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ブラックライダー



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ブラックライダーの評価: 4.06/5点 レビュー 32件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21~32 2/2ページ
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No.12:
(4pt)

ブラックライダー(下) 東山彰良

それぞれの立場で、いろんな感情が生まれて、戦慄しつつも、感動しました。
ブラックライダー(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(下) (新潮文庫)より
4101201528
No.11:
(4pt)

面白いけどテーマ不明

あとがきのお勧めにつられて買ってしまった。 作者のある意味妄想をベースに漫画のナウシカに近い一度滅んだ世界の回復へ向かう長い道のりの挿話といった感じでしょうか。 面白い消えれどSFとしてはワンダー不足の感は否めない。 家族の物語?にしては背景に必然性は無い。 ま、読み出すと最後まで一機読みしたところから読みやすさは上。
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.10:
(5pt)

これは将来映画になるでしょう 『流』以上の傑作かも

登場人物が多くて、それも主役、準主役級の人がいっぱい出てきて、場面と時代が節ごとに飛ぶし、理解するのにかなり忍耐がいる小説である。しかしそれを上回って余りある面白さそスケールのでかさとテーマの深さがある。

 上巻を読んだときはこの人のチンピラの会話を描くリアリティに関心しながらも、この世紀末マッドマックスみたいな劇にいつまで付き合わせられるのだろうとちょっと飽きが来る。設定複雑で登場人物多く、部隊があんまり馴染みのないアメリカの土地。そいったこと退屈さを上乗せする。しかし前半を我慢すると後半はがぜん面白くなる。

 上巻は世紀末SF劇だったのが下巻は黙示録的話になり、人間とは、人生とは、神・天命とはといった話になって来る。それもわざとらしくではなく、荒くれものの殺し合いしているときの会話などに突然深く考えさせられる形而上学的な問いが出てくる。こういうところは著者が台湾に育った影響があるだろう。台湾のやくざとかチンピラとかの中にびっくりするような智慧のある発言する人がいる。反権力で既存の価値観の外から社会を眺めているひとの中にとんでもない智慧者がいて、そおいう人の影響を台湾のチンピラ社会は持っているもっている傾向があるが、この著者の書くものからはそういう雰囲気が伝わってくる。『流』の会話の中からもそういった感じを受けた。

 スケールでかいし、深い。これは将来映画になるだろう。前半我慢して読めばすごい小説だと後半わかってくる。もしくは解説に書いてあるように思い切って後半から読んで前半に戻っていくとより理解しやすいし、面白いと思う。一度読んで設定やストーリーの大枠がわかったので将来もう一度読み直してみたいと思う。
ブラックライダー(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(下) (新潮文庫)より
4101201528
No.9:
(3pt)

苦しかった。

設定は最高に面白かったが、状況説明のない登場人物が多数出現し、それについていくのが大変。 宮部みゆきさんしか付いて行けないのでは。 残り1/3まで行ったが、こらえきれず最後の解説を読んでしまいました。
ブラックライダー(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(下) (新潮文庫)より
4101201528
No.8:
(4pt)

先にこの人の『流』を読んでしまったのは失敗

マッドマックスみたいな世界観だなあと読み始めて思う。核戦争か何かが起こった6・16と小説の中で言われている事件から後の近未来、絶滅に瀕した人類を描く。放射能で絶滅しかけ、かつ文明も崩壊して現在よりむしろ退化している。遺伝子操作で人間と牛を掛け合わせた生物を人類は食料として飢餓を克服しつつあるが、つい最近まではカニバリズムが合法であったし、合法ではないが今でも死んだ人間の肉は食べるのが一般的という世界。
 
 前半は終末的世界のモラルの崩壊というか、マッドマックスとか北斗の拳に出てくる無法者の殺したり。殺されたり、肉を食べられたりのグロテスクな世界を描いて状況設定に費やされている。時折哲学的とも人間存在の根源を揺るがすようなアナーキーともいえるようなセリフを登場人物に吐かせて、読んでいるものをはっとさせるが、途中から正直、この週末世界観にいつまで突き合せられるのだろうか、これからどんなことを述べようとしてこれを引っ張るのだろうかと若干飽きが出てくる。

 読者がちょっと飽きるかなあというところで、キリストに似せたような、牛の中で人間の知性を持つような突然変異を登場させ、救世主と悪魔の両方の役割を担わせていく。なかなか衝撃的な内容。

