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恐怖の谷
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恐怖の谷



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恐怖の谷の評価: 4.24/5点 レビュー 49件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt
Created with Highcharts 5.0.103件6.12%3件6.12%4件8.16%8件16.33%31件63.27%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 1~20 1/2ページ
12>>
No.40:
(5pt)

二部構成、ふたつの話としても楽しめる

最初に読んだのは相当昔である。今回、中古の美品(改訂版)が手に入ったので、早速読み返した。

第一部:イギリスの由緒ある城砦に住む当主が殺された。散弾銃で顔を撃たれ、目を背ける姿になっている。城砦の館の周りは水を張った堀に囲まれ、ずぶ濡れの怪しい人物は発見されていない。殺害現場の部屋には鉄アレイがひとつだけ残されている。悲劇が起こったにもかかわらず、当主の友人と当主の妻は何事もなかったかのように談笑している。クローズドサークルで起こった不可思議な殺人事件である。

第二部:アメリカの「恐怖の谷」と呼ばれる製鉄と炭鉱の街。ある若者がふらっとやってきて、警察といざこざを起こしたことでたちまち有名になる。この街は実質マフィアの親分のような議員が牛耳っていた。若者はこの集団に迎い入れられ、たちまち頭角を現す。数か月後、有名な探偵会社が刺客=エージェントを送ったことが明らかになる。

第一部のトリックは、物事を注意深く見られる人なら分かるであろう。第二部のトリックは、第一部を読んだ後ならオチを予想することは難しくない。第二部はミステリーというよりアドベンチャーである。「恐怖の谷」を牛耳る悪漢どもをどういうふうに「掃除」するかが見ものである。ここで終わらない。絞首台に送られることを免れた人物が、復讐にやってくる。

正統派ミステリーを期待する人は、第一部はともかく、第二部は「役不足」と感じるであろう。逆にハラハラドキドキ感は第二部の方が上手である。十分読み応えがある。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.39:
(5pt)

久しぶりに読んでみたくなり、購入しました。

時間つぶしに何か読んでみようかなと思い、色々調べていくうちに「シャーロック・ホームズ」を思い出し、購入しました。名作はいつ読んでも楽しめるものですね。
恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488101232
No.38:
(4pt)

面白い

ホームズは面白いです
恐怖の谷 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (角川文庫)より
4041086221
No.37:
(4pt)

事件に至る人の執念を感じた

英国のちょっと田舎のダグラス邸でダグラスが顔を散弾銃で撃たれて殺害された。ある男(モリアーティ?)からの暗号文でホームズにダグラスの危機を伝えていたが、間に合わなかった。そしていつものようにホームズは捜査し犯人を特定する。なお、この作品は二部構成になっており、前半はダグラス殺害事件を解決するもので、後半はダグラスの過去(これが事件と関係する)の物語となっている。ダグラスが殺害される理由は第一部では分からなかったが、第二部を読むと事件の真相が分かる構成だ。犯罪というのは刹那的なものではなく、過去も含めて長い期間にわたって関連してくるものであることが分かる。個人的には納得できないことなどあるが、これは個人的にホームズの長編作品が自分に合わないだけだろう。
恐怖の谷 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (角川文庫)より
4041086221
No.36:
(5pt)

おもしろい

かなり古いマンガですが小学生の時図書室で何回も借りました。今読んでもおもしろいです
シャーロック・ホームズ全集―まんが (第3巻)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズ全集―まんが (第3巻)より
4092331037
No.35:
(5pt)

面白い

よき
恐怖の谷  新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761844
No.34:
(5pt)

