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黒後家蜘蛛の会5



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黒後家蜘蛛の会5の評価: 4.64/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(3pt)

良い話が多いだけに、少し残念な所も。

SF作家としての方が有名なアシモフですが、本作はアシモフ生存時のアメリカを舞台にした本格ミステリです。
「黒後家蜘蛛の会」は、登場メンバーの個性が強く、会話を追うだけでも楽しい。しかも、直接話法を多用していることと、短篇連作集であるため本格ミステリの中でも読みやすく、活字離れが激しいが、本を読む習慣をつけたい人にもお勧めできます。
この巻には、女性禁制の閉鎖的な「黒後家蜘蛛の会」に初めて女性が会に出席します。(特に、優しく善良な老婆を相手に毒づくわけにもいかないマニー・ルービンの態度の変遷がとても面白かった。)
ただ、「飛び入り」だけはどうしても好きになれない。
知的障害者の方々に対して、すこし偏見があるように思われて。
(今も差別は続いているのだから、作者を責めても意味ありませんが)
その点を除けば、メンバー同士の面白い会話や、名探偵ヘンリーの快刀乱麻を断つが如くの絵解きを楽しめる名作だと思います。
黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))より
4488167055
No.7:
(3pt)

良い話が多いだけに、少し残念な所も。

SF作家としての方が有名なアシモフですが、本作はアシモフ生存時のアメリカを舞台にした本格ミステリです。

「黒後家蜘蛛の会」は、登場メンバーの個性が強く、会話を追うだけでも楽しい。しかも、直接話法を多用していることと、短篇連作集であるため本格ミステリの中でも読みやすく、活字離れが激しいが、本を読む習慣をつけたい人にもお勧めできます。

この巻には、女性禁制の閉鎖的な「黒後家蜘蛛の会」に初めて女性が会に出席します。(特に、優しく善良な老婆を相手に毒づくわけにもいかないマニー・ルービンの態度の変遷がとても面白かった。)

ただ、「飛び入り」だけはどうしても好きになれない。

知的障害者の方々に対して、すこし偏見があるように思われて。

(今も差別は続いているのだから、作者を責めても意味ありませんが)

その点を除けば、メンバー同士の面白い会話や、名探偵ヘンリーの快刀乱麻を断つが如くの絵解きを楽しめる名作だと思います。
黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))より
4488167055
No.6:
(5pt)

ますます快調、給仕探偵

アシモフが、実在する女人禁制クラブをモデルに(内容は全く違う)作り出したクラブ。 弁護士、画家、数学者、暗号専門家・・・職業も興味もバラバラで、単に親睦を深めるための集まりなのだが・・・・月一度の会合の席で、話がミステリアスな事件に及ぶや、各人の推理合戦と化す。この会話の面白さがシリーズ最大の魅力。そして、何故かいつもあっさりと謎を解いてしまうのは控えめな給仕のヘンリー! このヘンリーは、給仕ながら回を重ねるにつれ、立派な会のメンバー、「我々の中では一番の知恵者」とゲストにも紹介されるほどになっていく。それでも控えめなのは変わらない。謎解きも面白いが、勝手な推理を展開する面々に対して、見事に解き明かしてしまっても控えめなヘンリーの対比が面白い。しかも事件のバリエーションも豊富。アシモフの推理短編(長編もだが)は傑作揃いで、本当に多才な人だと思う。解説は鮎川哲也。ちなみに5の解説は有栖川有栖。師弟が仲良く解説で並んでいたりする。なお、アシモフが編者の短編集『16品の殺人メニュー』は、食べ物飲み物を引用したミステリ集で、こちらも多士済済。 似たものでは、バーテンがヘボ探偵の持ち込む難事件をあっさり解決してしまう「三番館シリーズ」(鮎川哲也)がある。こちらもおすすめ。 何と、似た設定の2つの短編シリーズは洋の東西は違えどほぼ同時期に書かれていたのだ。
黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))より
4488167055
No.5:
(5pt)

