的には「合コンの話」が好きだった。合コン中の会話と心理を描いたり、おしぼりサインの説明をしたり、近くで俳優の殺人事件が起こったりと、盛りだくさんだった。特に、合コンの心理的側面が描かれていたのは新鮮だった。
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No.26:
(4pt)

人気ですね

最近の伊坂さんを知らなかったので読んでみました。
短編集でした。
最初の作品は読み始めて、どこかで読んだことあるなって思いました。
「Storry Seller」に入っていたやつですね。
黒澤さんも出てきて面白かったです。
合コンの話の、ある人がどうしてそこに参加することになったか、という経緯が好きでした。
月曜日から逃げろ、はよく出来ています。伊坂さんらしい作品です。
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No.25:
(5pt)

首折り男は時空を越えたか

大藪は、一仕事追えた後、その場にあったステレオで、大好きな佐藤亘のピアノソナタをかけました。その旋律は、大藪を子ども時代のある土曜日にいざないました。子どもになった大藪は、丸岡というおじさんからキャッチボールを教えてもらいました。嬉しくなった大藪がお礼を言うと、丸岡は「お互い様だから」と訳の分からないことをいいました。それからまもなく、大藪は、養子に行きました。名字が変わって、小笠原になりました。小笠原は、平々凡々たる青春時代を過ごしましたが、新進女優の木嶋法子が暴漢に襲われているのを助けた縁で、劇的な結婚をして周囲を驚かせました。とさ。
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No.24:
(2pt)

他のもチャレンジしたい

初めての伊坂作品だったのですが
期待が大きかったからかもですが
ちょっと 好みな作品ではなったです
他の作品にも チャレンジしてみたいと想っています
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No.23:
(4pt)

好きですよ。伊坂ワールド。

この倍くらい話があっても良いと思いました。いろんな人の中で主人公がリンクしていくパターンが相変わらず気持ち良いです。
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No.22:
(3pt)

話の繋がりは無いが、著者のスタイルは変わらず

著者のキャラクター同士の会話の繋がりから話が進む作風は変わらず、結果読み進みやすい。
話は特殊で、裏切られたと思う人もいるかも。
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No.21:
(5pt)

やっぱりおもしろい!

引きずり込まれました!
ハートウォーミングあり、
ホラーあり…!
ちっちゃな可愛い愛らしい物を
手に入れた感じな作品です
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No.20:
(5pt)

合コンの

合コンの話は楽しめました。

「おしぼり」って手をふくこと以外にも結構役に立つものなんですねぇ

また、

さえない彼もエンディングでとんでもない人物だったと判明。

いやぁ面白かったですよ。
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No.19:
(3pt)

伊坂ワールドを楽しんだ♪

ある男が首の骨を折られて殺されるという事件が発生!目撃情報による犯人像がテレビで報道されたとき、若林絵美は「隣に住んでいる男が犯人では?」と疑いの目を向けるが・・・。「首折り男の周辺」を含む7編を収録。

つながっているようでつながっていない。つながっていないようでつながっている。そんな奇妙な短編集だ。「首折り男」が登場したり、黒澤が登場したり、それぞれの話にはそれぞれ独特のインパクトがあった。いつも思うのだが、伊坂幸太郎は話のまとめ方が絶妙だ。それぞれの断片にはきちんと意味があり、その断片が合わさると全く違うものが見えてくる。作者得意の作品構成だ。
「僕の舟」は、現実的にはあり得ないことかもしれないが、そんな偶然があったら素敵だなと思わさせてくれる話だ。「もう少し早く分かれば・・・。」そういう切ない余韻も残った。
「相談役の話」は、怖かった。読んでいてその光景を想像すると背筋が寒くなった。悪いことは絶対にしてはいけない。
「合コンの話」では、男3人女3人の合コンの様子が淡々と描かれている。別に事件が起こるわけでもなく他愛のない話なのだが、読んでいると引き込まれていくから不思議だ。まるで自分もその場にいるかのような感覚を味わった。
好き嫌いが分かれる作品ではないかと思うが、私には面白かった。今回も伊坂ワールドを存分に楽しむことができて満足だった。
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No.18:
(4pt)

好き嫌いがある作品

お話としては、荒い部分がいくつか見られたのでマイナス1としました。
しかし、満足度としては星5です。この作品は7つの短編から出来あがっているのですが、前の話で言ったセリフが後の物語につながっていたりします。しかし、繋がり自体は物語に重要なファクターでは無くあくまで小ネタ的な扱いなので、成る程面白いと思うか、下らねえと鼻で笑うかが人により別れると思います。勿論私は前者でした。人によっては二回読みたくなる方もいるのではないのでしょうか?
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No.17:
(4pt)

人生における"バランス"をテーマに、作家的成長を示した滋味とユーモアに溢れた短篇集

「首折り男の周辺」、「濡れ衣の話」、「僕の舟」、「人間らしく」、「月曜日から逃げろ」、「相談役の話」及び「合コンの話」の7つの作品から構成される短篇集。表題から想起される様な、「首折り男」を主人公とした連作短編ミステリ集ではない(各編の発表雑誌、執筆依頼内容はバラバラの由)。いわばモザイクの様な体裁であるが、それでも3編に「首折り男」が、別の3編にレギュラーの黒澤が狂言回し役として登場して、短篇集の面目(?)を保っている。そして、全体のテーマは人生における"バランス"、クワガタの飼育に夢中の黒澤の友人の言葉を借りれば、「神の手による"バランス"」であろう。作者の初期からのファンの方から見れば、「ぬるい」、と感じられるかも知れないが、各編の作風は寓話・牧歌的であり、「SOSの猿」、「夜の国のクーパー」辺りの作風を踏襲している。「首折り男」でさえ、「人の役に立ちたい病」に罹っているというユーモラスな設定。

要は、人生には様々な苦しみや重荷が存在するが、それと"バランス"を取るかの様に、楽しみや思いがけない嬉しいハプニングもあるという事を静かに主張している風に映った。「僕の舟」なんて、「そんな偶然がある訳ないだろう!」という内容なのだが、黒澤のキャラクターの手助けもあって、無理のないハート・ウォーミングな話に仕上がっている。映画ファンのための「月曜日から逃げろ」も中々読ませる。初期の頃の斬新性・鋭さの代りに、作品全体に余裕と遊び心が漂っているのである。ラストの「合コンの話」は、本作のための書き下ろしかと思った程の取って付けた様な失敗作(文体実験を狙ったもの)なのだが、残りの短編は、上述の事由からすれば不思議な程に、"バランス"というモチーフに沿って描かれている。

初期の頃には巧く描けなかった老人を巧く描いている点も本作の特徴で、本作に登場する若者達がむしろどこか年寄りじみている点も可笑しい。作者の作家的成長(老成?)を示す滋味とユーモアに溢れた短篇集と言って良いのではないか。
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No.16:
(5pt)

伊坂幸太郎

大好きな作家です。
頸椎の数にちなんだ7つの独立したエピソードが首折り男とその周辺を描き、振り返るとひとつにまとまっている といった感じで、
伊坂幸太郎らしい(?)作品です。
今までの伊坂幸太郎作品が好きなら、抵抗なく読めます。
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