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聖アンセルム923号室



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聖アンセルム923号室の評価: 4.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

そのホテルの923号室で起きた、七つの悲喜劇。

それぞれのエピソードで主役を演じるのは、新婚夫婦、若い兵隊とそのガールフレンド、ギャングのボス、破産した男、駆け落ちした恋人たち、そして老婦人・・。
「1896年」
あくる日をその眼差しに押し包み 貴方はいってしまった
「1917年」
その狂騒の一晩 悪趣味な愛の神は親切だった
「1918年」
再会 純真さを失った世代の 気が合う伴奏者として
「1924年」
やがて来る きっと来る 心寒き最後の瞬間にそなえよ
「1929年」
誰かが言った 99回倒されても 100回目に立ち上がればよい
「・・・・年」
今はただ・・つかの間の幸福をむさぼれ
「1957年」
それで本当に幸福だったのですか 貴女の過した年月を想うとき 切なさが止まりません 
彼らのドラマというコーヒー豆を、マスター・ウールリッチが絶妙の味加減で私たちに淹れてくれました。もちろん一つ一つの味は別物ですが、人生のほろ苦さという点ではどれも同じです。ちなみに私には「1929年」という味が合っていたようです。
あなたはどれがお気に召しましたか?
聖アンセルム923号室 (ハヤカワ・ミステリ 506)Amazon書評・レビュー:聖アンセルム923号室 (ハヤカワ・ミステリ 506)より
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