ますます快調、給仕探偵

アシモフが、実在する女人禁制クラブをモデルに(内容は全く違う)作り出したクラブ。 弁護士、画家、数学者、暗号専門家・・・職業も興味もバラバラで、単に親睦を深めるための集まりなのだが・・・・月一度の会合の席で、話がミステリアスな事件に及ぶや、各人の推理合戦と化す。この会話の面白さがシリーズ最大の魅力。そして、何故かいつもあっさりと謎を解いてしまうのは控えめな給仕のヘンリー!
このヘンリーは、給仕ながら回を重ねるにつれ、立派な会のメンバー、「我々の中では一番の知恵者」とゲストにも紹介されるほどになっていく。それでも控えめなのは変わらない。
謎解きも面白いが、勝手な推理を展開する面々に対して、見事に解き明かしてしまっても控えめなヘンリーの対比が面白い。しかも事件のバリエーションも豊富。アシモフの推理短編(長編もだが)は傑作揃いで、本当に多才な人だと思う。
解説は鮎川哲也。ちなみに5の解説は有栖川有栖。師弟が仲良く解説で並んでいたりする。
なお、アシモフが編者の短編集『16品の殺人メニュー』は、食べ物飲み物を引用したミステリ集で、こちらも多士済済。
似たものでは、バーテンがヘボ探偵の持ち込む難事件をあっさり解決してしまう「三番館シリーズ」(鮎川哲也)がある。こちらもおすすめ。 何と、似た設定の2つの短編シリーズは洋の東西は違えどほぼ同時期に書かれていたのだ。
黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))より
4488167055
No.4:
(5pt)

”あの”アシモフが!知らなかった傑作 とんち話と言われようと秀逸!

この名前からして一体どういう集まりなのか?と気になる短編集。私も最初は何やら怪しい話かと想ってしまった。
しかしこれは、アシモフが実在する女人禁制クラブをモデルに(内容は全く違う)作り出したクラブ。 弁護士、画家、数学者、暗号専門家・・・職業も興味もバラバラで、単に親睦を深めるための集まりなのだが・・・・月一度の会合の席で話がミステリアスな事件に及ぶや、各人の推理合戦と化す。この会話の面白さがシリーズ最大の魅力。そして、何故かいつもあっさりと謎を解いてしまうのは控えめな給仕のヘンリー! 謎解きも面白いが、勝手な推理を展開する面々に対して、見事に解き明かしてしまっても控えめなヘンリーの対比が面白い。しかも事件のバリエーションも豊富。アシモフの推理短編は傑作揃いで、本当に多才な人だと思う。
解説は有栖川有栖氏。この解説を『迷宮逍遥』(有栖川氏の書いた解説集)で読み、「そんなに面白いシリーズだったの!!」と慌てて読み始めたのだ。
このシリーズは現在まで5冊出ているが、アシモフは、「生きている限り黒後家シリーズを書き継ぐ」と宣言していた。既に故人となっているがあくまで「既刊5冊」である。今後も何らかの形でまとまるととても嬉しいのだが・・・
彼が編者の短編集『16品の殺人メニュー』は、食べ物飲み物を引用したミステリ集で、こちらも多士済済。 似たものでは、バーテンがヘボ探偵の持ち込む難事件をあっさり解決してしまう「三番館シリーズ」(鮎川哲也)がある。こちらもおすすめ。 何と、似た設定の2つの短編シリーズは洋の東西は違えどほぼ同時期に書かれていたのだ。
黒後家蜘蛛の会5【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会5【新版】 (創元推理文庫)より
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No.3:
(5pt)

喜歓

そんなに「すばらしいっ!」って内容じゃないんですが、大好きな本です。池央耿さんの訳も喜歓。この方のファン倶楽部を作りたいほど好きです。
黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))より
4488167055
No.2:
(5pt)

アシモフの真骨頂

SF界の巨匠アイザック・アシモフの大好評ミステリ・シリーズの第4弾。といいながら全て読み切りになっているため、この巻から読み始めても全然問題なし!オマケにミステリなんだけど、登場人物たちのやりとりの方が面白かったりして。謎解きを楽しむも良し、人間模様を楽しむも良し。1冊で2度おいしい超オススメ本です。
黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))より
4488167055
No.1:
(5pt)

アシモフの真骨頂

SF界の巨匠アイザック・アシモフの大好評ミステリ・シリーズの第4弾。といいながら全て読み切りになっているため、この巻から読み始めても全然問題なし!オマケにミステリなんだけど、登場人物たちのやりとりの方が面白かったりして。謎解きを楽しむも良し、人間模様を楽しむも良し。1冊で2度おいしい超オススメ本です。
黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))Amazon書評・レビュー:黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))より
4488167055

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