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(短編集)
ダン・カーニー探偵事務所
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ダン・カーニー探偵事務所の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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債権回収専門の探偵社 ダン・カーニー・アソシエイツ(DKA)シリーズの短編集である。1966年第1作「メイフィールド事件」から1984年「真紅の消防車」まで11作が収録されている。 ダン・カーニー、新米のラリー・バラード(二十年経てばベテランだが)、元ボクサー バート・へスリップ、事務員のジゼル・マークとキャシー・オノダといったおなじみの面々が登場する。長編ではちょい役の大酒のみマイクル・オバノン。カーニーもたじたじのオバノンの活躍する作品を読むことができるのはうれしいかぎり。『目撃者失踪』で病死してしまうキャシー・オノダとは本短編集で再会となる。 DKAシリーズは登場人物が多く、捜査が多少まどろっこしいのだが、短編作品はスッキリまとまっていて読みやすい。ただ、あっと驚くような展開はなく、探偵たちそれぞれのキャラクターを楽しむべき作品集だ。事件そのものよりもそちらの方が印象付けられる。 新米ラリーの苦い失敗を描く「メイフィールド事件」、元ピンカートンの探偵ジミー・ライトとカーニーが交差する幻想的な「影を探せ」、オバノンの丁々発止にカーニーも苦笑い「オバノン・ブラーニーの事件簿」等、DKAファンには納得の一冊である。 | ||||
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作者のゴアズはハメットにならって探偵事務所に職を得たという経歴の持ち主でこの小説はその実体験を元にしている。 ハメットのファンならば本書も期待して好いと思います。 | ||||
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ローン滞納・未払や盗難にあった車の追跡調査・回収を主に 失踪者や犯罪者の捜索をしている私立探偵社・DKAこと、 ダニエル・カーニー・アソシエイツの探偵達とその活躍を描いた、 11作品を集めたハードボイルド短編集。 どの作品も容赦無く厳しい探偵の業務を描いているのだが、 チーフのカーニーだけでなく、新人探偵・ラリーや 大酒飲みながら凄腕のベテラン・オバノン、 元ボクサー・へスリップ、事務スタッフの女性・ジゼルと 日本人の事務女性・キャシーなど、個性豊かなスタッフと 車を滞納などで取り上げられる羽目になったりしてしまう人々の 人間模様がなかなか面白かった。 特に、新人のラリーが次第に一人前になっていく様子や、 へスリップの恋人との関係などが面白く描かれていたように思った。 また、車社会のアメリカらしい、車のローンの滞納などにより、 車を回収するという業務があることは興味深く感じられた。 | ||||
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