読みやすい訳文でした。

ホームズ物は、数社の本で何度も読んできました。本書を初めて読んだ時は新潮文庫版でしたが、他のホームズの本と比較し、読みにくかった記憶がありました。本書は2008年に出版されたので時間は経っていましたが、日暮氏の翻訳は初めてなので購入しました。訳文が自然で、ストーリーがスッと頭に入ってきます。今回はあっという間に読み終えました。「恐怖の谷」は、トリック・ストーリ―共、ミステリーファンの中では評価が高い作品だそうです。本書を読んでみて、なるほど、と思いました。また、訳者による注釈も初めて読む方には有用かと思います。
訳者の日暮氏は、米国の権威あるシャーロキアンの団体「ベーカー・ストリート・イレギュラーズ」のメンバーでもあり、豊富な知識の裏付けが翻訳にも役立っているのだと思います。
恐怖の谷  新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761844
No.33:
(5pt)

第一部は古い館の惨殺事件、第二部は一転してハードボイルド

ホームズシリーズの最後の長編作品である。
最初の長編である『緋色の研究』のように本書も二部構成となっており、第一部でホームズの活躍により事件の謎が解決し、第二部でその背景となった物語が語られる。しかも、第二部は独立したハードボイルドものであり、それ自体がミステリー仕立てで完結していて読み応えがある。おそらく著者コナン・ドイルは第二部の物語のほうに創作意欲をかき立てられ、それに第一部を書き加えてホームズシリーズに加えたのであろう。ちなみに、著者はアメリカで有名なバーンズ探偵の訪問を受け、その体験談を聞いて本書のイマジネーションを喚起されたという。

本書第一部は、堀と跳ね橋のある古い貴族の館で起きた惨殺事件の謎解きである。古い貴族の館を舞台にした作品はホームズシリーズにはいくつかあり、貴族の館特有のトリックがここでも用いられて劇的などんでん返しを効果的にしている。功を焦るスコットランドヤードの刑事たちと、ヒントを出すだけで最後まで謎解きをしないホームズとのおなじみのやりとりが生き生きとした臨場感を出している。
第二部は、一転して事件から20年遡ったアメリカの鉱山街での物語である。労働組合に名を借りた暴力組織の恐怖支配の実態がハードボイルドタッチで描かれ、これが表題の「恐怖の谷」のいわれとなっている。
なお、ホームズの宿敵モリアーティ教授が第一部とエピローグで事件の背後の存在として言及されるが、影の黒幕として暗示されるだけで、モリアーティ教授本人が登場する場面はない。「ホームズの宿敵」として有名な割にはシリーズ全体を通じて存在感がない。
恐怖の谷 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (角川文庫)より
4041086221
No.32:
(5pt)

第一部は古い館の惨殺事件、第二部は一転してハードボイルド

ホームズシリーズの最後の長編作品である。
最初の長編である『緋色の研究』のように本書も二部構成となっており、第一部でホームズの活躍により事件の謎が解決し、第二部でその背景となった物語が語られる。しかも、第二部は独立したハードボイルドものであり、それ自体がミステリー仕立てで完結していて読み応えがある。おそらく著者コナン・ドイルは第二部の物語のほうに創作意欲をかき立てられ、それに第一部を書き加えてホームズシリーズに加えたのであろう。ちなみに、解題によると著者はアメリカで有名なバーンズ探偵の訪問を受け、その体験談を聞いて本書のイマジネーションを喚起されたという。

本書第一部は、堀と跳ね橋のある古い貴族の館で起きた惨殺事件の謎解きである。古い貴族の館を舞台にした作品はホームズシリーズにはいくつかあり、貴族の館特有のトリックがここでも用いられて劇的などんでん返しを効果的にしている。功を焦るスコットランドヤードの刑事たちと、ヒントを出すだけで最後まで謎解きをしないホームズとのおなじみのやりとりが生き生きとした臨場感を出している。
第二部は、一転して事件から20年遡ったアメリカの鉱山街での物語である。労働組合に名を借りた暴力組織の恐怖支配の実態がハードボイルドタッチで描かれ、これが表題の「恐怖の谷」のいわれとなっている。
なお、ホームズの宿敵モリアーティー教授が第一部とエピローグで事件の背後の存在として言及されるが、影の黒幕として暗示されるだけで、モリアーティー教授本人が登場する場面はない。「ホームズの宿敵」として有名な割にはシリーズ全体を通じて存在感がない。

