脅える暗殺者
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文化人類学者の妻が殺され・・・というお話。 マフィアの幹部を次々殺してゆく謎の暗殺者の独白と、実際にマフィアの幹部が殺されていくのを刑事が追うのと、妻を殺された文化人類学者の人類の起源を巡る講演とが、並行して語られてゆくという構成のミステリ。ここでゴアズが何をしたかったかを考えてみると、人類はその起源から暴力で問題を解決したり、ことを収めてきた歴史があり、それは現代でも同じで全く進歩していない、ということではないかと思いました。確かにこの理論を敷衍して考えると、テロを戦争で報復したりする現代社会にも当てはまることではないかと思いました。事件を追う刑事の名前が「神曲(神聖喜劇)」を書いたダンテと同じなのも示唆的に思えます。ミステリとしてはイマイチでアンフェアな感じがしないでもないですが、前記のような思想やその独創的な構成でなかなか読み応えのある小説になっていると思いました。が、人によってはもっと点数が辛くなるかも・・・。 ベテランによる独創的なクライム・ノヴェルの秀作。もう物故しているのが惜しい作家の逸品。機会があったらどうぞ。 | ||||
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