 面白いし、引き込まれていくし、こういうふうな設定にして文学的にどんな結果が出るんだろうと、どんな人間の側面を切り取って見せてくれるのだろうと興味はそそられるのだが、この作者の『流』を先に読んでしまってあの小説の完成度の高さを経験してしまってからこの本を手に取ったので正直冗長。ストーリーにピリッとしたものや登場人物の生き生きとした生命力ではこの小説は『流』にとうてい及ばないので何か満たされない感じが残る。中島敦の『山月記・李陵』を読んでから他の作品を読んだときのような物足りなさ。あまりいい作品がある作者って他の作品で結構苦労しそうだなあとこの本を読んで思った。
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.7:
(4pt)

ブラックライダー(上)(新潮文庫) 東山彰良

暗くて、バイオレンス満載で、気色悪いのですが、独特な美学や潔癖さがあって、魅了されました。
ブラックライダー(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックライダー(上) (新潮文庫)より
410120151X
No.6:
(5pt)

キングの「暗黒の塔」が失ったマカロニ・ウエスタン魂トがここにある

ポストアポカリプス(?)ウエスタン・ダーク・ファンタジー(それともSF?)といえば・・・かのスティーヴン・キングの「暗黒の塔」シリーズが思い出される。
一巻目こそセルジオ・レオーネのマカロニ・ウエスタンの触発されたという荒廃としたアウトローさに痺れたが、もう二巻目から旅の友が現れ、西部劇の皮を被っただけのキング版「指輪物語」になってしまい期待したものとはかけ離れた物語になってしまった・・・。
この小説は「暗黒の塔」の雄大な時間的、空間的、ページ的スケールこそ、そこまでないが、「暗黒の塔」シリーズから得られなかったマカロニ・ウエスタン魂がここにはある。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.5:
(1pt)

文章運びが苦手

文章がとっつきにくかった。そのスタイルは嫌いではないがへたくそ。
特にセリフの羅列から情景を頭に描かなければならないことを強いられて読む人を選ぶ。
私は、選ばれなかった。
ホテルに捨ててきてしまった。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.4:
(5pt)

世界が崩壊して、再生するまで

この物語は世界が崩壊して、再生するまでを書いています。

舞台はアメリカ南部〜メキシコ。

六・一六により荒廃した世界では食料が乏しく、食人を是とすることで人々は生きながらえてきました。
そこに牛の遺伝子に人の遺伝子をミックスさせて新しい「牛」を生み出すイノベーションが起こり、徐々に食料不足は解消していきます。そして食人が禁止されていきます。
そんな過渡期のお話です。

「牛」のマルコ。
保安官のビック・バード。
ならず者5兄弟の三男ロミオ・レイン。

三人の視点で語られる物語は、最初それぞれに進行していきますが徐々に交差して一つの大きな「物語」を形作ります。その「物語」は、過渡期を過ぎより豊かで平和になった世界の人々の間で語られる「歴史」となります。

「歴史」という大きな物語、そしてその「歴史」で活躍したプレイヤーたちの苦悩・ロマンスといった小さな物語、両方を書ききった傑作だと思います。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.3:
(3pt)

大絶賛か大酷評かの二者択一

テーマとか世界観とか基本的な粗筋には物凄く惹かれた。
ただし、このあたかも翻訳小説のような文体や、ぶっ飛んだ展開には残念ながら最後まで馴染めなかった。これは相当読み手を選ぶ作品だと思う。
『このミステリーがすごい2014』で3位になってるからといって、気安く手に取ると火傷する。決して数多くの支持を得られる小説ではない。大絶賛か大酷評かの二者択一なんだと思う。
じゃあ何故☆3なのかというと、テーマや世界観は☆5のドキドキ感があって、文体と展開には全く馴染めないので☆1ということで、狡いけど間をとって。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.2:
(5pt)

ポストアポカリプスウェスタン

海外SFに対する強烈な憧憬とそれに見合うだけの設定力、筆力がすごい。
読みやすくはないが、ちょっと面倒な小説が好きな人にはたまらないと思う。
翻訳調の言い回しやアメリカ南部・メキシコを舞台にとるあたりの徹底ぶりは感嘆に値するが、一方でせっかく母語で書いてるのだから日本語の良さもいかしたら…という気持ちがなくもない、がそれを差し引いても大作。

ポストアポカリプスの西部劇というだけで発想力のゆたかさがわかっていただけると思う。
簡単にひとは死ぬが、異形と過酷な環境のテーマの中にひとのありかたを問う作品でもある。
日本人でこれだけ書ける作家がいるということが非常にうれしい。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515
No.1:
(1pt)

なんじゃこりゃ!

とにかく、出場人物が多すぎる。でもって、次から次へでてくるという悪夢。したがって、わかりにくい。読みづらいことこの上ない。この人のほかの作品は呼んだことがないが、こんなので他のが賞がとれるとは、、、。売れないわけだわ。
ブラックライダーAmazon書評・レビュー:ブラックライダーより
4103346515

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