巻末の北原尚彦氏の解説では、当時から現在までのホームズ・パロディが網羅的に紹介されており、コナン・ドイルが創造したシャーロック・ホームズのキャラクターがいかに突出して興味を引くものであるかがよくわかる。
恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488101232
No.31:
(5pt)

きちんとしていました

期日通りに、丁寧な包装で届きました。商品も傷なしです。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.30:
(4pt)

推理と展開のふた味の面白さ

一部目は推理が、二部目は展開が面白い。二つの要素が楽しめる作品だ。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.29:
(5pt)

「ピンカートンって今でもこういう凄いことやってるのかなぁ」と思わず考えたくなってしまうのが、本作を読んだあとの率直な感想

コナン・ドイルが描くシャーロックホームズ・シリーズの傑作長編。ホームズ作品には4つの長編があるが、本作はその最後の4つ目の長編にあたる。小説の構成は「緋色の研究」や「四つの署名」と同じく二部構成で、第一部では事件発生と犯人確保まで、第二部では事件が起きるきっかけとなった物語が過去にさかのぼって描かれる。事件を単純な殺人事件や推理モノには終わらせず、背後に誰も予想できないような潜入作戦が隠されていたことが明らかにされ、最近流行りの言葉で言うならインテリジェンス小説とも評価することのできる、非常に興味深い作品である。
 サセックス州北部にある小さな村で、屋敷の主が散弾銃で顔面を撃たれて殺されるという事件が発生。ホームズとワトソンが調査を進める中で、射殺された主人は米国カリフォルニアから移住した人物だということがわかり、生前「『恐怖の谷』からまだ抜け出せていない」と語っていたこともわかる。第一部は、真相を知るものとして意外な人物がホームズの手腕により身柄確保されたところで終了する。
 第二部は事件より遡ること約12年(とは本文中には書かれていないが)、舞台はアメリカ合衆国。孤高の新参者マクマードは新しい土地に降り立ち、持ち前の度胸で土地の秘密組織に受け入れられ、すぐに頭角を現す。殺人と贋金づくりがバレそうになったため逃げてきたマクマードだが、彼を追うようにして顔見知りの警察官も現れる。組織の上司や仲間から信頼されるようになったマクマードは、徐々に組織の様々な活動に深く関わるようになるものの、組織の暗躍を阻止しようとする鉄道会社がピンカートン探偵局と契約して腕利きの探偵を組織に潜入させた、というショッキングな情報がマクマードの耳に入る。
 本作の中でピンカートン探偵局として描かれるこの会社は、アラン・ピンカートンがアメリカ合衆国で設立した実在の会社で、世界初の警備会社とも言われている。武装した社員を警備員や探偵として派遣するサービスで、その筋の人間の間では非常に有名な会社である。ピンカートン(探偵局だったか探偵社だったか)のエージェントは映画007シリーズにも登場するし、007で初めてピンカートンの名前を知ったという年配の日本人も多いようだ。ちなみに私は、ホームズ作品の本作でピンカートンを知ることになった。
 余談だが、「ピンカートン」という名前は、世界第二位のグローバル警備会社セキュリタスの傘下で現在も存続している。本作や映画007の中で描かれたピンカートンのイメージと同じとは言えないだろうが、ホームズファンや007ファンには見逃せない事実ではないだろうか。
 この文章の中でピンカートンを強調する理由は、本作の魅力そのものが、まさしくそのピンカートン探偵局から派遣された潜入捜査員の人物造形にあるからである。ピンカートンを語らずして本作を語ることはできない。
「ピンカートンって今でもこういう凄いことやってるのかなぁ」と思わず考えたくなってしまうのが、本作を読んだあとの率直な感想ではないだろうか。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.28:
(5pt)

読めば読むほど面白い

昔読んだのを思い出して買いましたが、名著はいつ読んでも面白いですね。訳も自然で良いと思います。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.27:
(5pt)

