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(短編小説)

アッシャー家の崩壊



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アッシャー家の崩壊の評価: 4.63/5点 レビュー 43件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.63pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 41~43 3/3ページ
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No.3:
(4pt)

美しい文章でつづられた、不気味で緊迫感のある作品群

ポーの生誕200年記念に出版された短編集、第一弾。
「ゴシック編」と銘打たれたこの本には、以下の6作が収録されています。
温厚だった男性がアルコールで身を崩し、やがて罪を犯し自滅する様を
彼が可愛がっていた黒猫を印象的にからめて描いた「黒猫」、
疫病から逃れるため城に閉じこもり、遊興にくれている王侯貴族に
やがて影が忍び寄る「赤き死の仮面」
最愛の妻を亡くした男の、妻への想いとその後の生活の独白「ライジーア」、
スペインの異端審問にかけられた男の「落とし穴と振り子」、
自分にそっくりな男がつきまとう「ウィリアム・ウィルソン」、
級友に招待されて行った屋敷でおこる不気味な事件「アッシャー家の崩壊」。
多くが、作中人物の独白形式で書かれています。
物語は美しい、絢爛な文章でつづられながら
緊迫感と不気味な雰囲気も併せ持っていて、まさに名作。
巻末には年譜も収録されています。
黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)より
4102028048
No.2:
(5pt)

とうとう読めた

 本書に収録されている「赤き死の仮面」(The Masque of the Red Death)は、トム・クランシーの「合衆国崩壊」第4巻P.117と、「教皇暗殺」の第1巻p.67に、「赤死病の仮面」として登場する。
 どんな本か興味があって、調べてみたところ、ポーの新刊(後述のように単なる復刻ではない)として発売された本書に含まれていることが分かったので買ってみた。
 読んでみたが、確かに、トム・クランシーの作品に出てくるお歴々の記憶に残るのもなるほどと思える、強烈な隠喩を含んだ作品である。
 なお、ポー作品は、高校生時代に読んだが、「黒猫」と「アッシャー家の崩壊」は印象が強かったのか、よく覚えていた。
 ただ、幾つかの作品が載っていないようなので検索したら、どうやら、昔、私が買った文庫本には、「黒猫」、「アッシャー家の崩壊」以外に、「黄金虫」、「ウィリアム・ウィルソン」、「メールストロムの旋渦」が掲載されていたようだ。
 本書は、短編集1とあるので、いずれ紹介されることになるのであろうが、「黄金虫」と「メールストロムの旋渦」(要は浦島太郎的な話)にも何とも言い表しがたい強烈な印象を受け、「ポーは天才」との思いを当時強く持ったことを付言しておきたい。
黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)より
4102028048
No.1:
(5pt)

ポーの代表作

エドガー・ポーはイギリスを代表する怪奇文学者で、黒猫は彼の代表作にして、傑作と賞される作品です。主人公の精神的な崩壊を、彼が飼っている黒猫に象徴させ、人間の恐怖や心理を、巧に描き出した作品です。彼の作品は短編だということもあって、怪奇物としては読みやすいのですが、考えるほどに意味深い内容でもあります。怪奇小説に少しでも興味のある方は、ぜひ一読してみてください。
エドガー=アラン=ポー 怪奇・探偵小説集 (1) (偕成社文庫 (3122))Amazon書評・レビュー:エドガー=アラン=ポー 怪奇・探偵小説集 (1) (偕成社文庫 (3122))より
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