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終わらざる夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
終わらざる夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全172件 61~80 4/9ページ
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第二次大戦終戦前後の千島列島最前線の攻防を描いた感動の名作。 | ||||
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上・中・下巻を通してのレビューです。読み始めは何故かスローペースに陥り、なかなかページが進まなかった。戦争末期の召集が主題だけに重苦しく感じたせいだろうか。それだけではなく、一人一人の人物描写があちらこちらに飛び、また、濃淡があるため落ち着けなかった事も一因である。但し、戦時中の動員計画やその運営等、戦記や戦時下の庶民生活に関するノンフィクションでは知りえない状況を読むことができ、これは収穫であった。 中巻では上巻に比べ登場人物が動き出したため、読書のテンポも進む。この勢いを期待して下巻に進んだが、ここから、東京、長野、占守、ロシアと舞台が度々入れ替わり、また、落ち着かない。ロシア兵の幻想はこの小説の主題の中で、どのような役割を果たしているのか不明のまま終わった。また、召集兵、応集兵、現役兵それぞれ魅力ある人物達なので、最後の場面をもう少し濃く描いて欲しかった。 日本兵、ロシア兵ともにポツダム宣言後の戦争状態の継続に疑問を持っているが、果たして最前線の兵士がこのような高度な外交的、政治的な情報を持ち、更に咀嚼できていたのだろうか。 | ||||
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浅田氏の小説は結構読んだと思っていますが、これまでのものに較べ読むペースが上がらず時間がかかっています。 氏の戦争観がにじみ出ているためか、幕末の3小説、壬生義士伝等のように一気には読破出来ませんでした。 浅田氏の小説は短編でほろっと泣かせるようなものが一番ですね。 | ||||
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あらすじとテーマを見て面白そうだと思い、読み始めました。最初から登場人物が多く、最後はどのようにまとめてエンディングを迎えるのだろうと、楽しみと不安を感じながら読みました。各登場人物もキャラが立っていて、上巻を読み終えたあと早く次が読みたいと思わせる内容です。ただ、下巻にはいると紙面が足りなくなって一気に交戦とエンディングになってしまったのが残念でした。各登場人物の最期も戦争の場合、あっけないものなのかもしれませんが。。。翻訳者の片岡が主人公かと思い、最後での出番を期待していたのですが、今一歩活躍できなかったのが、消化不良です。となると、大本営が終戦の通訳として派遣したという、大きなテーマも何だったのだと思い、そもそも一英語翻訳家を最前線で講和の使者にするという小説上の設定も、ありえないとなってしまいます。 個人的には、第二次世界大戦は日本はどう政治外交をすればよかったのか?という疑問を感じました。日清・日露戦争を大きな犠牲を払いながらも勝ったことから植民地と帝国主義という世論を得た。ただ、逆にその植民地と世論があったからこそ、第二次世界大戦が始まり、終わるに終わらせることができなかった。仮に日清・日露戦争に敗北していたら、その段階で日本は列強の植民地となってしまい、そもそもその後の日本はなくなってしまったのかもしれません。戦争をしないためには、どうすればよかったのかを考えさせられる本でした。 | ||||
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内容がわかりやすいので、すらすらとよめました。 題名もいいです、浅田次郎さんの作品はあたりばかりですね。 | ||||
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誰もがこの事実を知るべきだし、戦争終結と同時期に各地でどのような理不尽が行われたかを認識すべきです。 | ||||
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太平洋戦争末期の混乱した状況がひしひしと伝わってくる。秀作。 | ||||
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上巻を読んでいる途中でまだ感想までは行きませんが上巻がいいので面白そうです | ||||
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kinndle版の上中下巻、読み終わりました。 感想としては、結局こういう終わり方しかなかったんだろうか、と言う気持ちです。 まあハリウッド映画じゃあるまい、ハッピーエンドの戦争ものなんかあり得ないですけど、一部を除いてほとんど救いようのない結末のような気がしてちょっと気が滅入りました。 思い返してみるとこの作品、読み始めから、なんだがすごく重苦しい感じでなかなか先へ進みにくかったですね。 読んで楽しい戦争関連小説もないでしょうが、これから読もうとする方は覚悟と言うとおおげさですが、多少心構えが必要な作品だと思いました。 余談ですが、以前、AKB48のメンバーが本を読んで感想文を書くという企画でこの作品も含まれていました。AKBだと言って端からばかにしているわけではありませんが、若い世代にはこの作品の時代背景とか勉強してからでないと読むのがむずかしいかな、と思いました。 | ||||