バスカヴィル家の犬に次ぐ傑作長編です

「緋色の研究」「四つの署名」「バスカヴィル家の犬」はいずれも2回またはそれ以上読んでいるのに、本作は今回はじめて読了。(→非常に血なまぐさい物語という評判のせいで今まで敬遠していたのだと思います)
じっさい読んでみると作品としての面白さは「四つの署名」「緋色の研究」以上だと思いました。長編としては「バスカヴィル家の犬」に次ぐ傑作でしょう。
巻末の解説を読むと、「バスカヴィル・・・」よりもこの作品の方に愛着をもつ評者もあるらしい。
なるほど、ホームズの推理が冴えわたる第1部のみならず、事件の背景をなす「恐怖の谷」の物語をえがいた第2部も、それぞれ独立したミステリーとして読めるところが秀逸です。

ただし、第2部で語られる、殺人集団 (スコウラーズ) の無軌道ぶりと残酷きわまる所業の数々、および殺人と暴力によるヴァーミッサ町支配には、終始ムカムカしっぱなしでした。
また、最初の登場場面から悪党の素質充分の無頼の冒険青年マクマードが、最後の最後でピンカートン探偵局の腕こきバーディ・エドワーズであることを明かす場面は、非常にあざやかなどんでん返し、読者の意表を突く展開だと感じる一方で、いささか無理があるのではないかとも感じました。

もっとも、バーディ・エドワーズが実は好漢ジョン・ダグラスであり、ダグラスが殺した相手こそ、憎んでも憎み切れない仇敵テッド・ボールドウィンであったところは、こいつの過去のすさまじい悪行を思い返してみて痛快でした。
いずれにしても、悪逆のかぎりをつくす殺人集団を活写している第2部の物語は私の好みからはほど遠いです。

第1部バールストンの悲劇にしても、銃身を短くした散弾銃で人の顔を至近距離から撃って滅茶滅茶にする、などという残酷なやり口は、はっきり言って嫌いです。たとえ殺された人物が、ジョン・ダグラスではなく、憎きテッド・ボールドウィンであったとしても。

しかしそれでも☆が5つなのは、あくまでも、ひとたび読み始めたらハラハラドキドキし通しで、最後のページまで一気に読了してしまう、超がつくほどドラマチックな展開に対する評価です。
第1部の殺人の残虐さや、第2部における悪党たちの悪行ざんまいに対して、好みの分かれる作品ではあると思われますが、シャーロック・ホームズファンあるいはミステリーファンなら是非一度は読んでおきたい傑作であることには間違いありません。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.26:
(5pt)

後半が面白いですよ。

ホームズシリーズの最後の長編。
短編も含めて、個人的に一番好きな物語だった。今までで一番トリック部分に驚かされたから。

前半より後半が面白かった。ギャング物語として普通に楽しめて、勿論ミステリとしても楽しめるので一挙両得。やっぱりホームズの長編って二部構成の方が好きだなあ。

モリアティを登場させたこと自体はいいと思う。「最後の事件」だけだと、ぽっと出のラスボス感が拭えなかったから。でもワトスンの健忘症……なんでここまで書いといてモリアティ忘れてんの? 笑ってしまった。いくら「最後の事件」執筆から二十年以上経っているから仕方ないと言えば仕方ないけど、なんで作者も出版社も誰一人矛盾に気づかないんだろう。この時代のイギリスって、編集者っていなかったんだろうか。
このあたりのことを書いたあとがきに「ワトソニアン」なる言葉がでてきてびっくりした。シャーロキアンは知っていたけど、ワトソニアンなる派もいたのか。気になって検索したが出てこなかった。日本のワトソニアンはネットからは距離をとっているのかもしれない。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.25:
(5pt)

