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(短編小説)
モルグ街の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
モルグ街の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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このところ、新訳がちょっとしたブームのようで、 推理小説の祖、ポーの短編集も、新訳でお目見えです。 本書は、新訳短編集の第2弾で、 「ミステリ編」として、6つの短編が収められています。 1840年代という、今から170年余り前に書かれた作品が、 現代人にも読みやすい訳文で復活しています。 以下、収録の6編に対するコメントです。 【モルグ街の殺人】 あまりに有名な世界初の推理小説。 ここには、3つの世界初が収められています。 世界初の「密室殺人」、世界初の「意外な犯人」、 世界初の「名探偵」です。 ことに探偵役のデュパンは、物語前半、 記述者である「わたし」の考えていることをピタリと当て、 その存在感を大きく示します。 【盗まれた手紙】 デュパンの3作目。 手紙を盗んだ犯人は冒頭で明らかにされ、 もっぱら手紙の在処を探る小説。 心理的盲点を突いた隠し場所に、 傑作の誉れ高い一品となっています。 余談ですが、デュパン2作目の「マリー・ロジェの謎」も、 本書に収録してほしかった・・・。 【群衆の人】 ミステリとはちょっと言えないのではないかと思える作品。 都市とそこに埋没してしまいがちな 人間の存在の不条理な関係を描く。 難解な一編。 【おまえが犯人だ】 ラトルボロ市の名士、バルナバス・シャトルワージーの殺害事件。 犯人は誰か、真相究明が進む中、 意外な形で、犯人を名指す声が−−「おまえが犯人だ」。 【ホップフロッグ】 道化師ホップフロッグの復讐劇を童話的に描く。 「群衆の人」と同様、 ミステリ的要素が感じられず、難解な一編。 【黄金虫】 世界初の暗号解読小説。 名家の生まれだが、不幸にして貧乏になった男、 ウィリアム・ルグランが「わたし」を引き連れて、財宝探しに。 財宝の在処は、海賊の残した暗号文に隠されていたのだった・・・。 | ||||
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本格黄金時代の巨匠から、このジャンルにのめり込んだ僕にとってポーのこの作品は純粋な 衝撃でしたね。 それは例えるなら、ロックとジャズ両方を漁り飽きた末にルーツのブルースに出逢った時の 様な感動に似てる(余計わかりづらいだけか(笑))。 この世界初の推理小説と謂われる一遍、他の方も書いていらっしゃるが確かに陳腐。良くて シンプルな作品で、後の完成された名作の後追いで読めば拍子抜けしてしまうのも事実では あるが、しかしそれにしてもじっくり観察すればすでに推理小説の骨格と筋肉は完全にでき 上がって、そなえられていると云う厳然たる事実にも気づかされる訳です。 そして、ここに弾力性ある柔らかな皮膚をはじめ、全体の輪郭を付けたのはドイルであり、 多くの追随者の中、最後の表情を最も多彩に付けたのはチェスタトンでしょう。 個人的に推理小説の古典を薦めるなら多くの方同様、後者二人の短編物になりますが、それ でも原初のこの作品を欠いては語れるものも語れません。 興味はあるけど、な〜んとなくまだ未読とゆう方、是非是非ご一読を! | ||||
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全編に渡って、どこか妖しい雰囲気が漂っている短編集です。表題作も面白いですが、私が特にオススメするのは「赤死病の仮面」です。何度か映画化もされたこの作品、ポーの表現力により、色鮮やかで美しい悪夢のような光景が目に焼き付くようです。本全体では、字が大きめなので読みやすく、挿絵も想像をかきたててくれます。 | ||||
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最初はつまらなかったんですが、最後の方はすごヵったです。 読む本がない人にはおすすめです | ||||
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「モルグ街の殺人事件」は、あらゆる推理小説の源流です。探偵役とその助手、密室、論理的な帰結、などなど。今の推理小説からすると、謎が陳腐に思えるかも知れませんが、これが世界最初の推理小説であることと、謎の質より分析・推理の魅力を描いている点に注目すべきです。また同時収録の「落とし穴と振り子」は、推理小説ではないですが、宗教裁判で死刑判決を受けた男の、独房を舞台にした戦慄の体験を、芸術的な文章、明晰な描写、独自の雰囲気とストーリーで描き、ポーの才能の凄さを堪能出来ます。また翻訳も非常に良いと思います。同じ出版社から出ている「黒猫・黄金虫」もお勧め。 | ||||
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エドガー・ポーはイギリスを代表する怪奇小説家で、 この本の中の「モルグ街の殺人」は、 世界で初めての本格的な推理小説として、 文学史の上で名高い作品です。 「モルグ街の殺人」は、ある建物でおこった密室殺人のなぞに、 探偵のデュパンがいどむというお話で、 密室殺人のなぞは、予想もしない意外な展開によってとかれ、 事件はみごとに解決します。 怪奇小説が苦手な方も、推理小説がお好きなら、 ぜひ一読してみてください。 | ||||
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表題作の『モルグ街~』、とってもゾクゾクしました。 ラストの謎解明に至るまでが、もう!最高!! 犯人やトリックが(いま読むと)陳腐なのには目をつぶります。 なぜならそれを補って余るほど面白いから。 二番目に収められている短編『落穴と振子』も秀作。 描写が細かすぎてよく分からないけど、これも大目にみます。 だってこんなにスリリングな作品…他に読んだこと無いよ! この二つ以外の三つの短編は「?」って感じでしたが、 まあ、それもよしとします。 うーん。エドガー・アラン・ポー恐るべし。 文句なしに星五つ、贈呈します。 | ||||
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すべてのミステリーの原点となった作品。これからミステリーを書こうという人には避けられない作品でもある。この作品を読めば、トリックとは物語の中の人によって演出されるものだと納得できる。登場人物たちの苦悩が怪事件を生み出してるのだ。 | ||||
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