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好きな作家で、何かを予感させるような素晴らしいタイトル、期待し過ぎてしまったようです。 | ||||
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終戦後の最北の地で行われた戦闘について,大変興味をもって読み進みました。ただ本当に書くべき題材のまわりに無理にいろいろは話をくっつけている感じで,読み進むのに疲れます。 | ||||
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特に後半,文章の緊張感が足りません。こんなに長く各必要があったのでしょうか。取り上げている題材が重要であるだけにもっとコンパクトにまとめてほしかったと思います。 | ||||
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読了後、一週間ほどは放心状態でした。この美しく切ない物語をどのように消化したらよいのか、分かりませんでした。 そして、一週間を経た今も、登場人物たちが私に語りかけてくるのです。 自分の頭で考えろ。理不尽さに屈するでねぇ。 戦争とは理不尽なものです。わけても、義のない戦争は虚しいばかりで、何も残りません。 今、日本は義のない戦争に巻き込まれようとしています。真実を知る努力をしなければいけないと思います。 「真実を知らなければ、このさき生きるとこも死ぬこともできません、ずっと理不尽に背を向けて生きてきたのですから、こんな理不尽に背を向けてまで生きたくありません」と、女子挺身隊員石橋キクの声が聞こえてきます。 『終わらざる夏』のなつ夏一番お勧めの本です。 | ||||
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正直、あまり面白くない小説でした。 小説としては、 これまでほとんど誰も焦点を合わせていなかった北方領土へのソ連侵略、しかも国際法上も許される事が無い侵略を正面から取る挙げている意欲作です。 しかし、浅田次郎にしては、まとまりがなく小説に入り込むような力強さもなく、 自分の読書力では、何を言いたいのか、作者のメッセージが読み取れませんでした。 もっとハイレベルな力が必要な小説なのでしょうね。 解説を書かれていた「梯 久美子」さんは、この小説は戦争文学の傑作!と評価していますが、 その筋の方々みると 傑作なのでしょうね…。 私にとってみると、私が読んだ浅田作品の中で1番つまらないさくひんでした。 もっと、読書力をつけるように頑張ります!………?! | ||||
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読み終わって、1ヶ月経ちますが、私の心を、今も占領し続けています。 | ||||
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私の、頭のなかにも、心のなかにも、私の総ての中へ、入って来て、何も他のことを、考えることも、行動することも、出来なく成ってしまいました。 戦争は、何もかも、理不尽なことだらけです。 | ||||
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上巻では、3人の占守島への旅を軸に、焼け野原の東京。西洋文化あふれる華やかな東京の翻訳出版社に勤める片岡は、いずれ妻とひとり息子とともにアメリカへ移住するのが夢だった。地元・盛岡の貧しい人々のため働いてきた志高き医学生の菊池、熱河作戦と北支戦線の軍神と崇められた車両運転要員の鬼熊である。 | ||||
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片岡譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指し、片岡ら補充要員は、千島列島最東端の占守島へと向かう。その孤島に残されていたのは、無傷の帝国陸軍、最精鋭部隊だった。―否応なく戦争に巻き込まれていく人々の姿を描く著者渾身の戦争文学、中編。 | ||||
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千島列島の孤島・占守島の缶詰工場で働く女子高生たちは、函館に帰る日を待ち望みながら日々を過ごしている。一方、片岡、菊池、鬼熊らも難儀したすえに占守島に到着。そこで3人は、日本が和平に向かっていることを大本営参謀から教えられる。片岡は妻に宛てた手紙で、戦争の真の恐ろしさについて語り、占守に侵攻しつつあるのは米軍ではなく、ソ連軍であった。 人間本来の温かな交流を織り交ぜつつ、物語は玉音放送を迎える。しかし、その翌日、占守にソ連軍が侵攻。凄惨な戦闘となる。 日ソ双方に多くの犠牲者を出し、占守島の戦いはついに収束する。残った日本兵はシベリアに連行された。肉体的にも精神的に厳しい生活に、菊池は生きる望みを失いかけるが……。知らないところで起こった戦争、教科書にも出てこなかった史実。 | ||||
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価格でキレイな度合はあまり期待はしていなかったが、想定以上であった。近くの古本屋でまず見つからないので 通販でぜひ欲しかった。手元までいくらかの時間を要したが、それも届くまでのたのしみであった。また利用する。 | ||||
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