「優しいうそ」の美しさ。そして運命を自覚して抗い続けた男の物語。

近代ミステリーの原点、シャーリック・ホームズもの最後の長編小説。
危機を予告する暗号手紙を解読したホームズとワトソン。するとその場へ報じられたのは、地方の名士の惨殺事件だ。現場となったバールストン村へと出向く第一部では、ホームズの冷静な頭脳が意外な結論を導き出す。それにしてもバーカー氏とダグラス氏の友情は見事だ。
第二部はダグラス氏の手記によるアメリカでの物語。胸を突くようなどんでん返しが魅力的な、これだけで一つの探偵ものとなっている。
・溶鉱炉の白熱の炎を吐く鉱山、鉄の結束「自由民団」に半ば支配された谷あいの村、自由の国で司法組織の機能しない恐怖の谷。20年前のある出来事が、ロンドンの惨劇に結びつく。
・見えない強敵、モリアーティ教授。二人の天才の盤上での頭脳戦はすさまじい。

仲間をかばう「優しいうそ」、そして運命を自覚して抗い続けた男の潔さは美しい。ホームズとワトソンにとって辛い結末ではあるが、「決着」に向けての決意は揺るがない。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.24:
(5pt)

ホームズ作品中、最高傑作かも

ホームズ作品中、個人的には最高傑作かと思いました。原文の英語と照らし合わせながら読んでいますが、翻訳のうまさに感心しました。読みやすいだけでなく、作品の持つ文体を損なわないように配慮がなされているのを随所に感じます。翻訳の良さもあって星5つです。
恐怖の谷  新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761844
No.23:
(5pt)

現在のホームズ全集の決定版

深町真理子さん84才。 卓越した女性翻訳家の最後のシャーロックホームズ個人訳全集になると思います。 非常にこなれた訳になっています。 そしてホームズ個人訳の全集としては,これが「最新」のものだと思います。2010-2014年に集中的に7冊訳されていますから。

Kindle版だと,文庫本よりかなり安くなっているのも有難いと思います。 いま現在のホームズ全集の決定版ではないでしょうか。

シャーロック・ホームズシリーズは,もう,この作品がどうのとか,そういうモノでは無いような気がする。 ホームズ好きなら,全巻持つだろうし,それなら一人の翻訳者による全集の方がいい。

深町真理子は,たぶん自分の最後の個人全集としてホームズ訳に取り組んだのだと思う。

深町真理子訳の全部のホームズ本に,同じ内容のレビューを書いたのは,「レビュー数を増やしたかった」からではない。 この最新の個人全集を多くの人に読んで欲しかったからだ。
恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488101232
No.22:
(5pt)

ありそうな鉱山の悪の支配(ネタバレしてます)

鉱山資源はお金になるから、ならず者が不当に支配する話はよく聞きました。
アメリカのテレビドラマでも、そういうアメリカの鉱山にスウェーデン美人が住んでいたりする話があって
悪の大きな組織が牛耳っていたりしたんだろうな、と思います。
この話では、その組織が、邪魔な人を殺しまくり!で、本当に恐ろしいです・・・
主人公が、生きるために悪人たちと渡り合いながら、少し悪も行いつつ生きているときは、
こんな地獄のようなところで生きていくには、進んでではないにしても、付き合いで悪に染まらざるを得ないんだなー、と思いましたが、
それは(ネタバレします)大嘘で、おとり捜査といいますか、悪人たちをだましていた、と後でわかると・・・
全くグレーな部分はなかったのか・・・と思うけれど、後で悪人に復讐されたのも、さもありなん・・・とも思ってしまいました・・・
悪に染まらないで何とか生きれる環境は貴重です。今の日本だって・・・いろいろ世知辛いです
有名なピンカートン社の探偵だって、鉄道利権絡みで、本当はかなりのあくどいことをやっていたと読みました。
人間って、きれいに生きたいけど、なかなか大変ですね。
恐怖の谷 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (新潮文庫)より
4102134085
No.21:
(5pt)

とうとう購入

他の全集を持っていたので(日本語・英語各1セット)購入を迷っていましたが、自分へのご褒美という名目で購入しました。 訳注が非常に多いので、単純にミステリーとして読みたい人にはお勧めしませんが、時代背景などが分かるので、より詳しくシャーロック・ホームズや19-20世紀のロンドンについて知りたい方には大変お勧めです。
恐怖の谷 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:恐怖の谷 (河出文庫)より
4309466176

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